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2012年6月17日 - 2012年6月23日

Sウィリアムズ、ダイナボアーズ入り他

三菱重工相模原ダイナボアーズに、元ウエールズ代表のシェーン・ウィリアムズ選手の入団が正式に発表された。すでにウエールズ代表は退き、現役選手も2011-2012シーズンで引退するはずだったが、日本の三菱重工相模原でプレーを続行することになった。

170㎝、80㎏、35歳。世界トップ国のテストマッチレベルでは極端に小さなWTBだが、瞬時の加速と、鋭角的なステップでトライの山を築いた。ウエールズ代表58トライ。ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズでも2トライをあげている。ダイナボアーズには、ウィリアムズに加えて、元オールブラックスのLOトム・ドネリーも加入し、トップリーグ昇格を目指す。さて、シェーン・ウィリアムズは、6月23日(土)13時キックオフ(クボタ船橋グラウンド)にて行われるクボタスピアーズ戦で、26番をつけることになっている。

また、南アフリカ代表キャップを持つNO8ライアン・カンコウスキーのトップリーグ入りも明らかになっている。選手登録締め切りの6月末まで、驚かされる発表がまだまだ待っていそうだ。

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きのうの午後、日本代表の廣瀬俊朗キャプテンと、前キャプテンの菊谷崇選手の2人に話を聞いた。これは、日本協会のメンバーズクラブの会報誌に掲載されるインタビューだ(7月下旬発行予定)。菊谷選手は、3月のトップリーグ・オールスター戦で廣瀬選手に会ったとき、廣瀬選手を激励したそうだ。「僕は廣瀬を尊敬しているし、適任だと思ったんですよね。まさか、そのときもう一度呼ばれるとは思っていなかったので」。前キャプテンの復帰を、「最初は驚きました」という廣瀬選手も、いまや頼りになる先輩を慕っている。「きくさん」、「スキッパー」と呼び合う仲だ。廣瀬キャプテンは、24日の試合には疲労の蓄積もあって欠場する。「疲労があるとは、いわれていますけど、パフォーマンスが悪かったから出られなかったと思うんですよね」と、もう一度、身体を作り、ベストのパフォーマンスが見せられるように努力したい、と話していた。

さて、24日、ジャパン・フィフティーンとフレンチ・バーバリアンズの試合が行われる秩父宮ラグビー場に、近鉄ライナーズの応援くらぶが参戦するようだ。昨シーズンのトップリーグで特別表彰を受けた同くらぶは、花園ラグビー場などでのユニークな応援で知る人ぞ知る存在。大阪での日本代表合宿に激励に訪れた際、複数の選手に秩父宮での応援要請を受けたという。「応援くらぶとしてバックスタンドで初参戦いたします。さてさて、どうなる事やら…」と武広団長。威勢のいい声は、フレンチ・バーバリアンズに、どう届くだろう。

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24日のジャパンXVメンバー

21日の午前中、日本代表は秩父宮ラグビー場にて全体練習を行った。昨日の試合でも問題のあったブレイクダウン、スクラムなど入念にチェックされていた。そして最後の円陣で24日のフレンチ・バーバリアンズ戦のメンバーが選手に伝えられた。

そのあと、会見でエディー・ジョーンズヘッドコーチはこう説明した。「水曜夜の試合はここまで試合経験の少ない選手を軸にしました。日曜日のメンバーは一番強いチームです。水曜日によくやってくれたメンバーも加えました。ブロードハースト、小野、竹中です。廣瀬、佐々木、仙波についてはフィジカルデータ上、疲労が蓄積しているのでメンバー選考から除外しました。今のコンディションではベストのパフォーマンスは期待できないからです」

廣瀬キャプテンに代わっては、大野均がキャプテンを務める。「いまは経験ある選手が必要です。キンちゃんは、ここまで存在感を示してくれている。言葉ではなく、行動で示してくれる選手です」。エディーさんは、選手をニックネームで呼ぶが、「キンちゃん」だけ、「ちゃん」が付く。

昨日、会見で激怒した内容は、そのまま選手にも伝えたようだ。「私は皆さんに言ったこと以外の別のことを選手に話すことはありません」。そして、こう話した。「昨夜から今朝にかけて、選手一人一人が私に会いにきてくれ、日本代表を変えるという気持ちを伝えてくれました。日本人を成長させなくてはなりません。私は日本人らしいチームを作って、ここを去りたい。そのためには痛みをともなうこともあるでしょう。選手は変わりたいと思っている。変わらなければならないと感じたと思います。もちろん、日本ラグビー全体、U20、セブンズ、企業、大学などがもっとハイレベルの練習、試合をすることが大切です。日本代表だけ変わっても、拘束時間は限られているのですから」

まずは24日、気持ちのこもった試合を見せてほしい。

◎JAPAN XV予定メンバー
1長江有祐、2木津武士、3畠山健介、4マイケル・ブロードハースト、5大野 均、6菊谷崇、7望月雄太、8ヘンドリック・ツイ、9日和佐篤、10小野晃征、11小野澤宏時、12立川理道、13ニコラス ライアン、14竹中祥、15五郎丸歩/16有田隆平、17山下裕史、18真壁伸弥、19伊藤鐘史、20藤井淳、21田村優、22長友泰憲

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ジャパンXV対Fバーバリアンズ戦結果

20日の夜は、秩父宮ラグビー場でJAPAN XV(ジャパン・フィフティーン) 対 フレンチ・バーバリアンズ(FBB)戦を取材した。FBBは、開始1分、ハーフウェーライン付近でのターンオーバーから攻め、FBラぺイルが先制トライ。その後は、HOウィリアム・セルヴァを軸にスクラムでJXVを圧倒し、8分、SHラカンプがトライするなどして次第に点差を広げた。

強風の風下に立ったJXVは、自陣から連続アタックを仕掛け続けたが、何度もターンオーバーされてはピンチになった。フランス代表経験者こそ少ないとはいえ、フランスのトップクラブでプレーする選手達は、個々のスキルで日本を大きく上回っていた。パス、キックの精度、距離、的確なタックル。ただし、選抜チームだけに、組織ディフェンスに関しては穴も多かった。日本がそこを突くことができない。連続攻撃を仕掛けるのに精いっぱいで、スペースにボールを動かせていなかった。

後半に入ると、風下のFBBがタッチキックをミス。そのラインアウトからの攻撃で、CTB田村が左中間に飛び込んだ。その後も、アグレッシブに攻め、一時は、21-32まで迫ったが、相手の重いタックルにノックオンを連発し、届かなかった。

FBBのロラン・トラベールコーチは、「両チームとも、いいラグビーをした。レベルも高かったと思う。我々は前半効率よくプレーできたことが勝因。後半に反則が増えたところは修正しなくてはいけない」とコメント。和やかだったFBBの会見後、JXVのエディー・ジョーンズヘッドコーチが入ってくると、会見場の雰囲気は一変した。

険しい表情のジョーンズHCは、厳しい口調で語り始めた。「ほんとうにひどいパフォーマンスです。ファイトしていない。FBBにフィジカル面でやられ、セットでやられ、好きなことをさせていた。勇敢さが感じられなかったのは残念。選手のセレクションをもう一度考えないといけない。日本のために本当に戦いたいのか。ハーフタイムに選手を罵倒した。学校の先生のようでした。こんな試合を二度と繰り返してはいけない。本当に戦いたい日本選手を探さないと。また外国人選手をたくさん並べればいいのか。コーチとして、このパフォーマンスについて、お詫びを言いたいです。私の責任です。本当にこれはシリアスな問題です」

廣瀬キャプテンは「もう一度選手をまとめて前に進みたい。まだもう一試合チャンスはありますので、少しでも変わったところを見せたい」と言葉を絞り出した。ジョーンズHCの怒りは収まらず、「この中で何人かはもう日本代表でプレーすることはないでしょう」と、前半の甘いタックルに失望したと語った。「最後はよくタックルしていた。それがなぜ最初からできないのか。ここで変わらなければいけない。それを分かってほしいから、ここまで言っているのです」。険しい表情は最後まで変わらなかった。

指揮官のメッセージが本当の意味で伝われば、24日の試合のJAPAN XVは、違うはずなのだが。

■試合結果
JAPAN XV●21-40○フレンチ・バーバリアンズ(前半7-32)

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フレンチ・バーバリアンズ会見&U20、セブンズ情報

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19日の午後は、秩父宮ラグビー場でフレンチ・バーバリアンズの練習が行われた。ご覧のようにそれぞれのクラブの練習着などでカラフルなのが新鮮だった。このチームは英国のバーバリアンズと同様、ジャージはお揃いだが、ストッキングは各クラブのものを着用するのが伝統。今回は、フランスのトップクラブ12チームが参加しているので、カラフルなストッキングも楽しめる。

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練習に先立ち、ジャンピエール・リーブ会長(写真中央)、ウィリアム・セルバ主将(写真右端)らが記者会見した。フレンチ・バーバリアンズクラブのリーブ会長は、伝説の名フランカー。「日本に来ることができ、大変嬉しい。我々は日本という国に対して敬意を抱いています。いろいろなものを勉強できること、楽しみです」。メンバーはフランスのトップクラブの主力選手ばかりだが、現在、フランス代表が遠征中のため、現役のフランス代表は入っていない。

HOセルバ主将は、フランス代表で50キャップ。スクラムはHOでは世界最強と言われる。そして、今回の来日試合で現役を退く。「日本での試合が現役最後になるのは感慨深いものがある。バーバリアンズに選出されたのも名誉なこと。質の高い面白いゲームで勝ちたい」と、意気込みを語った。ジャパン・フィフティーンとの対戦は、20日、午後7時30分より。秩父宮ラグビー場でのナイター試合となる。

「IRB Junior World Rugby Trophy 2012」(アメリカ・ソルトレイクシティ)に参加しているU20日本代表は、第1戦で、U20ジンバブエ代表に39-36で勝利した。第2戦は22日、U20カナダ代表との戦い。

男子7人制日本代表が、6月23~24日にマレーシアにて行われる「U20アジアセブンズトーナメント」に参加する。遠征メンバーは以下の通り。

早川直樹(立正大学2年)、姫野和樹(春日丘高校3年)、藤原健太(日本体育大学3年)、今野剛秀(流通経済大学2年)、近藤英人(東海大学1年)、村山史門(日本体育大学2年)、関本圭太(東芝青梅)、高悠也(中央大学1年)、久内崇史(筑波大学1年)、田村煕(明治大学1年)、宮島裕之(同志社大学2年)、渡辺夏燦(同志社大学1年)
◎スタッフ
チームディレクター 太田治
ヘッドコーチ 瀬川智広
トレーナー 大石徹
分析 岩井優
ドクター 田崎篤

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募金目標達成&東芝、ヤマハ情報

6月17日 の日本代表対サモア代表戦の秩父宮ラグビー場では、女子7人制日本代表スコッドの選手も協力し、日本代表選手が行った『SAKURA基金』の募金活動を実施、22万8927円の寄付があり、これで目標金額の100万円を突破した(108万2946円)。福島県の子供たちを24日のフレンチバーバリアンズ戦に招待する。

東芝ブレイブルーパスが、6月30日(土)9:30~16:30の予定で、東芝府中グラウンドにて「2012東芝ブレイブルーパス ファン感謝デー」を開催する。当日は、ゴールキックやラインアウトなどラグビーを体験できる「ふれあいタイム」、熱中症の予防に役立つ「熱中症対策教室」、選手達のトークショーやパーフォーマンスに加え、NECグリーンロケッツとのオープン戦も予定されている。

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詳細は、ブレイブルーパスのオフィシャルHPにて。
http://www.toshiba.co.jp/sports/rugby/topics/index.htm#120618a

ヤマハ発動機ジュビロから、2012年度追加入団選手の発表があった。

シアレ・ピウタウ CTB・WTB
ハイランダーズ(NZ)トンガ代表(9試合出場)
185センチ、97キロ

パトリス・オリビエ WTB
ベジエ(仏) フィリピン代表(4試合出場)
191センチ、95キロ

選手コメント
ピウタウ選手「日本での新しいチャレンジ、とても楽しみにしています。ニュージーランドでかつてのチームメイトだったマレ・サウ選手と再会できるのも楽しみです」

オリビエ選手「日本のラグビーは動きが速いと聞いています。チームに貢献できるように、一日も早くチームの戦術を理解したいと考えています」

清宮監督コメント「新しいメンバーが加わり、昨年以上の激しい競争が見られることでしょう。ヤマハらしいラグビーで、トップリーグを熱く盛り上げますので、ご期待ください」

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女子合宿&Fバーバリアンズ戦JAPANXVメンバー

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18日の午後は、都営三田線の本蓮沼駅から至近の「味の素ナショナルトレーニングセンター」に行ってきた。女子7人制日本代表スコッドの強化合宿を取材するためだ。今回は、6月17日-20日の日程で行われている。参加しているのは23名。きょうの午後は、ラグビー経験豊富なファーストスコッド、他競技からの転向組を軸にしたシニアアカデミー、そして、8月、フランスで開催される学生選手権に出場する選手達に組み分けして練習が行われていた。

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ラグビー経験が長いかどうかは、パスの速さ、長さでなんとなく分かる。でも、他競技からこの4月に転向したばかりの選手も難なくパスをしていて、その能力の高さに驚かされた。ファーストスコッドに入って元気いっぱいに動いている選手がいて、スタッフの方に訊いたら、17歳の大黒田裕芽(おおくろだ・ゆめ)選手だった。市立船橋高校3年生だ。兄(帝京大の大黒田健人選手)の影響で、小学2年から始めたようだ。たくさんの先輩と一緒の合宿なのだが、「楽しいです」と屈託なく笑っていた。この運動能力の高さは、将来有望と見た。

日本代表に選出されて11年目になる辻本つかさ選手(SCIX)、バレーボールからの転向組の竹内亜弥選手(世田谷レディース)にも話を聞いた。辻本選手はもう10年くらい前から知っているのだが、しっかりしているなぁ。「大野均さんみたいな選手になりたい」と話していた。竹内選手は、ラグビーを始めて3年、京都大学文学部哲学科卒業で出版社勤務という経歴は異色。高校、大学ともバレーボール部だったという。「なんでもありのところが、ラグビーって楽しいです」

ヘッドコーチの浅見敬子さん、ストレングス&コンディショニングコーチの宮崎善幸さんにも話を聞いた。今回の合宿は、10月に開催される7人制ワールドカップ(来年ロシアで開催)のアジア予選(インドにて開催)突破のための強化がメイン。アジアで3チームが出場できるが、今年は、オセアニアから1チーム参加するようで、ライバルのカザフスタン、中国に加えて強敵がひとつ増えることになる。強豪国に当たり負けない体づくりを継続しながら、この合宿では個人スキルのレベルアップにも取り組んでいるという。練習は基本的に3部練習。それでも、フルタイムで鍛える国も出てきて、世界に勝つのは並大抵ではないと話されていた。女子ラグビーのことになると僕は勉強不足。取材、また行きますので、みなさんよろしくお願いします。

6月20日(水)に行われる「JAPAN XV 対 フレンチ・バーバリアンズ」のJAPAN XV試合登録予定メンバーが発表になっている。若手主体で臨むということだったが、なかなか期待のもてる楽しみなメンバーになっている。秩父宮ラグビー場、19:30キックオフ。一般自由席、2,000円。

◎JAPAN XV

1長野正和(ヤマハ発動機ジュビロ)、2有田隆平(コカ・コーラウエストレッドスパークス)、3山下裕史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、4篠塚公史(サントリーサンゴリアス)、5マイケル・ブロードハースト(リコーブラックラムズ)、6村田毅(NECグリーンロケッツ)、7佐々木隆道(サントリーサンゴリアス)、8伊藤鐘史(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)9藤井淳(東芝ブレイブルーパス)、10小野晃征(サントリーサンゴリアス)、11竹中祥(筑波大学2年)、12田村優(NECグリーンロケッツ)、13仙波智裕(東芝ブレイブルーパス)、14廣瀬俊朗(東芝ブレイブルーパス)、15長友泰憲(サントリーサンゴリアス)、16木津武士(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)、17坪井秀龍(中国電力)、18真壁伸弥(サントリーサンゴリアス)、19桑水流裕策(コカ・コーラウエストレッドスパークス)、20内田啓介(筑波大学3年)、21立川理道(クボタスピアーズ)、22五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ)

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日本代表、サモア代表戦結果

6月17日、秩父宮ラグビー場では、パシフィックネーションズカップの第3節が行われ、サモア代表が日本代表を、27-26という1点差で下し、優勝を決めた。

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日本は残念ながら敗れたが、最後まで勝つ可能性を感じる戦いだった。僕はJSPORTSで藤島大さんと解説だったのだが、後半35分にグラウンドに降りた。日本が勝った場合、インタビュアーをすることになっていたからだ。階段を下りたところで、WTB廣瀬俊朗が1点差に迫るトライ。ニコラスライアンの右端からのコンバージョンが決まれば逆転というシーンだった。しかし、無情にもボールはわずかにそれた。

試合前のピッチレベルの気温は30度、湿度は57%。日差しも強い時間が長く、選手には厳しいコンディションだった。日本代表は立ち上がりから攻守によく前に出た。SO立川理道、CTBニコラスライアン、仙波智裕のフロントスリーも機能し、立川とニコラスのループプレーでゴールに迫り、NO8ヘンドリック・ツイがトライ(前半19分)。26分には、仙波が外に伸びながらボールをもらってディフェンスをずらし、小野澤宏時、菊谷崇とパスがつながって左隅にトライ、一時は16-0とリードした。

この後は、反則が多くなってリズムを崩し、2トライを奪われる。ボールを持った選手が前進したときに孤立し、ボールに絡まれて、ノットリリースザボールを獲られるシーンが何度もあった。後半も多かったのだが、ボールを持ち込んだ選手が簡単に倒されること、二番目の選手が相手を上手く排除できていないことが多かった。日本代表が抱える課題である。また、モールでも何度も押し込まれた。大きなサイズのチームにいかに押し込まれないかも経験を積みながら身につけていかなくてはいけない。

現日本代表の良さは、簡単に崩れず、試合の中で課題を修正しながら戦えることだ。後半28分には廣瀬の好ステップで大きく攻め込み、相手のラインアウトのミスをついて、ボールをつなぎ、菊谷がトライ。21-27に迫ると、37分、廣瀬が1点差に迫るトライをあげる。スタジアムの熱狂は頂点に達したが、勝つことはできなかった。「僕、もってるなって思って、コンバージョンが入って喜ぶのをイメージしていたんですけどね」と廣瀬キャプテンは悔しそうに話した。

「がっかりです」とジョーンズHC。しかし、その試合内容には一定の評価をした。「結果は嬉しくないけど、内容は嬉しい。ボールの動かし方も良かった。小さなミスで流れをつかみきれなかった。サモア相手に自分たちのスタイルを全うしようとしたのが、今日の収穫でしょう」。課題が明確になるのも、目指すプレースタイルに迷いがないからだろう。次はフレンチ・バーバリアンズ戦。フランスのトップクラブでプレーする猛者揃いのFWは強力そうだが、そろそろ勝利が見たい。

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試合後は、ノーサイドプロジェクトのアフターマッチファンクションがメインスタンドのコンコースで開催された。ご覧の大盛況。子供達が多かったのが嬉しかった。最初のゲストは、元日本代表の大畑大介さん、辻高志さん、そしてそのあと、日本代表選手全員と、エディー・ジョーンズヘッドコーチ、薫田真広アシスタントコーチもやってきて、一言ずつコメントして、ファンの皆さんの中に入り、サインや写真の求めに応じていた。廣瀬キャプテン(写真)は、「勝ちたかったけど、まだ勝つ資格がないということなのかもしれませんね」と、さらに成長を続ける意気込みを語った。ジャンピエール・リーブ氏のサイン入りジャージのチャリティーオークションも行ない、6万円台での落札となった。

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■試合結果
サモア代表○27-26●日本代表(前半14-16)

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