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中居智昭選手に会う

10日の朝は、東京の府中に行っていた。東芝ブレイブルーパスの中居智昭選手(30歳)へのインタビューのためだった。もちろん、トップリーグ100試合出場に一番乗りしたことが話の軸になった。「最初に100試合に到達したのは、ラッキーでした」。約1時間いろんなことを聞いたのだが、ものすごく気持ちのいいインタビューだった。

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中居選手は、熊本工業高校を卒業後、マツダに入社した。「勉強が嫌いなのに大学に行って親に負担をかけるのが申し訳なくて、高校を決めるときに卒業後は就職しようと思っていました」。そして、マツダのラグビー部に所属しているとき、U19日本代表などに選出されるなど、その才能が認められ、より高いレベルでのラグビーを志すようになる。当時のマツダの吉永監督は、「日本代表になれよ」とリリースレターを書いてくれた。だから、移籍したシーズンから東芝で試合に出ることができた。東芝に入社したのは、トップリーグが始まる2003年のことだ。

186㎝、98㎏の屈強な肉体でレギュラー出場を続けるのだが、意外なことにウエートトレーニングなどの数値は低い。「一つ一つのプレーを比較していくと、みんなに勝てないです。僕は自分の体で使えるものをすべて使っていますね」。決してあきらめずに戦う姿勢がチームにとって欠かせない存在になった。手本としたのは亡くなった渡邉泰憲さんだったという。「相手にも同じような選手がいると、試合中はやりあうけど、終わったらお互いニヤッとしたりしますね」

日本代表のマイケル・リーチ選手が加入し、同じポジションの中居選手としては心中穏やかでなかったのではと想像していたのだが、まったく違っていた。「トップリーグ選抜と日本代表の試合で初めて対戦したのですが、ものすごくいい選手だと思いました。今は自分の経験をすべて伝えています」。中居選手は、レベルの高い選手同士で競争したほうがよりラグビーが楽しめると考えている。そして、こうも言っていた。「僕の役目は、100試合の経験を伝えていくことです。僕が手探りでやってきたことを伝えれば、今後の選手はもっと質の高い100試合ができると思うので」。自分の技術、経験を隠して競争に勝とうなどとは微塵も考えていない。好漢である。

ちなみに、中居選手のニックネームは「キイチ」、SHの三井選手は「ミッチー」、ここにマイケル・リーチ選手が加入して、すごくややこしいらしい。リーチ選手はいつも自分が呼ばれたと思ってきょろきょろしているとか。

このインタビューは、1月下旬に発行される日本ラグビー協会の機関誌に掲載される。

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    コメント

    またしても迷走、不可解ですね。
    あの方のどこを買っての決定なのでしょう?外国人監督のための語学力だけの決定でしょうか?では、現任通訳のジュリアさんがGMになればいいのに!
    あのGMに「君はディフェンスに問題があるから」って言われて納得する選手がいるんでしょうか? あの方を採用した理由が知りたいです…。

    投稿: タツヤキ | 2012年1月11日 21:23

    神戸製鋼コベルコスティーラーズの谷口選手はあぁいった振る舞いが多いですね、シンビンなどのジャッジがされた後の立ち振る舞いもほぼ同じ。
    あれだけの余裕があるならば、もっと走れば?もっと密集に入れば?もっと相手をつぶすタックルすれば?あーラグビーていいな!とおもわれるようなプレーすれば?..

    もう少しラグビーび真摯に取り組んでもらいたいです。

    神戸製鋼でレギュラー?だから自分は一流だ、と過信してはいけないと思います。

    あなたレベルの人は山ほどいます。

    投稿: オーシャン | 2012年1月11日 21:09

    それにしても…重光選手はいいですね! 強くはないにしてもタックルが嫌いって訳でもなさそうですし。
    ただ、残念ながら指揮官が変わっても年齢的にスコッド入りは難しいでしょうか…。
    オフェンスはかなりレベル高くないですか?

    投稿: タツヤキ | 2012年1月11日 20:13

    中居選手、イイ笑顔ですね!!
    現代のTL・日本のラグビー界において数少ない高卒ラガーとしての活躍は本当に素晴らしい、と思います。今年こそリーチ選手の加入で出番が減りましたが、昨年までの身体を張った活躍、ラインアウトでの確保、本当に欠かせない選手だったように感じてます。今シーズンも、TLのトーナメントや日本選手権を見据えるとこれからが本番です。ワン・チームの信条の下、東芝の2冠のためにグラウンドでチームで貢献してください。

    東芝は数年前に引退したSOの島崎選手もゲームに出れないときはウォーター・ボーイをやって、最近では先乗りスコアラーとして、次の対戦相手のビデオを撮っていたりと、フォーア・ザ・チームのスピリットが最高だと思います。プロが進む日本のラグビー界ですが、東芝の風土やチーム・スピリットを大事に引き継ぎ、日本のラグビー界をリードしていってください。

    まだまだ、中居選手のガッツ溢れるプレイを楽しみにしてます。丸くならずに“NEW 番長”を襲名してグラウンドで暴れてください。
    村上さん、有名私大卒のタックルが出来ない、花形プレイヤーばかりでなく、いわゆる「いぶし銀」のプレイヤーのピックアップを、これからも期待しています!!

    投稿: 40代のファン | 2012年1月11日 16:51

    しかし、神戸の谷口はいらん事しますね。
    あのキックも全く必要無いし、いつもへらへらしてるし。
    まず、心を鍛えて一応日本の代表という自覚を持って欲しい。
    下の人間はみんな見てるし、試合に負けたのもあのシンビンが少なからず影響あったはず。

    投稿: サンス | 2012年1月11日 10:22

    自分の経験を伝えるという生き方は、とても共感できます。と言っても、当方はしがないサラリーマンではありますが。
    最近の若いサラリーマンには、自分の軸がない人間が多く、それを持たせるよう仕向けるところからスタートですが、リーチ選手なら、そんなもの不要で、いいコミュニケーションできてるんだろうなあ。
    教え甲斐、伝え甲斐がある後輩がいるというのはうらやましい話です。

    投稿: テルキー | 2012年1月10日 21:33

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