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第3回全国中学生大会

17日は、茨城県水戸市のケーズデンキスタジアム水戸に行ってきた。前日の札幌(千歳空港)から、羽田、水戸への移動は思いのほか時間がかかった。15日は関西空港から千歳空港に行ったので自宅から空港、空港からホテルへの長距離バスも含めて、ずっと移動していて、運ばれている荷物になったみたいな気分だった。

「太陽生命カップ2012 第3回全国中学生ラグビーフットボール大会」は、9月17日、大会最終日(3日目)を迎え、最終順位決定戦が行われた。JSPORTSは、ラグビースクールの部、中学生の部のそれぞれ決勝戦を生放送した。僕は大畑大介さんと一緒に解説させてもらった。この大会を生で見るのは2年前に菅平高原で行われた第1回大会以来2度目。昨年はワールドカップのため、ニュージーランドにいた。ここでも時の流れの早さを感じる。

ラグビースクールの部では、九州王者のかしいヤングラガーズと、兵庫県の三田ラグビークラブジュニアが対戦し、攻撃力で上回るかしいYRがFB今村元気の先制トライ以降、着々と加点した。三田RCJも、CTB村井康太郎が100m11秒台のスピードで何度も防御を破るなど反撃したが、かしいYRのディフェンスも固く、3トライを返すにとどまった。かしいYRのボールつなぎ、スペースを見つけて走り込みスキルは見事だった。体格の小さな選手が多かった三田だが、最後まであきらめずにコーナーに返ってタックルする粘りに心打たれた。決勝進出、立派な成績だ。そして、かしいYRは、第3代目のラグビースクール王者となり、第1回のつくしヤングラガーズ、第2回の春日リトルラガーズに続き3年連続で福岡県のチームが頂点に立ったことになる。

続いて行われた中学校の決勝戦は、奈良の天理と大阪の文の里という関西対決。こちらは、立ち上がりに怒涛の勢いで攻めた天理が、前半10分で3トライを畳み掛け、主導権を握った。フラットなパスで防御ラインを破る動きは、まるで天理大学のよう。文の里もボールを大きく動かしながら攻めるのだが、天理がダブルタックルで体を自由にさせてくれない。チャンスに見えても、あっという間に白と黒の縞模様のジャージが取り囲んでターンオーバーしてしまう。その動きの素早さに、何度も解説席で大畑さんと顔を見合わせた。

これは大畑さんに教えてもらったのだが、先制トライを奪った天理のキャプテン武田誠太郎選手は、神戸製鋼でも活躍したFB八ツ橋修身さんの甥っ子。リーダーシップも素晴らしく、ノーサイド後すぐに相手キャプテン福田一輝選手と握手をかわし、スタンドへの挨拶では選手達のジャージの乱れを直させてから深々と一礼。報道陣への受け答えも堂々としていた。「一人一人の色を、いい濃さでまとめることを意識してきました。最後に天理といういい色にできたと思います」。

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天理中学は関西勢初の優勝。第1回は秋田北中学、第2回は國學院久我山中学が優勝している。

観客席には、天理中学の卒業生で、クボタスピアーズの立川直道選手、立川理道選手が兄弟で応援にかけつけていた。「僕らの頃より、はるかに強いし上手い。すごいです」(理道選手)。少し言葉をかわしていたら、あっという間に中学生たちに囲まれて握手攻めにあっていた。試合前、選手達の気合の入った表情を見て感動した。こんな表情をして戦う経験ができる彼らは幸せだし、本気で戦った相手チームの選手達との交流も生涯の財産になるだろう。いいものを見せてもらった。感謝。

女子のエキシビションマッチを含めて、それぞれの決勝戦の結果は以下の通り。他の試合結果は、日本協会のHPをご覧ください。http://www.rugby-japan.jp/

■第1ブロック(学校課外活動の中学校チーム)
天理中学校(関西③/奈良県) 47-5 大阪市立文の里中学校(関西②/大阪府)
■第2ブロック(社会体育のラグビースクール)
かしいヤングラガーズ(九州①/福岡県) 50-19 三田ラグビークラブジュニア(関西③/兵庫県)
■女子エキシビジョンマッチ
U15九州女子選抜 7-7 U15関東女子選抜A ※大会規定により両チーム優勝

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    コメント

    福岡県決勝は、かしいYR 7 - 3 筑紫丘jr でした。

    双方とも素晴らしいDFで、かしいは全国大会より県予選が一番しんどかったのでは?

    投稿: 福岡ラグビーファン | 2012年9月18日 21:42

    村上さんの仕事の幅の広さにあらためてびっくりです(他のスポーツの解説者が、中学生の試合から社会人、海外までこなすなんて、ないですよね)。

    nickさん、どこかで私の姿を見ましたか?(笑)。PCは濁点の判別がつきにくいですよね。お気になさらずに。
    コメントありがとうございました。

    投稿: ねこぷ~ | 2012年9月18日 21:28

    録画してた中学生全国大会をようやく見ました。

    ブレイクダウンの攻防、タックルの強さはとても中学生とは思えない!今後の彼らが楽しみです。

    子供たちが憧れる日本代表。実は私の県からまだJAPANが誕生していません。私の県からJAPANを出したいな。地元の子供たちが憧れる地元出身のJAPANを。

    しかし中学生や高校生の若さは羨ましいな。私にはもうない(涙)。

    投稿: nick | 2012年9月18日 20:46

    文の里中学は女子選手が男子に混じってプレーしていましたね。男女の体力差が出てくる中学生のカテゴリーで、全国トップを争う試合に男子に混じって出場を果たすというのは、快挙といっていいのではないでしょうか?

    投稿: 大阪のラグビーファン | 2012年9月17日 21:05

    かしいでコーチをしてるものです
    様々なプレッシャーやハンディを乗り越えての勝利
    そして、伝統の全員ラグビーを徹底したことが勝利に繋がったと思います。
    大会を支えて頂いた関係者各位、選手は勿論、影で支えてくれたご父兄様
    そして、素晴らしい全国の猛者達に感謝です。

    投稿: ささき | 2012年9月17日 18:30

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