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2012年10月7日 - 2012年10月13日

TL第6節土曜の結果

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土曜日は東大阪市の近鉄花園ラグビー場だった。トップリーグ第6節の2試合が行われたのだが、2試合とも予想以上の大差になった。第1試合はいまだ負けなしの神戸製鋼と、勝ち星のない九州電力の対戦。神戸製鋼は、立ち上がりからボールを横に大きく動かし、防御の穴を作るムービングラグビーを披露。PR安江、NO8マパカイトロらがラインブレイク。前半21分には、CTBジャック・フーリーがインターセプトから約70mの独走トライ。26分には、フーリーが、SOグラントのキックオフボールをキャッチしてそのままインゴールに走り込み、4トライ目をあげた。九州電力もCTB早田のライングレイクからトライを返すなど反撃したが、神戸製鋼のテンポの素早い攻撃は九州電力のタックルを巧みにかいくぐり、最終的には70-24という大差になった。

第2試合は近鉄対NTTドコモ。先制したのは近鉄だった。ゴールライン左隅でFWがしつこく攻めたあと、右オープンに展開してCTB森田がトライ。ドコモもインターセプトやキックチャージからトライチャンスを得たが、バウンドが不運に跳ね上がるなどでトライに至らず。逆に近鉄はFLタイファ統悦がキックチャージからトライ。13-0で前半を折り返すと、後半、WTBリコ・ギアの素早いキックチェイスからFB高キャプテンがインゴールに駆け込み、18分には、CTB大西将太郎がハーフウェイライン付近からドロップゴールを狙って成功させた。重光のタイミングのいいパス、ラインブレイク、トーエツの4トライなどで着々と加点した近鉄の快勝だった。

大西将太郎選手のドロップゴールは記憶になかったのだが、本人によると、「ヤマハ発動機時代のNEC戦で決めていますから、2本目です。村上さん、解説でしたよ」。え~っ。

敗れたドコモの高野ヘッドコーチは、「前半はテンポをつかみかけていた。チャンスも作りながら、そこでミスが起きてリズムを崩した」と無念の表情。一方、近鉄の前田監督は、「前半はドコモのミスに助けられた。最初にトライを獲られていたら、どうなったか分からない」と反省のコメントが口をついた。ただ、怪我からの復帰第一戦となった高キャプテンは、「先週の不甲斐ない敗戦から、よくぞ立ち直った」とチームメイトとそこまで導いた首脳陣に感謝した。

■トップリーグ第6節土曜の結果
パナソニック ワイルドナイツ〇35-18●ヤマハ発動機ジュビロ(前半22-15)
リコーブラックラムズ○36-19●NECグリーンロケッツ(前半15-0)
※NEC 窪田選手はリーグ戦通算50トライを達成
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○70-24●九州電力キューデンヴォルテクス(前半42-14)
NTTドコモレッドハリケーンズ●7-59○近鉄ライナーズ (前半0-13)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●22-25○サントリーサンゴリアス(前半3-6)

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宇野さん支援。花園ラグビー場での募金活動

先日、本ブログで「宇野将史君を支援する会」についてご紹介した。2011年に行われた関東大学リーグ戦で、頸椎を負傷した中央大学の宇野将史さんのことだ。当初は全身麻痺の状態だったが、いまは四肢麻痺の状態まで回復。大学への復学・社会復帰に向け毎日過酷なリハビリに励んでいるとのこと。中央大学ラグビー部は、宇野将史さんが社会復帰に向け、より効果的な治療とリハビリを継続できるよう、OB会・父母会一同と共に『宇野将史君を支援する会』を立ち上げ募金活動を実施している。

実は、10月7日の関西大学Aリーグの開幕戦でも、Aリーグ全体の取り組みとして募金活動を行っていた。宇野さんが、京都成章高校出身ということもあって、リーグ全体の意思統一はすぐにできたとのこと。10月14日も、全チームが花園ラグビー場に集うため、募金活動を行う。正面入り口のチケット売り場のあたりで行われるので、ぜひご協力を。その後の試合は、会場が分散するので、それぞれのチームに任せられる。

会場に行けない方は、募金の方法など詳細について以下のホームページをご覧ください。
http://curfc.jp/unomasashi/

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中村知春選手に会う。ほか

木曜日は、女子7人制日本代表の中村知春キャプテンのインタビューだった。今月末に発行される予定のラグビー協会の機関誌に掲載されるもの。先日の記者会見でも、しっかりしたイメージがあったのだが、すごく自然体の受け答えで感心させられた。

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中村選手は、広告代理店に勤めていて、仕事終わりに駆けつけてくれた。小学校から大学(法政大学)まで、ずっとバスケットボールをしていたそうだ。ラグビーを始めたのは大学の部活を引退してから。ラグビー経験は1年半ほどである。バスケットとかハンドボールの選手はラグビーに適応しやすいと言われているが、その通り、「スペースを見つける感覚やパスを出すときの周辺視野が似ていますね」。運動能力が高くて適応能力があれば、短期間で日本代表にまで上り詰められるのがラグビーの特徴ともいえる。男子でも、大学から本格的にラグビーを始めて日本代表になった人は少なくない。今親しんでいる競技から、他の競技にも挑戦してみたい人は、ぜひラグビーに挑戦してほしいなと思う。

もちろん、女子日本代表には、小学生のころから楕円球と戯れてきた鈴木彩香選手、鈴木陽子選手などラグビー理解度の深い選手も多く、バランスのとれた布陣になっている。中村選手が言っていた。「ラグビーは、バスケットだったらファウルし放題みたいなスポーツ。そこが面白い」。そして、ラグビーにはまった要因について、「ラグビーは命がけてするスポーツ。人も温かいと思うんです。絆を大事にする、まっすぐな人が多いですよね」と話していた。目標は、もちろん、2016年五輪での金メダル。「今回のW杯予選も、出場権を目標にしていたら獲れなかったでしょう。優勝を目指したから、出場権が獲れたと思います」。頼もしく感じるコメントだった。

追記◎10月13日(土)~10月14日(日)に開催されるトップリーグ第6節では、全6会場中4会場で、女性が来場無料となる「ラガールデー」対象試合となる。10月13日(土)の近鉄花園ラグビー場、名古屋市瑞穂公園ラグビー場、10月14日(日)のユアテックスタジアム仙台、グローバルスタジアム(福岡)で開催される全試合が女性の観戦無料。これを機に、皆さん、女性のお友達をたくさん誘ってぜひ会場へ。

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田中、アイブス、堀江揃って出場へ

ニュージーランドのオタゴ州代表でプレーするパナソニックワイルドナイツ所属の田中史朗、堀江翔太、ジャスティン・アイブスの3選手が、同国州代表選手権(ITMカップ)のオタゴ対オークランド戦(10月11日)のメンバー入りをした。

このオークランド戦のハイライトが、JSPORTSで放送される10月13日の「パナソニック対ヤマハ発動機」の生中継ハーフタイムに流されることになった。この試合は、レギュラーラウンド最終戦。田中は9番、アイブスは5番、堀江は16番を背負う。

オタゴでの活躍が認められれば、来年のスーパー15のハイランダーズ入りの可能性も出てくる。ニュージーランドの報道では、福岡サニックスでプレーするブラッド・ソーンのハイランダーズ入りの可能性もあり、もしかすると、スーパーラグビーで、田中選手とソーン選手が一緒にプレーするというような、そんな楽しい期待も膨らむ話である。

【JSPORTS放送予定】
10/13(土) 11:50~ J SPORTS 1
「パナソニックワイルドナイツ対ヤマハ発動機ジュビロ

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女子代表帰国

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来年のワールドカップ・セブンズの出場権を獲得した女子7人制日本代表がアジア予選が行われたインドから帰国した。9日、日本ラグビー協会で、浅見敬子ヘッドコーチ、中村知春キャプテンの記者会見があったので、取材に行ってきた。写真は、ブロンズメダルを持つ2人。右が浅見HC。

浅見ヘッドコーチは、「1位通過を目指していたので、来年の本大会に向けて課題の修正は必要ですが、モスクワに行けることを素直に喜んでいます」と、安ど感漂う笑顔で語った。「フィットネス面では、後半バテることなく走ることができ、日本代表の強みとして自信になりました。フィジカル面も勝浦合宿での砂浜での早朝トレーニングの成果が出ました。砂浜で走った後、宿舎に走って帰ると、選手達は、打ち上げられて動けなくなった魚のような状態でした。でも、その練習があったからこそ、しんどきときでも逃げない、最後まであきらめない気持ちで戦えたと思います。タイ戦では危ない時間帯もあったのですが、大黒田のキックをあきらめずに追いかけた横尾がタックルを決め、山口が拾ってトライをしたシーンがありました。ジャパンのタックルは大会参加国の中でもっとも激しく、突き刺さっていました」

中村知春キャプテンの目は少し赤かった。タックルでの打撲だという。「アジアNO1には届きませんでしたが、最低限の目標である出場権が獲得できて、一安心しています。また来年、世界一に挑戦できることをありがたく思い、きょうから頑張っていきたいです。今後の課題は、フィジーのように個々の能力が高いチームと戦うとき、いかに組織ディフェンスで勝つかというところだと思います」

今大会は、3位以内に出場権が与えられた。カザフスタンとの三位決定戦で勝ち取ったのだが、選手にはプレッシャーがかかったはず。そのあたり、中村キャプテンに聞いてみると、「準決勝でフィジーに負けたあと、落ち込みましたが、日本で吉報を待っている人がいるからがんばろうと、すぐに気持ちを切り替えました。カザフスタン戦では、みんながみんなのために戦おう、と話しました。気持ちで勝てたと思います」という答え。中村キャプテンは、今後も目標もきっぱり言い切った。

「2016年のオリンピックで金メダルを獲る。これは、揺るがない目標です。フィジカルで負けない体を作っていきたいです。フィットネスはジャパンの強みです。(ラグビーの)知識、組織力をアップさせれば金メダルを獲れると思っています」

追記◎10月8日、BS朝日の「ラグビーウィークリー」が始まりました。月曜日の夜11時15分からの45分番組で、これから毎週、週末のラグビー情報を軸に伝えていくことになります。進行は矢野武さん、そして安田敬一郎アナウンサー、コメンテーターは僕と岩渕健輔さんで、不定期の交代で務めます。次週は岩渕さんがコメンテーター。初回は、伊藤剛臣選手の特集があったのですが、これ、良かったです。あの存在感は、現在のラグビー界では屈指ですね。感動的で、面白かった。次週からも、人物特集、あるようです。

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女子7人制代表W杯出場権獲得&関西大学Aリーグ開幕ほか

女子7人制日本代表が、来年6月にモスクワで開催されるワールドカップ・セブンズ2013の出場権を獲得した。アジア地区予選を兼ねた「アジアウィメンズセブンズチャンピオンシップ」の最終日は、インド・プネーのBalewadi Sports Complexで行われ、女子7人制日本代表は、カップ準決勝でフィジーに敗れたものの、3位決定戦でカザフスタンに勝って上位3チームに与えられる出場権を獲得した。おめでとう!

◎女子7人制日本代表・浅見敬子ヘッドコーチのコメント
「タイ、フィジー、カザフスタンとタフな試合が続いた。カザフスタン戦ではフィジー戦の敗戦を引きずらず、(スコッドの)14人全員が良く頑張り、チーム力で乗り越えた。また、カザフスタン戦では、これまで走り続けることにこだわってきたことがものを言った。カザフスタンの足は止まっていた。砂浜練習の成果で、みんながパワーのあるカザフスタンに体をぶつけていくことができた。ただ、私たちは優勝を目指していたので、モスクワ(ワールドカップ・セブンズ)に向けてもう一度強化プランを練り直し、しっかりとトレーニングしていきたい。突き刺さるタックルは良かったが、スキルを上げ、ジャパンとしての組織ディフェンスも確立し、戦略も高めていきたい」

7日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で関西大学Aリーグが開幕した。メイングラウンドで行われた、同志社大学対近畿大学、天理大学対関西学院大学戦をJSPORTSで解説させてもらった。内容は、実力拮抗の前評判通り、最後まで勝敗の分からない大接戦となった。前半風下の同大は、グラウンドを横幅いっぱいに使った攻撃を何度も仕掛けたのだが、近大は粘り強い組織ディフェンスと的確なタックルで応戦。前半5分、クイックスローイングからのカウンターアタックで、CTB屋根田が先制トライ。38分には、再三力強い突進を見せたWTB阪本がトライして、前半を14-3とリードで折り返した。

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後半も近大が先にトライしたが、ここから同大が反撃し、9分、NO8西林の大幅ゲインからつないでWTB鳥原、14分には、ようやくテンポのいいボール運びが出てFB宮島がトライ。21-17とする。ここからは互いに攻め合ったが、ミスもあって、スコアできず。終盤の同大の猛攻を近大がしのぎきった。肉体改造に成功した接点の力強さ、スクラムの強さも勝因ではあるが、前半のボールつなぎは見事だったし、的確なタックルも光った。同大はややタックルが甘く、近大の選手に立ってボールをつながれていた。近大は、部史上初の同大戦勝利となった。この壁を越えたのは自信になるだろう。私事ながら、1985年に初めて大体大の部員として同大を破ったときのことを思い出し、胸が熱くなった。

第2試合の天理大学対関西学院大学は、優勝候補同士の戦となった。関西学院は昨季5いながら、天理大から最多得点したチーム。今季はアンドリュー・マコーミック氏が部史上初のフルタイムのヘッドコーチに就任し、ディフェンスを軸に鍛え上げてきた。試合は前半3分、天理CTBバイフの突破からFB塚本が先制トライを奪い、いきなり動いたが、以降は、FW戦にこだわる天理の執拗な攻撃を関西学院が止め続ける。33分には、FWの連続サイドアタックでNO8中村がトライして逆転。拮抗した展開になった。

「ボールが動かず、テンポが出ていない」と天理の小松監督。後半に入ると、天理がボールを動かし始め、WTB松井が快足を飛ばして2トライ。17-15と逆転すると(後半26分)、そのまま逃げ切った。関西学院も懸命の防御から切り返すシーンが訪れたのだが、反則、ミスで好機を失った。前半、FWでこだわったことに、天理の芳野キャプテンは「ボールを下げたくなかった」と話し、関東の上位を倒すためにFWを強化しなければならない強い意志を語った。SO白井が早々に足を痛めたのも展開が少なくなった要因だったようだ。小松監督も「BKがボールを呼んでいないんですよね」と消極的だったBK陣には不満顔だった。一方、関西学院は惜しい星を落としたが、ディフェンス面では大きく進歩。FWも力強く、地力は間違いなくついている。今後も優勝争いに絡むだろう。

■関西大学Aリーグ開幕戦結果
同志社大学●17-21○近畿大学
天理大学○17-15●関西学院大学
立命館大学○38-17●摂南大学
大阪体育大○26-12●京都産業大

お知らせ◎恒例のみなとスポーツフォーラム、次回はワールドカップ予選の激闘を終えた女子ラグビーにフォーカス。「女子ラグビー、世界への挑戦」をテーマに女子7人制日本代表ヘッドコーチの浅見敬子さんをゲスト、司会にフリーアナウンサーの仲山今日子さんをむかえて10月16日に開催。女子代表選手も出場予定!詳しくはこちら
http://www.rugby-japan.jp/news/2012/id15922.html

お願い◎宇野将史君を支援する会について
2011年に行われた関東大学リーグ戦で、中央大学の宇野将史さんがラックの下敷きになり、頸椎を負傷しました。当初は全身麻痺の状態でしたが、治療とリハビリの甲斐あり四肢麻痺の状態まで回復しているそうです。現在は大学への復学・社会復帰に向け毎日過酷なリハビリに励んでいます。中央大学ラグビー部は、宇野将史さんが社会復帰に向け、より効果的な治療とリハビリを継続できるよう、OB会・父母会一同と共に『宇野将史君を支援する会』を立ち上げ募金活動を実施しています。ぜひ、ご協力ください。募金の方法など、詳細については以下のホームページをご覧ください。
http://curfc.jp/unomasashi/

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