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TLファイナル結果

2011年度のトップリーグ王者に輝いたのはサントリーサンゴリアスだった。キックオフ直後からサントリーは徹底してボールをつなぎ、接点の攻防で当たり勝った。「パナソニックのラッシュディフェンスには接点で負けたらダメ。シンプルなプレーで接点に勝とうとしました。最初の10分にそれができました」と竹本隼太郎キャプテン。パナソニックにペースを握られる場面もあったが、粘り強く守り、切り返した。

パナソニックワイルドナイツの霜村誠一キャプテンが、「一つ一つのプレーで少しずつ食い込まれました。サントリーのアタックが素晴らしかったです」とコメントした通り、サントリーは、ブレイクダウンで前に出ながらテンポよくボールを運んだ。

前半19分、パナソニックのCTBジャック・フーリーのトライは見事だった。ラックサイドをついたSH田中からのパスを受けたのだが、密集背後からチャンスを見るや瞬時の加速でタックラーを抜き去った。サントリーが流れを引き寄せたのは、前半32分、36分の連続トライだろう。まずは、相手陣に蹴り込んだキックオフのボールを確保し、密集サイドを抜け出し佐々木隆道からデュプレアへパスがつながってのトライ。そして、ゴール前のラインアウトからのモールを押し込んでのトライである。これで20-13。

試合を決定づけたのは、後半24分のジョージ・スミスのトライだった。ラックの外へ広がろうとするパナソニック防御の逆をついてスミスが内側に切り込んだもの。スコアは、37-16。パナソニックもトライを返したが、サントリーも、相手ミスをSH日和佐が拾って、ニコラスがフィニッシュし、突き放した。

試合直前に、LO篠塚、CTB平の2人が負傷で欠場することになりながら、代役の田原、岸和田が無難にプレー。チーム力を感じさせるサントリーの優勝だった。エディ・ジョーンズGM兼監督は、「スバラシイ! いいラグビーが出来ました。パナソニックはとてもいいチームで、攻めづらかった。そこでアタックを修正できました。去年のサントリーはスピーディーにボールを動かすチームでしたが、今年はさらに柔軟性をもって戦うことのできるチームになりました」と満足げ。さっそく、「日本選手権ではさらにいいラグビーを見せたい」と意気込みを語っていた。

プレーオフトーナメントのMVPは、3トライのジョージ・スミス選手。「とても嬉しいです。いつもチームの中での役割にフォーカスしてプレーしています。3トライとはいえ、2トライはモールからのもので、セットプレーが起点でした。練習の成果です」。トライだけでなく、相手のチャンスを奪うタックル、ターンオーバーと試合を通して動き続けた受賞だった。

■TLプレーオフトーナメント決勝結果
サントリーサンゴリアス○47-28●パナソニックワイルドナイツ(前半20-13)

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    コメント

    これでようやく、秩父宮の芝生たちもゆっくり休めますね。来シーズンこそは、各チーム少しずつでも他会場に移すべきでしょう。大学チームなら、駒沢(渋谷から近くて便利)か三ツ沢(フットボール専用で見やすい)。等々力や駒場開催を試してみるのも面白いかもしれません。社会人チームは、練習グランドに近いスタジアムで。NEC・パナソニック・三菱重工相模原は、引き続き柏の葉・太田・麻溝公園で。府中のサントリーと東芝、多摩センターのキヤノンは味スタ。二子玉川のリコーは、田園都市線ですぐの駒沢。二俣新町のNTTコムと船橋のクボタは、蘇我のフクアリ。ちょっと遠いのがネックですが、駅から歩いて行けますし、何より見やすい(秩父宮・熊谷以上に快適では?)。

    投稿: 坂石町分 | 2012年3月 1日 10:04

    サントリーはディフェンスの出足が早いですね。パナはボールを出すのにすご~く時間がかかっていましたね。
    でも村上さんもほめているフーリーのトライはすばらしかったですね。感動しました。

    NECが準決勝までいけば対戦するので、そちらの試合も楽しみです。

    個人的には今年はかなりトップリーグの試合を生で観戦したのですが、ここ4シーズンずっと減り続けているということなので、来シーズンは一人でも多く知人を誘ってみようと思います。

    そして秩父宮のグランド(ピッチって言うのかな?)が修繕され、選手が安心してプレーできるようになればと・・・
    (実際、決勝でもかなりスベるシーンがありました)

    投稿: ねこぷ~ | 2012年2月27日 10:37

    今日の試合はなかなか面白かったです。寒い秩父宮でしたが、心が温まりました。
    試合の印象はやはり、パナソニックの監督を悪く言うつもりは全然無いんですが、あの経歴のエディさんには、歯が立たない、監督の差じゃないかなと思いました。その人が日本代表の監督になるのは嬉しいです。
    サントリーの攻撃、ボールを受ける前からスピードが乗っていて、そこからまた「グッ」と加速して接点に入る強さ速さが印象的でした。大学ラグビーとは違いますね。
    そして裏チョンというかエリアマネジメントというか、徹底的にキックしていた印象。そして注意が薄れフィットネスも消耗させられ、後半にかけて内側がパックリ割れるトライが多かったですね。
    完璧な理詰めという感じでした。

    東芝やパナソニックが日本選手権で、どう対応してくるのか。そこがとても楽しみです!

    投稿: トンガリキッズ | 2012年2月27日 03:50

    ファイナルにしては観客の入りが少し淋しかったですね。
    サンスポ・コムには「W杯敗退も影響か」とありましたが、あのピッチの状態も一因じゃないかと思いました。
    ボールを持った選手が恐る恐るステップをきったり、ディフェンスの選手が芝に足をとられたところで穴ができてトライが生まれたりするのを見たりすると心底がっかりします。もっと躍動するプレーを見たいと。
    最重要の試合が最良の状態で行われるようにしないと、ファンが感じるその試合のステータスというか特別感といったものは上がってこないと思います。
    もしかしたら協会の人たちがこの試合を特別重要視していないのかもしれませんが。

    投稿: かもねぎ | 2012年2月27日 00:46

    パナソニック応援していた私ですが、今日はサントリーの完勝でした。素晴らしいラグビー!
    ワイルドナイツには、日本選手権での雪辱を期待します。

    投稿: ねも | 2012年2月26日 21:52

    スコア以上のサントリーの圧勝だったと思います。2冠も見えたのではないでしょうか。パナソニックは三洋時代のディフェンスの強さがなくなった気がします。

    投稿: タマモクロス | 2012年2月26日 19:28

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    受信: 2012年2月26日 22:02

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