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2011年8月14日 - 2011年8月20日

菅平、中竹さん他

土曜日は早朝、京都駅からのぞみに乗って東京に向かった。6時前だと、売店は開いていない。そして、10時過ぎ、上田駅に到着した。4時間かからないなぁ。ここで中竹竜二さんと合流。「寒いねぇ」が第一声。菅平高原は15度だそうだ。縁あって、早大OB選手のご両親に送っていただく。まずは、サニアパークで、NPO大阪ラグビーネットワーク主催のトークイベントに臨む。かい氷が無料で振る舞われることになっていたのだが、あまりの寒さに撤収。南野代表、残念でしたね。

午前11時半からトーク開始。日本ラグビー協会のコーチングディレクターを務める中竹さんに、この仕事内容や日本ラグビーの一貫指導体制などについてうかがう。海外の強豪国を例にとったりしながらの刺激的な話が多く、お客さんも引き込まれていた。中竹さんが提唱する4H(低く、速く、激しく、走り勝つ)は、「料理の材料みたなものです」と前提であることを説明し、それをどうさばくかはコーチの腕の見せどころと話した。

現在、リソースコーチは30名ほど。「日本Aの薫田さん、コーチの瀬川さん、元木さん、セブンズの村田さんなど、日本代表クラスに関わっている人はみんなリソースコーチです。人材バンクようなものと思ってください」などなど、システムを説明し、子供達や、中学、高校生にどういうことをやってほしいかという話が続いた。若いときに大事なことは、ラグビーの戦略、戦術の前に、効率のいい走り方など誰もが共有できる基礎的なことで、それを浸透させている段階のようだ。現在のU17、U18の選手達はそういう練習ができているので、「今後のU20などを指導するコーチは楽になるはず」とも話していた。

とにかく、日本ラグビーの未来をなんとかしようという意欲を感じた。これが専任のコーチングディレクターをおいた効果なのだと思う。世界のラグビー界では当たり前になったコーチングシステムをどんどん日本に紹介し、日本流にアレンジして取り入れてほしいと思った。希望がわく話だった。そして、僕は写真を撮り忘れた。

このトークイベントは、菅平の医療活動をする診療所に寄付をするためのチャリティイベントでもあり、参加者のみなさんも趣旨を理解し、たくさんの浄財が集まった。みなさん、ありがとうございました。

終了後は、早稲田大学のグラウンドに行き、早大対関東学院大の観戦。関東学院が攻め込む場面も多かったが、最後は、早稲田がFB井口、WTB原田らのトライで逆転勝ちした(29-22)。SO吉井のキックパスからのFL山下のトライも見事だった。でも、関東学院も激しさが戻ってきて、期待できる気がした。

お知らせ◎21日、秩父宮ラグビー場で開催される日本代表×アメリカ戦の際、J SPORTSオリジナル日本代表応援ペーパーが配布されます。ぜひ、ゲットして、みんなで秩父宮ラグビー場をアカク染めてください!せっかくの壮行試合、応援席も楽しみましょう! そして、27日はノーサイドプロジェクトのパーティー。サントリーの日和佐選手、青木選手に続いて、東芝から大野選手らも来てくれる予定です。お申し込みはコチラから。

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壮行試合メンバー&お知らせ

21日のワールドカップ壮行試合、対アメリカ代表戦に出場する日本代表出場予定メンバーが発表になった。イタリア戦の前からチーム内では決まっていたようだが、コンディションの悪い選手などがのぞき、原則としてイタリア戦に先発しなかった選手が先発している。フランス戦へのセレクションマッチという意味合いもあるようだ。つまりは、初戦に現状のベストメンバーをぶつけるということだろう。

◎日本代表先発メンバー
1川俣直樹、2青木佑輔、3藤田望、4大野均、5トンプソン ルーク、6バツベイ シオネ、7西原忠佑、8菊谷崇、9吉田朋生、10マリー・ウィリアムス、11小野澤宏時、12ニコラス ライアン、13アリシ・トゥプアイレイ、14宇薄岳央、15上田泰平/16堀江翔太、17畠山健介、18北川俊澄、19谷口到、20日和佐篤、21平浩二、22ウェブ将武

●ジョン・カーワンヘッドコーチ
「アメリカ代表戦は、ワールドカップ前最後のテストマッチとなる重要な試合です。アメリカ代表はフィジカル的にタフな相手ではありますが、良い内容が求められます。80分間を通してジャパンスタイルで戦い抜きたいと思います。イタリア代表戦から、大幅に出場メンバーを入れ替えていますが、これは代表選手全員にチャンスを与え、持っているもの全てをこの試合で見せてくれることを期待しています。また、ワールドカップに向けた最後のセレクションマッチでもあり、初戦となるフランス代表戦に向けて、選手には最高のパフォーマンスを発揮してもらい、積極的にアピールしてほしいです」

●菊谷崇キャプテンコメント
「アメリカ代表戦は、イタリア戦で出場したメンバー外を中心としたチームで戦います。チャレンジ精神を忘れずに期待以上の良い成果が出せるようにチーム一丸となって試合に挑みたいと思います。またワールドカップに向けた壮行試合となりますので、ラグビー日本代表のファンの皆様に安心して送り出してもらえるような試合をしたいと思います。引き続き、応援よろしくお願いいたします」

お知らせ◎川合レオさんが代表を務めるNPO法人ラグビーパークジャパンからのお知らせ。同NPO法人が主催し、日本協会とJSPORTSが協力して、9月10日の日本代表対フランス代表戦のパビュリックビューイングが決まりました。当日は、秩父宮ラグビー場でもPVがありますが、NZに行けない、秩父宮にも行けない、という方は、横浜のYCACへ。

[日時] 2011年9月10日 14:30~17:30 (開場・受付 13:30)
[対戦] 日本代表 対 フランス代表
[場所] 横浜カントリー&アスレチッククラブ(YC&AC) 体育館
[主催] NPO法人 ラグビーパークジャパン
[後援] 横浜市市民局(予定)
[協力] 財団法人日本ラグビーフットボール協会
    株式会社ジェイ・スポーツ・ブロードキャスティング
    横浜カントリー&アスレチッククラブ
[定員] 300名(先着順。参加費無料)
[お申し込み] 
小学生以上はお申し込みが必要です
[申し込みページ]
http://www.facebook.com/rugbypark.jp

追記◎20日(土)、長野県の菅平高原サニアパークで午前11時半ころから、元早大ラグビー部監督で、現在日本協会のコーチングディレクターを務める中竹竜二さんと、約1時間ほどトークイベントをします。菅平の医療活動へのチャリティイベントです。かき氷も出るみたいです。無料ですが、募金箱への寄付をお願いします。

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7人制ラグビーに朗報

18日の夜11時から、NHK-BSで、宿沢ジャパンのスコットランド戦勝利(1989年)のドキュメンタリーをやっていた。懐かしい映像に思わず見入った。平尾誠二さん、吉田義人さんといったスター選手も出てくるが、梶原宏之さん、田倉政憲さんという渋い選手だった2人がメインで語っているのが僕は良かった。スクラムとタックル、今のジャパンもW杯で勝つためには、突き詰めればそこだろう。

日本の7人制ラグビーに朗報である。世界各地で行われ、ポイント制でシリーズ王者を決める「セブンズワールドシリーズ」が日本でも開催されることになった。これまで8カ所だったところを、9カ所に増やし、日本でも正式なシリーズの一大会が行われるわけだ。7人制ラグビーがオリンピック種目になったが、若い層に刺激を与えるには、国内で世界トップクラスのプレーを見てもらうに限る。詳細は、日本協会のホームページをご覧いただきたいが、スケジュールは以下のようになる。

■HSBC セブンズワールドシリーズ2011/12
ラウンド1 オーストラリア 2011年11月25-26日
ラウンド2  ドバイ 2011年12月2-3日
ラウンド3 南アフリカ 2012年12月9-10日
ラウンド4 ニュージーランド 2012年2月3-4日
ラウンド5 アメリカ 2012年2月10-12日
ラウンド6 香港 2012年3月23-25日
ラウンド7 日本 2012年3月31日-4月1日
ラウンド8 スコットランド 2012年5月5-6日
ラウンド9 イングランド 2012年5月12-13日

7人制の話題をもう一つ。8月27日、28日、中国・上海にて開催される「HSBCアジアセブンズシリーズ2011 上海セブンズ」に参加する男子7人制日本選抜のメンバーが発表になった。アジアの強化のために2009年度より新設された大会である

◎男子7人制日本選抜
山内貴之(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、渡邊太生(東芝ブレイブルーパス)、シオネ・テアウパ(東洗クリーンファイターズ)、ロテ・トゥキリ(北海道バーバリアンズ)、笹倉康誉(パナソニックワイルドナイツ)、ロトアヘア・ポヒヴァ(埼玉工業大学4年)、坂田克行(豊田自動織機シャトルズ)、豊島翔平(東芝ブレイブルーパス)、佳久創(明治大学3年)、藤原健太(日本体育大学2年)、久内崇史(尾道高校3年)

追記◎ラグビーの国代表資格についてご質問ありました。その国に3年継続して住んでプレーし、他国の代表経験がなければ、国籍に関係なく代表になることができます。これは日本だけでなく、世界的なルールです。しかも、これは初代表時のルールですので、その後は、どの国でプレーしていても日本代表になることができます。

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ラガーとは?

きのうの日記で、甲子園のバックネット裏でラガーシャツを着ている方のことを書いたら、知人から次々にメールが入った。有名な人だったのだ。コメント欄にも情報いただいているが、メディアにも取り上げられているし、僕の知人からも数通のメールが届いた。

それらの情報を総合すると、彼は「ラガーさん」の愛称で高校野球ファンには親しまれており、いつも蛍光色のキャップと、ラガーシャツという出で立ち。甲子園での高校野球開催中は、ネット裏に近い8号門の前で寝泊まりしている。ここ10年くらい、春夏の全試合をご覧になっているという。東京の人みたいだ。しかし、彼がラグビーファンかどうかは出てこないので、それも知人が調べてくれそう。

ちなみに、「ラガー」は、「ラグビー」そのものを表す言葉で、ラグビー選手という意味ではない。ラグビー選手を表す言葉としては、日本ではラガーマンがよく知られているが、これも海外では使われない。ラガーという言葉もあまり使われない。ラグビーマガジンは、数年前からラガーマンは使わず、ラグビーマンとしている。女子は今のところ、「女子ラグビー選手」としているのがほとんどだが、メディアによって、ラグビーガール、ラグビーウーマン、ラグビーレディなどさまざまだ。

性別に関係なくラグビー選手を言う場合は、ラグビープレーヤー、ラグビーフットボーラーなどと表現したい。昭和5年に、初代日本代表監督の香山蕃さんが著した「ラグビー・フットボール」には、「ラガー・プレイヤー」という表現が出てくる。試合のことは、「ラガー・マッチ」、ラグビー精神のことは「ラガー・スピリット」と表現している。これがラガーの正しい使い方だろう。

香山さんは、明治27年京都生まれ。京都一中、三高から東京帝国大学に進み、東大ラグビー部を創設した人だ。英国から原書を集めて、日本で初めて、エイトFWを確立するなど、日本の近代ラグビー育ての親とも言える。大正14年には、秩父宮殿下に同行して英国留学し、オックスフォード大学対ケンブリッジ大学、イングランド対スコットランド戦などを観戦。自らはハリクインズクラブ入りしてプレーもした。その後、京都大学ラグビー部のコーチをされているのが、このとき、コーチを引き受ける条件として、「BKは100m11秒台の選手を集めること」というものがある。今だって厳しい条件だが、そういうレベルを目指したからこそ、戦前の日本ラグビーは急速に進歩したのだろう。

香山さんのことを調べていたら面白いエピソードが次々に出てくるのだが、東京オリンピックのとき、秩父宮ラグビー場が体育館の建設用地になりかけたことがあったそうだ。そのとき、香山さんは、ラグビー場を訪問した大蔵大臣と文部大臣に2時間あまり熱弁を振るったという。「そんなコソクな手段をとるより、不便な朝霞選手村をやめて、ワシントンハイツ接収解除を進めるのがオリンピック成功の道だ。このラグビー場は、ラグビー関係者の血と汗の結晶である」。この情熱によって、秩父宮ラグビー場は守られ、代々木に選手村ができたことでオリンピック成功への道が開けたのだという。

香山さんのことは、また改めて、いろんな場所で書いてみたい。

追記◎8月27日のノーサイドプロジェクトのW杯直前パーティーですが、サントリーの日和佐選手と一緒に、青木佑輔選手も来場してくれることになりました。青木選手ファンの皆さんもぜひご参加ください。


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ギネスに挑戦&日本代表OBラグビークリニック

コメント欄にあった、甲子園のバックネット裏にラグビージャージを着た人がいるという件、僕も見てみたら、きのうもきょうも、映っていた。しかも違うラグビージャージを着用して。ラグビー好きの人が、ラグビー普及のために着てくれているのだったら嬉しいなぁ。

8月21日、ワールドカップの壮行試合が行われる秩父宮ラグビー場では、 日本代表 対 アメリカ代表戦の前に、「世界最大級のスクラムで、ギネス記録に挑戦」ということで、女性の参加者で世界最大のスクラムを組む計画だった。当初は、70名でよかったのに、なんと、7月13日、ニュージーランドでの記録が更新された(202名)。これで、203名以上のスクラムを組まなくてはいけなくなった。女性がさらに参加合いやすいように、日本協会では、小学生までの男子も参加可能にしたようだ。参加すると、大会オリジナルステッカーがもらえる。詳細は、日本協会のホームページにて。

8月19日、20日と、「JRFUラグビーファミリー支援会 東日本大震災復興支援 『よみうり元気隊』日本代表OB選手ラグビークリニック」が開催される。詳細は以下の通り。

<実施概要>
■目的 
東北地方を襲った大震災復興の手助けの一環として、ラグビーを通じて被災民の方々に勇気や活力を与える事を目的とする。ラグビー日本代表OB選手がボランティアとしてラグビー、タグラグビーの指導を実施。
■日時 2011年8月19日(金)~8月20日(土)
■参加 
8月19日=元木由記雄氏、増保輝則氏、大畑大介氏、小口耕平氏、中村直人氏、田沼広之氏
8月20日=元木由記雄氏、小口耕平氏、田沼広之氏、高橋善幸氏(釜石シーウェイブスGM)、釜石シーウェイブス選手

■内 容 ラグビー指導を通じた被災地支援活動への協力
8月19日(金)13:00~15:00【予定】 
ラグビークリニック
対象:宮城県 石巻市周辺在住の小中高校生ラグビー部員 200人程度
場所:石巻専修大学グラウンド(宮城県石巻市南境新水戸1番地)
※交通事情等の理由により、開催時間が変更となる可能性があります。
8月20日(土)10:00~12:00【予定】 
タグラグビー教室
対象:岩手県 釜石市周辺在住市民 100人程度
(読売新聞社にて事前募集の方を対象)
場所:釜石陸上競技場移動(釜石市甲子町第10-159-4)
※交通事情等の理由により、開催時間が変更となる可能性があります。

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アメリカ代表&藤田くん情報

昔、ラグビーマガジン編集部にいたころ、徹夜が続くとよく口内炎ができていた。なんと、5連続テストマッチ放映でずっと起きていたら口内炎ができた。反応良すぎるな、俺。

21日、日本代表と対戦するアメリカ代表メンバーが発表になった。もちろん、ベストメンバー。イングランドのサラセンズ所属のLOヘイデン・スミス(200㎝、116㎏)、フランスのビアリッツ所属の俊足WTBタクズワ・ングウェニア(100m10秒5)ら、見るのが楽しみな選手も。日本チーム所属は、サントリーサンゴリアスのトッド・クレバー。現在、絶好調だ。アメリカ代表もW杯前最後の実戦。お互いのためになる試合内容を期待したい。

さて、先日もお伝えしたニュージーランド留学中の藤田慶和選手のセントビーズ高校だが、8月13日プレスカップ決勝(クルセイダーズ地区決勝)で、ネルソン・カレッジを30-12で破り優勝。8月20日、ハイランダーズ地方の代表オタゴ・ボーイズハイスクールに勝つと、南島の代表となり、ロトルアで行われるトップ4大会へと進むようだ。

20110813_press_cup_victory

トップ4大会ではブルーズ、チーフス、ハリケーンズ、南島(クルセーダーズ又はハイランダーズ)の各フランチャイズ代表との間でニュージーランド一番の高校を決めることになる。藤田選手は、トライにいたるアシストが2回。先週4トライしたこともあって、マークも厳しかったようだ。

現地の記事によると、ホームでプレーしたセントビーズがほとんどの時間ボールを保持し、ゲームの大半は相手陣でプレーしていた、とのこと。楽しみは続くなぁ。

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イタリア戦結果ほか

怒濤のテストマッチ5連続放送を見た。最後の2試合、フランス対アイルランド、アメリカ対カナダを解説した。勝敗について触れるので録画で見る方はご注意を。まずは、フィジーで行われたトンガ対フィジー戦。立ち上がり攻め込んだトンガがミスボールをフィジーに拾われてトライを奪われる。フィジーの快勝だったが、トンガはパフォーマンスに波がありすぎて、日本戦でのメンバーなどが読みにくい。FBに入ったイオンギのスピードは日本にとって要注意だ。

トライネーションズは、南アフリカ代表スプリングボクスがダーバンでオーストラリア代表ワラビーズを迎え撃った。ここまでの2試合とは打って変わって、2007年W杯の優勝メンバーがずらりと並んだが、ワラビーズFWが健闘し、クーパー、ビールらBKの個人技でディフェンスを破り、先週、プレースキックが不調だったオコナーがPG、ゴールを決め、アウェイで競り勝った。それにしても、スプリングボクスのFBフランソワ・ステインの風貌、ワイルドになりすぎでは。あんなに可愛かったのに。

日本を飛ばして、フランス対アイルランドは、フランスのライン全体で前に出てくるディフェンスと、変幻自在のボールつなぎに、日本にとって難しい相手であることを再確認。新鋭NO8ラカフィアはスピードがある。アメリカ対カナダはアメリカが再三仕掛けながら、ミスでスコアできず、逆にカナダの逆襲で一気にトライを奪われていた。日本もそうならないように、得点機を必ずものにしなければいけない。カナダのディフェンスの粘り、さらに磨かれれば日本もかなり苦労するだろう。

そして、日本代表である。アウェイでのイタリア代表戦。大型FWの重いスクラム、モールに苦しめられた。攻めに入ればイタリアのディフェンスラインが前に出てこないこともあって大きくゲインするシーンが続いた。立ち上がりに2トライを奪われたものの、WTB宇薄、CTB平がトライを返し、後半は、苦しめられたモールからひとつペナルティトライを奪い返し、残り15分、28-24と4点差を追う展開に。

イタリアは、後半途中から、SOオルケラ、CTBカナーレ、PRカストロジョバンニら、ベテラン勢を投入し、ゲームを落ち着かせた。特にカストロジョバンニを軸にしたスクラムは強烈だった。日本代表はラインアウトも安定せず、FW戦では圧力を受け続けた。スクラムの崩壊はW杯に不安を抱かせる。21日に対戦するアメリカ代表も巨漢揃い。セットプレーの修正に、ここで目処をつけなければ。

イタリア代表○31-24●日本代表(前半14-17)

◎ジョン・カーワン ヘッドコーチ
「立ち上がりは自分たちのテンポでプレーすることができませんでしたが、今日の試合はとても良い経験をしたと思います。一度、日本代表のリズムを築けると、こちらの思うプレーをすることができました。特にラインブレイクがうまく活かされたので、様々なアタックプランを試せたことは成果だと思います。北半球のラインアウト、スクラム、モールのプレッシャーを80分間感じることができたのもRWCに向けて大きな経験です。次のアメリカ戦で今日の修正点にしっかり対応し、RWC本番は万全な態勢で臨みたいと思います」

◎菊谷崇キャプテン
「ワールドカップに向けてイタリア代表と対戦することができ、良い経験となりました。北半球のスクラム、ラインアウト、モールなどのプレッシャーを含め、自分たちのミスから相手に得点を与えてしまいましたが、この段階でこの試合を経験できたことはチームにとって大きなプラスです。今回の経験を無駄にすることなく、次のアメリカ戦で結果を出して、RWC初戦のフランス戦に万全な態勢で臨みたいと思います」

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