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2012年1月29日 - 2012年2月4日

TL第13節・土曜&トップチャレンジ2節結果

トップリーグ最終節の2試合が行われた土曜日、僕は東大阪市の近鉄花園ラグビー場にいた。第1試合のNTTドコモ対福岡サニックス戦は、ドコモが自動降格圏内から脱出できるかどうか。第2試合の近鉄対NEC戦は、NECがトップ4を確定できるかどうかがかかっていた。もしドコモが勝ち点2をあげれば、コカ・コーラウエストの自動降格が確定。NECがボーナス点を2点でもあげれば、神戸製鋼の5位以下が確定するところだった。結論から先に書けば、きょうは何も決まらなかった。

ドコモは4トライ以上の勝ち点1をあげて計15点としたものの、13点のHonda、10点のコカ・コーラウエストが、明日の結果次第でドコモを上回る可能性を残した。また、NECもボーナス点をあげられず敗北。現在37点の神戸製鋼が、41点のNECを上回る可能性が出てきたわけだ。

マッチレポートは他でも書くので簡単に内容に触れたい。第1試合は、必勝を期したNTTドコモが気負いもあったのか立ち上がりに自陣で反則を連発し、サニックスが先制PG、トライとリード。サニックスのグラウンドを横幅一杯に使った展開をNTTドコモがブレイクダウンでのターンオーバーで耐える展開が続いた。ムリアイナのトライセービングタックルや、HO水山のインターセプトなど値千金のプレーを連発。CTB清瀬のトライなどで前半はドコモがリード。しかし、後半に入るとサニックスは交代出場のWTBヘスケスがタックルを弾き飛ばしてトライを奪うなど、インパクトプレーヤーの活躍もあってトライを重ねた。ドコモは終了間際に交代出場のWTB宮里が4トライ目を奪って、なんとかボーナス点1を獲得。これが最終順位に効いてくるかもしれない。

第2試合は、4位以内に王手をかけているNECがどこか動きが固かった。近鉄は、FWリーダーのトンプソンルーク、突破役のタウファ統悦を怪我で欠いていたが、FB高忠伸キャプテンがチームをリード。SO重光の正確なゴールキックもあって、後半、突き放した。WTBリコ・ギアのここ一番のスピード、そしてトライを奪う嗅覚が光った。

NECのネマニ・ナドロは、リーグ記録の19トライと並んだが、それ以外は近鉄防御に止められた。一度、重光がナドロとタッチライン際で一対一になる場面があった。その時の心境を試合後報道陣に問われると、「逃げてもいいんやったら、逃げますけど、そういうわけにもいかず」と笑わせた。「スピード止められればいいかなと思って。花園でビビっているわけにはいきません。責任を果たせました」と、なんとか勢いを止めて胸を撫で下ろしていた。重光は、マンオブザマッチに選ばれた。

■トップリーグ第13節・土曜の結果
NTTドコモレッドハリケーンズ●26-37○福岡サニックスブルース(前半12-8)
近鉄ライナーズ○31-22●NECグリーンロケッツ(前半9-12)

なお、トップリーグ昇格をかけて行われている「トップチャレンジ1」の第2節も同日、福岡・レベルファイブスタジアムで行われ、第1試合でキヤノンイーグルスがクボタスピアーズを破った。2勝0敗で勝ち点10のキヤノンは1位が確定。トップリーグ昇格を決めた。第2試合は九州電力キューデンヴォルテクスが豊田自動織機シャトルズに勝った。この結果、自動昇格の残り1枠を、クボタ(勝ち点4)、九州電力(勝ち点4)、豊田自動織機(勝ち点0)が争うことになった。

■トップチャレンジ1 第2節結果
キヤノンイーグルス○37 – 24●クボタスピアーズ(前半10-3)
九州電力キューデンヴォルテクス○22 – 13●豊田自動織機シャトルズ(前半12-10)

2月11日(土)、第3節の組み合わせは以下の通り。
豊田自動織機 対 クボタ(秩父宮)
キヤノン 対 九州電力(秩父宮)

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菊谷選手&京都ガールズフェスお知らせ他

2月2日の朝、東京から名古屋に向かった。大雪の影響で少し遅れたが、取材の時間には送れなかった。目的地の三好ヶ丘駅に着くと、あたり一面の雪。トヨタスポーツセンターは、どのグラウンドも真っ白。体育館の屋根にも分厚い雪が積もっていた。タクシーの運転手さんに聞くと、このあたりで、これほどの雪は7年ぶりとのこと。写真は、ヴェルブリッツの練習グラウンド。きょうは、たまたま練習が休みだったのだが、予定していてもできなかっただろうなぁ。

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きょうは、大阪体育大学のコーチ教育コースで発行している「櫂」という小冊子に寄稿するための取材だった。同大学OBであり、ワールドカップで日本代表キャプテンを務めた菊谷崇選手へのインタビューである。代表選手、キャプテンとしての経験を後輩たちに伝えようという企画だ。当人にとっては、かけがえのない経験だったが、「結果を残せず責任を感じています」と試合結果については表情も曇りがち。それでも、世界の舞台で勝つことの難しさ、精神的プレッシャーについて若い世代に語っていくことは自分の責務と感じているようだった。

大会中は海外メディアの取材も多く、練習着のままでランチを食べ、午後の練習がすぐに始まるということもあり、「楽しんでいましたけど、忙しかったですね」とW杯ならではの経験もいろいろ話してくれた。大会後、恩師である大体大ラグビー部監督の坂田先生に手紙をもらったことも嬉しそうに話していた。「ほんまに癒されて。先生の教え子で良かったと思います」。

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大会中は足首、腰など満身創痍だったのだが、左手薬指も脱臼していて、帰国後に手術したのだが、そのとき、痛かった足の指も診てもらったら骨折が判明したという。鈍感じゃなくて、痛いとか言っている場合じゃなかったのだろう。さて、今週末は、トップリーグ最終節だ。相手はリコーブラックラムズ。互いに、8位以内を巡る負けられない一戦になる。トヨタ側から言えば、リコーに勝ち点を与えず、トヨタは4トライ以上で勝てば勝ち点で並ぶ。あとは得失点差の問題。2トライ、2ゴールプラス1点差(15点)以上つけて勝てば、逆転できる。菊谷選手も気合が入っていた。さあ、どうなるか。

名古屋から京都に帰るのぞみ号は、30分以上遅れた。車窓の雪はすさまじかった。3日の朝も冷え込むとのこと。皆さん、お気を付けください。

お知らせ1◎恒例となったみなとスポーツフォーラム。次回は2月13日(月)にサッカー界より、元FC東京社長の村林裕さんを招いて開催。『クラブ運営と世界大会』をテーマに2002年のワールドカップにクラブとしてどういった協力ができたのかなどが語られます。
詳しくはこちら。http://www.rugby-japan.jp/news/2012/id12892.html

お知らせ2◎「京都ガールズラグビーフェスティバル2012 in 西京極」
目的:京都府や関西圏における女子ラグビープレーヤーや指導者が一堂に会し、交流を深める中でさらなる女子ラグビーの活性化を図り、プレーヤーの発掘や活動場所の提供を目指しつつ、ひいては広くラグビー界全体を支援していただける「ラグビーファミリー」の拡大を目指すことを目的とする。
主催:京都府ラグビーフットボール協会
日時:平成24年2月26日(日) 10時00分~16時00分 (小雨決行) 受付9時30分~
会場:西京極総合運動公園補助競技場
内容:女子タグラグビー交流会・ラグビークリニック・交流試合などを実施する予定。参加状況などから実施時間等詳細を決定します。
【女子タグラグビー交流会】
すべての世代やタグプレーヤー・ラグビープレーヤー混成によるチームを編成(チーム編成は主催者にお任せください)し,参加者全員の交流を図ります。関西圏においては初めての全世代にわたる女子タグラグビー交流会,初心者の方も,ぜひグラウンドを突っ走る爽快感を味わってみませんか?
【交流試合】
対 象 下記①~④(順不同)に該当する女性ならどなたでも参加できます。(経験・年齢等不問)
① ラグビースクール登録者
② 小・中・高校生,成人のタグラグビープレーヤー
③ 小・中・高校生,成人のラグビープレーヤー
④ 幼児から成人のラグビー・タグラグビー未経験者
■申し込み方法など、詳細は京都ラグビー協会のホームページより。
http://web.kyoto-inet.or.jp/org/k-rugby/main.html

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セブンズアカデミー女子ほか

いろんなミーティングなどで東京にいる。今週末は、トップリーグの最終節。それぞれの結果次第で、いろんな順位の可能性があって、ほんとに何が起こるか分からない。12節で明らかなように危機感を持ったチームは普段以上の力が出る。身体接触の多いラグビーでは気持ちの高ぶりが、ブレイクダウンなどの激しさに直結するからだ。

今週末は、北半球6カ国対抗「シックスネーションズ」も開幕。2月下旬からは南半球スーパークラブ選手権「スーパー15」も始まる。JSPORTSは、シックスネーションズ全試合、スーパー15も70試合以上放送するので、全部見るのが大変な週末が待ち受けているわけだ。今年は特に、ワールドカップの影響で日本選手権が3月にずれこんでいるため、よけいに試合数が多く感じるなぁ。

最近、セブンズの情報が多くなっているが、2月3日~5日、「第12回セブンズアカデミー(女子)」が開催される。今回のアカデミーは、アカデミーに参加する代表メンバーも含め、本年2月10日よりアメリカ・ラスベガスにて行われますセブンズ大会「USA ウィメンズ インターナショナル インヴィテーショナル」女子7人制日本代表メンバーとも合同で練習するという。セブンズアカデミーは、ラグビーワールドカップ2019日本開催決定、2016年五輪にて7人制ラグビーが実施競技に正式決定したことを受け、ジュニア、ユース世代から世界と戦える可能性を秘めたタレントを発掘し、育成・強化に取り組む活動として、継続実施されているもの。

◎参加選手
1伊藤絵美(名古屋レディース)、2中村知春(PHOENIX)、3田坂藍(日本体育大学)、4飯田美妃(名古屋レディース/中京大学2年)、5谷口令子(世田谷レディース/東京学芸大学1年)、6鈴木実沙紀(関東学院大学1年)、7横尾千里(世田谷レディース/早稲田大学1年)、8鈴木陽子(横濱ラグビーアカデミー/横浜市立東高校3年)、9服部早也香(東海大学浦安高校3年)、10山田怜(秋田ノーザンブレッツ/秋田和洋女子高校3年)、11石川裕美(日体荏原高校2年)、12大黒田裕芽(市立船橋高校2年)、13門脇桃子(大東文化大学第一高校2年)、14山田都佳沙(石見智翠館高校2年)、15山中美緒(市立船橋高校1年 )、16小出深冬(横濱ラグビーアカデミー/横浜市立金沢高校1年)、17櫻井綾乃(高崎ラグビースクール/群馬県安中市立第一中学校3年)、18山本実(田園ラグビースクール/東海大付属相模高校中等部3年)、19伊藤優希(福岡ラグビークラブ/久留米市立城南中学校3年)、20清水麻有(高崎ラグビースクール/高崎市立片岡中学校2年)、21バティヴァカロ ・ライチェル海遥(戸田RSダンディライオンズ/板橋区立高島第二中学校2年)、22鵜川志歩(横濱ラグビーアカデミー/鎌倉市立深澤中学校2年)、23高橋朝香(いわてスーパーキッズ/金ヶ崎町立金ヶ崎中学校3年)、24小原千夏(いわてスーパーキッズ/北上市立和賀西中学校2年)、25斉藤春奈(いわてスーパーキッズ/北上市立北上中学校2年)26大門千紗(福岡タレント発掘事業/新宮町立新宮中学校1年)

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セブンズ女子代表

2月10~12日に開催されるアメリカ・ラスベガスセブンズ大会「USA ウィメンズインターナショナル インヴィテーショナル」の女子7人制日本代表遠征メンバーが発表された。経験豊富な選手と期待の若手選手が並ぶ。

藤﨑朱里(Rugirl-7 27歳)、辻本つかさ(SCIX 29歳)、マテイトンガ・ボギドゥラウマイナダヴェ(PHOENIX 27歳)、三樹加奈(立正大学ラグビー部 19歳)、鈴木実沙紀(関東学院大学ラグビー部 19歳)、横尾千里(世田谷レディース 19歳)、鈴木陽子(横濱ラグビーアカデミー 18歳)、兼松由香(名古屋レディース 29歳)、鈴木彩香(横濱ラグビーアカデミー 22歳)、谷口令子(世田谷レディース 19歳) 加藤慶子(世田谷レディース 23歳)、 田坂藍(日本体育大学ラグビー部女子 20歳)/コーチ:浅見敬子(日本ラグビーフットボール協会)

男子の7人制代表は、すでにニュージーランドへ出発した。HSBCセブンズワールドシリーズ2011-2012ニュージーランド大会(ウェリントン)は、2月3日~4日に開催される。また、釜石シーウェシブスのピエイ・マフィレオが追加招集されて一緒に出発している。3日の初日は、サモア、ニュージーランド、スコットランドと対戦予定。

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TL第12節日曜の結果ほか

日曜日は、福岡県宗像市のグローバルアリーナに行ってきた。前日の花園ラグビー場から新幹線で博多入り。知人と食事していたら、偶然、福岡ファルコンズというクラブチームの方々と遭遇した。「昼間、花園で解説でしたよね?」こういう出会いは嬉しい。

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日曜日の朝は、博多駅から鹿児島本線で赤間駅へ。グローバルアリーナに到着すると、陸上競技場のほうのグラウンドにたくさんの人が。

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福岡県高校新人大会の準決勝が行われていた。東福岡対福岡、筑紫対小倉である。福岡県、さすがにレベルが高かった。

午後2時からは、トップリーグ第12節、福岡サニックスブルース対サントリーサンゴリアス戦。高校生たちもみんな見に来た。試合は、走り勝ち、攻め勝つチーム同士のすさまじいアタック合戦になった。試合後、サントリーのエディ・ジョーンズ監督が、「きょうはラインアウト(サントリーボール)が1回しかなかった。大久保コーチ(FW担当)がいま、仕事を探しにいっています」とジョークを言うほど、ゲームが止まらず、動き続けた。

前半は風下のサントリーが自陣から仕掛けてボールをつなぎ、トライを重ねた。33-0と聞くと一方的に感じるが、サニックスも攻め返すので見せ場は多い。25分、サントリーが自陣相手ボールのスクラムをプッシュしてボールを奪い、NO8トッド・クレバーが抜け出してつなぎ、SH日和佐のパスをクレバーが再び走り込んであげたトライは見事だった。

前半は攻めきれなかったサニックスだが、LOパリンガタイの負傷退場で、前半33分から出番のまわってきたWTBヘスケスがパワフルに突進。CTB小野の変幻自在のプレーで、後半は4トライを返して、ボーナス点を獲ってみせた。ループやシザースを駆使して、ディフェンスを翻弄するサニックスは本当にユニークだ。サントリーのエディ・ジョーンズ監督も「人材をうまく使う、スマートなラグビーで素晴らしい。選手も観客も楽しいスタイルだと思います」と称賛していた。写真は、エディ・ジョーンズ監督、ゲームキャプテンの畠山健介選手、マンオブザマッチの元申騎選手。

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実況の大前さんか疲れていたのが印象的。グラウンドコンディションが良かったのも、ランニングラグビーに拍車をかけたのだが、タッチキックも3本ほどしかなく、PKからも両チームが速攻するので切れ目がない。サントリーの佐々木隆道選手は「疲れました~。セブンスをずっとやっているみたいでした」と言っていた。なかなかお目にかかれない試合だった。完全にサニックスに傾いた流れを、終盤に投入されたFLジョージ・スミス、SHフーリー・デュプレア、SOトゥシ・ピシがあっさり立て直したのは、さすがだった。

他会場、トップリーグ昇格を争うチャレンジリーグの結果は以下の通り。東芝ブレイブルーパスが勝ち点を50とし、リーグ戦4位以上が確定。プレーオフトーナメントの出場が決まった。東芝は、6年連続6回目の出場。また、東芝の松田努選手が、最年長トライ記録を更新した。対リコーブラックラムズ戦の前半12分、自身の持つトップリーグ最年長トライ記録40歳7ヶ月25日を41歳8ヶ月29日に更新したもの。

■トップリーグ第12節・日曜の結果
リコーブラックラムズ●14-39○東芝ブレイブルーパス(前半0-19)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ△16-16△ヤマハ発動機ジュビロ(前半7-10)
福岡サニックスブルース●22-61○サントリーサンゴリアス(前半0-33)

■トップチャレンジ1 第1節結果
九州電力キューデンヴォルテクス●15- 28○クボタスピアーズ(前半10-10)
豊田自動織機シャトルズ●24 – 46○キヤノン(前半10-10)

■全国クラブ大会決勝戦結果
神奈川タマリバクラブ●12-34○六甲ファイティングブル(前半0-15)

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