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2012年7月29日 - 2012年8月4日

網走ラグビーフェスティバル

4日は網走ラグビーフェスティバルが開催された。トップリーグと同じく、このフェスティバルも今年が10年目となる。いまや、網走を中心にした北海道では、トップリーグ14チーム中、12チームが夏合宿をしている。東芝は19年連続の網走で、最多回数を誇る。この日の朝は快晴だったこともあって、国道に設置された温度計は、27度。ずいぶん暑く感じたが、それでも東京よりは涼しい。朝は、子供たちがタグラグビー体験。今年に入って、網走市ラグビーフットボール協会が設立されたこともあり、これから、ますます盛んになってほしいところ。

試合は、午後12時から3つのグラウンドに分かれて、5試合が行われた。僕と矢野武さんは、メインのラグビーグラウンドで行われた、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対リコーブラックラムズ戦、東芝ブレイブルーパス対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦の場内MCをした。矢野さんがエンジン全開で、大会記念Tシャツの販売案内、熱中症対策からメンバー表の読み上げ、試合実況と元気に声を張りあげる。僕は、新ルールの簡単な説明や、試合の解説でサポートした。

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神戸製鋼とリコーは、若手中心のチームだったのだが、引き締まった好ゲームだった。神戸製鋼は、LO林、NO8谷口らが密集周辺で前に出て、CTB南橋、WTB中濱、FB小笠原らを走らせ、リコーは、LOポヒヴァを軸に前進、WTB横山健一らの俊足BKで勝負した。互いにミスもあったが、ワイドな展開でできたラックから谷口が抜け出してのトライなどで神戸製鋼が、33-10と快勝。網走の水谷洋一市長から、恒例の鮭20匹、じゃがいも100キロの勝利者賞を受けた。敗れたリコーにも、それぞれ半分ずつの敢闘賞が贈られた。

第2試合は、ともに現状のベストメンバー。スタンディングラグビーを追求する東芝ブレイブルーパスと、フィジカルラグビーのトヨタ自動車ヴェルブリッツが、想像以上の激しい肉弾戦を繰り広げた。東芝がSOヒルのトライで先制すれば、トヨタもSOブレットのインターセプトでトライを返す立ち上がり。互いにディフェンスラインが激しく前に出て圧力をかけて一進一退の攻防になったが、33-28と、東芝5点リードで後半30分を過ぎたあたりで、トヨタの連続攻撃のパスを東芝NO8豊田がインターセプトして独走トライ。試合の流れを一気に引き寄せた。このインターセプトがなければ、トヨタがトライしていた可能性が高く、結果は分からなかった。最終スコアは、47-28。

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強烈なインパクトを残したのは、東芝WTB豊島翔平だった。前半の終盤に、左タッチライン沿いでボールを受けると、マークの選手を内側へのステップでかわして加速、カバーディフェンスを振り切って約40mを駆け抜けた。これには、観戦に訪れていた7人制日本代表の瀬川監督も「ステップを切ってもスピードがまったく落ちないですね」と嬉しそう。東芝にとっても、トライゲッターとして十分に計算できる選手になりそうだ。また、この日は、アウトサイドCTBでルーキーの森田佳寿がプレー、サイズは小さいが力強いプレーを見せ、後半にはSOでプレー。トップリーグで十分にプレーできる能力を見せていた。また、東芝は3PGを決めたように、今季は着実にスコアする試合運びを描く。「昨シーズンは5点を狙って結局取れないことも多かった」と和田監督。2シーズン、タイトルから遠ざかるチームが王座奪還に燃えている。

また、別のグラウンドで行われていた、サントリーサンゴリアス対NECグリーンロケッツは、31-19でNECが勝利した。見ていた人によれば、NECはディフェンスも良く、WTBナドロが相変わらずに決定力。サントリーはミスが多かったようだ。三菱重工相模原とサントリーは、40分一本勝負だったのだが、24-7で三菱重工が勝利。リコーブラックラムズ対コカ・コーラウエストレッドスパークス戦は、リコーが26-17で勝った。

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空港への帰り道、ひまわり畑で車を停め、シャッターを切った。そして、振り返って北海道の雄大な景色を撮る。いい感じだと思ったら、何者かが写り込んでいた。さて、これは誰? これも雄大さをより際立たせているかもしれない。

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網走3日目、オリフィエ来日

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3日朝の網走の気温は、21度。きのうより暖かくなり、グラウンドに行くと、青空ものぞいた。矢野武さんがやってきて、一緒にJSPORTSのトップリーグ直前番組のオープニング部分を収録。こんな感じで広大な芝生の上での撮影だった。

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午前中、リコーブラックラムズの練習グラウンドに行ったら、日本代表PR長江有祐選手がいて、別メニューでトレーニングしていた。上半身の分厚さに驚いて、思わず写真を撮らせてもらった。愛嬌たっぷりの笑顔。9月9日、ノーサイドクラブでトークイベントのゲストに来てもらうので、さらに楽しみになった。

グラウンドに目を移すと、南アフリカ代表のワイナンド・オリフィエ選手が走っている。きょうから合流のようだ。アドバイザーのスティーブン・ラーカム氏のパスをオリフィエが受ける。元イングランド代表のリキ・フルーティー選手もいる。なんとも豪華な面々だ。

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JSPORTSの一言コメント取材を受けるオリフィエ選手。スーパー15で見ていたときとは、髪型が変わって、かなり印象が違うなぁ。主務の後藤崇志さんによると、南アフリカの選手は非常にまじめに練習に取り組むらしい。

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次にサントリーサンゴリアスのグラウンドへ。練習取材のあと、真壁伸弥キャプテン、大久保直弥監督に話を聞く。真壁キャプテンは、こうしたインタビューが苦手らしく、しきりに「僕、口下手なんで」と緊張気味。「アグレッシブアタッキングラグビーのベースは変わりません。ひと工夫加えて、よりよいアタッキングラグビーを見せたいです」

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午後は、東芝ブレイブルーパスの練習へ。和田監督、豊田真人キャプテンにコメントを訊く。ともに「スタンディングラグビーを追求する」と、スタイルを貫く覚悟を語っていた。豊田キャプテンが、「森田は東芝のリーダーになれる選手」と言ったルーキーの森田佳寿選手は、SO、CTBとしてレギュラー争いに名を連ねる。豊島翔平選手ら、若手も伸びており、開幕戦がどんなメンバー編成になるのか楽しみだ。

明日は、網走ラグビーフェスティバルが開催される。同時にたくさんの試合が行われるのだが、東芝ブレイブルーパスはトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦、サントリーは、NEC、そして三菱重工相模原ダイナボアーズと、リコーブラックラムズは、コカ・コーラウエストレッドスパークス、神戸製鋼コベルコスティーラーズと対戦する。

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網走2日目

2日の朝も、網走は気温20度を切っていた。夕方は17度になり、これからもっと下がるかな。近年では珍しく涼しい。JSPORTSチームの車の前をリスが横切ったり、北海道ならではの体験もしている。きょうの午後は、パナソニックワイルドナイツ対NTTドコモレッドハリケーンズの試合が行われた。練習がオフのチームもあり、多くのギャラリーが詰めかけていた。

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試合は、40分3本勝負で行われ、パナソニックが57-21で勝ったのだが、3本目は大きくメンバーを変えていたので、最初の2本であれば、24-7。NTTドコモも、よくディフェンスし、ときおり力強いターンオーバーもあって、健闘していた。リコーブラックラムズから移籍のCTB金澤良、FLキム・ヨンデらも元気にプレー。NECから移籍のロコツイ・シュウペリもよくゲインしていた。それでも、力強いタックルや、ジャッカルで存在感を示していたのは、やっぱり箕内拓郎。健在である。写真は、トライを獲られたあとに指示を出す箕内。そして、左端には、東考三セットコーチの姿が。元NECコンビである。

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パナソニックの中嶋監督は、「きょうは個人技で勝ったようなもので、あまりいい出来ではないですね」と話していたが、長いリハビリ期間のあけた、ホラニ龍コリニアシも元気に走り回っていたし、HO設楽哲也、SHイーリー・ニコラスら、NZでプレーする堀江翔太、田中史朗の穴を埋める選手も活躍。WTB北川智規は怪我で調整中だが、山田章仁と、三宅敬が安定したプレーを見せるなど選手層の厚さを見せつけていた。

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写真は、JSPORTSのインタビューに答える霜村誠一キャプテン。「去年の夏は、仕上がりが悪いという感じがありましたが、今季は、やるべきことが明確になって、いい仕上がりだと思います」と手ごたえを口にしていた。まもなく来日するソニー・ビル・ウィリアムズについては、「ほんとに来ちゃっていいんですかねぇ」と言いつつ、「(彼の)オフロードパスを狙って、トライを量産したいです」と、CTBコンビを組むのを楽しみにしているようだった。

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網走は寒かった

1日の早朝に家を出て、大阪の伊丹空港から北海道の女満別空港に向かった。なんと、到着したら、気温は16度。きのうの京都は34度くらいあったから、ものすごく寒く感じた。網走もきのうまでは暑かったらしい。しかし、相変わらず芝生は素晴らしいなぁ。

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トップリーグ各チームが練習している呼人のトレーニングフィールドに行くと、ちょうど、サントリーサンゴリアスと神戸製鋼コベルコスティーラーズの練習試合が始まったところだった。ジョージ・スミス、フーリー・デュプレア(サントリー)、ジャック・フーリー、クレイグ・ウィング(神戸製鋼)など世界のビッグネームに、サントリーに今季加入したSO小野晃征はじめ、FL佐々木隆道、HO青木佑輔、WTB小野澤宏時、神戸製鋼のFL橋本大樹、LO伊藤鐘史ら日本代表スコッドの面々も。顔見知りのファンの皆さんも来ていたが、豪華な対決だった。

冷たい雨の中、神戸製鋼がキックで地域をとると、サントリーがカウンターで切り返し、ボールを保持して攻め続ける展開が続いた。序盤は神戸製鋼のディフェンスがよく機能してスコアは動かなかったが、サントリーの大久保直弥監督の「ダイレクトプレー!」という声あたりから、サントリーが少ないパスで縦に出始め、SHデュプレア、FLスミスらがトライ。FL竹本隼太郎、CTB平浩二らもよくゲインして次第に点差を広げた。

終了間際に、神戸製鋼WTB大橋由和がトライを返し、最終スコアは、31-19だったが、8割がたサントリーが攻めていた。「シェイプの精度を上げる」(大久保監督)が今季のテーマだが、雨の中で、よくボールをキープできていた。敗れた神戸製鋼の苑田右二ヘッドコーチは、「雨だから、キックを使っていこうと言っていましたので、サントリーの攻撃時間が多くなるのは分かっていたことです。よくディフェンスできていたところもありましたが、攻撃を継続できなかったですね」とコメント。橋本キャプテンは、「まだまだです。しかし、デュプレアは上手いですねぇ。ディフェンスのしづらい選手です」と、世界一とも言われるデュプレアの状況判断とパス捌きに改めて感心していた。

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今回は、JSPORTSで、トップリーグ前に放送されるハイライト番組の取材なのだが、こちらの写真は、トヨタ自動車ヴェルブリッツの新戦力、ジェローム・カイノ(オールブラックスFL)のインタビュー。まだ肩の怪我で調整中だが、一人で試合の流れを変えられる選手だけに、いつから出てくるのかも他チームには気になるところだろう。

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ノーサイド・ライブ告知ほか

京都の夏って、こんなに暑かったかなぁ。と、考える日々が続く。あと1カ月でトップリーグ開幕。早い、早い。もうすぐだ。IRBジュニアワールドラグビートロフィー(JWRT)2013 アジア予選に参加しているU19日本代表は、第1戦でU19韓国代表と対戦し、快勝した。次は、8月1日(水)にU19タイ代表と戦う。

U19日本代表 50-12 U19韓国代表(前半29-5)

先日のラグビー愛好日記のトークライブで、多くの人に楕円球に触れてもらうには、タグラグビーやビーチタッチフットボールに加え、タッチラグビーがいいという話も出た。道具もいらずに手軽なので、ラグビー経験のない人(男女ともに)も気軽にプレーできると思う。一般財団法人ジャパンタッチ協会(以下:JTA)が、9月2日に、『兵庫県タッチラグビー大会』を開催する。

経験は有無は問わず、誰でも参加OK。午前中にタッチラグビー体験会もあり、レベルに応じて午後に試合をするというもので、個人参加も歓迎。ラグビーの入り口としてはとってもいいと思うので、ご興味のある方はぜひご参加を。

日時:9月2日(日)9:00-16:00
場所:加古川河川敷緑地 米田グラウンド
  兵庫県加古川市米田町船頭

※詳細は、以下のサイトより。
http://www.japantouch.jp/archives/2467

トークライブのお知らせ◎恒例のノーサイドライブの次回詳細が決まりました! ゲストは、日本代表のフロントロー長江有祐選手(リコーブラックラムズ)、畠山健介選手(サントリーサンゴリアス)のお2人です。観客席から見ていては、なかなか分からないスクラムの奥深い話から、エディージャパンでの様子、そして、10年目のトップリーグでの戦いぶりまで、旬の話を聞かせてもらいましょう。

★ノーサイドライブ vol.4@RUGBY Dinner No Side Club
日時:2012年9月9日(日) 18: 30~20:30(18:00~受付)
場所:ノーサイドクラブ(東京都豊島区高田3-10-22 キャッスル安斎ビル2F)
MC:村上晃一(ラグビージャーナリスト)
ゲスト:長江有祐(リコーブラックラムズ/日本代表)
畠山健介(サントリーサンゴリアス/日本代表)
会費:¥4,000-(1Drink+軽食付き)
定員:40名
申し込み方法:
お名前と人数を明記の上、お店のメールアドレス
「libyus@taupe.plala.or.jp」 までご連絡下さい。
受付完了後、その旨ご返信させて頂きます。満員となった時点で受付終了とさせて頂く場合もございます。またキャンセルの際は事前に必ずご連絡頂けたらと思いますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。
※ゲスト選手につきまして怪我などで変更の可能性もありますので予めご了承下さい。

★満席となりました。受付を終了させていただきます。ありがとうございました。

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スーパー15準決勝結果

金曜日、土曜日の夜は、スーパー15のセミファイナルが行われた。両方とも最後まで手に汗握る面白い試合で、時間を忘れた。

27日は、総合2位のチーフスが地元ハミルトンでクルセイダーズを迎え撃った。立ち上がりから、チーフスの気迫は凄まじかった。クルセイダーズのリッチー・マコウ、ダン・カーターという主力選手に徹底して圧力をかけた。一人一人がボールキャリアとの間合いを素早く詰めて、しっかりタックルに入る。一方のクルセイダーズは、本来であればダブルタックルできるところで、2人の間を破られるなど、ミスタックルが多かった。数的優位が作れなくても、ソニー・ビル・ウィリアムズ、ロビー・ロビンソンらが、タックラーと思い切って勝負しているのがいい。

最終スコアは、20-17。スクラムではクルセイダーズが優位で、76分のカーターのPGが決まっていれば同点になるところだったのだが、届かなかった。最後まで、クルセイダーズのボールキャリアを追いかけまわし、タックルで倒し続けたチーフスの勝利だった。応援したくなるチームだなぁ。

日本時間の28日深夜に行われた、ストーマーズ対シャークス戦も凄まじい内容だった。シャークスは、強力FWで前に出て、SOフレデリック・ミシャラクのやわらかなパス、機を見るに敏なキックでストーマーズの鉄壁防御を揺さぶった。6-3とシャークスリードで迎えた34分には、ハイパントをWTBルイ・ルディックが相手と競り合ってキャッチし、そのままトライ。後半18分にはドロップゴールを狙うと見せて、ミシャラク、CTBのJP・ピーターセンでアタックし、トライを奪って23-9とリードを広げた。

最後は、26-19と迫られ、なおもストーマーズの猛攻を受けたが、値千金のピーターセンのカウンターラックでボールを奪い返し、逃げ切った。総合6位でファイナルシリーズに進出したシャークスは、3位レッズ、1位ストーマーズを下しての決勝進出となる。安定したセットプレーと、ミシャラク、そして、数名いる卓越したタックラーたち。個性が際立っていて、魅力的なチームだ。

この結果、レギュラーシーズンの上位であるチーフスのホームで決勝戦は行われることになった。ワイカト・スタジアム、今季最高の盛り上がりだろうなぁ。

Saturday, 4 August, 2012
Chiefs v Sharks
Waikato Stadium, Hamilton, New Zealand
Kick Off (1935 local, 0735 GMT, 1735 NSW/ACT, 0935 SAT)

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