« 2011年9月4日 - 2011年9月10日 | トップページ | 2011年9月18日 - 2011年9月24日 »

2011年9月11日 - 2011年9月17日

豪州対アイルランド結果ほか

文中でオーストラリア対アイルランド戦の試合内容、結果に触れますので、録画で見る方はご注意を。

Hami1

17日の朝、オークランドに戻った。道中、ラグビーグラウンドで子供たちが試合するところや、羊や牛が放牧されているニュージーランドらしい風景をたくさん見ることができた。上は友人が泊まったファームの写真。これぞNZ。ついでに、下はハミルトンの街で見つけたクレーンゲーム。ユニオン、リーグ、ネットボールと、ボールがたくさん入っていた。ワールドカップのラグビーボールも。

201109171

201109172

土曜日は、オークランドのイーデンパークでオーストラリア代表ワラビーズ対アイルランド代表の解説だった。好カードとあって、街中には、黄色と緑のジャージをまとったたくさんのサポーターの姿が。試合前から、ものすごい大歓声。オーストラリアとアイルランドのサポーターが競うあうように国歌をうたい、声援を送る。何やら起りそうな気配。

立ち上がりからアイルランドの気迫はすさまじかった。オーストラリアが誇るSHゲニア、SOクーパーを自由にさせず、FBビールに大幅ゲインされても懸命に戻った。特にゲニアを捕まえたときはボールごと抱えて、モールパイルアップを勝ち取り、マイボールスクラムを多くしたのは見事だった。スクラムの勝利だなぁ。マン・オブ・ザ・マッチは、PRヒーリー。

201109174

オーストラリアは、HOモーアを直前の怪我で欠いたことでラインアウトのスローイングがぶれ、オープンサイドFLポーコックも不在でジャッカルもほとんどできなかった。そして、後半なかばからのチャンスは攻め急ぎ、最後のゴール前のPGも狙わずに攻め、6点差にしてボーナス点を取ることもしなかった。若さが出た感じだ。「ビッグヒットを受けた。これがW杯だ」と、ロビー・ディーンズ監督は淡々と語った。

アイルランドはW杯ではオーストラリアと5度目の対戦にして初めて勝ったことになる。試合後のオドリスコル主将は、「サポーターの声援が力になった。パブで見ている人たちが乾杯できるような試合ができてうれしい」とコメント。

201109173

終了後のアイルランドサポーターはお祭り騒ぎ。めちゃくちゃ盛り上がっていた。アイルランドは難敵イタリア戦を残しており、どうなるかわからないが、もしオーストラリアが2位通過の場合は、プールDの1位との準々決勝になる。それは南アフリカになる可能性が大だ。南半球3強国が、決勝トーナメントの片側の山に全部入ってしまうかもしれない。

アイルランドが起こした波乱が他にも広がっていけば、かつてなく盛り上がるW杯になるのだが、果たして。

プチお答えします◎コメント欄で国代表の資格についてご質問ありました。IRBのルールでは以下のようになっています。つまり、国籍のことは問われません。日本で出生していれば、海外に住んでいても代表になれます。
【国の代表チームでプレーする資格】
プレーヤーは、以下の条件を満たす一国の協会のシニアの15人制代表チーム、そのすぐ下のシニアの15人制代表チーム、または、シニアの7人制代表チームのみで、プレーすることができる。
(a) 当該国で出生している、または、
(b) 両親、祖父母の1人が当該国で出生している、または、
(c) プレーする時点の直前の36カ月間継続して当該国を居住地としていた。

| | コメント (13) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NZ戦結果

試合前、NZのジョン・キー首相、日本ラグビー協会の森喜朗会長が選手とともに整列して、クライストチャーチと東日本の震災の犠牲者に対して黙とうをささげた。点差が開いても、観客席の雰囲気が温かく感じたのは、両国にとって特別な意味を持つ試合だったからかもしれない。

20110916

ワイカトスタジアムには、たくさんの日本のサポーターの方々が訪れていた。試合後に会ったみなさんは、がっかりした表情だったが、「小野澤選手のトライが見られて良かった。次の試合も行きます」など、前を向くコメントも多かった。頭が下がります。

選手たちは必死で戦っていたわけだが、JK体制で日本代表が4年間やってきたことにおいて、すべてオールブラックスが上を行っていた。個々のパワー、スピードで上のオールブラックスが、組織力、運動量、基本プレーで上回っているのだから、どうしても点差は開いてしまう。きょうの試合は、点数より中身が大事だと思っていたのだが、日本代表の見せ場があまりに少なかったのは残念だった。

小野澤のインターセプトからの40m独走は、相手SOスレイドにマリー・ウィリアムズと大野均でプレッシャーをかけ、小野澤の経験が生きたトライ。スレイドの苦し紛れのパスに見事に反応した。小野澤はこの試合でW杯10試合目。日本ラグビー選手で最多記録となった。交代出場の畠山の背面パスもトライになれば、大会ベストトライのひとつに数えられたはずだが、これはスローフォワードの判定だった。

PR川俣は、オールブラックスのスクラムについて「これまでの相手は、変則的で組みにくいということはありましたが、オールブラックスは単純に強かった。組む瞬間のヒットスピードで勝っていても、そのあと後ろからの押しが来る。重かったです」と語った。日本代表もニュージーランドのコーチングを受けているので、組み方は似ている。日本としてはヒットスピードと、8人で足をかいて素早く前に出ることで相手の重さに対抗しようとしたのだが、8人のまとまり、後ろ5人の押しもオールブラックスのほうが上だったということ。

このスクラム戦での消耗がFWの足を止め、FWが密集周辺に寄るようになって、BKが一対一になる局面が増え、やすやすとトライを奪われた。タックルミス22は多すぎるが、一対一の局面を多く作られればどうしてもそうなる。起点で押し込まれているので、前に出るディフェンスもできなかった。

この試合は、中4日で戦うトンガに勝利するために主力を温存する形になったのだが、トンプソン・ルーク、ホラニ龍コリニアシ、ニコラス・ライアンなど、相手ディフェンスに杭を打てる選手がいないと、前に出ながらのテンポのいい攻撃ができない。今の日本代表の現状を表してもいた。SH日和佐が懸命に素早いさばきを見せたが、前に出ていないので、攻撃が横に動くだけになってしまった。でも、日和佐、リーチの頑張りは際立っていた気がする。

自陣のPKからの速攻は疑問。チームとして決めた方向性らしいが、きっちり陣地をとってラインアウトから攻めてもよかったと思う。なんだかダラダラと書いてしまう。ラグマガにもマッチレポート書くので、このあたりで。

さあ、この敗戦を引きずっている時間はない。21日にはトンガ代表戦が待っている。ここは絶対に勝たなければいけない。選手は頭を切り替えて、トンガ戦に集中してほしいと思う。

◎W杯日本代表第2戦結果
ニュージーランド代表○83-7●日本代表(前半38-0)

記◎試合後、ミックスゾーンに現れたソニー・ビル・ウィリアムズ。今や、ダン・カーターをしのぐ人気者である。出てきたときの歓声は一番だろう。きょうも個人技で観客を魅了したが、インタビューに答える様子はまるでハリウッドスター。

Sbw20110916

| | コメント (40) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

試合直前のハミルトン

ハミルトンは朝から雨が降ったりやんだりの目まぐるしい天気。日本代表対ニュージーランド代表オールブラックスのキックオフは、夜8時(NZ時間)。朝のテレビを見ていたら、天気予報では、その時間、気温は7度、シャワーもあるという。寒そう。

201109162

昼前に街中に出てみたら日本人の方にたくさん会った。日本の国旗を掲げる人にも会った。このお店「どんぶりや」は、オーナーから従業員まですべて日本人スタッフというお店。きょうは、当日限りのスペシャルカツ弁当を販売。試合後は、特別に深夜まで営業するという。ワイカトスタジアムから徒歩10分、ヴィクトリアストリートに面している。

201109166

写真左は、森田利夫さん。なんと劇団四季を退団し、一年前からワールドカップのためにNZに留学。さまざまなレベルのラグビーを観戦して、この日に備えてきたそうだ。「ハミルトン日誌」なるブログも書いている。僕と会ったあとも、街中で日本のサポートを訴えるために、練り歩いていた。今回は17試合のチケットを買ったそうで、地元新聞にも取材を受けていた。

201109165

散歩していたら、カフェでリラックスしているたくさんのオールブラックスに遭遇。こちら、中央はブラッド・ソーン、そしてフランクス兄弟。夜までゆったりと時間を過ごしているようだ。

201109163

ここハミルトンでは、今夜を含めて3試合(ウエールズ対サモア、ウエールズ対フィジー)が行われる。盛り上げるイベントも多く、子供達の合唱やハカ。そして、和太鼓も。これ、お見事だった。

201109164

201109161

地元紙ワイカトタイムスは、一面できょうの試合を伝えている。写真は、菊谷キャプテンとサイドネタでは、元オールブラックスのフランク・バンスは、元サモア代表のパット・ラムが試合日程の不公平を訴えている。サモア、カナダ、ナミビア、グルジア、スコットランドなどが初戦から中3日で2戦目を迎えているのに、ニュージーランド、イングランドなど強豪国はゆったりした日程だからだ。これは毎大会言われているのだが、下位チームに厳しい日程は変わらない。W杯の試合では、普段のテストマッチより、倍は選手に疲労感があるようだ。中3日や、4日では疲れはとれない。仕方なく、各チーム、大きくメンバーを入れ替えて臨んでいる。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NZ戦前日練習&マコウ出場回避

201109151

前日、ハミルトンにあるワイカト・スタジアムで日本代表の前日練習を取材。雨が降ったりやんだりで、気温も低い。夜は冷えるかもしれないので、観戦におとずれる皆さんはご注意を。

オールブラックスが前日になってメンバーチェンジ。100キャップ目になるはずだったリッチー・マコウ、99キャップ目のミルス・ムリアイナは、ふくらはぎ、ももなどに軽い痛みがあり、大事をとって出場を見送ることになった。FLにはアダム・トムソンが上がり、FBにはイサイア・トエアヴァが入る。日本代表菊谷キャプテンは、マコウの欠場を聞いて、「戦いたかった」と残念そうだった。

201109152

JKは、「マコウが出場する、しないで我々の戦い方は変わらない。ディフェンスを心をこめてやる。勇気を見せたい」とコメント。写真は、会見に臨んだマイケル・リーチと、日和佐篤。リーチもマコウとの対戦を熱望していただけに残念そうだが、「僕は自分のやるべきことをやる。オールブラックスという名前に負けずプレーしたい。マコウの早い復帰を祈ります」と語った。印象的だったのは、リーチ、日和佐ともに明日の試合を楽しみにしている感じがあったこと。日和佐は、「わくわくしています。自分の力がどれだけ通じるか試したい」と目を輝かせていた。

201109153

選手たちを激励する大畑大介さん。東海大仰星高校の後輩たちに、「カイノをひっくり返してこい!」と力強かった。

明日の試合では、どうしても、日本がどこまで粘れるかという話になってしまうが、どこまで攻め続けられるか、そこに注力してほしい。早めにゲインラインを切る素早い攻撃を仕掛けてほしいと思う。

◎ニュージーランド代表オールブラックス(15日変更後のメンバー)
1.トニー・ウッドコク、2.ケヴィン・メアラム、3.オーウェン・フランクス、4. ブラッド・ソーン、5.サム・ホワイトロック、6.ジェローム・カイノ、7. アダム・トムソン、8.ヴィクター・ヴィト、9.アンディ・エリス、10.コリン・スレイド、11. リチャード・カフイ、12.マア・ノヌー、13.コンラッド・スミス、14.コリー・ジェーン、15.イサイア・トエアヴァ/16.アンドリュー・ホア、17. ジョン・アフォア、18.アリ・ウィリアムズ、19.アンソニー・ボーリッチ、20.ジミー・カウワン、21. ピリ・ウィップー、22.ソニー・ビル・ウィリアムズ

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オールブラックス戦先発ほか

201109141

14日は、スタジオ収録の日。スタジオの背後に見えるハーバー。きょうも異常に風が強かった。オークランドでも、これほどまでに強いのは珍しいらしい。試合は、サモア対ナミビア戦からスタート。トンガ対カナダ、スコットランド対グルジアと続いた(写真はオンエア画面。3試合目の実況は矢野武さん、解説・大畑大介さん、小林深緑郎さん)。グルジア、堂々たる戦い。

20110914

ナミビアは、フィジー戦から中3日だったのだが、やはり、全体に見て1試合をこなしたチームと、初試合のチームでは体のキレが違う。中3日、中4日というのは、かなりきついということがよくわかる。トンガも開幕戦から11名メンバーを入れ替えて臨んでいた。しかし、トンガ、カナダともに強い。カナダは2007年大会より数段いいチームになっている。

スコットランド対グルジア戦を控室のテレビで見ていたら、ニュージーランドのジョン・キー首相がスタジオ見学に訪れた。びっくりしたのは、ニュージーランドのテレビのスタッフが誰も椅子から立ち上がらずに首相と談笑していたこと。フレンドリーな、身近な感じの人みたい。「今の首相だよ」。「ジョン・キーでしょ? 知ってますがな」。僕は完全に固まっていた。「なぜ立たないの?」と聞いてみたが、「彼も同じニュージーランド人だし、それにいつも注目されているから大変だろうと思って」とのこと。立ち上がって拍手したりするのが普通みたいだ。

201109142

午後、16日にオールブラックスと戦う日本代表メンバーが発表になった。前日、地元新聞の質問に答えてジョン・カーワンヘッドコーチはこう話していた。「オールブラックス戦にベストメンバーで臨みたい気持ちは強いが、日本代表の目標は最低2勝であり、そのためにメンバーは慎重に考える。グラハム・ヘンリーも、同じ立場なら同じことをするだろう」。続くトンガ代表戦まで中4日しかないため、メンバー編成はこちらのメディアでも注目されていた。そして、発表されたメンバーは、初戦から10名の変更。数名の主力を温存するものになった。「選手たちは同じ練習をこなしてきた。力は大きく変わらない。目標達成は30人で戦わないと難しい」。

対するオールブラックスは、ほぼベストの布陣。当初、SOダン・カーターも出場すると情報が流れていたが、怪我のため大事をとって欠場することになった。リッチー・マコウは、この試合でニュージーランドラグビー史上初の100キャップとなる。日本代表出場メンバーには意地を見せて最後まで粘り強い戦いを期待したい。また日本で育った選手が多く、日本ラグビー全体のレベルアップを証明する内容であってほしい。

◎日本代表(オールブラックス戦メンバー)
1.川俣直樹、2.青木佑輔、3.藤田望、4.大野均、5.北川俊澄、6.谷口到、7.マイケル・リーチ、8.菊谷崇、9.日和佐篤、10.マリー・ウィリアムズ、11.小野澤宏時、12.今村雄太、13.平浩二、14.宇薄岳央、15.上田泰平/16.湯原祐希17.畠山健介、18.北川勇次、19.バツベイ シオネ、20.吉田朋生、21.ウェブ将武、22.アリシ・トゥプアイレイ

◎ジョン・カーワン ヘッドコーチ
「フランス戦では、世界にジャパンスタイルを示すことができました。更に高いパフォーマンスレベルを目指して、第2戦であるニュージーランド代表戦でも競いあったゲーム展開に持ち込みたいと思います。試合の結果よりも、ゲーム内容(ジャパンの戦いぶり)、そして試合を終えて、出場チームのなかで最も成長している代表チームであることを証明したいと思います」

◎菊谷崇キャプテン
「世界ランク1位のニュージーランド代表を相手に、今の日本ラグビーがどれだけ通用できるのか、きちんと準備をして、チーム一丸となって80分間全力で臨みたいと思います」

◎ニュージーランド代表オールブラックス(日本戦メンバー
1.トニー・ウッドコク、2.ケヴィン・メアラム、3.オーウェン・フランクス、4. ブラッド・ソーン、5.サム・ホワイトロック、6.ジェローム・カイノ、7. リッチー・マコウ、8.アダム・トムソン、9.アンディ・エリス、10.コリン・スレイド、11. リチャード・カフイ、12.マア・ノヌー、13.コンラッド・スミス、14.コリー・ジェーン、15.ミルス・ムリアイナ/16.アンドリュー・ホア、17. ジョン・アホア、18.アリ・ウィリアムズ、19.ヴィクター・ヴィト、20.ジミー・カウワン、21. ピリ・ウィップー、22.ソニー・ビル・ウィリアムズ

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

14日からW杯再開

13日の朝、ホテルの窓をたたく雨の音で目覚めた。そして強風。これは、オークランドの典型的な春先の天気らしい。プレースキッカーがゴールを外しているのは、風の強さもあると思う。なんだか鼻がむずがゆい。もしかして花粉症か? 

201109131

新聞には、ソニー・ビル・ウィリアムズみたいに、ジャージを破れ!という肉体の作り方を紹介する記事。そして、なんとノースハーバースタジアムにハリウッドスターのオーランド・ブルーム夫妻が来ていたみたい。日本戦ではなく、翌日のオーストラリア代表の応援だが。

201109132

昼ごろ、小林深緑郎さんとオークランドのシティに出てランチ。この広告、中心はオールブラックスのコリー・ジェーンである。画家でもある深緑郎さんが、犬の絵の画廊を見つける。ラグビーの絵もみんな犬になっていた。犬とラグビー、両方好きな人にはいいかも。

201109133

201109134

ホテルまで列車に揺られて帰る。駅のホームに行くと、ニュージーランドラグビーの伝説が展示されていた。ずらりと並んだ柱にすべて違う写真とエピソードがあった。車両のつり革は、こんな感じ。けっこう、頻繁に検札が来る。ワールドカップのチケットを持っている人は無料みたいだが、僕は、メディアパスを見せたらOKだった。

201109135

ニュージーランドの列車の中で、持参の日本の歌を聴いているのも不思議な気分だが、ニュージーランドは時間がゆっくり流れていて心地よい。前大会のフランスでは地下鉄に乗るのも緊張感があったが、ここはリラックスできる。日本の電車みたいに眠っている人もいるもんなぁ。パリでは見なかった。

プチお答えします◎コメント欄にあったご質問。ウェリントンのリージョナルスタジアムは、W杯期間中はスポンサー名が使えないだけで、ウエストパックスタジアムです。キャパシティは4万人。ちなみに、ここまでの8試合で、観客動員は、21万8787人。スタジアムのキャパでいくと、90%くらいの入り。当日でもチケットの買える試合がほとんど。テレビマッチオフィシャルについてもご質問ありました。いわゆるビデオレフリーは、PGやドロップゴールも、はっきりわからない時には使われます。

お知らせ◎水曜日は、日本ラグビー激闘史25号の発売日。1978年から80年の特集である。今回のメインは、1979年イングランド戦。日体大の大学日本一もあり。ヒーローは森重隆さん。名門は日本体育大学。1978年9月には、フランス代表のジャンピエール・リーヴも来日している。当時の新聞には「フランスラグビー界のアラン・ドロン」と紹介されていたようだが、今の若者はアラン・ドロンを知らないんだろうなぁ。

25

さあ、明日(14日)からW杯再開。サモア対ナミビア、いきなり面白い試合になりそうだ!

| | コメント (6) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

12日のW杯はお休み

12日朝、強風が吹き荒れている。12日、13日は試合がない。宿泊先の近くのショッピングモールで、水やインスタントの味噌汁とか買い出しに行った。あとは部屋で洗濯。そして原稿書き。テレビでは、繰り返し、開幕節の試合が放送されているので、つい見入ってしまう。しかし、このルーマニアのジャージ、派手だな。ナミビアの選手、運動能力高いな。

ショッピングモールは、オールブラックス関連のグッズがいっぱい。書店には、ソニー・ビル・ウィリアムズや、アリ・ウィリアムズの書籍が並んでいる。電化製品を置いているお店にも、ゴールポストのディスプレイがあったり、食品など売っているスーパーに、オールブラックスのコーナーがあったり。あれ、この人見たことあると思ったら、CTBコンラッド・スミスとFBイズラエル・ダグがスーツのモデルになっていた。まあ、そんなことばかりである。ミネラルウォーターのボトルにも、オールブラックスがいる。

201109121

新聞は、昨日の南アフリカ対ウエールズ戦の、ウエールズのペナルティゴールが入っていたと疑問を呈している。これは、レフリーが、4年前の大会で、オールブラックスがフランスに負けた試合を吹いたウェイン・バーンズレフリーだから、ということもあるだろう。テレビは毎度「あの試合でミスジャッジをした人」と紹介している。ウエールズのキックは、僕も入ったと思ったのだが、ポストのすぐ後ろにいたアシスタントレフリーも旗を上げなかった。ポストがもっと高ければ当たっていたようなキックだった。

僕には苦い経験がある。大学の公式戦で、相手チームが蹴ったペナルティゴールが成功と判定され、負けた。僕はポストを抱えて真下に立っていたので、真上のボールがポストを少し外れてそのあとコース変えたのが分かった。風の影響もあってか、変則的なコースの変わり方だった。ポストの中を通過したかどうかは、真下にいないと分からない。そのときは、タッチジャッジがポストからかなり離れて立っていた。これでは判定を誤ることがある。現在のアシスタントレフリーは、一人はポストの真下にいるので、今回の判定はたぶん正しいのだろう。

水曜日は、サモア対ナミビア、トンガ対カナダ、スコットランド対グルジアと、こちらも注目カードが並ぶ。スコットランド、苦戦するかも。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

W杯3日目

日本代表メンバーに変更あり。やはり、ホラニ龍コリニアシは、右膝靭帯損傷だった。彼はメンバーから外れ、代わって近鉄ライナーズのタウファ統悦が招集された。

◎タウファ統悦選手コメント「これまでワールドカップに出場するために、頑張ってきました。責任を強く感じています。近鉄ライナーズを代表するということはもちろんですが、日本代表として、必死に日本のために戦ってきたいと思います。そして、プレーを通して今回の東日本大震災で被災された皆さんの少しでも力になれたらと思います。試合に出場したら激しいタックル、ジャッカルで貢献し、少しでも早くバックスにボールを出せるようにプレーします」

コメント欄の質問にお答えします。日本が奪われた最初のトライは、タックルされて倒れた選手が起き上がっているので、僕も反則だと思いました。ただ、レフリーはよく見て判断していたので、倒されたあとにボールをいったん地面に置いて手を離していること、日本の選手が通り過ぎて誰もいなくなってしまったことで、そのままプレーがOKになったと思われます。

JKが、大野、青木を温存したことについては、記者会見で小林深緑郎さんが質問。JKはこう答えました。「この試合はまだ何が起こるかわからない。怪我をする選手が出るかもしれないと考えた。また、大会はこれで終わりではない。フレッシュな選手を残しておきたかった」

Auck09111

11日は、3試合が行われた。現場に行けない試合に関して、JSPORTSは、オークランドのウォーターフロントにあるスタジオで収録することになっている。写真は港側から見えるスカイタワー。そして、外から見るスタジオ。赤いジャージは矢野さんの背中だ。

Auck091102

Auck09114

Auck09113

スタジオの裏側はこんな感じ。第1試合は、オーストラリア対イタリア。昨日日本が戦ったノースハーバースタジアムには、強い雨と風が吹き荒れていた。でも、すぐに晴れ間がのぞく。オークランドは、「一日の中に四季がある」と言われるそうだが、まさにそんな一日。試合はイタリアが健闘したものの、オーストラリアが慌てず切り返した。イオアネは相変わらずキレている。

2試合目も、アメリカがアイルランドに健闘も後半なかばに突き放された。それでも最後までついていったのは評価できる。サントリーのトッド・クレバーがキャプテンで活躍しているのが嬉しかった。3試合目は、前大会王者の南アフリカにウエールズが挑戦。すごい試合。まだ見ていない方、ぜひ。いまだ一方的な試合無し。ワールドカップ、面白い。

| | コメント (11) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フランス戦のこと

11日早朝、僕らの宿泊するホテルの周辺は強い風がふき、横殴りの雨が降っている。きのうでなくて、よかった。10日のノースハーバースタジアムは、日本代表の健闘にわいた。2003年のタウンズヴィルや、2007年のトゥールーズ、ボルドーと似た雰囲気を感じた。試合前は、フランス・サポーターの応援旗が目立っていたのだが、日本のサポーターの声援が次第に大きくなった。

Japan

僕はピッチサイドレポーターで、日本代表ベンチのすぐ横にいたのだが、試合前の国歌斉唱でピッチサイドのスタッフ全員ががっちり肩を組み合って、大声でうたっているのを聞いた。最初に簡単なトライを二つ奪われ、アレジも簡単なPGを外すなど、試合の入りは良くなかったが、ブレイクダウン(ボール争奪戦)では戦えていたし、ボールをキープして攻めることもできていた。日本が強気に仕掛けたことが接戦になったひとつの要因だった。

スクラムをコントロールされていたのは苦しいところだったが、フランスの長い時間の攻撃に対応するディフェンスを練習してきたこともあって、よくしのいだ。後半の最初に2度、インゴールに入った相手にグラウンディングさせず、小野澤が抜け出して地域を挽回したのも大きかった。あそこでスコアされていたら大差になったかもしれない。菊谷、リーチ、堀江、遠藤などなど各選手のタックルへ伸びる手がいつもより遠くまで届いていた気がする。力を出し切っていた証だろう。JSPORTSの解説の薫田さんも、スクラムの劣勢を嘆きつつ、「選手が走った距離だったら、きょうの試合で日本代表が一番ではないですか」と全力プレーをたたえた。全得点をあげてアレジは敗戦チームながらマン・オブ・ザ・マッチ(最優秀選手)に。

Japan1

この日は、ルーマニアがスコットランドに、ナミビアがフィジーに健闘と、格下と思われたチームの全力プレーが観戦者の胸を打っていた。これこそがワールドカップ。今朝の新聞(サンデー・スター・タイムス)には、直訳すれば「小魚の日」という見出しがあった。日本は、プールAでは一番弱いと思われている。ナミビア、ルーマニアも同様だ。その国々が頑張った。日本が後半なかばにフランスに4点差まで迫ったのは、ニュージーランドの人々も驚きだったようで、試合後、現地の人に声をかけられた。

ジョン・カーワンヘッドコーチは、「選手は100%の力を出してくれた。勇気を見せ、リスクをおかして攻めてくれた。いいアタックができ、長時間ディフェンスできることも示してくれた。ニュージーランドの観客は日本がいいチームだと分かってくれたと思う」と語った。フランス代表のデュソトワールキャプテンは、「日本はダイナミックにプレーした。脅威を感じた。いい試合をしたことを祝福したい」とコメント。ただし、試合後の会見ではフランス報道陣に厳しい質問を受けて渋い表情。「25-21という点差はあり得ない状況だと思った」(リエブルモン監督)

France

ある程度の手応えと、大魚を逃した悔しさ。日本選手に共通した思いだろう。スクラム、ラインアウトのセットプレーには不安があるし、アレジのプレースキックも完全ではなかった。スローボールになったポイントからのフランスのアタックに簡単にディフェンスを崩されたのも気になった。最後の10分に3トライをたたみかけられ、最終スコアは、21-47。これが実力差というものなのかもしれないが、最後に大野や青木など元気な選手を投入する手もあっただろう。そして、力を出し切った代償としてホラニ龍コリニアシが膝を痛めて退場。次戦以降の出場が危ぶまれる。すでにアイブスも失っており、今後も総力戦になりそうだ。

ニュージーランドが鉄板の優勝候補で、つまらない大会になるのでは?という声もあったら、開幕戦、2日目で、多くの人が「やっぱり、ワールドカップは面白い」と感じただろう。きょうも、オーストラリア対イタリア、アイルランド対アメリカ、南アフリカ対ウエールズと、面白いそうな試合がある。最後はサービスカット。新聞に掲載されていた、オールブラックスのソニー・ビル・ウィリアムズ(SBW)。開幕戦でジャージが破れて着替えるところ。何をやっても、話題になる選手である。

Sbw1

| | コメント (18) | トラックバック (4)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2011年9月4日 - 2011年9月10日 | トップページ | 2011年9月18日 - 2011年9月24日 »