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7人制&デフラグビーほか

月曜日は山のようにたまった仕事を前にパソコンに向かっていた。完全に耳から煙状態である。シンガポールにて行われていた「シンガポールクリケットセブンズ(11月4~6日)」に参加していた男子7人制日本選抜は、カップトーナメントに進出したものの、準々決勝でイングランドのペンギンズに敗退した。

■カップトーナメント1回戦
7人制日本選抜 19-5 パルミラ(オーストラリア)
■カップトーナメント準々決勝
7人制日本選抜 5-26 ペンギンズ(イギリス)

●男子7人制日本選抜 
1.オペティ・ファエアマニ、2.赤堀龍秀、3.ロテ・トゥキリ、4.シュウペリ・ロコツイ、5.江見翔太、7.◎豊島翔平、8.平川哲也、9.小澤大、10.坂井克行、11. 渡邊 太生、12.羽野一志(◎はキャプテン)

◎村田監督コメント
「予選プールを全勝し、さらに3試合シャットアウトで勝つことができでいいスタートが切れました。敗れたペンギンズは、昨年優勝チームということで集中して挑みました。しかし、ちょっとしたミスから出鼻をくじかれ、一気に得点を重ねられました。勝ちたい試合でしたが、負けの中にも、若手選手はある部分で自信も得られたと思います。大会を通して、ディフェンスがよく機能していたと思います。しかし、最後の試合は全部ミスから切り替えされ、急なプレッシャーの変化についていくことができませんでした。今回のチームは、豊島、坂井が活躍したことはもちろんですが、U20日本代表を経験するなどして、羽野や江見に成長を感じました。赤堀も初めての参加にも関わらず、外国人選手相手に競り負けないプレーを見せてくれたと思います。しかし、一人ひとりが強くならないと、世界の7人制では上にいけないことを、皆痛感したのではないでしょうか。現地日本人の皆さんのサポート、声援も大変ありがたかったです。応援ありがとうございました」

デフラグビー(聴覚障害者ラグビー)広報の柴谷晋さんから、豪州選抜来日試合の情報を送っていただいた。11月5日、11時30分キックオフ(名古屋市瑞穂公園ラグビー場)で行われた試合では、3対22で日本選抜が豪州選抜に敗れた。ただし、2002年には、7対80で敗れており、大健闘とのこと。

◎マッチレポート抜粋
「両チーム入場後、オーストラリア選抜チーム、サイレント・ナイツの選手によるオーストラリア原住民アボリジニの伝統儀式、そして両国の国歌斉唱が行われ、会場は国際試合の神聖な雰囲気に包まれます。その後両チームが気合十分の円陣を組み、オーストラリアチームのキックオフで試合がスタート。体格で日本選抜をはるかに上回るオーストラリア選抜は、試合開始早々から猛烈な突進で日本選抜に襲い掛かります。それでも献身的なタックルや、フォワードの頑張りでスクラムも持ちこたえ、日本選抜はそう簡単にゴールラインを割らせません。
 しかし、開始15分、身長195cm、体重95kgの大型フルバック、ウェイド・ペンフォールドのカウンターアタックから50mの独走を許し、その後インゴールに蹴られたパントを13番クレイグ・マーテン選手が押さえオーストラリア選抜が先制、ゴールは外したものの、もしや一方的な展開になるのでは・・・と嫌な予感がファンの脳裏をよぎります。
 しかし、ここから日本選抜が信じられないような粘りを見せます。体格や突進力に物を言わせ襲い掛かるオーストラリア選抜に対し、日本選抜はまさに全員ディフェンスで低く粘りのあるタックルを浴びせます。痺れを切らしたオーストラリア選抜が自陣10m付近でノーバインドタックルのペナルティー、この約45mはあるPKを日本選抜13番大塚選手が見事に決め、3点を返し食らいつき――」

 次回の対戦は、11月12日、11時キックオフ(花園ラグビー場)。この日はトップリーグの近鉄ライナーズ対ヤマハ発動機ジュビロ戦も行われる。早めに行って、みなさん、ぜひご観戦を。

プチお答えします◎コメント欄に、トップリーグのマンオブザマッチについて違和感ありとのご質問がありました。僕も同感です。トップリーグのマンオブザマッチは、活躍の顕著だった選手を表彰するために始まりましたが、その基準は「勝利に貢献した選手」という考え方がベースにあったと思います。この件については、勝者チームから出さないでもいいのではないかという意見は報道陣などからもずっと出ていますが、そのままになっています。来季からはぜひ見直してほしいところですね。また、MVPも、これまでは優勝チームから選出されていますが、こちらも見直すべきだと思います。

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    コメント

    NZでは危険な事やケガがカッコいいという風潮があります。日本は少子化で危険なことをさせられないという風潮だと思われます。以前は金曜のゴールデンタイム、土曜の夕方にやってたプロレス中継も土曜の深夜30分だけになりましたし。SANZARのCEOがトライネーションズにアルゼンチンが加わった様に、スーパーラグビーに日本から参加の可能性を言及してました。日本のシーズンは短いし、NZのNPCみたいにトップリーグがセレクションになり、日本から関東、関西、出来れば九州からもスーパーラグビーに参加し、それがまたセレクションになりジャパンを選べば強化になると思います。

    投稿: ドニントンパーク | 2011年11月 9日 21:39

    今回のW杯、ABs戦に二軍を出し、選ばれた選手もモチベーション的に厳しかったと想像しますが、ラグビーは憎しみのない戦争とも言われますが、憎しみや怒りをぶつけるのが良かったと感じてます。具体的には身の回りことでも何でもいいのですが、個人的には日本の領土を牛耳ろうとしている国です。そういう人と戦うとなると死んでも負けられないと感じるからです。百年位前のABsの名選手のジョージ・ネイピアは最初タックルが苦手でしたが、ラグビー中にケガをし、その復讐心からタックルが怖くなくなったようですし。今回のNZ大会、元NZ協会会長のホブスは、IRBの名誉を汚さない大会にしなければなず、そのために国中が頑張ったと発言しましたが、日本大会を成功させるのは代表もそうですが、ラグビーファン一人一人にもあると感じました。ただ、バレーボールみたいにジャニーズで盛り上げようとするのは反対です。以前、海外のバレーボール関係者に、「運営も集客も良い。しかし、あの少年達はなんとかならないか?」と言われたし。

    投稿: ドニントンパーク | 2011年11月 9日 13:05

    ラグビーはコンタクト前提の80分のゲームだから民族的に日本人は不利。格闘技は体重別が多いし。日本国内でFW勝負のスタイルは日本人には有効でも世界には通用しない。指導も画一的になりがちで個人の能力を伸ばす指導は少ないと感じます。学校単位で組織的に戦い、負けるとラグビーから卒業せざるを得ないし。NZも人口四百万人位ですが、男なら誰しもABsに憧れるし、学校意外にクラブもある。日本の学校では得てして先輩が卒業したからレギュラーに選ばれがちですが、クラブと平行してると力さえあればシニアに選ばれ揉まれ良い選手になります。ABsの中には10代でシニアのキャプテンを務めた人もいます。エディーさんは日本人の長所である小さい故のアジリティを生かしたゲームをしたいらしいので期待したいです。選ばれた日本生まれじゃない代表の人は悪くないですが、代表の試合に観客が少ないのは日本生まれの人が少ないのも原因だと思われます。日本生まれの人がそれなりに居て、強く工夫に溢れた魅力的なラグビーを期待したいです。

    投稿: ドニントンパーク | 2011年11月 9日 11:40

    いつも楽しみに拝見しております。これからラグビーの季節ですね。それでひとつ質問です。

    1980年代の高校ラグビーはすごく盛んでした。テレビ中継もありよかったです。そのころの高校ラグビーの録画ビデオを探しているんですがどうしても見つかりません。どうしたら入手できるでしょうか?特に1988年から1990年くらいのものが見たいです。

    高校時代工大でラグビーをしていたのですが、村上さんは榊さんや藤井さんと同期ですか?

    投稿: コラム楽しみに拝見しています。 | 2011年11月 9日 08:38

    村上様

    いつも楽しませていただいています。

    TL、大学等の時節の話題も良いのですが、このBlogのみならず、WC2011で大きく期待
    を裏切ったカーワンジャパンの足跡、WC敗戦
    の解析、また新コーチ人選を含む再建策
    に関しての議論・報道があまりにも少ないと感じます。

    それが日本のラグビー界の今と2019年までの
    方向性に取って圧倒的に重要なテーマであると感じます。外国人の多いジャパンに我慢して、ひたすら勝利を信じて来たファンが非常に
    多かったと思います。

    このワールドカップの結果を突きつけられると
    暗澹たる気持ちになるのは決して私だけでは
    無いと思います。

    もう何回そのように思ったか記憶に有りませんが「今回だけは」根本的な改革をして強い
    ジャパンを築いて欲しいと願っており、村上
    様を含む発言力、影響力を持つ方々には
    是非オープンな議論、「激白」をして頂きたい
    と感じます。

    現在仕事でアイルランドにいますが、この人口
    400万程度の国がオーストラリアを破り、トンガがフランスを破るのに際して、祝福する前に
    「なぜ日本が出来ないのだ?」とショックを
    感じました。

    よろしくご検討願います。

    投稿: アイルランド在住ファン | 2011年11月 8日 19:49

    村上さん、毎日楽しみにコラム、目を通してます。ところで現在TLは、ローカルエリアで2~3年に一度、陸上競技場に無理矢理人口芝を敷いて、行われています。このような場合は、マッチコミッショナーMOMを決定します。この時に基準が広義になると、現在の流れなどから、推察するに反対意見やクレームが沢山飛び交う可能性は否めません。また、ご当地選手がいる場合もあるでしょう。
    そうなると、勝ちチームから、無難に選出した方がベターと思います。いつもいつも日本協会の偉い人が決めるようになったら興ざめだし。日本国内は広いです。報道関係者だけでなく、ラグビー競技が幅広く普及していく方向なども考えて下さい。

    投稿: ローカル地方のファン | 2011年11月 8日 15:17

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