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2012年7月22日 - 2012年7月28日

ラグマガ9月号

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書くのが遅くなってしまったが、ラグビーマガジン9月号と、ラグビークリニック盛夏号が発売になっている。ラグマガの表紙は、大野均選手、竹中祥選手に、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ。低い姿勢で運動量豊富に動き回る。大野選手は、エディージャパンの象徴的存在になっている。そして、竹中選手は、もてる身体能力で、海外の列強の選手以上と言われている。

菅平高原での夏合宿レポート。ジョーンズHCのインタビューなどで、日本代表の方向性が示される。僕もジョーンズHCに菅平のことを聞いたことがあるのだが、山本巖さんの日本代表監督時代にコーチを務めていた頃、菅平の夏合宿が印象に残っていたそうだ。たくさんのグラウンドがあって、日本代表の練習をラグビー関係者、ファンが見守っている。「世界のどこにもない」最高の環境で、日本代表の基礎を作りたいと考えたそうだ。今後、菅平での夏合宿が恒例になれば、同時期に菅平に来る子供達もそれを見学できるし、ファンのみなさんも予定を立てやすくなるだろう。日本代表がたくさんの人の目につくことは、とても大切なことだ。

フレンチ・バーバリアンズの会長として来日した元フランス代表フランカー、ジャン=ピエール・リーヴさんの、藤島大さんによるインタビューは面白い。「秩序を望まぬ兵士の独白」。現在は、芸術家(現代彫刻)。たとえば、アルゼンチン代表について、リーヴさんは、こう語る。「最後のロマンチック。最後のバガボンド(自由な旅人)。現代ラグビーにおいては、アルゼンチンがそういう存在ではないでしょうか。際立つ個性があり特質があり国への誇りがある。郷愁に近いのかもしれませんが」

あなたにとって、ラグビーとは?「自由。ラグビーは時に戦争になる。でも根底に愛情と友愛がある。人間と人間の行為なのでエネルギーが生まれる。そのエネルギーは自由がなくては生まれない。個人の自由を守る。そこに自分が自分である証明がある」。この先は、ラグマガにて。

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ラグビークリニックの特集は「勝利への準備」。サントリーサンゴリアスの「アタキングラグビーの、心、技、体、改革。」は興味深い。日本代表のスポットコーチとして来日したスティーブ・ボーズウィックの「押せるラインアウト・モールの基礎」や、天理大学のSH練習など面白い。新・試験的ルールの要点は必読だろう。

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愛好日記トークライブ2012夏

7月26日の夜は、下北沢のライブハウス「音倉」で、久しぶりの「ラグビー愛好日記トークライブ」だった。「2019年に向けて、わたしたちにできる事とは?」というテーマで、ゲストの皆さんと語り合った。トークライブのときは、全体の進行を考えてはいくのだけど、始まってしまったら、どんなコメントが飛び出すかで臨機応変に対応するしかないので、話はあちらこちらに飛びながら進む。今回は個性派の3人で難しかった~(汗)。

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まずは、それぞれの立場を紹介していった。日本ラグビー協会の戦略室、国際部長の中里裕一さんが、慶應義塾大学ラグビー部時代の思い出話をしてくださったのだが、これが止まらなくて、「長い」と思わず突っ込む。すかざす前早稲田大学ラグビー部監督の辻高志さんから、「慶應はこういう人が多いです」と、大笑いのスタートだった。

中里さんから、2019年に向けての戦略計画の概要、取組みなどが紹介され、具体的な数字も示された。戦略計画の軸は、ラグビーファミリーを増やすこと。そして、日本ラグビーの国際力を高めること。日本で国際大会を開催して運営実績を積み重ねていくこと、そして、アジアへの普及活動を積極的に行うこと、このあたりはすでに着々と進んでいるのだが、競技人口は、減っている。競技人口が増えなければマーケットはどんどん小さくなって悪循環に陥る。観客動員も減少傾向だ。

具体的な取り組みとしては、市町村にラグビー協会を作ることが進められていて、戦略計画をt立ち上げてから15の市町村にラグビー協会が生まれ、東京の中央区にも協会が設立された。協会を作ると、補助金が出たり、グラウンドの確保などさまざまな活動がやりやすくなる。この春に日本代表が合宿したJGREEN堺には、サッカーの施設なのにラグビーのゴールポストが立っている。これも、堺市のラグビー協会があってこそ。

こんな取り組みもある。沖縄では、中学3年生の夏で他競技の部活を引退した生徒にラグビーをやらせ、12月に大会を開催している。2011年度の大会には13校が参加した。いまでは、ラグビーを経験した4割から5割が高校でラグビーを続けるという。他競技の先生方からは警戒され始めるほどの成果のようだ。こうした、シーズン制の部活動の取り組みなどが中里さんから紹介された。

また競技者人口分布では、これまで懸念されていた中学での減少は実は起こっておらず、高校卒業後に大きく競技人口が減っている。ここをどうするかが今後の課題。女子は順調に増え続けており、今後の競技人口の拡大には大きく貢献しそう。

辻さんからは、やはり日本代表が強くならないと、という話もあって、元日本代表選手としての実感は迫力があった。「小さい選手が大きな選手と戦うときに大事なのは、真っ向勝負なんです。もし、目の前に160㎝の選手と190㎝の選手がいたら、迷わず190㎝のほうに当たりに行くようにならないと」。極力コンタクトを避ける日本代表の戦いは理解した上で、逃げない心を説いていた。いまはNECのサラリーマンとしての生活だが、時間を作って福島の高校に指導に行ったりしているようだ。渡瀬あつ子さんは、ご主人が海外に野球の普及に行ったことがあり、「野球不毛の地で普及しようということで、まず大人にやらせた。大人が楽しそうにやっていると子供も寄ってくるそうです」と、日本でも、たくさんの大人にラグビーボールに触れるきっかけを作るべきだと話していた。「タッチフットしてから、合コンするとか、男女で交流する機会を作っても、いいと思うんですよね」。あつ子さん、ほんとにやりそうだ。

客席からもさまざまなアイディアや意見が出た。日本代表が世界一になってくれたり、ラグビーの枠を超えるようなスター選手が出てくれば、あっという間に広がるわけだが、今は小さな前進を繰り返すしかない。2019年時点での競技人口の目標は20万人、現在は約10万人。2019年の総観客数の目標は140万人、今はその3分の1ほどだ。現実は厳しいし、日本協会にはもっとアグレッシブに戦略計画を推進してほしいと思う。苛立っているファンのみなさんは多い。

ただ、それとは別に一人一人に今すぐできることもある。僕は、ノーサイドプロジェクトの仲間と、たまには他のスポーツを見に行こう、という話をしている。野球場にラグビージャージの一団がいたら、ちょっと気になる。みんなの背中に「2019」と書いてあれば、何の数字?とも思われるだろう。せっかく、ワールドカップが来るのだから、そんなふうに楽しんでみてもいいと思うのだ。

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最後は、渡瀬あつ子さんが、出身地の福島の子供たちのために作った「君と私にできること」、そして、「楕円桜」の熱唱があった。楕円桜の歌詞は力がある。感動。ゲストのみなさん、参加者のみなさん、ありがとうございました。

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トークライブのことなど

新幹線「のぞみ」に乗るとき、よく食べる「柔らかカツサンド」は今も大好物だが、最近はいろんなお弁当に浮気をしている。きょうはカツサンドの横に並んでいた「メンチカツサンド」を食べてみた。これ、美味しい。明日の夜は久しぶりの愛好日記トークライブ。その次は、8月9日に大阪のラグビー部マーラーで、大八木淳史さんとトークライブをする。そして、9月のイベントも内容が固まりそうなので、明日か明後日には発表したい。コツコツこうしたライブを続けていきますので、お時間あるときにぜひご参加ください。

今週末はスーパー15の準決勝である。まずは27日、ニュージーランドのチーフスとクルセーダーズが戦う。チーフスには、日本のパナソニック入りするCTBソニー・ビル・ウィリアムズ、キヤノン入りが発表されたばかりのNO8ケーン・トンプソンがいる。クルセーダーズは、準々決勝に続いて、リッチー・マコウがNO8。ホワイトロック三兄弟も先発だ。オールブラックスのダン・カーターとアーロン・クルーデンのSO対決も楽しみ。

以下は、スクラム釜石からのお知らせ。

【復刻はまゆりジャージ販売予約受付開始!】
新日鐵釜石ラグビー部が前人未到の日本選手権7連覇を成し遂げた当時と同じ生地・同じメーカーにより完全復刻した伝説のジャージ。同じ想いを抱き、復興を支援する仲間たちにも、このジャージを着てもらいたい。そんな想いで、スクラム釜石が復刻させました。

セット内容  ジャージ(シリアルナンバー入り)、紙箱入り
サイズ M、L、O、XO
製造元 スズキスポーツ
販売価格 18,900円(税込)
※復刻はまゆりジャージの売上げの一部が、スクラム釜石の活動・運営費として寄付されます。
※総製作数212枚のうち、200着を限定販売いたします。12着分は非売品。
スクラム釜石webサイトのグッツ販売紹介ページ
http://scrumkamaishi.jp/goods
にて販売受付を開始します!!
※商品の発送は8月以降になります。ご了承ください。

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U19日本代表メンバー&女子トライアル

昼間、なにげなくフジテレビの「ごきげんよう」を見ていたら、ゲストの内山信二くんが、オーストラリアのママさんラグビー選手のタックルを受けて、ろっ骨を折った話をしていた。オチは、プレデューサーの「今回は、お骨折りいただきまして、ありがとうございます」という話しだったけど、ラグビーの話題が出ると単純に嬉しくなる。ただし、練習しないで、ラグビーはしてはいけません。

19歳以下の日本代表が、「IRB ジュニア・ワールドラグビートロフィー(JWRT) 2013」の出場権をかけ、7月29日から来月4日まで香港で行われるアジア予選に参加する。U19日本代表メンバーは、以下の通り。2013年のJWRT(チリ大会)にアジア代表として出場できるのは1チーム。本大会出場時にU20代表として戦う世代のU19代表がこのアジア予選に参加することになる。

◎U19日本代表メンバー
PR1須藤元樹(明治大学1年)、山根皓太(流通経済大学2年)、HO中村駿太(明治大学1年)、阿部大地(流通経済大学2年)、PR3浅堀航平(帝京大学1年)、塚原巧巳(明治大学1年)、LO4姫野和樹(春日丘高校3年)、LO5小林航(明治大学1年)、牧野内翔馬(東福岡高校3年)、FL6水上彰太(筑波大学2年)、FL7東和樹(明治大学1年)、鈴木秀明(大東文化大学2年)、NO8佐藤穣司(早稲田大学1年)、加藤優来(流通経済大学1年)、SH湯本睦(東海大仰星高校3年)、荒井康植(帝京大学1年)、SO山沢拓也(深谷高校3年)、合谷和弘(流通経済大学1年)、CTB12竹田祐将(筑波大学1年)、紀伊皓太(明治大学1年)、CTB13鈴木啓太(茗溪学園高校3年)、濱野大輔(帝京大学1年)、WTB11久内崇史(筑波大学1年)、萩野岳志(早稲田大学2年)、WTB14中野涼(関西学院大学1年)、FB高悠也(中央大学1年)
●スタッフ=監督:中竹竜二、アシスタント兼ストラテジーコーチ:中瀬真広、FWコーチ:遠藤哲、ドクター:松原庸勝、S&Cコーチ:下農裕久、トレーナー:藤原和朗、アナリスト兼サポートスタッフ:村上大記、総務:飯島康弘

ライバルのU19韓国代表メンバーも発表された。監督は、延世大学監督の金道ヒョン、選手は延世大、慶熈大を軸に、高麗大、檀国大他から選ばれている。

お知らせ◎「セブンズブロックアカデミー」パートナークラブのひとつであるラガールセブンが、女子選手を対象にしたトライアウトを実施します。複数企業が支援する女子7人制ラグビーチーム「Rugirl-7(以下、ラガールセブン(関東))」と姉妹チーム「Rugirl-7 WEST(以下、ラガールセブン・ウエスト(関西))」では2カ月に一度のトライアウトを通して、優秀な選手の発掘を行う予定で、今回は、8月26日に関東(江戸川)、関西(南吹田G)で同日に開催されます。詳細は以下より。
http://sevens.rugby-japan.jp/about/2012/id15061.html

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女子7人制日本代表選考合宿

10月6~7日に行われる7人制ラグビーの世界大会「ワールドカップ・セブンズアジア地区予選(インド・プネ)」に向けた女子7人制日本代表スコッドの選考合宿が、8月4~8日に味の素ナショナルトレーニングセンターを拠点に実施される。

参加予定メンバー22名の発表があった。男子の15人制日本代表スコッドの夏合宿では、17歳の山沢拓也選手の参加が話題になったが、今回の女子7人制スコッドにも、市立船橋高校3年のSO大黒田裕芽選手、横浜市金沢高校2年のSO小出深冬選手がいる。小出選手は1995年12月生まれの16歳だ。先日、話を聞かせてもらった辻本、竹内、大黒田という3選手も残っている。

PR辻本つかさ(SCIX)、マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(PHOENIX)、藤崎 朱里(Rugirl-7)、竹内亜弥(世田谷レディース)、片嶋佑果(Rugirl-7)、桑井亜乃(Rugirl-7)、三樹加奈(立正大学ラグビー部)、冨田真紀子(世田谷レディース)、HO/CTB加藤慶子(世田谷レディース)、HO/PR鈴木実沙紀(関東学院大学ラグビー部)、HO横尾千里(世田谷レディース)、SH/SO中村知春(PHOENIX)、SH原仁以奈(Rugirl-7)、鈴木陽子(立正大学ラグビー部)、SO/CTB鈴木彩香(立正大学ラグビー部)、SO大黒田裕芽(市立船橋高校)、小出深冬(YRAーWRSC)、CTB/PR鈴木育美(TKM7)、WTB伊藤絵美(名古屋レディース)、山口真理恵(Rugirl-7)、WTB/SH井上愛美(RKUラグビー龍ヶ崎)、WTB谷口令子(世田谷レディース)

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スーパー15準々決勝終わる

スーパー15のファイナルシリーズ(プレーオフ)の準々決勝が終わった。結果を書くので、録画を見ていない方はご注意を。

その前に、いま、JSPORTSで昨秋のワールドカップの再放送をしている。オールブラックスとワラビーズの準決勝見ながら、久しぶりにイーデンパークの雰囲気を思い出していた。僕はこの試合は解説ではなかったので、縦方向から見ていた。だからテレビで見るのは新鮮。クエイド・クーパーが調子でないなぁとか、コーリー・ジェーンのハイパントが完璧だったなぁとか、気楽な観戦だったけど。

オールブラックスが勝つわけだが、その中でも、ワラビーズのSHウィル・ゲニアは能力の高さを存分に発揮している。昨日のスーパー15の準々決勝でも、レッズのSHとして、苦しい状況を何度も打開していた。レッズは、オーストラリアカンファレンスの1位(総合3位)として、ホームで南アフリカのシャークス(総合6位)を迎え撃ったのだが、序盤のシャークスFWの圧力と、前に出てくる防御に押され気味になってミスを連発した。シャークスを次第にディフェンスが甘くなったのだが、クーパーが出場停止(ハイタックルで1試合)での不在が響いて、攻撃に緩急をつけられなかった。

もう一試合のクルセイダーズ(ニュージーランド2位、総合4位)対ブルズ(南アフリカ2位、総合5位)は、クルセイダーズがブレイクダウンを圧倒。前に出るタックルからボールを乗り越えてマイボールにするシーンを何度見たことか。完全に勢いに乗ったが、それでも、カーターが怪我をしたら、という不安は常に付きまとうなぁ。

準決勝の組み合わせは以下のように決まった。準々決勝を勝ち上がった中で、上位のクルセイダーズが、総合2位のチーフスと、下位のシャークスが総合1位のストーマーズという、ニュージーランド同士、南アフリカ同士の対戦となった。

Semi Final 1:
7月27日 
チーフス対クルセイダーズ
ハミルトン・ワイカトスタジアム

Semi Final 2:
7月28日
ストーマーズ対シャークス
ケープタウン・DHLニューランズスタジアム

お知らせ◎恒例となった「スカパーアワード2012のスポーツ・公営競技部門」に、J SPORTSのラグビーワールドカップ中継がノミネートされている。らぐびー愛好家のみなさんは、ぜひワンクリック。
http://award2012.skyperfectv.co.jp/sports.html

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