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2012年7月15日 - 2012年7月21日

我孫子にてノーサイド

南アフリカで武者修行中の松島幸太朗選手が、南アフリカU19州代表選手権のU19シャークス(クワズールー・ナタール州)の先発メンバーに名を連ねた。U19フリーステート・チーターズ戦で「14」を背負う。なんとも、頼もしく嬉しいニュース。すでに日本代表入りを果たしている、藤田慶和、竹中祥、そして松島幸太朗と、将来の日本代表のバックスリー(WTB、FB)の軸になれる逸材が20歳以下の世代に次々に出てきている。17歳のSO山沢拓也もいる。彼らが質の高い国際舞台での経験を積める育成を着実に進めなければ。

トップウエストのHonda HEATからは、追加新加入選手のお知らせがあった。スーパー15のハリケーンズでプレーしていたファイフィリ・レヴァヴェ選手だ。1986年生まれの26歳。193cm、111kgのFW第三列。19歳でNZ州代表選手権にデビューし、21歳以下のNZ代表にも選ばれている。

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日本代表の菅平合宿は20日で打ち上げ。僕は一足先に下山し、きょうはNECグリーンロケッツの取材で我孫子に行っていた。NECスポーツのロケッツクラブ会報誌でのインタビューだった。話を聞いたのは、ルーキー4選手。写真左から、PRキム・カンシク(高麗大、韓国代表)、CTB/FB山下祐史(パナソニックワイルドナイツより移籍)、LO小野寺優太(流通経済大学、ジュニア・ジャパン)、NO8ヴァカウタ・イシレリ(流通経済大学、日本A代表)。

キム選手は昨秋に入団テストを受けて加入し、今季より公式戦デビューを目指す。一時は130キロ以上あった体重は、NECでのトレーニングで120キロまで絞られている。新卒ルーキーの小野寺、イシレリ両選手も大学の試合が終わってから体重が増えてしまったが、NEC入りして十数キロ落としたようだ。今は体もキレてよく走れるという。逆に、山下選手はパナソニック時代よりウエイトトレーニングの時間が増えて筋肉量がアップ。体重が増えたそうだ。「本当はFBなのですが、NECではCTBに入ることが多くて。でも、いろんなポジションが出来たほうがチームの役にも立てるので」と、前向きに語っていた。

爆発的な突破力が魅力のイシレリ選手はすでに日本A代表に選ばれており、将来の目標も「日本代表」。小野寺選手はジュニアジャパンでは、ブラインドサイドFLに取り組んでいるが、NECでは「LOで勝負したい」と話していた。たしかに、NECのFW第三列は優れた選手が揃う。キャプテンの浅野良太、バイスキャプテンの土佐誠、ニリ・ラトゥ、権丈太郎、日高健、細田佳也、そして、日本代表スコッドの村田毅、このポジション争いは熾烈だ。

ちなにみ、小野寺選手のニックネームは「ゆうた」、「でら」、「テキサス」とたくさんある。テキサスはNEC入りしてついた。「太陽にほえろ」とは、まったく関係がないらしい。これで分かる人は僕と同世代以上かな。

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最後は、昨季限りで引退し、現在のチームの副務を務める熊谷皇紀さん。取材は、我孫子事業場にある我孫子クラブの「ダイニングバー、ノーサイド」で行われた。このお店、知らなかった。ここは、一般の人も入れるお店で、豊富なおつまみも揃っているし、グリーンロケッツラベルの焼酎などもある。歴代のグリーンロケッツのジャージも飾ってあった。

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総合格闘技トレ

19日も日本代表の菅平合宿を取材した。この日、注目されたのは、元総合格闘家の髙阪剛さん(42歳)による、トレーニングだった。

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FWとBKに分かれてたっぷり、1時間半と1時間。低い姿勢でターンし、素早く前に出るタックルの技術などのトレーニングが行われた。慣れない動きに選手たちも四苦八苦。「上半身と下半身は連動している」と、相手とコンタクトする際の姿勢によって、足が出なくなるなど、細かな身のこなしも指導されていた。

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軽快な動きをしていた大野均選手は、「新鮮ですね」と清々しい表情で感想を語った。「低くタックルするように指導されますが、どうやればいいかを細かく教えてくれました。大きな選手の懐に入り込むコツもあり、日本代表が世界と戦うときにも役立つと思います。足の運びは参考になりました。下半身がついていかないと前に出られませんから。パワーで対抗するのではなく、技術で対抗するという意味でも応用できると思います」

今回のセッションは、エディー・ジョーンズヘッドコーチと、ジョン・プライヤー ストレングス・コンディショニングコーディネーターの要望によって実現した。今回の合宿では素早くしゃがみこみ、低い姿勢で前に出るトレーニングが多い。総合格闘技から得られるものは多いという判断だろう。アメリカでもプロとして戦い、日本屈指の総合格闘家である髙阪さんは、流通経済大学ラグビー部の内山監督と友人で、流経大の指導をした経験がある。しかし、他のスポーツも含めて代表チームを指導するのはこれが初めて。

日本代表スタッフからは、「自由にやってください。できれば、低いタックルに入るコツを意識づけできるものも、含んでもらえれば」と言われ、普段通りのメニューを基本に指導した。FWとBKの選手で指導の仕方が違っていたのだが、「骨格と重さによって、意識するところも違ってきますから」と説明。「本当は重心をどこに置けば足が出るかは、人によって違うので、個別に指導したいのですけどね」と、今回は、シンプルに体全体を使って前に出るコツを伝授したという。

トレーニングの最後に髙阪さんは、自身の経験談を選手に話した。「アメリカで戦っているとき、相手は190㎝以上で、110㎏~120㎏クラス。僕より小さな選手と戦ったことはありません。2mの相手を前に、ちょっとでも下がったら負ける。1㎝でも前に出るためには、自信を持つこと。それは練習でしか身に着かない。相手より100倍練習して、絶対負けないという気持ちを持たないといけないんです」

報道陣に対しても同じことをコメントし、「前に一歩出るというのは、すべての競技に大切なことですよね」と言っていた。

最後に、誰か総合格闘技向きの選手はいましたか?と質問してみると、「全員ほしいですよ」。ただ、ラグビー選手の体でもう少し大きくできるのはと思うところは?という質問には、「胴回りはもっと太くできるのではないですか。強い格闘家はドラム缶みたいな体をしていますから」という答え。ふと、サントリーのジョージ・スミス、元オーストラリア代表のフィル・ウォー、元イングランド代表のニール・バックら、歴代の名フランカーの体が頭に浮かんだ。フィル・ウォーなんて、冷蔵庫みたいだったもんなぁ。興味深いトレーニングだった。

追記◎トップリーグの2013年度からの新方式については、さまざまなメディアで報道されているので、また改めて書きたい。昨日の夕方、宿泊先のお母さんに、峰の原のサンセットテラスに連れて行ってもらった。ちょっとだけ遅かったのだが、ご紹介しておきたい。一番びっくりしたのは、これを見ていると、あっという間に30分が過ぎたこと。そして、夜に満天の星を眺めたときも、瞬く間の30分だった。綺麗で澄んだ景色は時間を忘れる。

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日本代表合宿&キヤノン、クボタ情報

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18日の菅平高原にいた。気温は高く、日差しも強いが、風が心地よい。イブキジャコウ草って、ほんと手を突っ込んだら匂いがした。下はウスベニアオイ。真ん中がちょっとだけ紫になっている。

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きょうも日本代表の練習を見ている。午前中は、早朝のウエイトトレーニング、フィットネス、スキルトレーニングのあとは、FW、BKが分かれてのウエイト、そしてユニット練習。BKはタッチフットをしながら、キックオプションを取り入れ、FWは、ラインアウトの正確なジャンプ、SHへのデリバリー、スローイングなど基本的な動きをチェックしていた。

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日本代表復帰組の一人、トヨタ自動車の北川俊澄選手と言葉を交わすと、「3部練習なんて学生時代以来です。夜は10時半に眠って、昼寝も2、3時間していますよ。それくらいじゃないと、身体がもたない」と苦笑い。この合宿では、トレーンニング、食事、睡眠、そしてトレーニングと、すべてが管理された状態。睡眠も体を大きくするためには必要という事で昼寝の時間もきちんと確保されている。「やることが明確で分かりやすいですね」と、エディージャパンについての感想。「(戦い方については、)各チームも同じようなことはやろうとしているけど、徹底することの大切さを再認識しますね」と話していた。

午後は、ジュニア・ジャパンが先に練習したあと、日本代表の全体練習。大半の時間は2チームに分かれてのアタック&ディフェンスだった。高校生で参加する山沢拓也選手が時折、鋭く抜け出すのが印象的だった。試合後、廣瀬キャプテンに話を聞いたときも、「前(にスペースが)見えた時の感覚は素晴らしいですね。キックも両足上手いし、ここで普通にやっていますから、ビックリしますよね」と称賛。実は、今合宿では山沢選手は廣瀬キャプテンと同部屋。「すごく大人しいですよ。こちらから話しかけないとしゃべらないし。まあ、高校生でここに来たら緊張するでしょうけど」。廣瀬キャプテンは、「タクヤ」と呼んでいるみたいだ。

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こちら、東芝の望月雄太選手と、NECの村田毅選手。この2人も同部屋。「いびき、共鳴しあってます!」。村田選手はエディージャパンに参加して10週間でもっとも肉体に変化(93㎏から98㎏)があった選手として、エディーさんの講演では必ず取り上げられる。今も肉体改造は進んでいる。

キヤノンイーグルスが追加加入選手を発表した。サモア代表NO8として日本代表とも対戦したトンプソン選手である。

ケーン・トンプソン(LO、1982年1月9日生まれ、198cm、113kg、前所属:ワイカトチーフス、代表歴:サモア代表22キャップ(2012年7月18日現在)

トンプソン選手コメント:日本でプレーする機会を得たこと、また、私がこれまで積み上げてきた経験を活かせる機会を得たことに、とても興奮しています。キヤノンが目指す目標を達成するために、チームの一員として力を尽くす事を楽しみにしています。

トップイーストのクボタスピアーズが、キャプテンならびにFW・BKコーチを決め、今季の体制を再び発表した。

シニアディレクター:久保俊裕、ラグビー部長:松木弘志、チーム統括:石川充、監督:石倉俊二、ヘッドコーチ:トウタイ・ケフ、FWコーチ鈴木力、スクラムコーチ:佐川聡、BKコーチ:古川泰士、テクニカルコーチ:栗原喬、ストレングスコーディネーター:マーティン・ヒューメ、主務:松下寛朗
キャプテン:今野達朗(LO、筑波大学)、FWリーダー:前川泰慶(LO、同志社大学)、FWリーダー:後藤満久(HO、京都産業大学)、BKリーダー:高橋銀太郎(CTB/FB、早稲田大学)、BKリーダー:伊藤有司(FB、天理大学)

キャプテン:今野達朗選手のコメント「二年続けてのキャプテンですので、昨年よりも更に自覚、誇りを持って日々取り組みたいと思います。周囲の方々への感謝を忘れず、少しでも恩返しができるように、必ずトップリーグへ昇格したいと思います。応援宜しくお願い致します」

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日本代表スコッド強化合宿

17日の火曜日は、長野県上田市の菅平高原で日本代表スコット強化合宿を取材した。この合宿は、16日から20日までフィットネス・スキル強化を目的として行われている。17日は、追加招集された田邉淳選手(パナソニックワイルドナイツ)が合流した。メンバー変更などの詳細は、日本ラグビー協会のホームページにて。

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17日は早朝のウエイトトレーニング、フィットネス、スキルトレーニングに始まり、ユニット練習、そして、午後には、低い姿勢でスピードをつけたコンタクト、ブレイクダウンなどのトレーニング、自陣の22mライン内から脱出する方法を模索しながらのアタック&ディフェンス他、約1時間半、間断なく走り続けた。午後5時半からは別のグラウンドで練習していたジュニア・ジャパンも合流し、ジョーンズHCのコーチングを受けていた。

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写真は、五郎丸歩選手のプレースキック練習。後ろで観察するのは、キッキングコーチ(スポット参加)のフィリップ・ファイラー氏。世界各国で実績を残し、今でもオーストラリア代表のクエイド・クーパー選手らから相談メールが届くスペシャリストだという。メンタル面のアドバイスも多いようで、五郎丸選手も、「考えすぎず、考えたあとはすぐ感覚に移行するように言われました」と話していた。五郎丸選手の助走は独特。いったん静止した状態から再び足踏みして蹴る。本人はこれを変えたいらしいのだが、それぞれの選手のルーティンはいじらないのがファイラー氏のスタイル。「でも、僕は変えたいって話したら、じゃあ、普通に歩いて蹴ってみればって言われて。歩いて蹴ったら入りました(笑)」。実は前日、ファイラー氏の指定した場所からのキックを五郎丸選手がすべて成功させたら、「じゃあ、僕は帰るよ」とコーチの仕事がないじゃないかと言う場面もあったらしい。

全体練習後、エディー・ジョーンズヘッドコーチは、「きょうはクオリティの高い練習ができた。山沢拓也(SO、17歳)、宇佐美和彦(LO、20歳)など若い選手も参加し、田邉淳(34歳)、遠藤幸佑(31歳)らのベテランもいる。みんなで競争するいい状態です」と笑顔を見せた。田邉選手については、「とてもいい選手、いいプレースキッカーであり、いいコミュニケーターであり、ジャパンでのプレーを熱望していた。ジャパンが一番だと思えることはとても大切です」と称賛。他にも復帰しているベテラン選手について、「ベテランの力はまだまだ必要です。遠藤も、もっとスピードアップできる」と、年齢にかかわらず、鍛えて伸ばす意欲を見せた。

田邉選手はジョーンズHCに、日本代表になるために何をすればいいかと直接問い合わせたらしく、「スピードトレーニングはしておいてくれ、と言われていました。どのチームにもベテランは必要で、君にもチャンスはある、と言われていたのですが、まさかこんなに早く声がかかるとは思いませんでした」と嬉しそう。2015年のワールドカップ出場を目指して、「一年一年勝負です」と話していた。

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トップレフリー研修会&ライブのお知らせ

16日も、味の素ナショナルトレーニングセンターで、トップリレフリー研修会を取材した。2日目のきょうは、8月からの試験的ルールをどう適用していくかを、トップレフリーのみなさんがディスカッションし、ガイドライン作りをした。その合間に、兵庫県立大学准教授の荒木香織さんによるメンタルトレーニング、アシスタントレフリー研修、レフリーコーチとの個人面談などが行われた。

試行される新ルールについては、8月31日に開幕するトップリーグから始まり、日本のあらゆるレベルで適用される。大きなものは、スクラムのコールが、「クラウチ、タッチ、セット」の三段階になること、ラックから5秒以内にボールを出すこと。スクラムについては、これまでの「クラウチ、タッチ、ポーズ、エンゲージ」から一段階減少することになり、タッチとセットの間隔をどうするかなど話し合われた。

ラックの5秒は、レフリーがあきらかにボールが出せると判断した時点で、「ユーズ・イット!」と声をかけ、そこから5秒以内で出さない場合に相手ボールのスクラムになる。遅延行為をやめさせ、試合のスピードアップを図るルールだが、あまり神経質になることなく、ボールが出る状態になったらすみやかに出す、という感覚でいいように感じた。遅延行為に関して厳しく笛が吹かれるということになる。


スクラムの議論のときにレフリーコーチの相田さんが行っていたが、「安全、公平」がレフリングの原則であり、スクラムに関しては、各チームが自由に組むのではなく、レフリーの声に合わせるのが基本になる。結論は、いずれ公式に各チームに伝えられると思うので詳細は避けたい。

トークライブのお知らせ◎7月26日、下北沢の愛好日記トークライブ、まだ若干席がありますので、ぜひご参加を。ゲストの一人、日本協会の中里裕一さんは、慶應OB。2019年年のワールドカップに向けて、競技人口の推移や市町村協会の設立、さまざまな数字も示して日本ラグビーの現状、課題を語っていただきます。渡瀬さんには、楕円桜に加えて、新曲も披露していただきます。トップページ左上のスケジュール欄に詳細あります。

その前に、7月20日、高田馬場ノーサイドクラブで、林敏之さんと大元よしきさんトークライブが開催されます。ヒーローズ&ノーサイドクラブプレゼンツ!"壊し屋"林敏之「自分自身に矢印を向けて」大元よしき出版記念「あの負けがあってこそ」と題し、大元よしきさんの出版記念に林敏之さんがゲストとなったトークライブです。以下、お店からの情報です。

日時:2012年7月20日(金) 19:00 - 21:00 (18:30受付スタート)
会費:¥4,500- (1Drink+軽食付き+書籍)
  ※来場者全員の方に大元よしき「あの負けがあってこそ」をプレゼントさせて頂きます!
内容:林敏之&大元よしき トーク2時間 その後は懇親会
場所:ラグビーダイナーノーサイドクラブ
〒171-0033 東京都豊島区高田3-10-22 キャッスル安斎ビル2F
Tel:03-3209-0723
■お申し込み方法:お名前と人数を明記の上、
お店のメールアドレス「libyus@taupe.plala.or.jp」 までご連絡下さい。
受付完了後、その旨ご返信させて頂きます。
満員となった時点で受付終了とさせて頂く場合もございます。
またキャンセルの際は事前に必ずご連絡頂けたらと思いますので
何卒、よろしくお願い申し上げます。

※詳細
http://www.nosideclub.jp/blog/2012/06/post-8.html

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トップレフリー研修会

15日の日曜日は、東京・赤羽の味の素ナショナルトレーニングセンターに行っていた。第2回トップレフリー研修会の取材のためだ。日本協会公認のA、A1レフリー、地域協会のA2レフリー、アカデミー生、女子レフリー、そして、レフリーコーチが集い、2日間にわたって研修を行う。

初日のきょうは、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチの講演、日本サッカー協会のレフリーフィジカルトレーナー山岸貴司さんのトレーニング研修、パナソニックワイルドナイツの相馬朋和選手、水間良武コーチによるスクラムセッション、そして、最後に、フィットネステストが行われた。40m走を6秒以内で6本連続で走るテストもあったのだが、全員クリアし、早い人は5秒台前半で走っていた。ラグビーのトップレフリーの、フィットネスとスピードを実感。

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エディー・ジョーンズHCの講演も興味深かった。日本ラグビーが目指す方向性を示し、そのためにレフリーの皆さんに考えてほしいことを具体的な数字を示しながら解説した。まずは、日本がワールドカップで20年勝っていないこと、U20もセカンドレベル、7人制代表は世界のトップ15に入っていない現状を示し、「これが現実。しかし、過去は変えられないが、未来は変えられる。ニュージーランドはここ数年テストマッチで88%の勝率がある、コーチとレフリーがよく連携しているのも要因」と、日本ラグビーが強くなるために、レフリーとコーチの連携が不可欠だと説明した。

具体的には、走り勝つスタイルを目指す日本の試合は、インプレー時間を長くしなければいけないということで、次のような話が。「ボールが動いている時間を長くしましょう。そして、ディフェンス側のオフサイドラインをしっかり見ましょう。そうでなければ、攻撃のスペースは生まれません。日本のレフリーは優しすぎるところがある。もっとタフになりましょう」などなど、いろんな角度から要望が出された。

日本代表の試合の傾向についても話があったのだが、パシフィックネーションズカップで、日本のロータックル(低いタックル)は全体のタックルの35%。スーパー15では、ロータックルが1試合平均で65%もあり、「日本の良さは失われている。取り戻したい」という話しもあった。「ですから、ハイタックルはどんどんペナルティをとってください(笑)」

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スクラムセッションでは、相馬選手の指導の下、レフリー自らがスクラムの基本姿勢をとり、どうなればスクラムは落ちやすいのかなど、そのメカニズムを体感していた。なんか、みんな楽しそうだったのが印象的。スクラムというのは人をとりこにする魅力があるみたいだ。レフリー研修会では、過去にも薫田真広さんや、坂田正彰さんなど、元日本代表の選手を招請しており、レフリングの向上に努めている。ただ、それでもスクラムの判定はとても難しい。毎回それを痛感するようだ。日本ラグビーの強化には、レフリングの質を上げることは不可欠。レフリー委員長の岸川さんは、「2019年のワールドカップに日本人が笛を吹くためには、2015年のワールドカップでなんらかのマッチオフィシャルに日本人が入っていなければならない。あれだけ強いアルゼンチンも、レフリーはワールドカップで笛を吹いていない。難しいが、そこに全力でチャレンジしたい」と話し、海外にどんどんレフリーを派遣する意欲をみせた。

研修会は明日も行われる。

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