« 2011年5月1日 - 2011年5月7日 | トップページ | 2011年5月15日 - 2011年5月21日 »

2011年5月8日 - 2011年5月14日

UAE戦結果&大畑勝利への提言

金曜日の夜は、日本代表対UAE代表戦が、ドバイで行われた。日本代表は直前になって、先発予定だったLOトンプソンルークが体調不良でジャスティン・アイブスが先発。リザーブに谷口到を入れての試合となった。

アジア五カ国対抗も3戦目ということもあり、日本代表は立ち上がりからコンビネーションよく、前に出たラックから素速いテンポで攻め続けた。開始直後のトライはスクラムを完全にコントロールして、SOアレジが一対一の相手をかわしてのもの。序盤は安定したセットプレーからのトライが続いた。この日の日本代表は、自陣からはアレジのキックで陣地をとり、無理なくゲームを運んだ。

過去2戦では連続攻撃の中でミスが多かったのだが、この試合では、最後までつなぎきる場面が多かった。UAEの圧力が弱いこともあるのだが、BKとFWのつなぎ役としてマイケル・リーチの働きが大きかった。アクロバティックなパスも含め、リーチでなければつなげないようなシーンは多々あった。SH日和佐、SOアレジのコンビもよく、日和佐のフラットなパスにアレジがタイミングよく走り込んでトライが生まれた。

攻め込まれた時の反則の多さ、点差が開いた後半は攻撃中もミスが多発するなど、上出来とは言えないが、有賀、遠藤が怪我から復帰。調子が上向きの選手が多く、少しずつ状態が良くなっているのを確認できる試合だった。初出場の宇薄は4トライ。

ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ
「1試合目、2試合目に比べてよくなってきました。ラックやハンドリングの部分、ボールコントロールもよくできていたので、ある程度は満足しています。まだ細かいミスがあるので、残りのスリランカ戦で修正していきたいと思います。特にブレイクダウンや、50/50(フィフティフィフティ)なパスの部分などを、しっかり練習して次に臨みたいと思います。やりたいことができていました。そこは評価しています」

大野 均ゲームキャプテン
「今日の試合ではゲームキャプテンに指名され、チームのキーワードでもある『我慢』を念頭に試合に臨みました。
震災の被害に苦しむ福島県、そして日本の皆さんへ勇気を届けようと選手それぞれが、80分間戦ったことで、100点を超える結果を導けたのだと思います。アジアの代表として恥じない試合をするために、引き続きしっかりとした準備をして、ワールドカップに臨みたいと思います」

宇薄岳央選手
「4トライ獲れたことは自分の力ではなく、みんながボールを動かしていたからです。日本代表として初キャップ、試合に出場できたことは大変良い経験となり、良い思い出となりました。これを機会に今後も自分自身のプレーを最大限生かせるよう、もっと上のレベルを目指して頑張っていきたいと思います」

◎日本代表対UAE代表結果
日本代表○111-0●UAE代表(前半57-0)

お知らせ◎JSPORTSのサイトで、「大畑大介 勝利への提言」と、「ラガーマンの経営・仕事術のページ」がオープンした。後者は、ラグビー経験者で企業などのトップで活躍する方々が登場する。初回は、元早稲田大学ラグビー部キャプテンでシブヤ大学学長の左京泰明さん。
http://www.jsports.co.jp/tv/rugby/wc2011/ohata/index.html

http://www.jsports.co.jp/tv/rugby/wc2011/president/index.html

| | コメント (2) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

堀江選手帰国&第二次パートナークラブ

アジア五カ国対抗のため、ドバイに遠征中の日本代表選手のなかで、堀江翔太選手(パナソニック ワイルドナイツ所属)選手が右足関節障害の治療のため12日に帰国することになった。

平成23年3月9日付けで公募を開始していた「セブンズブロックアカデミー」の第二次パートナークラブが決まった。
昨年発表されたJRFU戦略計画2010-2019に掲げられる「日本ラグビーの国際力を高める」ため、7人制、女子の強化推進及び、ラグビーファミリーを増大させるための地域活性化策の推進の一環として、パートナークラブを募集していたもの。

7人制ラグビーの普及、強化に協力するクラブチームを「パートナークラブ」として認定し、日本協会・地域協会及び都道府県協会との協力体制のもと選手の発掘、強化拠点として活動していく。今回は、下記の4チームが認定された。説明には次のようにある。

◎関東ブロック
東京都:Rugirl-7
昨年度設立された女子チーム。複数企業からのサポートを受けて活動。現女子7人制日本代表主将藤﨑朱里所属。元日本代表増保輝則氏がスーパーバイザーを務める。

◎近畿ブロック
奈良県:天理ラグビークラブ
天理大学、天理高校など天理市内12チームを統括する組織。単独チームではないが、子供から大人まで広く受け皿として対応可能。また、施設面、運営組織面も充実。

◎九州ブロック
福岡県:福岡ラグビーフットボールクラブ
「福岡ユース」「福岡レディース」として活動していたチームを合併し、新たに「セブンズクラブ」を含む「福岡ラグビーフットボールクラブ」を新設。コカ・コーラウエストより、グラウンド使用・コーチングについて援助を受け活動予定。
熊本県:熊本サンデーズR.F.C.
九州トップクラブリーグ所属の地元伝統クラブ。クラブ主体でラグビーフェスティバルを開催するなど地域のラグビー普及に貢献。国体選抜チームにも多くの選手を輩出している。

お知らせ◎13日の23:30から、TBS系のニュース番組「News23クロス」で「被災したラグビー選手の誓い!」が放送される。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

激闘史&デフラグビー情報

水曜日は日本ラグビー激闘史の発売日だった。今回は、1996年度シーズンを特集した第17号。東芝がPKから積極的に仕掛ける「PからGO」で頂点に立ったシーズンだ。もっとも、チーム内では「PからGO」という言葉は使っていなかったみたいだけれど。第34回日本選手権の記事を読んでいると、「HO薫田真広が先制トライ」とか、「肋骨骨折により欠場した村田亙に代わり先発した瀬川智広がタイミングよくパスをさばき」など、歴代監督も登場する。

17

明治は、この年、北島忠治監督が逝去。黒い襟で戦い、大学の頂点に立った。斉藤祐也選手が1年生でLOで出場している。早稲田の監督は故人となった石塚武生さんである。懐かしいメンバーだ。ヒーローは、梶原宏之さん。この本、最初の見開きの写真がいい。元木由記雄、伊藤剛臣、桜庭吉彦の集中力を感じることができる。


日本聴覚障害者ラグビー連盟広報の柴谷晋さんから嬉しいメールが届いた。

【この秋、オーストラリアのデフラグビーチームが来日し、対戦することになりました。以前からお伝えしていたように、この夏フィジーにて予定されていた、パシフィック大会は、日本、およびNZでの地震の影響により、延期が決定。しかしながら、震災直後、オーストラリアから来日希望がありました。さらに、復興支援活動を手伝いたいとの提案もいただきました。日本のデフラグビーは、これまで二度海外遠征をしていますが、国内での国際試合は初めてです。地震に負けてたまるか、と準備を進め、日本ラグビー協会からもサポートを受け、このほどオーストラリアラグビー協会から、正式な遠征の通達がありましたので、今日のご報告となりました。記念すべき試合は、11月上旬。試合会場は未定です。決まり次第、お伝えします】

| | コメント (6) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

UAE戦日本代表&7人制情報

今週、13日(日本時間14日1時)に行われるUAE・ドバイでのアジア五カ国対抗2011 UAE代表対日本代表戦の日本代表出場予定メンバーが発表になった。宇薄が初キャップとなる。ゲームキャプテンは大野均が務める。

◎対UAE代表戦出場予定メンバー
1平島久照、2湯原祐希、3藤田望、4 ◎大野均、5トンプソンルーク、6菊谷崇、7マイケル・リーチ、8ホラニ龍コリニアシ、9日和佐篤、10ジェームス・アレジ、11宇薄岳央、12ライアン・ニコラス、13上田泰平、14遠藤幸佑、15有賀剛/16木津武士、17畠山健介、18ジャスティン・アイブス、19タウファ統悦、20田中史朗、21ショーン・ウェブ、22立川剛士

●ジョン・カーワンヘッドコーチ
「福島原発の最前線で、危険を冒しながら、毅然と立ち向かう人々の姿を見て、日本代表は勇気とパワーをもらいました。福島県出身である大野選手をゲームキャプテンにしたのは、日本代表をリードすることで、今度は被災により避難されている方々へ、全力プレーで勇気を届けたいと考えたからです。UAE戦は、香港戦と同様に、フィジカルでプレッシャーの激しいゲームになりますが、試合の結果よりも、日本代表のレベルを確かめたいと思います。第2戦目のカザフスタン戦では、多少ミスもありましたが、FW/BKとも個人スキルは良くなってきました。また若手選手(谷口、木津)たちの活躍も目立ちました。次のUAE戦では、チーム全体を通して、完成されたパフォーマンスを期待しています。選手たちには、日本ラグビーのレベルアップをぜひ示してほしいと思います」

●大野均(東芝ブレイブルーパス所属)ゲームキャプテン
「今のラグビー日本代表チームのキーワードは、我慢です。今もなお、大震災で被災され、避難を余儀なくされている方々にもあてはまる言葉だと思います。その「我慢」を、我々日本代表がしっかり試合のなかで体現して結果を残し、少しでも元気で明るいニュースを多くの皆さんに届けられるよう全力で試合に臨みたいです。また対戦相手であるUAE代表は、フィジカルなチームですが、試合をやる以上、日本代表もフィジカル面で競うことで、日本ラグビーを次のレベルに引き上げ、勝利へと導きたいと思います」

男子7人制の日本代表セレクション合宿が5月12日~15日まで味の素ナショナルトレーニングセンターなどで行われる。この合宿を経て、代表に選出された選手は、5月26日からの7人制日本代表合宿に参加し、29日に開催される「セブンズフェスティバル2011」に出場する予定。参加メンバーには、トヨタ自動車の山内貴之や近鉄のレプハ・ラトゥイラ、東芝の豊島翔平らら経験ある選手も含むが、多くがこれからの7人制日本代表として期待される若い選手達。大学生も多く、早稲田の井口剛志、明治の堀江恭佑、佳久創、筑波の1年生竹中祥らがいる。そして、スポットコーチとして、向山昌利、淵上宗志、後藤翔太ら、若い元日本代表選手達がいるのも注目点。期待感漂うメンバーである。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ジャパン日程変更&15日のこと

日本代表の合宿スケジュールなどが変更になった。パシフィックネーションズカップがフィジー開催になり、6月26日に秩父宮ラグビー場でチャリティマッチが開催されることにより、6月から北海道・ニセコにて実施する予定だった強化合宿が、6月前半の合宿が宮崎(6月1日~10日)、後半は東京(6月21日~7月3日)で合宿することに変更となった。

5月15日は各地でラグビーイベントがあるのだが、岩手県の盛岡南公園球技場では、「第46回IBC杯ラグビー復興支援試合 絆 いわて ふるさとは負けない!」が開催される。11:10から、秋田工業高校 対 黒沢尻工業高校、13:05から、関東学院大学 対 釜石シーウェイブスの試合がある。この他中学生の試合や、チャリティイベントもある。林敏之さんら元日本代表選手も駆けつけるようだ。

近鉄花園ラグビー場では「関西ラグビーまつり」。近鉄花園ラグビー場で、9:30~17:00 。12:00から、関西学院大学 対 慶応義塾大学、14:00から、同志社大学 対 早稲田大学。そして、同日の秩父宮ラグビー場では、「青山スポーツまつり」がある。青山スポーツまつりは、神宮外苑周辺に国立競技場や神宮球場、秩父宮ラグビー場の3つの大きなスタジアムが存在し、青山の街がスポーツと深く結びついていることから始まったイベントで今年で第5回目。こちらは入場無料。

詳細はコチラ。
http://www.rugby-japan.jp/news/2011/id10319.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

宇薄選手UAEへ&新潟大&御所実業

現在「HSBCアジア五カ国対抗2011」のため、UAE・ドバイへ遠征中のラグビー日本代表に宇薄岳央選手(東芝ブレイブルーパス所属)が追加招集されることになった。平選手の負傷によるもの。宇薄選手は、10日、日本代表チームに合流する。

日曜日はどこにも取材に行けなかったのだが、東日本大学セブンズ2011では、東海大が3連覇。コンソレーション(敗者トーナメント)では、国立の新潟大が同準決勝で早大を破ったという。サンケイスポーツによれば、新潟大は2年生以上の部員がわずか22人。増田宇宏主将が、「すごいことをしてしまった。ビックリしています」というのも微笑ましい。観戦していた人に話では、秩父宮ラグビー場、大いに沸いたらしい。見たかった。

月曜日は、奈良県の御所実業高校に行ってきた。ラグビー部監督の竹田寛行先生に、いろんなお話しを聞いた。日本代表の菊谷キャプテンは卒業生なのだが、「彼はナチュラルなリーダー。高校のときもキャプテンではなかったが、結局、彼が一番よく話をしていた。それも今のプレーがどうこうではなく、次の準備のことを話すんです」と、教え子の活躍が嬉しそう。竹田先生は、常に次のプレーの準備をすることを教え込んできたという。

部員2人の時代から、打倒・天理を目指し、「あきらめたら終わり」と、強豪チームを作り上げる話に感銘を受けた。元気が出る話をたくさん聞かせていただいたのだが、「ラグビーは人生の支えになるスポーツ」という言葉が印象に残った。写真は、竹田先生が赴任した当時の1年生で、今は部の顧問になっている中谷圭先生(右)と竹田先生。

Takedanakatani

追記◎平安神宮から南へ伸びる神宮道にある「青蓮院」のライトアップに行く機会を得た。まずは巨大な楠に度肝を抜かれるのだが、文字通り青く照らされている壁を見ながら中に入り、広大な敷地に広がる庭園やふすま絵などを堪能した。竹林も見事。

Shorei


| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カザフスタン戦結果

アジア五カ国対抗に参加する日本代表は、5月7日、タイのバンコクでカザフスタン代表と戦い、61-0(前半28-0)で勝利。通算成績を2戦2勝とした。

バンコクのナショナルスタジアム。キックオフ前には東日本大震災の犠牲者への黙祷が行われ、日本代表選手は左腕に喪章をつけて臨んだ。4月30日の香港代表戦では不甲斐ない戦いぶりだった日本代表は10名のメンバーを変更。ただし、ジョン・カーワンヘッドコーチは、この大会では多くの選手に出場機会を与えると公言しており、予定通りのメンバー編成だろう。

前半2分、日本代表はFB田邉が先制トライ。LOトンプソン、FL谷口、NO8菊谷らがよく前に出ながら、テンポ素速く攻めたもの。ラックでいいボールが出せなかった香港戦から、この部分を修正したところが見て取れた。しかし、その後は、高温多湿で汗が出やすいこともあってハンドリングエラーが多くなり、ドライビングモールからのHO木津のトライなどで前半は28-0というリードに留まった。

後半に入ると、木津のこの日4トライという活躍や、途中出場のLOアイブスの好プレーもあり、徐々に点差は広げたが、ラインアウト、キックオフディフェンスの乱れなど、ミスは減らなかった。W杯イヤーの最初の段階なので、ある程度上手くいかないことがあるのは仕方ないのだが、W杯で勝つために一戦一戦課題を減らしていってもらいたい。

ジョン・カーワン日本代表ヘッドコーチ
「畠山のキャプテンシーは大変良かったです。木津に関してもテンポよく攻撃できていました。今日の試合の成果はラックとスクラムが香港戦よりも良かった点です。ボールをもう少しオープンに回していけば、もっと点が取れていました。今日の試合はラインをうまく生かすことができなかったので、修正し、次の試合に臨みたいと思います」

畠山健介ゲームキャプテン
「今回のゲームキャプテンに指名してくれたジョン・カーワンヘッドコーチに感謝します。キャプテンとして、負けられないプレッシャーがありましたが、思い切った充実した試合ができ、満足しています。自分以上にチームのみんなが80分間我慢して、勇気あるプレーを見せてくれたと思います。東北にはまだまだ助けが必要です。今後も日本代表選手として、日本だけではなく、全世界の人たちにこのたびの東日本大震災のことを伝えていきたいと思います」

追記1◎カザフスタン戦で、日本代表のCTB平浩二選手(サントリーサンゴリアス所属)が右足首関節捻挫のため、8日に帰国することとなった。

追記2◎タイの競技場には1000人以上の日本人のみなさんが応援に行ったそうだ。現地の知人が連絡をくれたのだが、日本人会ラグビー部でポスターを出し集めたらしい。日本代表選手を勇気づけたことだろう。

Japanbank

| | コメント (0) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2011年5月1日 - 2011年5月7日 | トップページ | 2011年5月15日 - 2011年5月21日 »