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2012年3月18日 - 2012年3月24日

佐々木隆道トークライブ

3月23日夜は、東京の高田馬場ノーサイドクラブでトークライブだった。ゲストは日本代表に選出されたばかりの佐々木隆道選手。2月上旬に告知をして、あっという間に満員になったので、もし二冠をとり、日本代表に選出された今だったら、もっとすごいことになっていたと思う。

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こうしたトークイベントは初めてという佐々木選手に、たっぷり1時間、日本代表のこと、サントリーの強さのことなど聞き、そのあと懇親会、そしてプレゼントタイムとあっという間の2時間だった。「ほんとに選ばれると思っていなくて、嬉しかったですね」。2007年のワールドカップに出場しながら、その後は代表とは無縁の生活だった。「自分は代表には縁がないものと思っていました。ワールドカップには出たかったし、くさった時期もありましたけど、これまでやってきたことは無駄ではなかった。みんなのおかげだし、代表発表の翌日はチームメイトにお礼を言いました」

廣瀬キャプテンについて聞いてみると。「実は日本選手権決勝の3日前に、畠山と青木と喫茶店に行ったら廣瀬さんが入ってきた。何をしてるんですか?と聞いたら、エディーと会うという。これは、あるな、って思いました。いいキャプテンだと思いますし、いまの日本代表に最適の人ではないですか」

サントリーの強さについて聞くと、「サントリーのラグビーをぶつけてダメだったら仕方ないと思えるくらいに準備し、試合中に一瞬たりとも軸がぶれることがなくなった」と話した。竹本キャプテンについては、「彼だから勝てた。みんなに愛されるし、常にポジティブに考えることができる」と、自分がキャプテンだったらこんなチームができなかったと称賛した。

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そして、プレーのことになると、どうしても、ジョージ・スミスの話になる。試合中の運動量をGPSで測定したとき、スミスがサントリー新記録を作るほどよく動いていた。スピードの変化、つまり動き出しのスピードが上がる回数がダントツだったそうだ。それと比較されて佐々木選手や竹本選手も課題を指摘されたことがあった。「ちょっと自信を無くしました。どうすれば、こんな動きができるのか。何度もビデオを見て、どうすればいいのか分からなくなって、恥ずかしいけど、一緒にビデオを見てもらった。それで、無駄な動きなどを指摘されて、数値はスーパー15の選手レベルになりましたし、これまで届かなかった数値も簡単に超えることができました」。要するに、試合の流れを読みながら、動き出しを早くするということなのだが、それがなかなかできないらしい。

日本代表として自分に求められるのは、「練習から常に100%の力を出し、試合に向かって準備していく姿勢を見せること」と話していた。「僕はがむしゃらにやります」。その潔い言葉に何度も頷かされるトークライブだった。佐々木選手、ありがとうございました。

追記◎サントリーサンゴリアスとトヨタ自動車ヴェルブリッツから新加入選手および退部選手のお知らせがあった。
〇サントリーサンゴリアス
退部選手=山岡俊、曽我部佳憲、小川真也、小田龍司、トッド・クレバー
加入選手=鈴木亮太郎(HO、明治大学)、萩澤正太(LO、流通経済大学)、芦田一顕(SH、 関西学院大学)、仲宗根健太(CTB、慶應義塾大学)、竹下祥平(WTB/FB、法政大学)、ティモシー・ボンド(LO、帝京大学)
〇トヨタ自動車ヴェルブリッツ
新加入選手=吉田康平(PR、帝京大学)、ジェローム・カイノ(FL、NO8、ブルーズ所属、オールブラックス48キャップ、2011年NZ最優秀選手賞受賞)、滑川剛人(SH、帝京大学)、
タウモエピアウ シリべヌシィ カウヘア(CTB、六甲ラグビーフットボールクラブ、トンガ代表2キャップ)、小澤大(WTB、FB、流通経済大学)

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高校ジャパン勝利ほか

この季節は、新入団選手、退団選手の発表が続くのだが、サントリーサンゴリアスは、昨日の納会で大久保直弥監督、沢木敬介ヘッドコーチの新体制を明らかにした。正式には他のスタッフも決まってから発表されるようだ。

その前日、神戸製鋼からは新外国人選手としてNTTコミュニケ―ションズでプレーしていた、クレイグ・ウィングの加入を発表。SO、CTBをこなし、スピードもあるウィングは、ジャック・フーリーとともに来季の戦力をアップさせるだろう。

ホンダヒートからは、2011年度引退/退部選手及び退任スタッフの発表があった。

◆引退/退部選手
須長尚之、長島渉、林徹、松井陽介、金英根、ダニエル・リンディ、ジョー・ガードナー

◆退任スタッフ
木原洋一郎チームディレクター、濱田和樹コンディショニングリーダー、杉本圭丞トレーナー

イタリア・フランス遠征中の高校日本代表は、14日の第1戦でU18イタリア代表B(15-20)、18日にU18イタリア代表(15-19)に敗れたが、21日、フランスのトゥールーズで開催されたU18フランス代表戦に27-20で勝利。ようやく初白星をあげた。

<出場選手>
FW 1. 植木悠治、2.中村駿太、3. 平野翔平、4.長谷川崚太、5.オネセマ・ハフォカ、⑥.木村貴大、7.佐藤穣司、8.坂手淳史、BK 9.湯本睦、10.山沢拓也、11.久内崇史、12.松田力也、13.堀田隼平、14.近藤英人、15.重一生、 (リザーブ)16.須藤元樹、17.浅堀航平、18.小林航、19.上田宥人、20.金子峻大、21.西前耕平、22.合谷和弘、23.東和樹、24.藤田貴大、25.紀伊皓太、26.松井千士※○はキャプテン
<スコア>
トライ:1.植木 1T(前半17分)、14.近藤 3T(前半22分、後半1分、35分)
コンバージョン:10.山沢 2G(前半17分、後半1分)
ペナルティーゴール:10.山沢 1PG(後半32分)

※第4戦は、25日(日)にフランス・トゥールーズにて、U18トゥールーズアカデミーと対戦する。
◎松井監督コメント
「第1戦、第2戦の敗戦が糧となり、今日のフランス戦に勝利できたのだと思います。選手、スタッフ全員がイタリアでの敗戦を前向きにとらえ、最後まであきらめずにチームが一つとなって戦った結果です。選手は『フランスに勝ち、夢と希望を日本のラグビー関係者に与える』という使命感を胸に戦えたと思います。この歴史的な勝利は必ず彼ら選手の今後のラグビー人生にプラスになると確信しています」

お知らせ◎トップリーグのオールスター戦が25日に仙台で行われるが、この時期恒例になった日本ラグビー学会のラグビーフォーラムが、25日、関西大学第2学舎で開催される。今回は僕は仙台なので行けないのだが、例年通り、10時から一般演題発表があり、11:10~12:00には、特別発表として「ラグビーを通した国際協力 タンザニアでの活動」があり、午後の13:45からのシンポジウムでは、帝京大学の岩出雅之監督と、天理大学の小松節夫監督が登場して、「大学ラグビーの今後のあり方について」を語る。一般の方も会場受付で入場手続きをすれば聴講できる。

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大阪トークライブ3.21

21日夜は、大阪・北浜駅近くのラグビー普及促進居酒屋「ラグビー部マーラー」でのトークライブだった。今回のゲストは、トップリーグ2011-2012年間表彰式で特別賞を受けた、「近鉄ライナーズ応援くらぶ」の武広英司(たけひろ・えいじ)部長だった。花園ラグビー場のバックスタンドでユーモアあふれる応援を繰り広げる結成10年の私設応援団だが、それを軸になって切り盛りしてきたのが武広さん。現在、実働くらぶ員は47名いるという。

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武広さんは、山口県の出身で大学進学の際に大阪へ出てきた。しかし、目的はミュージシャンになること。さまざまなミュージシャンとともに活動し、「冬が来る前に」の紙ふうせんのバックバンドを務めたこともあった(写真は、自ら作詞作曲したOSAKAを熱唱してくれた武広さん)。大学時代、一人暮らしをしたのが偶然にも東大阪市の花園だったという。

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大学時代に見た社会人ラグビーは雨中戦で泥だらけ。試合後にはサポーター同士のケンカもあって、第一印象は悪かったそうだ。紆余曲折あって現在は建設業を営んでいるが、ラグビーのまち東大阪市の文化を後世に引き継がなければと思い立って、近鉄を応援し始めたのは12年前、10年前から私設応援団を自ら立ち上げ、近鉄ライナーズを一貫して応援。連日、練習にも通う。常に分厚いノートを持ち歩き、練習内容などをメモ。見せてもらったら、ディフェンスシステムなどが図解で書かれていた。「僕はラグビーやったことない」と言いつつ、練習を見続けるだけで、ここまで分かるようになるとは恐れ入った。

「家の近所で、短パンと草履で、昼間から自転車に乗ってうろうろしているごっつい外国人がいたんですよ。怪しいなと思っていたら、近鉄のラヤシとキバルだった。たまたま引っ越した先が近鉄の寮の斜め向かいだった。これは縁があるなぁって思いましてね」

応援旗などはすべて自前。「人を応援すると、自分が高められるんですよ。僕は人を応援する意味について常に自問自答する。虚栄心はないか、チームを自分のものだと思っていないか。チームを愛すると、こんなにチームを愛しているのは自分しかいないという感覚に陥ることがある。私もそうなってしまったときがあった。でも、チームや選手はファンみんなのものです。この距離感が大事なところだと思いますよ」

チームに認められるまで、何度もチーム側とぶつかり合い、各所からのクレームもあり、少しずつ応援方法を修正しながら、ここまで来た。今回の受賞は「ファンみなさんのおかげ」と、特別賞の盾を持参して、みなさんに触ってもらっていた。武広さんが、なんでもラグビーにたとえるのも面白い。武広さん、おいくつですか?「後半15分です」。なるほど55歳か。「そう、人生80年。ラグビーの80分ですよ」。すると、僕は後半7分。勝敗を分ける大事な時間帯だなぁ。

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近畿高校大会ほか

20日は、近鉄花園ラグビー場、東大阪市多目的グラウンドで開幕した近畿高校ラグビー大会1回戦を見てきた。大阪の常翔学園や奈良の御所実業らが順当に勝ち進んだが、昨季の全国大会準優勝の東海大仰星を天理が破ってスタンドを大いに沸かせるシーンも。天理は強くなっている気がした。ディフェンスは粘り強く、リアクションもいい。敗れた仰星の土井監督は、「今年のチームは鍛えがいがありますよ」と前向きコメント。伏見工業は報徳学園(訂正・当初関西学院と書いてしまい大変失礼しました)を逆転で下して、らしさを見せ、京都成章は、SO清水の長距離を含む4PGなどで後半、大阪朝高を突き放した。成章のディフェンスは相変わらず粘り強い。写真は、京都成章と大阪朝高戦(東大阪市多目的グラウンド)。

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きょうは、各大学の監督、コーチのみなさんがたくさん見に来ていた。天理大学の小松監督のそばには日本代表に選出されたばかりの立川理道選手の姿も。この春からクボタで一緒にプレーするお兄さんの直道選手もいた。前日に日本代表が発表されたこともあってか、高校生から握手を求められたり、ファンの方と一緒に写真に収まったり。早くも、日本代表としてのファンサービスという感じ。「嬉しいです。アドラー履いて行きます」。奈良製のスパイクを履いた初の日本代表になるというわけだ。

近畿高校大会は、22日に2回戦、24日に準決勝、26日に決勝が行われる。決勝戦のみメイングラウンド。上位5チームが、全国選抜大会に進出する。

昨日のブログでも紹介した日本代表会見後、廣瀬キャプテンに少し話を伺った。余裕を持った受け答えが印象的だった。「あまり肩に力を入れずにやりたいですね」。東芝での4シーズンにわたるキャプテン経験、そして、キャプテン会議代表としてさまざまなチームの選手と接してきたことが心にゆとりをもたらしているようだった。「4年前の僕だったら、肩に力が入って視野が狭くなったでしょうね。でも、そうじゃないほうがいいと東芝のキャプテンのときに感じたんですよね」。日本代表は、4月2日に集合、3日から静岡県の「ヤマハリゾートつま恋」で練習をスタートさせる。その後は、大阪の「J-GREEN堺」での合宿を経て、4月28日のアジア五カ国対抗第1戦のカザフスタン戦に臨むため、カザフスタンのアマルティに向かう。

追記◎コメントで、日本選手権決勝でのTMOについてご質問ありましたが、TMOは、トライのところと、PGやDGがはっきり確認できなかったときなど、得点にからむときに使うもので、あの使い方はすべきでないと思います。僕もキックされたボールがタッチインゴールを割ったように見えたので、最終判断はあれで良かったと思いますが。

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日本代表メンバー発表

3月19日、午後1時より、日本協会会議室で記者会見が行われ、HSBCアジア五カ国対抗2012の日本代表メンバー、ならびにバックアップメンバーが発表された。エディー・ジョーンズヘッドコーチは、「扉は常に開いている。少なくとも、2015年W杯の3カ月前までは」と話したが、今回のメンバーが、2015年、2019年W杯に向けての長期強化の軸になる。33歳の大野均、小野澤宏時から、18歳の藤田慶和まで、ベテランと若手のバランスを重視したメンバー編成になっている。ジョーンズHCは、「いまベストの選手、今後ベストになる可能性のある選手を選びました。選手のキャラクターにもこだわりました。チームを引っ張っていける人材を選んでいます」。

キャプテンは、廣瀬俊朗だった。2007年W杯の直前に代表から外れて以来の復帰となる。会見に登場した廣瀬は第一声で「驚きましたか? 僕も驚きました」と報道陣を笑わせた。「エディーさんから打診があって、嬉しかったし、もう一度ジャパンとして試合ができることを嬉しく思います。4年前の自分は弱かった。まだまだ上手くなれると思っているし、エディーさんが目指すラグビーの中でWTBとして役に立てると思っています。一戦一戦勝つことを念頭に、自分らしく楽しんでプレーしたい。それが、2015年、2019年のW杯につながればと思っています」

ジョーンズHCは、廣瀬の東芝でのリーダーシップ、昨年の日本代表と戦ったトップリーグ選抜での統率力を高く評価。「廣瀬は理性的な判断、分別のある考えができる選手です。今のチームに必要なリーダーだと思います」と説明。また、選手としては「日本代表のWTBは、ボールを持たないときの動きが重要です。廣瀬はそれが期待できる。そして、連続攻撃のなかでSOに入ることもできる。もちろん、パフォーマンスが悪ければメンバーから外します」と厳しく評価する姿勢を見せた。

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会見には、NO8として選出された佐々木隆道、CTBで選出の田村優(着用しているのは、日本代表のオフィシャルウェアパートナーとなるアディダスのアンダーウェア)も出席し、喜びを語った。2人とも代表選出は昨夜に聞かされたとのこと。

今回の日本代表は、フィットネスの高さとスピードが重視されており、サイズは小さめ。ジョーンズHCは、「大きな選手でフィットネスも高く、スピードもあれば選びますが、そういう選手はいません」と説明。サントリーではFLだった佐々木をNO8で選出したことについては、「それはサントリーのセレクションが間違っているではないでしょうか」と笑顔で語り、「日本代表のNO8は、スクラムから出たボールをクリエイティブに使えなくてはいけない。俊敏で判断が早くできる選手が必要です」と話した。

メンバーは別掲の通り。バックアップメンバーは負傷者が出た時などには入れ替わる。負傷で選考の対象外となった選手も体調が戻りしだい選考対象となるが、常にその時の「ベストを選ぶ」とのこと。また、今回はチームの始動ということもあり、アジア五カ国対抗もベストメンバーで臨む。「2015年まで日本代表の試合数はそう多くありません。経験を積ませていきたい」(ジョーンズHC)。

また、テクニカルアドバイザーに、昨季は九州電力キューデンヴォルテクスのスキルコンサルタントを務めたスコット・ワイズマンテル、ストレングス&コンディショニングコーディネーターに、サントリーのヘッドストレングス&コンディショニングコーチだったジョン・プライヤーが就任することが決まった。


「HSBCアジア五カ国対抗2012」日本代表日程

4月28日=対カザフスタン(場所・カザフスタン)、5月5日=対UAE(福岡レベルファイブ)、5月12日=対韓国(ソウル)、5月19日=対香港(秩父宮ラグビー場)

◎「HSBCアジア五カ国対抗2012」日本代表メンバー
PR1長江有祐(リコーブラックラムズ 26歳)、畠山健介(サントリーサンゴリアス26歳)、HO堀江翔太(パナソニック ワイルドナイツ26歳)、有田隆平(コカ・コーラウエストレッドスパークス22歳)、PR3山下裕史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ26歳)、坪井秀龍(中国電力22歳)、LO篠塚公史(サントリーサンゴリアス28歳)、伊藤鐘史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ31歳)、大野均(東芝ブレイブルーパス33歳)、真壁伸弥(サントリーサンゴリアス24歳)、FLマイケル・リーチ(東芝ブレイブルーパス23歳)、村田毅(NECグリーンロケッツ23歳)、桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス26歳)、橋本大輝(神戸製鋼コベルコスティーラーズ25歳)、NO8佐々木隆道(サントリーサンゴリアス28歳)、望月雄太(東芝ブレイブルーパス30歳)

SH田中史朗(パナソニック ワイルドナイツ27歳)、日和佐篤(サントリーサンゴリアス24歳)、SO小野晃征(福岡サニックスブルース24歳)、立川理道(天理大学4年22歳)、WTB小野澤宏時(サントリーサンゴリアス33歳)、藤田慶和(東福岡高校3年18歳)、CTB田村優(NECグリーンロケッツ23歳)、仙波智裕(東芝ブレイブルーパス29歳)、平浩二(サントリーサンゴリアス29歳)、中村亮土(帝京大学2年20歳)、WTB14◎ 廣瀬俊朗(東芝ブレイブルーパス30歳)、竹中祥(筑波大学1年19歳)、FB五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ26歳)、長友泰憲(サントリーサンゴリアス26歳)

◎2012年度 日本代表スタッフ
ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ/アシスタントコーチ 薫田真広/テクニカルアドバイザー スコット・ワイズマンテル/ストレングス&コンディショニングコーディネーター ジョン・プライヤー/ストレングス&コンディショニングコーチ 太田正則/分析 中島正太/総務 大村武則/通訳 中澤ジュリア

◎バックアップメンバー
PR1平島久照(神戸製鋼コベルコスティーラーズ29歳)、HO木津武士(神戸製鋼コベルコスティーラーズ23歳)、FL堀江恭佑(明治大学3年21歳)、FL小林訓也(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス27歳)、NO8土佐誠(NECグリーンロケッツ25歳)、SH藤井淳(東芝ブレイブルーパス29歳)、WTB羽野一志(中央大学2年20歳)、CTB森川海斗(ホンダヒート23歳)、WTB彦坂匡克(筑波大学3年21歳)、FB有賀剛(サントリーサンゴリアス28歳)

◎負傷のために選考対象外となった選手
LO マイケル・ブロードハースト(リコーブラックラムズ25歳)、ジャスティン・アイブス(パナソニック ワイルドナイツ27歳)、FLトンプソン ルーク(近鉄ライナーズ30歳)、NO8ホラニ龍コリニアシ(パナソニック ワイルドナイツ30歳)、CTBマレ・サウ(ヤマハ発動機ジュビロ24歳)

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日本選手権決勝結果

3月18日、国立競技場で行われた日本選手権決勝は、サントリーサンゴリアスがパナソニックワイルドナイツを下し、2年連続5回目の優勝を飾った。サントリーは、トップリーグに続く二冠を達成。竹本隼太郎キャプテンは「今シーズンの練習をはじめてちょうど52週目になります。エディーさんとコーチに必死に食らいついて、何か一つでも欠けていたらこの結果は得られなかったでしょう。チーム一丸となって成長できたことを嬉しく思います」と、一年間の練習を振り返りつつ、喜びを語った。

試合は、キックオフ直後から両者がプレッシャーをかけあい、緊張感ある戦いになった。僕はJSPORTSの仕事でピッチレベルにいたのだが、試合に見入る両チームの控え選手、コーチ陣、そして集中力ある展開にのみこまれる観客の空気をひしひしと感じた。

前半の立ち上がりは、パナソニックの激しく前に出るディフェンスが機能し、サントリーもなかなか前に進めない。19分、パナソニックは若松のターンオーバーからバツベイが抜けだし、サントリーゴールに迫ったが、ここはサントリーのWTB小野澤が戻ってトライを防ぐ。23分、パナソニックFB田邉が先制PG。しかし、サントリーは、SOピシが自らのパントをインゴールで押さえて逆転。35分には、小野澤がインターセプトから約50mを走りきって14-3とリードを広げた。

後半に入っても、互いに激しいタックルでターンオーバー、ボールを奪ったチームが素早く攻め、奪われたチームも必死に反応するハイレベルの攻防が続いた。パナソニックは、田邉とデラーニのPGで9-14に迫ったが、29分、サントリーCTB平がデュプレアのパスに走り込んでトライ。試合を決めた。

「獲るべきところで獲ったサントリー、獲れなかったパナソニックの差」とパナソニックの中嶋則文監督。サントリーのエディ・ジョーンズGM兼監督は、「2年前にチームの強化を始めたとき、日本で一番のアタッキングチームになるのが目標でした。実際にそうなれたと思いますし、今は日本一のディフェンスのチームでもあると思います」と誇らしげに語った。また、準決勝の東芝戦に勝ったあと、心身ともに疲労があったことを明かし、「この一週間は、これまでの52週でもっとも軽い練習でした」とコンディションを重視したと説明した。後半20分を過ぎてからペースアップして試合を決める見事な優勝だった。

報道陣からは日本代表ヘッドコーチに就任してチームを離れることについても質問があったが、竹本キャプテンは「エディーさんがサントリーから離れるのはさびしいけど、日本ラグビーにとっては良いことだし、嬉しく思います」と祝福した。

試合内容は素晴らしかったが、シーズンが間延びした感じになって、観客の足も伸びなかったことは残念。大学と社会人の王者が日本一を争うことが現実的でなくなってから、日本選手権は微修正を繰り返してきたが、大幅に見直す時期だろう。ただ、今年はワールドカップイヤーという4年に一度の特別なシーズンだった。日本選手権の再編は急がなくてはいけないが、手っ取り早い修正ではなく、トップリーグとセットで長い目で見て考えたい。

◎第49回日本選手権大会決勝結果
サントリーサンゴリアス○21-9●パナソニック ワイルドナイツ(前半14-3)

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