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ジャパンXV対Fバーバリアンズ戦結果

20日の夜は、秩父宮ラグビー場でJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン) 対 フレンチ・バーバリアンズ(FBB)戦を取材した。FBBは、開始1分、ハーフウェーライン付近でのターンオーバーから攻め、FBラぺイルが先制トライ。その後は、HOウィリアム・セルヴァを軸にスクラムでJXVを圧倒し、8分、SHラカンプがトライするなどして次第に点差を広げた。

強風の風下に立ったJXVは、自陣から連続アタックを仕掛け続けたが、何度もターンオーバーされてはピンチになった。フランス代表経験者こそ少ないとはいえ、フランスのトップクラブでプレーする選手達は、個々のスキルで日本を大きく上回っていた。パス、キックの精度、距離、的確なタックル。ただし、選抜チームだけに、組織ディフェンスに関しては穴も多かった。日本がそこを突くことができない。連続攻撃を仕掛けるのに精いっぱいで、スペースにボールを動かせていなかった。

後半に入ると、風下のFBBがタッチキックをミス。そのラインアウトからの攻撃で、CTB田村が左中間に飛び込んだ。その後も、アグレッシブに攻め、一時は、21-32まで迫ったが、相手の重いタックルにノックオンを連発し、届かなかった。

FBBのロラン・トラベールコーチは、「両チームとも、いいラグビーをした。レベルも高かったと思う。我々は前半効率よくプレーできたことが勝因。後半に反則が増えたところは修正しなくてはいけない」とコメント。和やかだったFBBの会見後、JXVのエディー・ジョーンズヘッドコーチが入ってくると、会見場の雰囲気は一変した。

険しい表情のジョーンズHCは、厳しい口調で語り始めた。「ほんとうにひどいパフォーマンスです。ファイトしていない。FBBにフィジカル面でやられ、セットでやられ、好きなことをさせていた。勇敢さが感じられなかったのは残念。選手のセレクションをもう一度考えないといけない。日本のために本当に戦いたいのか。ハーフタイムに選手を罵倒した。学校の先生のようでした。こんな試合を二度と繰り返してはいけない。本当に戦いたい日本選手を探さないと。また外国人選手をたくさん並べればいいのか。コーチとして、このパフォーマンスについて、お詫びを言いたいです。私の責任です。本当にこれはシリアスな問題です」

廣瀬キャプテンは「もう一度選手をまとめて前に進みたい。まだもう一試合チャンスはありますので、少しでも変わったところを見せたい」と言葉を絞り出した。ジョーンズHCの怒りは収まらず、「この中で何人かはもう日本代表でプレーすることはないでしょう」と、前半の甘いタックルに失望したと語った。「最後はよくタックルしていた。それがなぜ最初からできないのか。ここで変わらなければいけない。それを分かってほしいから、ここまで言っているのです」。険しい表情は最後まで変わらなかった。

指揮官のメッセージが本当の意味で伝われば、24日の試合のJAPAN XVは、違うはずなのだが。

■試合結果
JAPAN XV●21-40○フレンチ・バーバリアンズ(前半7-32)

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    コメント

    メンバー的にはA代表に近いと思います。このスコアなら悲観するほどでもない気がします。昔のA代表は、寄せ集めといった感じで練習する時間もなくて、よくぼろ負けしてた気がします。
    小野、仙波、廣瀬といった選手にとっては、サモア戦から中二日で肉体的にきつかったと思います。こんな短い間隔で試合をする大会はW杯くらいではないかと。深読みするなら、次のW杯でもこの3選手は主力として頑張ってほしいというエディー監督の考えではないでしょうか。
    最終戦は何が何でも勝って、ジャパンの成長ぶりを見せて欲しいです。

    投稿: 岡山スポーツファン | 2012年6月22日 12:36

    試合後の選手の表情、やりきった感に溢れ笑顔が出ていたのが不思議でたまりませんでした。
    (ピッチに立っていない者が言うなと言えばそれまでですが)
    選手の皆さんは悔しくなかったのでしょうか?これはただの練習試合とでも?

    ジャパンがすべきことは、格上の海外チームに揉まれ、自己の立ち位置を知ることだと思います。
    貴重な経験ができる時間を遊び半分でこなしてしまっては、この試合に関わる全ての人に失礼です。
    ラグビーの人気向上云々の前に考えることがあるのではないでしょうか。

    投稿: うみ | 2012年6月21日 23:57

    キャプテンがほんわかしてましたからね(汗)

    「なぜ最初からできないのか」
    ってことで、次からは試合開始前に雷落としてもらいましょう。

    最近では大学の授業で高校の補習をやっているということをよく聞きますが、なんかそんな感じですね。
    「え?世界一のフィットネス目指してるのに、そこで走らないの?」っていう、「え?それって日本ラグビーの基本じゃないの?」っていうところで失望させられますよね。
    まぁ、プロ化した昨今のラグビーでは違うのかもしれませんが、アタックのときにでも平気でボールから目を離して自分のポジションにつこうとしますよね。「ボールから目を離さない」って基本だと思ってたんですが。
    そのくせ、ディフェンスのときにはボールウォッチャーになって、相手の人数と自分のポジショニングの計算すらできてないし。
    そして一番気になるのが、SOとCTBでループする技を身に付けたのはいいのですが、そこでしかループしませんよね。
    ループというか、最近はバッキングアップってやらないんですか?
    飛ばしパスで自分が飛ばされたら、普通その外に回りこんでパスをもらいにいきません?
    飛ばされたあとスピードダウンして見てるもんなんですか?
    飛ばされた選手がどんどん外に回りこむから人数が余るのだと思っておりました。
    先日のサモア戦のスクラムから展開してツイがトライしたやつも、飛ばされたゴローミー選手が外に回りこんでたら、一発でトライだったと思いました。
    結局、菊谷選手みたいな人が大外で待ってないと余らないようでは、いつまで経っても端っこトライかと。。。
    的外れな見方なのだろうか・・・
    とりあえず、日本ラグビーの未来のために、日曜日は秩父宮に応援にいきまする。
    そして最近のラグビーを勉強してきまする。

    投稿: 島田 | 2012年6月21日 12:19

    ダメだったのは今にはじまった訳ではない。
    いいとこもある。
    それも昔からいわれてます。
    言われている事はシンプルなこと持ってる物を100%最初から出し惜しみせず出せということ。
    エディのセレクトや指揮に疑問を挟んだ記者いたが、
    アホかと思いました。
    要はこれまでの文化がなあなあだったと誰もがわかるでしょう。
    エディはそういう意味でもJAPANになくてはならないし、また関係者すべてがエディがいなくても100%ファイトできる文化を一人一人が作らなくてはいけないということです。
    それが出来て戦術に初めていけるんです。
    だからファンは何があっても見捨てることはしてはいけません。
    それが私達に出来ることだから

    投稿: ささき | 2012年6月21日 10:01

    前半の前半は本当に失望したした。昔のJAPANはとにかくタックルでお客さんの歓声があがりました。アタックの期待感は確かに高まりましたが、今のJAPANはタックルの熱さを感じません。結局はディフェンスがダメだとこう試合になるんだと思いました。
    ハーフェー付近でパントをあげられて、余裕をもってトライをとられたシーンがありましたが、7人制のトライをみているようでした。まずは組織ディフェンスの前に、前に出る激しいJAPANタックル、最後までボールを追いかけるといった熱い気持ちを見せて欲しいと思います。

    投稿: mm | 2012年6月21日 08:32

     1試合、1試合勝っていかないと より強豪国列強との試合ができないこと 日本の強化が前にすすまない事 試合にでる選手はもっと自覚して欲しい 少なくとも前半戦 気持ちは伝わってきません残念で、情けなかったです、2007年W杯ウェールズ戦観戦いきましたが、一方的に攻められる悔しい試合はもう見たくありません、あきらめず応援しますが、見ている観客に気持ちの伝わる試合をもういちど期待します。

    投稿: 瑞穂運動場で2019 | 2012年6月21日 08:04

    スポーツ人類学のブランチとして「ラグビー人類学会」を2015年に建ち上げる準備を進めている、東京都・港区の山崎です。
    皆さんは、先日のパシフィック大会で、多くの南洋諸島の選手たちがフランストップリーグで高給でプレーをする猛者だったことをご存知でしょう。
    フランスリーグは3部制ですが、古くから海外組や移民が多く、彼らがフランスラグビー文化の洗礼を受けて母国にそのラグビー血液を流し込んで
    大変大きな影響を与えてきました。
    たとえば、ルーマニア、グルジア、ロシアもそうですね。
    わたしは実は30歳代のころ、カルチャーショックを受けてフランス南部にラグビーコーチングの武者修行に単独で出かけました。農業国家フランスではラグビーは、ひとつの「男の甲斐性」であり、
    明らかに合法的な格闘技のひとつです。昨晩のプレーに見るように、スクラムひとつ、ラックひとつ、ペナルティーからのクイックムーブひとつとっても、すべて取り組みもルール解釈も異なります。

    フランス人選手の素質の中に、驚くべきものが隠れています。
    日本人が遺伝的に弱い、「空間認識力」「ゲームの空間的変移認識力」というやつです。
    昨晩の最後のウイングのトライ・・・あれに象徴されます。
    ラインが動く・・試合が変移する・・ゴールラインまで残された空間をフィールドと、上空と、縦と幅と高さと・・・変移するまますべて瞬間的に把握して・・・最も有利で効率のよい自軍の展開方法を一瞬に決定して実行するのです。
    当日は、スタンドオフかセンターかが、長い距離の高いパントパスをウイングが走りこめる空間に蹴り上げたのでした。しかも、ノーサイド直前に。結果は彼らFBBがノーサイド数十秒前に追加のトライを挙げたのでした。

    特に南半球やフランスではFWのオーバーザトップやオフサイドはレフリーほとんど見ませんし、ラックなどにおいてボールをサイドから奪っても、奪われても、まったく関知されません。奪われたり邪魔されてしまうFWが軟弱とみなされます。
    逆にBSのオフサイドにはうるさいのです。
    これは、荒っぽく、獰猛なFWプレイこそがゲームを開拓し、突き抜けるようできらめくようなBSランニングがゲームに華を添え、観客を燃え上がらせる・・・その総体こそがフランスラグビーである。・・・という国家国民ののラグビー思想というか、根本信念に基づいています。

    かつてブリティッシュライオンズが南半球に遠征をして、試合中の多くのボクシング武勇伝を築いたのも、理解できますね。

    全仏選手たちのレベルになって初めて国際ルールの再講習が行われ普段の傍若無人が修正されるくらいです。昨晩のレフリーの不可解な判定はそのヨーロッパラグビーのもうひとつの支配者、フランスチームFBBのプレイ基準に合わせて笛を吹いていたのです。

    それに増しても、日本JP15チームがタックルに対するボディーコントロールやラックへの体勢の
    基礎の粗悪さ、軟弱さがさらけ出されました。
    全体を叱責し、鼓舞するリーダーも不在でした。
    ノックオンは代表クラスでは、海外では考えられません。それは、「信念」の問題です。
    それは、何万人といる一生懸命がんばっている高校生・大学生・社会人プレーヤーたちに対する「侮辱」です。
    もうひとつは、日本人自身が数十人単位で海外有力チームにて武者修行するべきでしょう。サッカーのように。国内国際試合よりも大切です。
    ------------------------------------
    さて、準備を進めている「ラグビー人類学会」は、
    なぜラグビーが優れたスポーツ文化遺産として
    生き残り、伝播し、国際普及しつつ進化し続けてきたのか・・・なぜ子供たちの教育のために優れているのか・・・なぜ大人たちの社会教養として
    優れているのか・・・他のスポーツとの相違点・優位点を探り当てるのが使命です。
    建ち上げには、多くの支援が必要です。みなさんのご意見や応援をお待ちしています。

    投稿: 山崎敦史(やまざき・あつし) | 2012年6月21日 07:38

    失望。
    がっかりです。

    投稿: マスター | 2012年6月21日 07:36

    昨日は帰宅後にテレビをつけた直後に小野選手がトライをした所でした。おそらく初っ端に勝負決められてしまったのでしょう。残念です。一つ気になったのはハーフブレイクした後に沸き上がるようなフォローがいなかったことです。かつての増保選手や大畑選手はあそこに顔を出してました竹中選手も危険なランナーとしてあそこに顔出して欲しかった。

    投稿: スペンサー | 2012年6月21日 07:31

    ラグビーのエディーさんも タウンゼントさんの様に、
    名伯楽として よちよちジャパンを大きく育ててくれるのかな。
    そう思わせてくれる叱咤と理解しました。

    投稿: ナベゾ | 2012年6月21日 06:19

    現地観戦。無知な質問ですが相手より小柄な日本が一次アタックでスクラムサイドかCTBを縦に突っ込みませるアタックを多用する印象があります。これはどんな意味があるのか教えて下さい。相手が大きなFWならオープンに展開して遠いところで、二次アタックのポイントを作った方が良いと思いますが。

    投稿: ピアノマン | 2012年6月21日 05:44

    今月3度目の秩父宮観戦。テレビみたいにいつもポールポジションで観れないから遠目で見づらい時もあったが最初に2本取られたのはあっさりで、3本目、裏にパント蹴られてスコアされた時はポールを追わず、見ている人が沢山いて、それまでの動きで疲れて動けないのではなく、ボールが来るの待ってたバックスの人も追わない!私はある選手とこの前言葉を交わしたので、その人が活躍するのを楽しみに注目してたからガッカリしました。自分が現役の頃、チームの為に笛から笛の間は倒れるまで走るつもりでいたが、有料試合で国を背負って戦う人がこの体たらくでは。ラグビーって無様な試合ばかりだから人気減り続けてんだと思いました。サッカーのサポーターみたいに卵ぶつけるくらいじゃないと駄目なのかとも思いました。頑張ったのは後半だけだからチケット代半額払い戻して欲しいです。

    投稿: ドニントンパーク | 2012年6月21日 02:27

    エディのコメントを聞いて、少しは怒りが治まりました。私は、前半20分位で真面目に見る気を無くしました。かのフランス人HCがキレた試合より酷かったのでは。ラグビーを見に来るんじゃなかったと後悔した試合は、ファン歴11年目で初めてです。来る前は、ナイターならもしや1万人以上入るのではと密かに期待してたのですが・・・ラグビーを嫌いになりそうです。

    投稿: 坂石町分 | 2012年6月20日 23:25

    良いところもあったが…。私ごときが言うのもなんですがもっと頑張れって言いたい。

    投稿: nick | 2012年6月20日 23:00

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