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2012年9月9日 - 2012年9月15日

神鋼灘浜&京都の中学ラグビー画像

13日の午後は、神戸製鋼の灘浜グラウンドに向かった。阪急と阪神を乗り継ぎ、御影駅から徒歩で行こうとしたのだが、暑いのになぜか駅前でカレーライスを食べたくなり、さらに汗だくになってグラウンドへ。

雑誌RUGGERの取材で、苑田右二ヘッドコーチ、橋本大輝キャプテンに話を聞いた。内容は、9月下旬発売の本誌にて。開幕連勝スタートあって、苑田ヘッドコーチも手ごたえはつかんでいるようだが、ミスが多いこともあって、「序盤は1点差でも勝っていければ」と話していた。

午後4時半の練習後は、週末の試合メンバーにジャージが渡されていた。平尾誠二GMにも少し話を聞いていたら、元木由記雄さんがトレーニングジャージ姿で現れて、「タックルバッグ出しましょうか」と。そう、9月23日の釜石とのV7対決(秩父宮ラグビー場)に向けて、平尾さんも肩を作っておいてください、という話だった。「ちょっと、やっとかなあかんあぁ」。元木さんは筋骨隆々の肉体でフィールドに駈け出して行った。この人は本気だ。23日も、秋のゴールデンオールディーズのジャパン・レジェンドも、本気で取り組んでいるのだ。他の選手、気を付けないといけない。

ちなみに、23日の神戸製鋼側の先発は、V1メンバーが軸になるらしい。

ラグビープロモ画像◎京都の中学校ラグビーは、先生方の熱心な取り組みで知られているのだが、昨年度は、すべての中学校で多くの部員を集めようと、みんなでアイデアを出あったそうで、3つ取り組みをしたという。一つは、各校で実施している勧誘作戦を共有すること(アンケートにより、結果を全体化)。もう一つは、どの学校でも使える勧誘ポスターの製作(プロのデザイン)。そして、プロモーションビデオの作成である。入学直後の1年生に、短時間でラグビーの魅力、京都中学校ラグビーの魅力を伝えるためのムービー。YouTubeにアップされているので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

http://youtu.be/jDrW4hqBRfI

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大阪工大高トーク&麻生レフリーNZへ

昨夜は、大阪・北浜のラグビー普及促進居酒屋「ラグビー部マーラー」でトークライブだった。ゲストは、高校ラグビー界の名門・大阪工大高(現・常翔学園高校)ラグビー部のOBトリオ。昭和55年度、伏見工業高校との伝説の決勝戦でキャプテンを務めたFL広瀬良治さん、CTB東田哲也さん、そして、一学年下のCTB出向井豊さんである。

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高校時代のちょっと書くことができないような面白エピソードの数々に会場は爆笑の渦だった。のちにスクールウォーズというドラマができるきっかけになった、栗林選手の決勝トライ。伏見工業が歓喜にわく横で、広瀬キャプテンは泣きじゃくっていた。終了後は、敗れた側もテレビのインタビューを受けることになっていたのだが、当時の荒川博司監督が、「勘弁してやってください」とロッカールームに連れて行ってくれた。「あのとき、先生の優しさを感じました」(広瀬さん)。そんなとき、インタビューに答えられるような心境じゃないですよね? 「いえ、マイク向けられたら分かりませんけど」(広瀬さん)。しゃべるんかいっ!

東田哲也さんは、カバーディフェンスに戻りながら、栗林選手に指一本分くらい手が届かず、悔しい思いをした。「ほんまに悔しかったですけど、もし我々が勝っていたら、スクールウォーズも生まれず、競技人口も爆発的に増えなかった。そう考えると、まあ、良かったのかなと。僕らはそう慰め合っているんですけどね(笑)」。

控え席にいた出向井さんの記憶はこうだ。「時間調整に失敗して、工大は5分前にグラウンドに出て整列していた。そこから伏見工業の円陣が始まって、山口先生が、お前たち、あのスタンドを見てみろ、とか、楽しんでこい!って言っている。工大は早く出すぎてどんどんテンションが下がっている。ああ、こら負けたと思いました」

実はこのシーズン、出向井さんは、レギュラーのWTBだった。ところがある日、試合前にサポーターを買いに出かけ、集合時間に数分遅れた。「なぜ遅刻したんだって先生に叱られて、サポーター買いに行っていましたと言っても許してもらえず、試合に出してもらえなかったんです。それで代わりにSHの控え選手が出場したら、大活躍して5トライくらいした。そしたら、荒川先生が、『きさま!なんでアイツのほうが足が速いんだ!』って。そのまま僕は試合に出られなくなったんです」。出向井さんの話し方が面白いで、お客さんも大笑い。出向井さんは、翌シーズン、CTBとして大活躍し、高校大会で頂点に立った。

「荒川先生は、試合では自由にプレーさせてくれますが、私生活の乱れや規律には厳しく、積極的にプレーしないことにも厳しかったですね」(広瀬さん)。「サインプレーとかそんなのはないんですよ。試合中は自分の判断で積極的に動く。個人で戦っていたから、大学で伸びる選手が多かったのだと思います」(東田さん)。荒川先生は怖かったけど、大阪工大高の部員たちは先生を慕っていた。「あれだけ、感情をぶつけて向かってきてくれる大人はいませんからね」(東田さん)

他にも、全国大会の1回戦直前の宿舎のエレベーターが定員オーバーでストップ。閉じ込められ、すし詰め状態で乗っていた部員に荒川先生が激怒した話など、失敗談も面白すぎて、お腹が痛くなるトークライブだった。ゲストの皆さん、楽しいお話をありがとうございました。

日本ラグビー協会A級レフリーである、麻生彰久さんが、9月14日(金)に行われるニュージーランドの国内州代表選手権「ITM CUP(アイ・ティー・エムカップ)」の第7節カウンティ―ズ・マヌカウ対オタゴ戦(エコライトスタジアム)の担当レフリーに日本人として初めて選ばれた。麻生レフリーは2010年、2012年と日本ラグビーフットボール協会のレフリー海外留学派遣制度によりニュージーランドラグビー協会へ派遣され、エリートレフリー強化プログラムに参加し、レフリングの実戦経験を積んできた。そして今年はニュージーランド・ハイパフォーマンス・レフリーキャンプに参加し、ITM CUPのレフリーを目指して、ニュージーランド国内のレフリーたちとトレーニングを重ねてきた。麻生レフリーの派遣は9月末まで。

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関西学大&ラグビー映画!

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11日は、河原町から阪急電車に揺られて甲東園へ。関西学院大学ラグビー部の練習に行ってきた。大学生の頃、関西学院大学との試合で何度か来たことがあるはずなのだが、施設も立派に、人工芝にもなっているし、なんか別の場所みたい。27,8年前の話しだから変わるのは当たり前か。今回はラグビーマガジンの取材で、萩井監督、アンドリュー・マコーミックヘッドコーチ、藤原キャプテンに話を聞いた。午後5時半からの練習は約2時間、コンタクトの多い内容。ディフェンスに重点を置いてチームを作るマコーミックHC(愛称アンガス)の色が出ているのかもしれない。

それにしても、アンガスは楽しそうだった。昨季まではNTTドコモレッドハリケーンズのコーチだったわけだが、最後の一年はシニアヘッドコーチという肩書で、現場からは少し引いた立場だった。それが、今春からは関西学院大学の部員を手取り足取り教えているのだから、楽しいだろうし、やりがいもあるのだろう。表情が生き生きしている。「ハンズオンできるのが、すごく楽しいよ。学生は純粋にラグビーに取り組んでいるし、僕がラグビーを始めたころの気持ちを思い出させてくれる」。

キャプテンの藤原慎介選手の出身校は、六甲アイランド高校。大学ラグビー界、トップリーグなどでは、なかなか出会えない出身校である。藤原選手によると数名は大学でやっているようだが、藤原選手は高校2年生くらいから関西学院のOBから声がかかっていたようだ。身体を張るタイプのキャプテンで、文字通りプレーで先頭に立っている。10月7日の開幕戦は、天理大学が相手。今季の優勝争いを占う戦いになる。

ラグビー映画制作のお知らせ◎三洋電機でプレーしていた宮地克徳選手を覚えているだろうか。そう、あの宮地克実さん(元三洋電機監督)の長男である。現在は実家の造園業を継いでいるのだが、その宮地克徳さんがラグビー普及に立ち上がった。彼がプロデューサーとなり、地元群馬で地域映画を制作することになったのだ。ワイルドナイツの全面協力、日本ラグビーフットボール協会の後援で制作され、今秋、地元の小学生を対象にオーディションを実施し、来春に撮影、来秋に公開予定だという。タイトルは、「グラス☆ホッパー」。大泉町と太田市を舞台に小学生がラグビーを通して成長していく内容だ。すでにサイトも立ち上げられている。 キャスト応募要項もあり。ご興味ある方は、ぜひ。

https://www.facebook.com/grasshopper.14allall41

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高田馬場スクラムトーク

日曜日は、秩父宮ラグビー場での取材後、大急ぎで高田馬場へ。ノーサイドクラブでのトークライブに臨んだ。お店に行くと、すでに長江有祐選手(リコーブラックラムズ)が到着していて、まもなくサントリーサンゴリアスの畠山健介選手もやってきた。そう、待望の日本代表プロップをお招きしての、「スクラムトーク」だった。

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プロップのトークライブは以前、大阪で近鉄ライナーズの成選手と田邉選手で開催したことがあるのだが、プロップは寡黙で縁の下の力持ちというイメージとは違って、みんなよく話す。畠山、長江両選手も大いに語ってくれて、お客さんも微笑ましいエピソードに頬をほころばせっぱなしだった。

この2人は同い年で、中学時代の部活はともにバスケットボール。「スラムダンク世代なので」と理由も明快。ハンドリングの良さは、その影響だろう。好きな登場人物を聞いてみると。「海南の牧です。神奈川県No.1プレイヤーというのが、かっこいい」(畠山)、「僕はポジションが同じだったから、桜木花道ですね」(長江)。

畠山選手はラグビースクールでもプレーしていたが、長江選手のラグビー人生は高校から、高校2年生の後半からプロップになったという。「僕、ウエイトトレーニングが好きで、とにかく体を鍛えているうちに、チームで一番くらいの体重になったので」。京産大のスクラムが強いとか、練習が厳しいとかも知らずに入って「大変なことになりました」。全体練習の前にプロップのポジション練習でスクラムを組むのは普通で、4時間ぶっ通しでスクラムを押し込むことも。長江選手は現在、ベンチプレス190㎏以上をさし上げる。日本代表の練習でもその重さは格違いだそうだ。

ちなみに、長江選手はギョウザ耳ではなく両方とも綺麗。「格好とか気にせず、しっかりヘッドキャップをかぶって練習していたからです」。畠山選手も左耳は綺麗で、右耳だけつぶれている。左耳は治療したからだそうだが、右耳については、「キャップをかぶっていないほうが、かっこいいじゃないですか」と大学時代にかぶらずに練習していて、つぶれてしまい、以降はしっかりかぶっている。また、お母さんに「心配だから、ヘッドキャップとマウスピースはして」と言われて以降は、忠実にそれを守っているそうだ。もちろん、ギョウザ耳は体質もあるので、ヘッドキャップをしていてもなる人はなる。

2人が初めて対決したのは大学選手権準決勝。早稲田は前年に佐々木隆道キャプテンで学生日本一になっていて、スクラムも自信満々だったのだが、「伸びた鼻を見事にへし折られました。それで決勝戦も負けちゃったんですよね」(畠山)と、京産大のスクラムに押し込まれて凹んだという。その相手が長江選手だったわけだ。

プロップの性格についても聞いてみたのだが、畠山選手が元サントリーのコーチだった長谷川慎さんの言葉として、「3番は寡黙で優しい、1番はオラオラ系、性格が悪い」と話したのが、2人を見比べるお客さんの反応は「それ、逆じゃない?」という感じで面白かった。「僕らは2人とも異質ですから」(畠山)。2人とも1番、3番両方組むが、長江選手は1番(左プロップ)、畠山選手は3番(右プロップ)がしっくりくるという。

畠山選手によると、「3番をすると首が疲れて、1番だと腰が痛くなる。だから、1試合で両方やると、大変なことになるんです」とのこと。1番、3番の組み方の違い、性格によって、前に出ていく選手と、フッカーの陰に隠れるように組む選手がいるなど、細部の話も興味深かった。相手のロックが重いと、とたんに押せなくなる(侍バツベイが入った瞬間に動かなくなった)、フロントローは肩で揃える場合とお尻で揃える場合がある、ロックの押しが強いとお尻がすりむける、サントリーの現監督の大久保直弥さんのロックからの放り込みが凄すぎて畠山選手が組んだ瞬間に脳震盪になりそうだった等々。

スクラムをどちらが落としたかは、本人も分からないときがあるそうだが、明らかに自分が落ちる原因だったときに相手が反則をとられるときもある。そんなときは、プロップ同士で無言の会話をするそうだ。「たとえば、それがハタケだったら、目を合わせて、悪いなって合図送りますよ」(長江)、「こっちは、ちょーさん、そりゃないよってね」(畠山)

ジャパンのスクラムについては、組むときの間合いを近くして、膝を地面すれすれに低くするように組んで、相手の体重をもろに受けないようにするなど、技術的な話もいろいろ聞かせてくれた。「これも長谷川さんが言っていましたけど、いまのスクラムは、バックファイブ(4番~8番)が大事。スクラムが押されているのを、フロントローの責任にする時代じゃない」(畠山)。そんなこんなで、あっという間の2時間。

最後は、サントリーサンゴリアスから2冠記念のウィスキー、ブランケット、ポスター、リコーブラックラムズからミニボール、バスタオル、キャップなどのグッズが提供されてプレゼント大会。2人になんでもお願いできる権利をかけた抽選では、長江選手に腕相撲で挑戦する猛者も。この男性、腕力には自信があったそうなのだが、両手でかかっても長江選手がびくともせず、驚かれていた。楽しいトークを繰り広げてくれた畠山選手、長江選手ありがとうございました。今週末はこの両チームが対戦。現在は長江選手もリコーで3番なので、直接対決はないかもしれないが、スクラムのときの2選手の表情は注目かもしれない。

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対抗戦開幕&TL結果

日曜日はJSPORTSの解説で秩父宮ラグビー場にいた。関東大学対抗戦Aの開幕ゲームである。第1試合は、早稲田大学対日本体育大学。前半は、早稲田も動きが硬く、日体大の前に出るタックルがよく決まって、競った展開に。早稲田が中靏、荻野の両WTBらがトライをあげれば、日体大も、モールから、そして、SH堀川がラックサイドをついてのトライで、前半は26-14と、12点差の早稲田リードで折り返した。

後半に入ると、早稲田の個々の選手がよく前に出て、縦に崩してから横に展開する動きで、SO小倉が好ステップでタックラーを翻弄するなど、徐々に点差を広げた。最終スコアは、85-14。早稲田が13トライを奪ったが、両校の対抗戦での対戦で、日体大が二けた得点を奪ったのは2003年以来だった。

「初戦で硬さもあって、それがミスやディフェンスの甘さにつながった気がします。BKが突破しているのにサポートが遅く、いい形ではないのに無理にパスをしてミスしていた。個々は相手云々ではない。精神的なもろさも感じました。そのあたりにもアプローチしていければと思います」と後藤監督。課題は多いが、まずは無難なスタートといったところか。

この試合終了時点で、札幌で行われたトップリーグの試合で、NTTコムがパナソニクを破ったことが分かった。得点者を見る限り、SO君島、活躍したようだ。

さて、秩父宮ラグビー場の第2試合は、立ち上がりから帝京大学が、力強く前に出ながらボールをつなぎ、着々とトライを重ねた。後半30分に、FLイラウアがスピアータックルでシンビンになったが、その間もアグレッシブに攻め続けた。立教大学も局面を切り取れば、いいプレーもあるのだが、それがつながらない。前半は、帝京のスクラムトライもあって、35-0で折り返した。

後半に入ると、10分間でWTB磯田が3トライ。その後、立教が攻勢に出たが帝京は相変わらずディフェンスの意識が高い。反応良く止め続けて、しのぎ切った。後半30分あたりの攻防も見どころがあった。右に左にボールを動かして攻める帝京に対し、立教も粘り強いタックルで応戦する。最終的には磯田がトライ。そのあともう一つトライを追加できるシーンは、立教がインゴールに入ってからのトライセービングタックルでボールを置かせなかった。

最終スコアは、74-0。帝京の鉄壁ディフェンス、健在である。

■関東大学対抗戦(9月9日 秩父宮ラグビー場)結果
早稲田大学○85-14●日本体育大学(前半26-14)
立教大学●0-74○帝京大学(前半0-28)

■トップリーグ第2節・日曜の結果
パナソニックワイルドナイツ●22-25○NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(前半17-3)

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