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激闘史ウエールズ

昨日発売された日本ラグビー激闘史は、1974-76年号。表紙は、1975年に来日したウエールズ代表のSOフィル・ベネットである。切れ味鋭いサイドステップを武器に活躍した選手だ。この年、ウエールズは五カ国対抗で優勝し、史上最強メンバーとしての来日だった。

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僕はこのとき10歳。京都ラグビースクールに通っていたので、大敗した日本代表について、友達から悔しい質問を受けたことを覚えている。しかし、このときのウエールズはすごすぎた。NO8マーヴィン・デイビス、SHガレス・エドワーズ、WTBジェラルド・デイビス、JJウィリアムズ、FBのJPRウィリアムズなど、伝説の選手がずらり。国立競技場の試合では、JJを石塚武生さんがタックルして倒し、試合後に胴上げされたほどのスーパースター軍団だった。9月24日に行われた最終戦の国立競技場が5万5千人。ウエールズは、来日5戦で約15万人の観衆を集めた。それだけプレースタイルに魅力があったということだろう。これに匹敵するチームの来日は、1987年のオールブラックスくらいだろうか。

今号のヒーローは原進。のちにプロレスラー阿修羅原となった選手だ。名門伝説は近鉄。全国社会人大会優勝8回、準優勝9回、日本選手権優勝3回という歴史は輝かしい。復活を望むファンが多いのは当然だ。近鉄歴代ベスト15を見ていて、フィリップ・ラヤシの名を発見。ラヤシ、すごかったよなぁ、たしかに。

ページをめくると、日本代表が初めてNZUに勝った試合の写真があるのだが、サントリーの有賀剛選手のお父さん、有賀健さんの勇姿が。1975年の日本選手権決勝は近鉄対早稲田大学で、6万人を超える大観衆。この1週間前にサッカーのベッケンバウアーがドイツのバイエルンミュンヘンで来日して5万5千人だから、ラグビー大したものである。

追記◎猛暑のなか、ふらりと下鴨神社へ。世界遺産の糺の森(ただすのもり)で、「第一蹴の地」の石碑を眺める。この森で京都で最初にラグビーボールが蹴られた。ときどき、ここに来て初心に帰る。

Simo

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    フィリップ・ラヤシ…確かに凄かったです。
    すいすい抜けるあのステップ。しかし…
    お酒入るととたんに単なるオヤジと化してしまうお茶目な人でした。チューハイ大好きなお方。
    いつか、「あの時」のメンバー集めてOB戦→飲み会してみたいものです。

    投稿: TAKU | 2011年9月 5日 15:58

    昔のオールブラックスやスプリングボックスなどの国際試合は素晴らしいディフェンスの応酬でノートライか1トライしか入らない試合が多かったのです、トライが少なくてもアッタクもディフェンスも素晴らしい試合です。現在のラグビーのゲームはディフェンスに重きを置かないのでバスケットのような点数ですよね。ラグビーの基本はディフェンスと思うのですよね。
    1975年国立競技場のメインスタジアムのタッチライン際をJJだったかJPRウィリアムスが私の目の前を赤いスポーツカーのようなスピードで走り抜けていきました。すごかった。フィル・ベネットもマーチン・デイビスも知っていたのですが、ガレス・エドワードの存在をその当時知りませんでした。来日していたのですね。国立の試合の後、アフターマッチファンクションでガレス・エドワードとビールを一緒に飲んだという人が友人にいたのです。羨ましい。

    投稿: 西藤道雄 | 2011年8月18日 21:50

    ほぼ毎日こちらのブログを拝読しています。

    私、東京在住ですが、京都で一番好きな場所、もしくは京都を訪れた際に必ず足を運ぶ場所を聞かれた時、「糺の森」と答えます。

    何度も訪れた場所ですが、京都で初めてラグビーボールが蹴られた場所とは知りませんでした。今度は、「第一蹴の地」の石碑を探してみます。

    投稿: coco | 2011年8月11日 22:34

     74-76年。生まれてない・・・。70-74年もそうですが。
     イングランド相手にノートライで3-6の健闘という事実・・・。
     そんな時代があったなんて。
     知識として、うろ覚えではありましたが。
     す、すごい。

     あ、70-74年の事でした。
     すみません。

     こんな、すごいチームの続き、読みたいです。 

    投稿: 曽根崎あかね | 2011年8月11日 18:21

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