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2011年1月30日 - 2011年2月5日

楽しみな週末

昨夜、大学の後輩と京都の居酒屋で食事した。京都で教員になるため東京の会社を辞めた彼の話を聞いていると、温かい気持ちになって元気が出てきた。ラグビーにはいろいろな関わり方があっていいのだけれど、教育者になって子供達とともに夢を追いかけようとする人に会うと嬉しくなる。がんばりや、応援するから。

お店のカウンターで料理をいくつか注文しよとすると、「それ食べてからにしますか? 横の若い人なら一気に食べるでしょうけど」と言われた。そうか、僕はもう、たくさん食べないように見えるんだなぁ。年齢を痛感する出来事だった。

2月12日〜13日にアメリカ・ラスベガスにて開催される「HSBCセブンズワールドシリーズ アメリカ大会」に参加する男子7人制日本代表の遠征メンバーの追加が発表された。シリバ・アヒオ(福岡サニックスブルース)と、竹下祥平(法政大学所属)である。ともにランニングスキルの優れた選手。いい結果を期待しよう。

今週末は、日本選手権、そして海外ではシックスネーションズが開幕する。海外ラグビーも楽しみな季節になってきた。日本選手権1回戦のメンバーがすでに発表になっているが、トヨタ自動車は、キャプテンのFL中山、NO8菊谷、SH麻田、WTB遠藤が怪我で欠場。SHは、今季初先発の笠木。対する神戸製鋼は平島キャプテンが復帰。正面は間に合わなかった。1回戦屈指の好カード、結末はいかに。

同じく花園で対戦する東芝はFB立川が復帰し、松田がWTBに。キャプテンの廣瀬はリザーブスタート。体調不良かな? NECは、キャプテンのニリ・ラトゥがもう1試合出場停止なので、土佐、浅野、日高のFW第三列で東芝に挑む。秩父宮ラグビー場では、帝京対タマリバ、早稲田対NTTドコモの試合があるが、タマリバはクラブ王者として日本選手権初勝利を狙う。NTTドコモも来季からのトップリーグ昇格を決めており、その強さを披露したいところ。

お知らせ◎恒例になった「みなとスポーツフォーラム」は、日本ラグビー協会と港区が共同で行っているものですが、2月23日には、Jリーグ事務局長である中西大介氏を招いて開催されます。2002年のサッカーワールドカップに携わった中西氏が、スポーツビジネスについて、たっぷりとお話されるようです。
詳しくはコチラ
http://www.rugby-japan.jp/news/2011/id9810.html

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7人制代表&トライ画像

男子7人制日本代表は、2月12日、13日にアメリカのラスベガスにて開催される「HSBCセブンズワールドシリーズ アメリカ大会」に参加する。そのメンバーが発表になった。

築城昌拓、桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス)、レプハ・ラトゥイラ(近鉄ライナーズ)、今野達朗(クボタスピアーズ)、シオネ・テアウパ(大東大4年)、豊島翔平(東海大4年)、アイセア・ハベア(天理大3年)、正海智大(同志社大3年)、鶴ヶ崎好昭(東海大3年)、羽野一志(中央大1年)

オリンピックの7人制は国籍を問われるが、ワールドセブンズシリーズは問われない。オリンピックに向けて日本国籍を持つ選手を強化していくことと、ワールドセブンズシリーズでポイントを上げてより高いレベルで戦えるような強化も必要だ。この両方を追いながら7人制代表の層を厚く、強くしていくという、非常に難しいマネージメントが今の7人制強化には求められている。この春は7人制の国際大会が続く、大きな進歩を期待したい。

さて、7人制といえば、僕も若い頃、香港セブンズに毎年のように取材に行っていた。印象深いプレーは数多いが、一番感心したのは、7人制NZ代表のクリスチャン・カレンが、自陣インゴールで3人ほど相手をかわしてから100mを走りきってトライしたことだ。この選手凄いと思っていたら、すぐに15人制のオールブラックスでも、WTB、FBとして大活躍した。そのクリスチャン・カレンのテストマッチのトライ画像がある。いとも簡単にトライをあげているが、そのコース取り、ボールをもらう瞬間のスピード、見事だ。鈍足FBだった僕には、本当に憧れの選手である。

http://www.youtube.com/watch?v=y0945lQKP7I

お知らせ◎以前もお知らせした、箕内拓郎選手の(NTTドコモレッドハリケーンズ)のトークライブが、2月16日、大阪・梅田のガーデンシティクラブ大阪で開催されます。まだ少し席がありますので、ご興味のある方、ぜひご参加下さい。詳細は、コチラより。

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日和佐&アイイ

月曜日のトップリーグ年間表彰式の前後に、新人賞の日和佐篤選手(サントリーサンゴリアス)と、得点王のオレニ・アイイ選手(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)の2人にインタビューすることができた。日和佐選手にインタビューして感じたのは、この選手は、「まだ何も始まっていない」ということだった。

日和佐選手は、少年時代、サントリーのランニングラグビーに憧れていた。当時は、永友洋司さんが、スクラムハーフ(SH)で、正確無比なパスワークを見せていた。一番好きなSHは、サントリーの先輩である田中澄憲選手。明治大学時代から好きだったらしい。そんな日和佐選手がサントリーに入るのは必然だった。そして、その初年度に元オーストラリア代表監督、元南アフリカ代表テクニカルアドバイザーのエディ・ジョーンズさんが監督になり、同じチームに世界最多キャップ保持者のジョージ・グレーガン選手がいたというのは、何かに導かれたとしか考えられない幸運である。

いまは、ジョージ・グレーガン選手にさまざまなアドバイスを受けているという。「前を見てプレーしろ、と言われました」。ディフェンスのポジショニングに関しても、目から鱗の助言があるそうだ。そして、来季は現在世界最高のSHと言われている南アフリカ代表のフーリー・デュプレアがサントリーに加入する。「ホントに楽しみです」と日和佐選手。外から見ていれば、デュプレアが来たら日和佐は出場機会を奪われるのではないかと心配してしまうが、そんなことは当人は微塵も考えていない。世界最高の技を学べるのが楽しみで、その選手とポジション争いできるのが楽しみで仕方ないのだ。

グレーガンとデュプレアに直接指導を受けながら成長できるなんて、世界のSHから羨望の眼差しを注がれるだろう。スクラムハーフというポジションに神様がいるとしたら、日和佐選手はあきらかに神様に祝福されている。その成長の過程を見ている我々も幸せなのかもしれない。

オレニ・アイイ選手は、元7人制NZ代表選手であり、IRBの7人制ラグビー世界最優秀選手に選出されるなど、その経歴は輝かしい。フランスのクラブ「トゥーロン」でもプレーした。これまで得点王というタイトルはないが、「オークランドのときは、カーロス・スペンサーがいたし、トゥーロンではアンドリュー・マーテンズがいたからね」と、ビッグネームとともにプレーしたからこそ、プレースキッカーの出番がまわってこなかっただけである。3児の父親だが、日本が気に入っているらしく、「ずっと日本でプレーしたい」と話す。奥さんも日本が好きでトゥーロンからもオファーを受けていたが、奥さんが日本を選んだのだとか。

アイイ選手の言葉で好感を持ったのは、「ラグビーは新しい世界に僕を連れて行ってくれるし、なにより僕を笑顔にしてくれる」というもの。そう、ラグビーは人生を豊かにしてくれる楽しいもの。熱くなってやりあったって、試合が終われば笑顔で握手する。試合中のぎりぎりの緊張感を彼らは楽しんでいるわけだ。

日和佐選手もアイイ選手も、これから始まる日本選手権でさらに観客を楽しませてくれるだろう。それは彼らが、心からラグビーを楽しんでいるからに他ならない。

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TL2010‐2011表彰式

Cup

31日、東京国際フォーラムでジャパンラグビートップリーグ2010-2011年間表彰式が開催された。前日の決勝戦で優勝した三洋電機ワイルドナイツから始まり、各賞が発表され、受賞者にトロフィーや盾が手渡された。三洋電機の飯島均監督は、「思っていた以上に重たいトロフィーですね。創部51年、諸先輩の志を達成できました。FWがキックを蹴り、BKがモールに入る。ステップアップしたプレーで勝てたことも嬉しいです。チームとして12回目の決勝です。今まで運がなかったぶん、神様がこのタイミングで私たちに幸運をくれたと思います」とコメント。会心の笑顔を見せていた。

三洋電機は、反則数が最も少ないフェアプレー賞も受賞。一般の選考委員が投票するベストファンサービス賞は、7年連続で神戸製鋼コベルコスティーラーズ。そして、注目のMVPは堀江翔太選手に。これだけは事前に知らされていなかったらしく、自分の顔写真とMVPの文字が映し出されたスクリーンを、確認するように眺めていたのが面白かった。「ただただびっくりです。一戦一戦、目の前の相手がFWだろうと、BKだろうと、絶対に負けない気持ちで戦ってきました。それがMVPにつながったのかもしれません。来年も狙いたいと思います」と、驚きながらも堂々とコメントしていた。

個人賞は以下の通り。MVPと新人王については、トップリーグ部門長、エリアコミッショナーなどからなる選考委員が選出。ベストフィフティーンは、各報道機関のラグビー担当記者、トップリーグの監督、主将が投票。ベストホイッスルは監督投票。また、特別賞が、男子7人制日本代表、最年長出場記録などを塗り替え続ける松田努選手に、功労賞が今季限りで引退する大畑大介選手などに贈られた。

Ohata

大畑選手は、病院からやって来たようで、足を引きずりながらの登場。「ラグビーを通して多くの人に支えられてきた人間として、表彰していただき感謝しています。ラグビーに向き合ってきた道が間違いではなかったと、自分を誉められる賞だと思います。これからも、ラグビーの発展に力添えできるよう頑張って行きます。皆さん、本当にお世話になりました」

◎個人賞は以下の通り
◆トップリーグMVP=堀江翔太(三洋電機ワイルドナイツ)初受賞
◆新人賞=日和佐篤(サントリーサンゴリアス)
◆最多トライゲッター賞=小野澤宏時(サントリーサンゴリアス)2年連続2回目
◆得点王=オレニ・アイイ(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)初受賞
◆ベストキッカー=田邉淳(三洋電機ワイルドナイツ)2年連続2回目
◆ベストホイッスル=平林泰三 4年ぶり2回目
◆プレーオフMVP=山田章仁(三洋電機ワイルドナイツ)初受賞

Best15

◆ベストフィフティーン
PR1 久保知大(東芝ブレイブルーパス)初受賞
HO 堀江翔太(三洋電機ワイルドナイツ)2年連続2回目
PR3 畠山健介(サントリーサンゴリアス)3年連続3回目
LO 大野均(東芝ブレイブルーパス)5年連続6回目
LO ダニエル・ヒーナン(三洋電機ワイルドナイツ)2年ぶり2回目
FL スティーブン・ベイツ(東芝ブレイブルーパス)3年連続3回目
FL 中山義孝(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)初受賞
NO8 ホラニ龍コリニアシ(三洋電機ワイルドナイツ)2年ぶり3回目
SH 田中史朗(三洋電機ワイルドナイツ)2年ぶり3回目
SO オレニ・アイイ(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)初受賞
WTB 山田章仁(三洋電機ワイルドナイツ)初受賞
WTB 小野澤宏時(サントリーサンゴリアス)6年連続7回目
CTB ライアン・ニコラス(サントリーサンゴリアス)3年連続4回目
CTB 霜村誠一(三洋電機ワイルドナイツ)4年連続4回目
FB 田邉淳(三洋電機ワイルドナイツ)2年連続3回目

追記1◎山田選手のトライ後のチャージについて、コメントでご質問ありました。トライ後のチャージは危険な行為ですが、本人は、トライを防ごうとボールの下に体を入れてもぎとろうとしたが、間に合わずにバランスを崩してぶつかってしまったようです。悪質ではないと、アシスタントレフリーも判断したようです。

追記2◎この日の朝、こんなメンバーで座談会をした。元木由記雄、岩渕健輔、清宮克幸の三氏。進行役をして、めちゃくちゃ圧力感じたなぁ。これからの日本ラグビーのことを、いろいろと話しています。内容は、2月24日発売のナンバー誌に掲載される予定。

Kiyomotoiwa

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TLプレーオフファイナル結果

1月30日、秩父宮ラグビー場では、トップリーグプレーオフファイナルが行われた。観衆は14,390人。序盤戦こそ三洋電機が攻勢に出たが、6分、サントリーはLO篠塚のインターセプトでチャンスを作ると、三洋電機がオフサイドを犯し、CTBニコラスが先制PG。三洋電機もFB田邉がPGを返したが、サントリーが攻め、三洋電機が守る展開が続いた。両チーム通じて初のトライは前半33分、N08竹本のラインブレイクでできたゴール前のラックから右に展開し、CTB平がずらして2人をひきつけ、WTB長友がトライ。前半は、サントリーが、11-6とリードして折り返した。

後半もサントリーが攻勢に出たが、三洋電機はサントリーの反則、ミスに乗じて攻め込み、7分、FL劉がトライし、田邉のゴールも決まって逆転。11分には、SOブラウンがサントリーFWからタックルの瞬間にボールを奪って展開。劉のキックをWTB山田が追いかけて18-11と突き放すトライをあげた。最後は、サントリーもSHグレーガンを投入して追い上げたが、23-28と届かなかった。

「51年かかりました」と三洋電機の飯島監督。社会人大会時代から単独の優勝がなく、トップリーグになってからも3年連続で決勝敗退。やっとたどりついた単独での社会人優勝に涙を流していた。霜村キャプテンの「何年、何十年先にも、三洋電機がチャンピオンだったと言えます」というコメントもいろんな意味を含んで感慨深かった。

攻めきれなかったサントリーと、少ないチャンスをものにした三洋電機。それでも、両者の特徴がよく出た好ゲームだった。サントリーは前半のパフォーマンスを続けられなかった。あれだけ集中力高く動き続けるのを、80分続けるのは難しいというところだろう。三洋電機のパフォーマンスは一定していた。それが現状でのチーム力の差なのかもしれない。LOヒーナン、NO8龍コリニアシの激しく堅実なタックルは見事だった。ただ、アグレッシブアタッキングラグビーを掲げて1年でこれだけの完成度まで持ってきたサントリーは称えられていい。両者が軸になる日本選手権も楽しみになってきた。

プレーオフのMVPは、山田章仁(三洋電機ワイルドナイツ)。シーズンを通してのMVPは、31日発表される。

◎プレーオフファイナル結果
サントリーサンゴリアス●23-28○三洋電機ワイルドナイツ(前半11-6)

訃報◎決勝戦のキックオフ前に黙祷が捧げられたが、女子ラグビー元日本代表の田中智絵さん(28)が29日午前9時半ごろ、京都市内で事故に遭い亡くなった。田中さんは京都市立嘉楽中学の教諭で、顧問を務めるラグビー部の試合のため自転車で登校中だったという。僕は新聞報道を知り、知人から電話ももらった。女子ラグビーの普及活動にも尽力され、指導者としても期待されていた方とのこと。ご冥福をお祈りいたします。

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