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2012年3月25日 - 2012年3月31日

東京セブンズ2012初日終了

東京セブンズ2012初日は、強風、横殴りの雨、夕方の冷え込みなど、選手にとっても、観客にとっても悪いコンディションだった。試合内容もハンドリングエラーが多くなり、それが勝敗に影響を与えるシーンも。

強さを見せつけたのは、プールBのニュージーランドで快勝続きの1位通過。プールCは、ウエールズがアルゼンチンを下して1位通過し、プールDでは、サモアが南アフリカの予想外の大勝で1位通過を決めた。そして、日本の入ったプールAでは、最後の試合で、イングランドがフィジーを下して、1位通過。先週の香港セブンズ優勝のフィジーは2位となり、カップトーナメント準々決勝でサモアと戦うことに。カップ準々決勝はどれも面白いカードばかり。必見。

日本は、初戦のイングランド戦では健闘したものの、フィジーとフランスに対してはミスが多く、チャンスでトライを獲りきれず、全敗を喫した。日曜日のボウルトーナメントでは、準々決勝でポルトガルと対戦する(9:44キックオフ予定)。ポルトガルは個々にパワフルな選手が揃う。ディフェンス面、修正して思い切った勝負をしかけてほしい。

初日の個人最多得点は、ニュージーランドのトマシ・ザマ(26点)、トライ王争いは、EDジェンキンス(オーストラリア)、ワイサケ・ナホロ(ニュージーランド)、ハリー・ロビンソン(ウエールズ)、ケン・ピシ(サモア)、リチャード・スミス(ウエールズ)、ローワン・バーティー(香港)が3トライで並んでいる。

きょうは、本当に大変なコンディションだったけど、明日は天気は良さそう。ただし、寒いようなので、来場される方は、暖かくして来てください。

◎HSBCアジア五カ国対抗2012 日本代表メンバーに変更があった。
■変更メンバー
【不参加】HO堀江翔太(パナソニックワイルドナイツ)
理由:2012年ニュージーランド 州代表選手権「ITMカップ」オタゴチーム挑戦のため
【不参加】SH田中史朗(パナソニックワイルドナイツ)
理由:2012年ニュージーランド州代表選手権「ITMカップ」オタゴチーム挑戦のため

岩渕健輔GMコメント「堀江、田中の両選手については、所属チームのパナソニックを通じて、オタゴチームと契約を結ぶ可能性があるとの連絡を受けました。日本代表合宿の集合が4月2日に迫っていることから、今回の合宿に関しては、両選手の不参加を認める判断をしました。是非とも2人の海外挑戦が実現し、有意義な経験が積めることを期待しています」
【不参加】CTB平浩二(サントリーサンゴリアス) 
理由:コンディションチェックによって今季ベストのパフォーマンスが難しいという判断のため

岩渕健輔GMコメント「日本代表に必要な選手ではありますが、平選手本人と話をした上で、疲労の蓄積などから今季はベストの状態で代表の活動に参加することが難しいという 本人の判断を尊重しました」
【追加メンバー】 
HO木津武士 神戸製鋼コベルコスティーラーズ
CTB森川海斗 ホンダヒート  
※HSBCアジア五カ国対抗2012日本代表バックアップメンバーから追加
SH内田啓介 筑波大学2年  
※新規追加

◎パナソニックワイルドナツから、2011年度の引退・退部選手および2012年度新加入選手が発表になった。
■引退・退部選手
北川喬之、入江順和、山下祐史、ハミッシュ・パターソン、ジャック・フーリー、
■新加入選手
鶴ヶ﨑好昭(東海大学)、熊崎伸治朗(ケルストンボーイズ高)

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東京セブンズ2012開幕ほか

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金曜日の午後5時半からは、男子7人制日本代表の記者会見だった。秩父宮ラグビー場の駐車場スペースには、大型テント「セブンズ・ガーデン」が設置され、そこで公開記者会見。これが最後の指揮となる村田亙監督は、「コーチ、監督として6年間7人制代表に携わり、愛着のあるチームです。12名には怪我もなく、いいメンバーが揃いました。楽な試合はひとつもありませんが、皆さんに感動を与えられるような試合をしたいと思います」と意気込みを語った。

山内キャプテンは、「藤田、豊島というスピードランナーに、どれだけいいボールを渡せるか。ハードなディフェンスができる選手がそろっているので、チャンスを作りたいです」とコメント。正面選手は、「スピードランナーの中に名前が上がらず、あれ?と思いましたが」と報道陣やファンの皆さんを笑わせ、「僕は周囲を生かすのが仕事だと思っています」とチャンスメーカーとして動く覚悟を語った。

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写真は、18歳の藤田慶和選手。久しぶりに会ったら、背が高くなったように感じたのだが、本人は、「少し伸びてます。185㎝くらいでしょうか」と話し、体重も90㎏に増えたそうだ。「伊勢原合宿で厳しいトレーニングをして、しっかりご飯を食べたら、90㎏になりました」と嬉しそうだった。目標は、スーパー15でのプレーと志は高い。香港セブンズでは、6トライをあげ、そのスピードが世界に通用することも証明している。

土曜日の日本の初戦は、12:34からの対イングランド戦。村田監督は、「いかにマイボールをキープできるかがキーになります」と話していた。

NTTドコモレッドハリケーンズから2011年度 退団選手・スタッフのお知らせがあった。
■退団選手=熊坂裕、堀内晋介、井上敦智、鄭智弘、土井淳、山崎甲將、田原章太郎、青木亨、冨岡耕児、三木佳彦
■退団スタッフ
アンドリューマコーミック シニアヘッドコーチ

リコーブラックラムズからも、2011年度勇退選手、新入団選手の発表があった。
■2011 年度勇退 (退団 )選手
池上真介、後藤悠太、坂本明樹、住田圭、吉澤尊、ロッキー・ハビリ、金栄釱、ハレ・ティーポレ、タマティ・エリソン、マーク・リー、ジェームス・ハスケル、マア・ノヌー
■2012 年度 新入団選手(第一報 )
藤原丈宏(PR、天理大学)、渡邊昌紀(WTB、関東学院大学)、ロトアヘア・ポヒヴァ(LO/NO8埼玉工業大学)

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明日、東京セブンズ開幕!

諸事情あって2日間ブログが書けなかったのだが、ずいぶん長く書かなかったような気がする。29日の午後は、都内のホテルで東京セブンズ2012大会公式記者記者会見があった。まずは、IRB(国際ラグビーボード)のトーナメントオペレーションズマネージャーのベス・コールターさんが、IRBとしての期待感を語った。「今回、東京を加え、セブンズワールドシリーズが、9大会になったことは、7人制ラグビーの発展を示すものです。今年は6大会で40万人以上の観客を集めており、東京大会も世界150カ国以上でテレビ放送されます」と、大会規模の大きさなどを説明。報道陣からオリンピックについても、質問があったが、現状では、男女ともに12チームを考えているようで、その予選のやり方については、検討中とのこと。東京セブンズトーナメントディレクターの稲垣純一氏は、「世界最高峰の大会を迎え、我々に日本協会も成長できる機会と思います。世界最高の選手たちに、最高の環境を提供できるよう努力したい」と抱負を述べた。

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続いて、現在の世界3強(ニュージーランド、フィジー、南アフリカ)の監督、キャプテンが登場して、意気込みを語った。写真の左から、南アフリカ(ポール・トレウ監督、カイル・ブラウン主将)、ニュージーランド(ゴードン・ティエッチェンズ監督、DJフォーブス主将)、フィジー(セテファノ・ザカウ主将、アリヴィレティ・デレ監督)。南アフリカは、プレイメーカーのセシル・アフリカが怪我で帰国したが、ブラウン主将は「我々の強みはスコッドの厚み。ストラクチャーをしっかり守って一貫性のある選手が揃っています。目標はもちろん優勝です」と自信のコメント。ニュージーランドのフォーブス主将は「我々の強みは一人一人の仕事量。今大会は、若手がどこまでやれるかがでしょう」と話した。フィジーのザカウ主将も、「優勝するにはディフェンスがキー」と言っていたのだが、それが3チームに共通するコメントだった。

東京セブンズ2012はいよいよ土曜日朝9時半、女子のエキシビションマッチで始まるが、大会最初の試合は、10:00キックオフで、ニュージーランド対アメリカ、日本は、12:34からイングランドにチャレンジする。

29日夜は、高田馬場のノーサイドクラブで、日本代表の岩渕健輔GMのトークライブだった。ラグビーマガジンの田村一博編集長の司会で僕も参加させてもらい、今後の日本代表強化などについて語った。日本代表GMとして、日本代表の評価はしていくが、もしエディー・ジョーンズ体制が内容も悪く、結果も出せなかった場合は、自分だけが残ることはないと話していた。ただし、若い選手が多いということもあって、強化をプロセスをよく見ていくと説明していた。今年のパシフィックネーションズのあとに、もう少し日本代表戦を入れたいという計画もあるようだ。

スペシャルゲストは、レーシングドライバーの中嶋大祐さん、岩渕GMとは、青山学院大学の国際政治経済学部の先輩後輩ということで、つながりがある。23歳とは思えない、落ち着き、理知的な語りに、お客さんがどんどん引き込まれていくのが分かった。イギリスで2年間レースをしていたので、いまも大学に在学中。ラグビーを生観戦したのは2度だが、東京で行われたブレディスローカップ「ニュージーランド対オーストラリア」を見て、その迫力に圧倒されながら、「トライをするためにみんなプレーしているのが、分かりやすかった」などなど、本質をすぐに理解したようで、観客動員についても、その集客努力のことなどもラグビーと共通する部分を探しながら話してくれた。他競技の話をもっともっと聞いた方がいいと再認識するたライブになった。

東芝ブレイブルーパスから、2012年度)新加入選手および2011年度勇退選手・スタッフが発表された。
■新加入選手・スタッフ
田中圭一(PR関東学院大学)、森田佳寿(SO/CTB帝京大学)、伊藤悠(マネージャー 慶應義塾大学)
■勇退選手・スタッフ
笠井建志(PR)、東健一(主務・広報担当)、平川晃彰(CTB)、鈴木学(LO)、ニコラス・ホルテン(コーチ)、バーナード・アプトン(LO)

トヨタ自動車ヴェルブリッツからもT来任スタッフと2012年の新体制が発表になった。

■退任スタッフ=顧問・白根武史、監督・朽木泰博、主務・福田清志

■新体制=顧問・杉原 功一、部長・福井俊之、副部長・亀川正弘、監督・廣瀬佳司、ヘッドコーチ・フィロ ティア ティア、FW コーチ・菅原大志、BKコーチ・奥野徹朗、スクラムコーチ・宮尾正彦、テクニカルコーチ・臼井伸尚


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ラグマガ5月号、剛臣退団ほか&お知らせ

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ラグビーマガジン5月号がすでに発売されている。日本代表の発表、日本選手権、東日本大震災1年「釜石、宮古をめぐるパス」など盛りだくさんの内容。トヨタ自動車ヴェルブリッツを退団したオレニ・アイイ、中山義孝のインタビューも。中山選手、プレーすることはおろか日常生活にも支障をきたす怪我だったとは。サントリーのジョージ・スミスのインタビューもある。「目標は、至高の選手になること」。日本のラグビーに対応するために体重を落とし、運動力を上げ、ボールキャリーは過去4シーズンで最高の数字。自分を高めるために常に練習に取り組み、プレーするスミスは、皆が目標とすべき選手だろう。

話は変わって、27日、神戸製鋼コベルコスティーラーズから2011年度退部選手・退任スタッフのお知らせがあった。近藤選手はじめ、退部する日本人選手はほとんど社業専念だが、伊藤剛臣選手の今後は未定だという。また8年連続でトップリーグのベストファンサービス賞を受けた神戸製鋼の中で、さまざまな企画を発案して中心的役割を果たした林丈太郎さんも異動で別の部署へ。林さんが関わった年数は7年。まさにV7を達成しての退任である。

◎退部選手=PR王思博、LO近藤洋至、LOスコット・マクラウド、FLリシケシュ・ペンゼ、NO8伊藤剛臣、CTB大石嶺、CTBジェーソン・カワウ、FB市来大典
◎退任スタッフ=FWコーチ小泉和也、アナリスト中川雄太、イベント兼普及 林丈太郎

お知らせ◎さて、セブンズワールドシリーズの東京セブンズは、3月31日、4月1日に開催されるが、いよいよあと5日となり、各チームが香港から日本に移動してきた。30日(金曜日)には前日の記者会見があるのだが、秩父宮ラグビー場では、午後6時30分以降、正面ゲートの駐車場に設置される多目的スペース「セブンズガーデン」がフリースペースとなるとのこと(ケータリングカーがやってきて、飲食もできる)。ラグビーファンの皆さんを歓迎するそうだ。JSPORTSで放送された過去の国際大会の映像を見ながら、大会前に、気分を盛り上げてはどうだろう。僕も行って、ちょっと盛り上がろうかと思ってます。

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近畿高校大会結果ほか&お知らせ

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26日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場に行っていた。近畿高校大会を取材するためだ。この日行われたのは、3試合だった。全国選抜大会出場枠の5チームと順位を決めるため、まずは、5位決定戦を伏見工業対桂の京都対決で伏見工業が快勝。3・4位決定戦では、常翔学園対天理が対戦。常翔学園が攻め、天理が守る時間が長かったが、天理が守りからの切り返しで、15-14と終了間際まで1点のリードを奪っていた。ノーサイド直前、天理がタッチキック。しかし、1プレーの時間が残っており、そこから常翔学園が攻め、PGを決めての劇的逆転勝利だった。

そして、決勝戦は御所実業対京都成章。昨季の全国大会準々決勝で引き分け、御所実業が抽選で準決勝への進出権を得た因縁の対決である。試合前、成章の湯浅監督はロッカールームに入らず、気合を入れて出てきた選手たちにグラウンドで一言「決着をつけろ」とだけ言った。試合開始早々、御所がWTB坂本のトライで先制し、12分にもゴール前のモールからショートサイドをついて坂本が連続トライし、14-0とした。しかし、成章も前半終了間際、SO清水がPGで3-14として前半を終了。

後半に入って、BKラインを思い切って使い始めた成章は、10分、BKの縦でポイントを作り、SO清水が右方向で走り込みながらそのままトライ。さらにPGで13-14に迫ると、23分にはモールを押し込んでCTB末廣がトライして20-14と逆転。ところが、その直後のキックオフのリターンでもたつき、御所に最後のチャンスが転がり込む。モールでしつこく攻めた御所は、終了間際、ついにポスト右に柏原がトライ。スコアは、19-20。ゴールは簡単な位置。湯浅監督は「またやられた」と、ミーティングでかける声を考え始めたという。しかし、ボールはゴールをそれた。

「1点の重みですね」。御所実業の竹田監督は「まだまだです。ディフェンスもうちょっと何とかしないと」と淡々と話していた。一方、清水のフラットなパスでCTB末廣らが何度もラインブレイクした成章の湯浅監督は「選手が考えたプレーです。キャプテンがハーフタイムに、(BKで)行っていいですか、と言っていましたから」と選手自らがよく考えるようになったチームの成長に目を細めた。正確なキックとパスでチームを勝利に導いた清水晶大キャプテンは「去年の3年生が悔しい思いをしていたので」と、どうしても勝ちたかった気持ちを語り、近畿大会の連覇については「慢心せず、一歩一歩階段を上りたい。京都予選で伏見工業を倒して、花園に出たい」と謙虚だった。監督、キャプテンともに、昨季のチームにはまだ追いつけていないと感じており、「選抜大会で、いろんな経験値を増やし、近畿大会優勝に恥じない試合がしたいです」(清水キャプテン)と話していた。選抜大会は、30日に開幕する。

■近畿高校大会決勝結果
京都成章○20-19●御所実業(前半3-14)

3月23日より25日に香港で行われた「HSBCセブンズワールドシリーズ」に出場した男子7人制日本代表は、シールド(昇格決定戦)3位決定戦で、7人制ポルトガル代表に敗れ大会を終了。ワールドシリーズ全大会に参加できるコアチーム入りを惜しくも逃した。カップファイナルでは、フィジーがニュージーランドを下して優勝。3位決定戦では、南アフリカがイングランドを下した。これらの強豪チームが揃って東京にもやってくる。

◎山内貴之主将
「コアチーム入りを目の前で逃したことは、非常に悔しいです。接戦のゲームで勝てないのは、自分たちのミスがまだまだ多いからで、どんな状況でも100%の力を発揮できるようにならないといけないと思います。東京セブンズでは、僕たち7人制日本代表の生のプレーを見に来てください。ファンの皆様の応援が後押しとなります。ご声援よろしくお願い致します」

Honda HEATから、2012年度 新加入選手のお知らせがあった。
◎新加入選手=後藤駿弥(LO 関東学院大学)、タリフォラウ・タカウ(No8 日本大学)、山路健太(SH 関東学院大学)、中村有志(SO 帝京大学)、中田裕人(CTB 立命館大学)
※追加の外国人選手は決定次第発表。

お知らせ◎NPO法人ラグビーパークジャパン(川合レオ代表)からのお知らせです。
≪小中学生のための(平日)放課後のラグビー教室・ラグビーパークジャパンは、おかげさまで3年目を迎えることとなり、平成24年度(4月)からの生徒募集を開始いたしました。現在は神奈川県の3か所で、様々なラグビースクールに所属する子どもたちが、平日に集まって一緒に練習し、切磋琢磨しています。平日もラグビーがやりたいというラグビー大好きなプレーヤーのご参加をお待ちしております。*参加方法等は、ホームページをご参照下さい。
ホームページ(検索「ラグビーパーク」)
http://www.rugbypark.jp/
フェースブックもよろしくお願いします。
http://www.facebook.com/rugbypark.jp

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オールスターin仙台

25日の日曜日は、2012トップリーグオールスター「FOR ALL チャリティーマッチin仙台」のため、ユアテックスタジアム仙台に行ってきた。このオールスター戦は、各チームの選手代表による「キャプテン会議」を発起人に、「感謝の日」として2009年に誕生し、今回で4回目になる。今回の仙台での開催もトップリーグの選手たちが強く願って実現した。最初の写真は、試合後、スタンドの一角に観客を集めて撮影されたもの。中央は、シニアチームの大野均(福島県出身)、ヤングチームの畠山健介(宮城県出身)の両キャプテン。

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イベントは、朝10時30分、和太鼓ユニット「閾iki」による和太鼓演奏から始まった。彼らが使用している楽器は、震災瓦礫で作られている。ド迫力の演奏で開幕。11時からは、同じ舞台でトークショー。パナソニック霜村誠一キャプテンほか、笠原雄太(ヤマハ発動機)、津田翔太、高橋英明(リコー)の4選手が登場、笠原選手がマニアックなプロレスネタで笑わせ、津田選手は途中交代2分でシンビンになった自虐ネタでオチをつけた。

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続いて、竹本隼太郎、元申騎、山岡俊(サントリー)、小西大輔(ホンダ)の4選手。「天然」とウワサの竹本キャプテンのエピソードは、試合前の円陣で気合を入れていたら一人だけアップシューズだったなどなど真剣だから笑えるものばかり。一人カヤの外の小西選手も絶妙のトークのライン参加で存在感を示していた。そして、最後の4人は大物がずらり。大畑大介、元木由記雄、淵上宗志、田沼広之という元日本代表選手達。淵上さんは、現在、西南学院大学ラグビー部のヘッドコーチを務めているが、今年の10月下旬に行われる35歳以上のラグビー愛好家が集う世界大会「ゴールデンオールディーズ」の実行委員を務めており、その宣伝もしっかり果たした。大畑さんは、次の日本代表について、「期待感しかない」と語り、若い選手については元木さんが、「CTBの中村亮土は、パワーもある、タックルも強い」とまるで元木二世とでも言うべき褒め言葉でエールを贈った。田沼さんは最後の言葉をカミまくりで話し、愛されキャラ全開で締めくくってくれた。

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このあとのチャリティーオークションでは、ジョージ・スミス選手のオリジナルスパイクや、五郎丸歩選手のスパイク、各チームのファーストジャージなどが出品され、最高値をつけたサントリーサンゴリアス全選手のサイン入りジャージは8万円で落札された。選手たちのお宝グッズが買えるガレージセールには長蛇の列が(写真)。

さまざまなセレモニーもあった。2011年ワールドカップ出場の日本代表選手たちは、昨年の日本代表活動中、各自が支給される日当から一日1,000ずつをため、計4,494,000円を仙台市に寄付した。このほか、JSPORTSとセプターがラグビーボールを被災地の高校に贈るなどしている。

試合は午後1時キックオフ。「人生の厳しさを若い選手に教えてやろう」(大野均キャプテン)と意気込んだシニアチームが立ち上がりに激しく攻め、大西将太郎のトライなどでリードしたが、「スクラムでちょっと駆け引きしたら、ヤングがムキになって攻め始めました」(久保知大)という言葉通り、身体の温まってきたヤングが次第にペースを握り、FLマイケル・リーチやSH田中史朗、SO小野晃征らがディフェンスを崩し、友井川拓の3トライなどで最終的には73点を奪う快勝だった。しかし、ノーサイド寸前には、シニアの選手が15人モールでトライを奪い、「みんなで一つになって前に進んで行こう」というメッセージを込めた。MVPは、友井川選手。寿司1000皿、バナナクレープ100個などを贈られた。

シニアの大野均キャプテンは、「人生の厳しさを教えようと思ったら負けちゃいました」と苦笑い。バックスタンドには、大野選手の出身地(福島県郡山市三穂田)で発足した後援会の横断幕が掲げられていた。これは、昨年の3月13日に後援会発足を祝う大野選手の講演会のときに披露されるはずだったもの。それが直前の地震で中止になったため、この日お披露目となった。勝ったヤングの畠山健介選手は宮城県の気仙沼出身。「ファンに楽しんでもらうことを心掛けてプレーしました。今後もこうした活動を続け、ラグビーの裾野を広げられたらと思います」と、ラグビー普及と被災地の継続支援について語った。

僕が土曜日に行った気仙沼ではグラウンドに仮設住宅が立ち、スポーツをする場所が限られている。福島では、放射能で使用できないグラウンドがたくさんある。そうした被災地の現状を感じ、トップリーグの選手たちやラグビーファンのみなさんも、さまざまな思いを持ったはず。支援の継続、そして忘れないことを誓うイベントだった。(写真は、東日本大震災で被災した県の出身者、そしてニュージーランド大地震で被害を受けたクライストチャーチにゆかりの選手たち)

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■試合結果3月25日(日)
FOR ALL ORANGE ALL STARS●50-73○FOR ALL GREEN ALL STARS(前半26-28)

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気仙沼から仙台へ

24日の土曜日は、早朝に東京を出発し、岩手県の一ノ関へ。トップリーガーの復興支援キャラバンに同行し、宮城県の気仙沼西高校に向かった。このキャラバンは、「ラグビーファミリー支援金」を使って行われている。この日は、オールスター戦前日で、東北各地で開催されたのだが、気仙沼西高校へ行ったのは、山岡俊(サントリー)、霜村誠一(パナソニック)、小西大輔(ホンダ)、高橋英明(リコー)の4選手。そして、仙台リゾート&スポーツ専門学校の先生、学生さんたちもスタッフとして7名が参加していた。

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現場では、元神戸製鋼の大西一平さんがリードする「オーバル・ハート・ジャパン」(東北を元気にする支援活動を展開中)と合流。オーバル・ハートからはIBMの選手が、そして平林泰三レフリーも加わって、鹿折ラグビースクール生を軸にした子供たちと、ボールゲームやタッチフットを楽しんだ。

当日はグラウンドに雪が積もり、体育館でのラグビー教室になったのだが、子供たちの笑顔がはじけた。タッチフットは4人のトップリーガーに中学生チーム、小学生チームがチャレンジするところもあったのが、子供たちが上手いのに驚いた。

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最後は、選手達からボールなどがプレゼントされ、横断幕に選手と子供たちが一緒にサインしたのだが、「支援ありがとうございます」という言葉に、ここは被災地なのだと実感。オーバル・ハートによる炊き出しでは、できたてのハンバーグを近くの仮設住宅で配り、選手たちが直接被災者の方々と言葉をかわしていた。仮設住宅の現状を直接感じる意義ある活動だと感じた。

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宿泊先の仙台へは、地元の消防士の方と、気仙沼出身のスポーツライターの大友信彦さんのガイドで被災地を訪ねながらの道中となった。一瞬にして人々の暮らしと命が失われた場所に立ち、言葉を失った。

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皆で黙とうを捧げた。選手たちも黙って被災現場を見ていたが、それぞれに感じるところがあり、継続した支援への思いを新たにしていたようだ。

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夜は、仙台駅至近のDUCCA東口店でノーサイドプロジェクト主催でオールスター前夜祭を開催した。トークあり、ゲーム「なまえBINGO」ありで、大いに楽しんだのだが、途中でトップリーガーが来てくれたときが、やはり一番盛り上がった。日本代表キャプテンの廣瀬俊朗選手はじめ、大野均、大西将太郎、霜村誠一、マイケル・リーチ、田村優の6選手が普段着でやってきた。参加者のみなさんと写真をとったり、直接言葉をかわしたり。「今回のオールスターはシニアとヤングという分け方で、これまでで一番燃えます」と盛り上げてくれた大野選手。最後はプロジェクトの幹事の一人であり、福島県南相馬出身の歌手・渡瀬あつ子さんがラグビー日本代表応援歌「楕円桜」を歌ってくれた。「一人じゃないさ、一人じゃないさ」とつづられる歌詞が心にしみた。

さて、日本代表に選出されていたサントリーサンゴリアスのSH日和佐篤がフランス・トップ14のスタッド・フランセに練習生として参加することになった(3月24日出発)。岩渕健輔ゼネラルマネージャーコメントは以下の通り。
「日和佐選手がスタッド・フランセに練習生としての参加を検討していることは、選考段階から把握していました。このたび練習生として正式に参加が決定したことで、選手、日本代表の双方にとってプラスとなるチャレンジだと判断し、日本代表チームとして日和佐選手を送り出すことにしました。スタッド・フランセでは、日本代表にも還元できるような、有意義な経験を積むことを期待しています」
これにともなって、アジア五カ国対抗の日本代表メンバーに、東芝のSH藤井淳が追加された。

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