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2011年2月6日 - 2011年2月12日

京産大&TL入替戦結果

土曜日は、京都産業大学ラグビー部のグラウンドに行っていた。田倉政憲コーチの取材だった。今月発売の「ラグビークリニック」に掲載されるものだ。もちろん、スクラムについて伺った。田倉さんといえば、1989年のスコットランド戦勝利の日本代表PRである。独特のスクラムと、フランカー並みのタックルで活躍した。なんと、いまだ現役で、京都フリークスというチームでスクラムを組んでいる。「最近は、コースを考えないとタックルも行けなくなってきました。走れませんから」。44歳。元気である。

「村上さん、20年ぶりくらいちがいますか」。そうやね、それくらいになるかも。三菱自動車京都に入ったばかりの頃にインタビューして以来かもしれない。今は、愛知県の三菱自動車に勤務して週末京都の家に帰り、京産大のコーチを務めているようだ。息子さんも高校でラグビー部。ちなみに、ポジションはスクラムハーフだそうだ。当たり前だけど、プロップの息子がプロップになるとは限らないのである。

「僕のスクラムは、独特ですからねぇ」と言いつつ、世界と渡り合ったスクラムのことを教えてくれた。「先にスキルを覚えると、それでなんとかなってしまうから強くなれない」と、まずは、強い体作りが大事だと言っていた。その上で、細かいスキルを覚えれば、体は小さくても世界と戦えるという。

Kyosan


今回撮影に協力してくれた選手達。この前の日記で、天理大が、1月11日から練習を始めていると書いたが、京産大は、1月7日からスタートしたらしい。厳しい練習で知られる京産大は、今年もがんがん走り込んでいるようだ。田倉さんを中央に、左から中村僚太、二木裕作、梅村和巳、北畑勝大の各選手。梅村選手は新キャプテンである。試験中なのに、ありがとうございました。

土曜日は、トップリーグの入替戦が、ヤマハスタジアムと秩父宮ラグビー場で行われた。結果は以下の通り、僅差勝負ではあったが、トップリーグ勢が残留を決めている。

◎トップリーグ入替戦結果
ヤマハ発動機ジュビロ○12-10●九州電力キューデンヴォルテクス(前半(12-3)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス○31-19●キヤノンイーグルス(前半17-12)

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天理大&NZ神業パート2

木曜日は、天理大学ラグビー部のグラウンドに行っていた。今月25日発売「ラグビークリニック」の取材である。自分の車で行ったのだが、京都と天理はけっこう遠い。60キロくらいあった。さて、今回のテーマは「接近プレー」。天理BKはディフェンスラインに接近したところでプレーするスタイルだ。それを小松監督がどうやって作ってきたのか。そこを根本から聞いた。

Tenri1

小松監督の話はわかりやすくて面白かった。「僕の考えは、フラットパスありき、なんです」。詳しくはクリニックを読んでいただきたいのだが、要するに相手のディフェンスが激しく前に出てくるからラインを深くする、というのは違うのでは?という考え方である。練習の考え方なども実演してもらった。ボールを持っている選手の間合いのはかり方がポイント。そして、それはBKだけでなく、FWの選手にも要求されるものだった。

Tenri2

「ブレイクダウンは体格の差で決まらない」というのも興味深い話だった。写真は実演に協力してくれた選手達。前列中央が、新キャプテンの立川理道選手。昨季の立川直道キャプテンの弟である。2年連続で兄弟がキャプテンを務めるのは、小松さんの記憶にある限り、天理では初めてのことらしい。天理は、なんと、1月11日から新チームで練習しているのだそうだ。この日も、午前中に階段ランニングで、みんな足がガクガクになっていたみたい。猛練習の天理、健在である。ちなみに、小松監督と昨日記者会見をした同志社大学の宮本新監督とは、同志社時代に同期。小松監督が海外留学などあったので年齢は違うのだが、今年の関西リーグはこの監督対決も楽しみである。

ジャージが黒だというつながりで、紹介するわけではないのだが、オールブラックスの神業映像を知人が教えてくれたのでご紹介したい。今回は、以前の神業より、コミカルです。

http://t.co/mgD1Jon

追記◎
11日の午後6時過ぎから、ABCラジオの、スポーツにぴたっと。の「ムキムキ!ノーサイド劇場」に出演します。Uストリームでも視聴可能です。

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同志社大学・新監督

2月9日夜、京都市の同志社大学今出川キャンパスで、同志社大学ラグビー部新指導体制発表会見があった。会見場に現れたのは、同大学OBで三洋電機ワイルドナイツの監督としての手腕を発揮した宮本勝文さんだった。

Miyamoto

第一声は以下の通り。
「ここ数年の低迷を見ていて、何らかのお手伝いをしなければならないと思っていました。このたび監督就任の要請があり、仕事と両立できる方法があるかを考え、周囲にも相談した結果、できると判断してお受けしました。三洋の佐野社長にも仕事に支障をきたさないという条件で快諾していただきました。両立はタフでチャレンジングなことだと思いますが、一人でできることではありません。大学、OB、選手が一体となって、強い同志社にしてまいります」

宮本さんは、三洋電機株式会社の海外営業本部でソーラー・大型蓄電CRM総括部、メディカル統括部の統括部長の要職にあり、海外出張も多い。今後は、練習を実際に指導するのは土・日になるが、平日もラグビー部の寮に宿泊して、そのまま出社するなど、仕事以外の時間をすべてラグビーに注ぎ込む覚悟のようだ。

また、監督の下にフルタイムのコーチ2名、フィットネスコーチ、トレーナーを置き、宮本監督が密に連絡をとりながらの強化になるとのこと。フルタイムコーチの発表は後になるようだが、トップリーグ関係者になりそうだ。中尾前監督は大学の職員でもあり、今後もラグビー部をサポートする。

「やって楽しい、見て楽しい、そして勝つ。それが同志社のラグビーです。最近は、その楽しさを忘れていたかもしれません。フィジカルは徹底的に、スキルと両面を科学的に鍛えます。目的意識をしっかり持ち、選手と一緒に考えながらやっていきたい」(宮本監督)

楽しい同志社ラグビーの復活なるか。その手腕に期待は高まる。最後に宮本監督は言った。「選手を幸せにしたいです」

お知らせ1◎水曜日は、「日本ラグビー激闘史」の発売日。今回は、1990-1991シーズン。表紙は、神戸製鋼V3を決定づけたイアン・ウィリアムスの独走。このシーズンは、早明戦での今泉清の独走トライや、大学選手権決勝での吉田義人の決勝トライなど、劇的なトライが多いシーズンだった。ラグビー人気、競技人口もピークのときである。ヒーローは吉田義人。最終ページのラグマガ・タイムスリップは毎度笑えます。

Vol11

お知らせ2◎昨秋から数回にわたって近鉄花園ラグビー場の食堂で行われた「花園アフターマッチFANクションスペシャル、2010-11ラグビーシーズン打ち上げミーティング」が開催されます。日時は以下の通り。選手がやってきて、チャリティオークションが行われるのが恒例化していましたが、今回は、本来の趣旨に戻ってファン同士の交流の場となります。以下、詳細です。

<日時>
2月19日(土)
サントリー 対 神戸製鋼・NTTドコモの勝者
試合後の 16:00~17:30
<会場>
 近鉄花園ラグビー場 2階食堂
<料金>
1,000円
(ビールもしくはソフトドリンク1杯、おつまみ付き。追加ドリンクは有料)
<内容>
「参加者による俺たちが選ぶMVP投票」、「トップリーグ選手名鑑クイズ」、「もしオレがJKだったら…」、「ありがとう大畑選手」など。
<予約> 
メール宛先  rugbylove15@yahoo.co.jp
メール本文に
①お名前、②参加希望人数、③ご連絡先携帯番号をご記入の上、お申込み下さい。受付後、事務局から受付完了メールを返信させていただきます。

<主催>
ノーサイドプロジェクト
お問い合わせは上記メールアドレスまでお願いいたします。
<協力> 関西ラグビーフットボール協会 

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修ちゃん渡米ほか

火曜日はひたすらパソコンに向かっていた。7日、麻生修希くん一家が心臓移植を行うために渡米した。募金は目標額を達成したが、今後も修ちゃんをさらにバックアップし、拡張型心筋症という病気を多くの人に知ってもらうという思いもあって、歌手の中村あゆみさんらによる、チャリティコンサートも開かれ、募金はその後も積み重ねられている。あとは、元気に帰ってきてくれることを祈るばかり。

Conce1

8日の朝日新聞朝刊に「兄貴の白熱教室」の記事。講演のため母校である大阪の池田中学を訪れた、ごつい体の男性の写真がある。ひと目見て、元ラグビー選手だと思った。記事を読むとやっぱりそう。空間デザイナー今福彰俊さんは、大阪の強豪高校でラグビー部だった。ケンカに明け暮れたやんちゃな男が、空間デザイン事務所の社長になるまでを語ったそうだ。これは、周辺住民らを巻き込んだ学校応援団「マイタウン・マイプロジェクト」の一環だという。

海外ラグビーでは、すでにシックスネーションズが開幕したが、2月18日からはスーパー15も開幕する。すでにプレシーズンマッチが行われているが、クルセーダーズのリッチー・マコウが疲労骨折で6週間ほどはプレーできないようだ。

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トヨタ新加入選手

日曜日の花園では、2試合目の東芝対NECを知人と一緒に観戦した。彼と彼女は、神戸製鋼のサポーター。2試合目を少し見て帰ろうと思っていたらしいが、試合が面白くて帰れなくなっていた。NECの東芝を絶対に倒してやろうという闘志あるタックル、そして身を挺してのボールつなぎが、あまりラグビーを見たことがない彼女を惹きつけ、「NECって面白い」という声につながった。

日曜日のNTTドコモ対早稲田大学の録画を見た。NTTドコモの箕内拓郎、めちゃくちゃ元気である。早稲田のほうも、有田隆平キャプテンや、中濱寬造ら来季よりトップリーグでプレーする予定の選手が活躍。なんだか、来季からのトップリーグ昇格組同士の戦いのようで、来季を想像しながら見つめた。箕内選手とは、来週トークイベントで話すので、いろいろ聞くのがさらに楽しみになってきた。

月曜日は、トヨタ自動車ヴェルブリッツから、2011年度新加入内定選手の発表があった。佐藤一斗(PR、178cm、96kg 尾道→京都産業大学)、吉田光治郎(FL、180cm、92kg 啓光学園→帝京大学)の2名。昨季は、東海大の荒木達也、関東学院大の安藤泰洋ら、各大学のキャプテンが多く入ったが、今春も2人のキャプテン経験者が入るわけだ。佐藤は京産大伝統のスクラムを支えたPR、吉田は大学王者となった帝京を率いた。

トヨタ自動車は、試合による出来幅が大きいことが課題とされてきた。今季はそれを払拭できたようにも思えたが、最後は失速。日本選手権1回戦の神戸製鋼戦でも精彩を欠いた。その要因として中山キャプテン、元キャプテンの麻田、日本代表キャプテンの菊谷というリーダー格の選手が欠場した影響は大きかったと思う。リーダーの一声でチームの雰囲気はがらりと変わるものだ。キャプテン経験者を採用していることが課題の克服につながるのか。この中から、3年後、4年後、誰がトヨタ自動車を引っ張る存在になるのか。長い目で見ていこう。

まもなく、南半球のスーパー15が始まる。スーパーラグビーというサイトで人気投票をやっている。現在の1位は、クルセーダーズ。投票してみては?
http://super-rugby.jp/superrugby/

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日本選手権1回戦結果

日曜日は日本選手権が開幕。僕は近鉄花園ラグビー場にいた。きょうは、最近のラグビー観戦のなかでは暖かく感じたお客さんが多かったような気がする。

第1試合は、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対神戸製鋼コベルコスティーラーズの戦い。昨年の日本選手権1回戦の同じカードでは、トヨタ自動車が快勝。神戸製鋼はタックルが決まらず不甲斐ない負けをした。「その映像を見て、こんな悔しい負け方はしないでおこうと、この一年を始めました」と苑田ヘッドコーチ。神戸製鋼はこの日、気持ちのこもったディフェンスでトヨタに圧力をかけ続けた。FB濱島のハイパントをキャッチしたWTB大橋が見事にキャッチしてのトライ、PGなどで主導権を握り、最後は、SOグラントの決勝ドロップゴールで接戦を制した。

トヨタ自動車は、FL中山キャプテン、NO8菊谷、SH麻田、WTB遠藤という主力を欠いたこともあるが、攻撃面でミスを連発し、トライチャンスも、ノックオン、スローフォワードなどでつぶしてしまっていた。ゲームキャプテンを務めたLO北川は、「試合中にミスを修正できなかった。トライを獲らなければいけないところでも獲りきれず、勝てる試合を落とした印象です」とうなだれた。

神戸製鋼の苑田ヘッドコーチは、「トヨタに勝つために練習したことが出せて嬉しい」とコメント。平島キャプテンは、「きょうは、一対一でゲインラインを切らせないことができた。勝ちたい気持ちも勝ったと思う」と手応えある表情。たしかに、トヨタはやや集中力を欠く場面が多く、神戸製鋼のほうが辛抱強く戦っていた。

第一試合も点差は競ったが、第2試合も白熱した。特にNECグリーンロケッツの闘志溢れる突進、タックルが素晴らしく、「スタンディングラグビー」の東芝ブレイブルーパスを前に出させず緊張感ある内容となった。前半は、東芝がモールからHO湯原のトライ、NECがCTBツイタヴァキのトライで7-7。後半はNECが、SH藤戸のPGで先にスコアすると、東芝もFB立川がトライを返し、14-10。その後も拮抗したが、後半25分、宇薄のトライで東芝が突き放した。

NECは、FW第三列のニリ・ラトゥが出場停止、権丈が負傷で不在だったのだが、それでも、NO8日高がよくラインブレイクしたし、FL浅野、土佐も激しく前に出た。CTBツイタヴァキも攻守に軸になってよくボールをつないでいた。見ていて興奮するシーンがたくさんあった。それでも後半終盤の東芝の危機意識の高さは一枚上だった気がする。後半32分あたりに攻め込まれたシーンで、複数名が一気に戻ってボールを確保したのはさすがだった。

肘を痛めていて、後半だけの登場になった廣瀬キャプテンは、「反省すべきところ多いが、次につながるいい試合になった」と話し、瀬川監督も「接点でドライブすべきか、パスすべきがコミュ二ヶーション不足でミスがあった」とつ課題をあげていた。一方、これでシーズン終了となったNECの岡村ヘッドコーチは、「今季掲げたビッグハートの集大成として戦えました。選手を誇りに思います」とコメント。ゲームキャプテンの浅野は、「もっとこのメンバーで戦いたかった。でも、ビッグハートを体現できたし、悔しいけど、胸を張って帰りたい」と涙声で話していた。

◎日本選手権1回戦結果
早稲田大学●43-66○NTTドコモレッドハリケーンズ(前半19-31)
帝京大学○74-3●タマリバクラブ(前半19-3)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○27-17●トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半13-10)
東芝ブレイブルーパス○21-10●NECグリーンロケッツ(前半7-7)

この結果、2月13日、秩父宮ラグビー場での2回戦は、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対NTTドコモレッドハリケーンズ、東芝ブレイブルーパス対帝京大学、というカードになった。

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