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トライ小僧&カマラデリィー

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僕の幼なじみの友人が「トライ小僧」を作ってくれた。彼は能面彫り師である。すごく嬉しかったのだが、とりあえず、「反りすぎやろ!」と突っ込んでおいた。

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25日はラグマガの発売日でもあり、週刊少年サンデー超増刊号の発売日でもある。ラグビー漫画「アップセット15」は、東ノ宮が大差で敗れた因縁の相手曽根工業と対戦し、開始早々トライを奪われたあとのシーン。今回の試合の描写、リアルで読んでいて力が入った。ちょっと、自分がタックルしている気になったりして。

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同じく25日に、JSPORTSの解説陣の一人でもあるスポーツライター藤島大さんの著書「楕円の流儀 日本ラグビーの苦難」(本体価格1800円 論創社刊)も発売になった。藤島さんが、過去にさまざまな雑誌やホームページなどに書いた記事を集めたものなのだが、近年の日本代表の変遷も振り返ることができて面白い。

スズキスポーツのホームページに書かれたコラムも数本紹介されている。そこに「カマラデリィー」というコラムがある。世界のラグビー界でよく使われるCamaraderieという単語は、同志愛とも訳される。この中に紹介される伝説のSHガレス・エドワースのコメントがある。「試合後に敵味方入り乱れてビールを酌み交わすラグビー文化が消滅するのであれば、オープン化(プロ容認)には反対します」。それまでアマチュアの競技だったラグビーユニオンが、1995年、プロ容認のオープン化に踏み切った翌年のインタビューである。

実際にアフターマッチファンクションの文化は薄れつつある。藤島さんも危惧しているが、日本はあらゆるカテゴリーでアフターマッチファンクションを続けていかなくてはいけない。ガレスはこうも言っている。「いまのいままで戦った相手と尊敬の念を交わし、カマラデリィーを培い、お互いの理解を深めるのです」。それがラグビーなのだ、ということだ。2019年、日本でワールドカップが開催される。日本ラグビー協会は、「ノーサイドの精神を、日本へ、世界へ」を合言葉に、日本で独自に育まれてきたノーサイドという言葉を発信しようとしている。だからこそ、アフターマッチファンクションも大切にしていかなくてはいけない。トップリーグの試合後は行われているが、高校、大学とすべての試合で行われているわけではない。ビールではなく、ジュースとサンドイッチくらいでいいので、できるかぎり選手間の交流を大切にしてもらいたいと願う。

※ノーサイドについては、2008年12月1日の日記で書いていますので、コチラをどうぞ。

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    コメント

    村上様いいこといわれますなあ。そのとおりです。たとえ英国でNO SIDEの精神がなくなっても日本がその顰にならう必要はないです。私達は、しがない公立高校でしたが、三年の秋の地区予選の二回戦で勝ったあと、帰りにバス停でたまたま一緒になった相手校の三年生が涙を浮かべながら「次絶対勝ってください」と握手を求められたのに、そのあとの三回戦で逆転負け(藤島大さんの母校に)してしまい、あのバス停での握手に応えられなかったことを、その握手の相手に力及ばず負けて申しわけない、と報告できていないこと、を未だに忘れらません。そして、また、涙にくれる僕たちにNO SIDEの後、握手を求めてきて声をかけてくれた相手校(しつこいですが、藤島大さんの母校)の選手の礼儀正しさも覚えています。しかし、残念なことに、僕の母校も、藤島大さんの学校もラグビー部はもうないんです。僕らには精いっぱい、NO SIDEの精神を教えてくれた先輩がいるのに、それを同じグラウンドで伝える相手がいない、というのは本当にさびしいことです。せめて、次の世代に、プロ化になろうが、トライ王というタイトルができようが、強豪国でNO SIDEと言わなくなろうが、日本ではこの精神を継承してほしい、と思います。

    投稿: 緑 慧太 | 2011年1月26日 21:16

    大阪朝鮮の権選手の友情試合が月曜日の大阪毎日放送の夕方のニュースのなかで取り上げられてました。本当に権選手は嬉しそうに桐蔭の竹中選手からのメールをテレビに見せてました。竹中選手にもインタビューがあり、はじめて肉声を聞きました。竹中選手は筑波に、権選手は帝京に行くのですね。頑張ってください。

    投稿: ふくやん | 2011年1月26日 01:25

    神奈川県のラグビースクールの県大会(小学生)では、試合の後にアフターマッチファンクションと称して、レフリーと両チームの選手がミーティングをするイベントがありました。基本は戦った相手の良かった点を述べて、讃えること。
    2010年度から始まったように思いますので、全国的に一般的なのかどうかわかりませんが、良いイベントだと思いました。

    投稿: のぶさん | 2011年1月25日 21:09

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