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チャリティマッチ・ノーサイド

日曜日は、秩父宮ラグビー場に行っていた。「RUGBY:FOR ALL ニッポンのために!東日本大震災復興支援チャリティーマッチ 日本代表対トップリーグXV」の試合をJSPORTSで解説するため、そして終了後、ファンの皆さんも参加するアフターマッチファンクションの進行のお手伝いもした。観客席には、マーア・ノヌーの姿も。

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本日の観客数は6,626人。試合は、キックオフ直後からトップリーグXVが積極的に仕掛けて連続攻撃し、日本代表を防戦一方に追い込んだ。一緒に解説した清宮克幸さんも、「意地が見えましたね」と言っていたのだが、日本代表も絶対にトライさせない気迫だったし、トップリーグXVも日本代表を倒してやるという気概が見えた。チャリティーマッチということで、ある程度ソフトな試合になっても仕方ないと思っていたのだが、トップ選手たちのプライドが垣間見えて力が入る場面が多かった。

日本代表の先制トライは前半10分、トップリーグXVのゴール前まで攻め込み、スクラムを押し込んでボールを奪うとFL菊谷がインゴールへ飛び込んだ。スクラム、ラインアウトから日本代表が得点できたのは、急きょ集った選抜チームとの差だったろう。序盤に日本代表の流れを作っていたのは、機動力のある青木、畠山といったFW第一列に、FLリーチだった気がする。

しかし、個々のマッチアップは見応えがあった。最も客席を沸かせたのは、トップリーグXVのWTB山田だった。山田もこれに応えてインゴールからでも思いきって走り、ディフェンダーを振り切って気を吐いた。「インゴールからも走れるところは見せられたと思います(笑)」。

チームメイト対決もたくさんあったのだが、日本代表のNO8ホラニ龍コリニアシと、トップリーグXVの田邉淳が一対一になり、ここは田邉がしっかり止めた。「ちょっと緊張しましたよ」(田邉)。元チームメイトでは、日本代表CTB平浩二と、トップリーグXVのCTB仙波智裕の同志社大学同期対決。互いに絶対に抜かれたくない強い気持ちで戦っていた。後半になって、トップリーグXVのジョージ・グレーガン、箕内拓郎が登場したときも、スタンドは沸いた。スターが揃っているというのは、こういうことなのだろう。

箕内はじめ、大西将太郎ら2007年W杯組、そして、東芝のスティーブン・ベイツらの負けず嫌いの血が騒いでいたのも面白かった。こうでなくちゃ。トップリーグXVのトライは、後半32分の長友まで待たなくてはいけなかったが、そのトライに至る過程で、グレーガンが見事なボールさばき。一流の技を見せてくれた。

後半18分、日本代表のCTB今村雄太が、SOマリー・ウィリアムスのパスを受けて抜け出したプレーがあったのだが、試合後に確認したところ、あれはサインプレーの表のプレー。本当は今村がデコイランナーだったのだが、今村の前が空いたので、ウィリアムスが反応したものだった。お見事。

最終スコアは、49-7。マンオブザマッチは、3トライの菊谷崇。試合後、両チームが一つの円になって健闘をたたえ合っていたが、本当に日本ラグビーに携わる者が一丸となって被災地の支援、そしてワールドカップに向かっていく契機になれば嬉しい。そうならなければ、いけないと思う。

清宮さんは、「ジャパン、コンディションいいですね」とちょっと嬉しげで、「期待が持てるんじゃないですか」と話していた。6月に、いい練習ができたことが見て取れた。いったん引退していたのに、この試合のために来日してくれたジョージ・グレーガンは、「震災後の日本に対して、何かサポートができないかと思っていました。今回はそれだけでなく、W杯に向かう日本代表のサポートもできて嬉しく思います」とコメント。日本でプレーするのはこれが最後だという。

試合後は、メインスタンドのコンコースにて、アフターマッチファンクション。500円以上募金した人に300人限定でチケットを配布する方式で行われたため、入れなかった人も出る大盛況。試合後の選手が次々にやってきて、サインや写真に応じ、各チームからのプレゼント抽選会やチャリティーオークションで盛り上がった。オークションでは、オールブラックスのカーター、マコウのサイン入りオールブラッスジャージ(15万円で落札!)、スティーブン・ベイツ、ジョージ・グレーガンの当日のユニフォーム一式。トップリーグXVの全員のサイン入りのジャージなどが次々に競り落とされた。計37万6000円くらいだったと思う。この収益はすべて被災地に寄付される。

■試合結果
日本代表○49-7●トップリーグXV(前半28-0)

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    コメント

    チャリティーマッチとっても楽しかったです!村上さんにも会えたし・・・。
    Japanのメンバーすごく熱かったと思います☆
    サモア戦頑張って!

    投稿: KUMI | 2011年6月28日 08:27

    清宮監督がおっしゃるように日本代表、かなりコンディションがいいんじゃないでしょうか。オーソドックスなスタイルで派手さはありませんが、正確で素早いプレーが目に付きました。W杯2勝も大分現実的なのじゃないでしょうか。

    試合内容以外でひとつ。チャリティーマッチとはいえワールドカップ前の重要な試合を地上波で日曜の深夜2時から放映というのはちょっと。。。。サモア戦は深夜3時かららしいですね。熱心なファン以外誰も見ませんよそんなの。テレビ局側になめられすぎでしょう。協会はせめてワールドカップ本番はゴールデタイムで放映できるように努力して欲しいです。サッカーの女子ワールドカップですら生中継なのに。。。。。

    投稿: 伯爵 | 2011年6月27日 22:31

    菊谷選手のトライ後のパフォーマンスはいただけません。今後、慎んでほしいものです。

    投稿: tw | 2011年6月27日 10:49

    点差はつきましたが見ごたえのあるところもあり面白いゲーム!!....杞憂でした...『花試合』どころではなくシーズン中のような熱い試合でした。。
    村上さんも書かれてるように永友のトライへの過程でのグレーガンの捌きはすごかったですね、最後はミスが結局ラッキーになって防御に穴ができてトライになったように見えましたが、あそこはどう転んでもトライまでいけたでしょうね。
    最後の円陣のところは少し涙が出ました....

    投稿: kerikeri | 2011年6月27日 09:16

    今日私も観戦いたしました。
    両チームとも気迫のこもったプレーが随所にみられ、なかなか見応えのある試合だったと思います。
    アジア五カ国対抗の試合を見る限り大変心配をしていましたが、今日のJAPANはまずまずと感じました。

    7月に入りPNCがあります。
    サモア、フィジー、トンガ。に対しどんな試合をするのか?楽しみになりました。

    復興支援!!
    ラグビーを通して出来たのではないでしょうか。

    投稿: 元 単身赴任パパ | 2011年6月26日 23:08

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    日本代表vsトップリーグXVのチャリティマッチにて。日本代表と対戦するのがトップ [続きを読む]

    受信: 2011年6月28日 19:19

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