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日本選手権1回戦結果

土曜日の花園ラグビー場は、朝からの雨でコンディションが心配されたが、キックオフ前には太陽が顔をのぞかせていた。グラウンドコンディションも悪くない。

第1試合の神戸製鋼コベルコスティーラーズ対トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦は、序盤にトヨタが大きくボールを動かしながら、FLカイノ、NO8菊谷、WTB遠藤といったパワーランナーを縦に切り込ませた。しかし、トライは獲りきれず。次第に神戸製鋼ペースになって、前半の大半の時間はトヨタ陣内での攻防になった。結局前半は、SO森田のキックパスからCTBフーリーがトライした神戸製鋼が、5-0でリード。

後半に入っても、トヨタはチャンスでハンドリングエラーが出るなどスコア出来ず、神戸製鋼は、ブラッキー、交代出場のHO木津がトライを加えて突き放した。ジャック・フーリーのディフェンスの幅広さは相変わらず凄まじい。出血での一時退場もあったが、ほぼ80分間プレーした。

201302021


第2試合は、前半に予想外の大差となった。パナソニックはFB田邉の45mPGで先制。ヤマハは、5分にピンチをしのいで切り返し、PGチャンスを得るのだが、2本続けてミス。この時間帯にスコア出来なかったことが流れを悪くした。パナソニックは、WTB山田のパワフルなランニングでヤマハ陣深く攻め込むと、21分から怒涛の4連続トライ。モールから、ターンオーバーから、NO8ホラニ龍コリニアシ、CTB霜村誠一らが次々にトライラインを越えた。後半は、ヤマハも攻める場面が出てきたが、すぐにターンオーバーされてしまうなどボールをキープできず、パナソニックに4トライを加えられた。「先週の裏返しみたいな試合でしたね」と清宮監督。近鉄に大勝したワイルドカード2回戦のパフォーマンスからすれば、もっと戦えたはずだが、「カラ回りしました。まだまだ力が足りません」と潔かった。

会心のゲームとなったパナソニックの中嶋監督は、「プレーオフのセミファイナルで負けたことがなかったので、メンタル面の心配がありましたが、やるべきことをしてくれた選手を誇りに思います。今季のベストと言ってもいい試合でした」とコメント。霜村誠一キャプテンも、「FWが凄く良かった。その頑張りに感謝します」と笑顔で語った。

ワイルドカードトーナメントの2回戦、きょうの花園ともに試合間隔があき、コンディションを整え、準備に時間をかけたチームが勝った。優勝を目指す神戸製鋼とパナソニックにとっては、次の試合をダメージ少なく乗り切って準備万端で準決勝に進めるかどうかが頂点への鍵になりそうだ。

■日本選手権1回戦結果
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●5-20○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半0-5)
パナソニックワイルドナイツ○56-14●ヤマハ発動機ジュビロ(前半30-0)
筑波大学●15-47○コカ・コーラウエストレッドスパークス(前半3-28)
帝京大学○115-5●六甲ファイティングブル(前半 59-0)

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    コメント

    30代イクメンパパさん

    フーリーのあのDFは、前提として、相手がフーリーの裏でパスを通そうとしても遮断する力が必要だと思います。
    具体的にはリーチの長さと、瞬発力+反射神経、それに、ギリギリで通された場合にパスを受けた地点で潰すパワー(ズルズルと押し込まれない)。

    日本人では、サイズ的、能力的に困難だと思われます。


    さて、日本選手権の話ですが、
    今回で言えば、コーラとクボタあたりと学生が1回戦で当たるのがいいと思いますね。で、勝者は、トヨタ、ヤマハとやれる。

    そもそもトップリーグ12位以下のチームが、いきなりトップ4とやれるってのも、何やらトップ・リーグの権威を下げてるようなもの、っていう印象です。

    クラブ・チームは、トップリーグの1つ下のリーグにまずは入ってからね、ということで(入って、トップ・チャレンジ1位、2位まで行けば参加できますから。

    投稿: かもめのJONA | 2013年2月 5日 01:32

    日本選手権について、トップリーグ同士の対戦カードについて、試合妙味がないことについて異論はないし、クラブチームと下位リーグ枠は不要と思いますが、じゃ、大学チームを排除すべき、というところに行き着くのはどうか。
    大学で優勝したチームには翌年からトップリーグに進む学生も多くいるはずで、実力差に起因するケガは考えにくいのでは(帝京のマッスル軍団ですよ)。
    今回で言えば、ヤマハと筑波、トヨタと帝京がやって、勝者がパナソニックや神戸製鋼と戦えばいいんじゃないか。
    で、大学対トップリーグの場合は、外国人枠を何人にするか、大学側に決定権を与えればなおよし。

    投稿: テルキー | 2013年2月 4日 21:35

    さながら、日本選手権廃止前夜っていう感じですね。
    試合を見る前は、
    『クラブ枠はセブンズフェスティバルに移行。
    イマイチ盛り上がらないワイルドカードを日本選手権に組み込み、大学や来期TL自動昇格チームと対戦。
    一回戦、【大学1位・2位、TL13位、TC1・1位】対【TL12位~9位】。
    二回戦、【一回戦勝者】対【TL5位~8位】。
    三回戦、【二回戦勝者】対【TLベスト4】。』
    というシステムを考えていたのですが…
    シーズン最終盤にワンサイドゲームを見せられても、白けてしまいますよね。
    来シーズンからは、もちろんフォーマットを変更。
    数年後、TLの試合数を更に増やした段階で、日本選手権は事実上の廃止が妥当でしょう。
    例えば、
    『TLを上位8チームと下位8チームにグループ分け。
    グループ毎に、ホーム&アウェイの二回戦総当たりと、上位対下位の交流戦を4試合程度。
    上位グループベスト4のプレイオフを、日本選手権の冠を付けて実施。
    下位グループ落ちチームの不満を押さえる為、
    上位と下位の自動入替を2枠。
    更に入替戦2枠と、最大4チーム上位グループに昇格出来る様にする。』
    とにかく、大学選手権再改革も含めて、2019年に

    投稿: 坂石町分 | 2013年2月 4日 11:18

    トップリーグファイナルの記事にもコメントを投稿しましたがクラブ枠も大学枠も廃止すべきでしょう。事故が起きかねない実力差があり、試合内容も日本一を争う大会にふさわしくない。トップチャレンジ枠も意味不明です。
    トップリーグファイナルの翌週と翌々週にミスマッチが立て続けに行われる(JSPORTSでも垂れ流される)のは、マイナスイメージでしかない。
    貴重なNHK地上波の放送枠をキープするため日本選手権自体は続けておきたいけれど、ファンもチームも誰もがおかしいと感じるようなミスマッチとトップリーグの焼き直しから脱却を急ぐべき。

    投稿: えいじパパ | 2013年2月 3日 07:01

    何年も前から思っていましたが、今日確信しました。
    日本選手権のクラブ枠、現行方式なら廃止すべきでしょう。

    翌週に強豪社会人に挑まなければならない大学王者が、逆に調子を落としかねないゲームになっています。

    本来、クラブチームが大学王者を苦しめるなんてことが起きるとしたら、それはいかに大学王者のレベルが低いかという証明になるでしょう。その視点から見れば完膚なきまでに叩き潰した帝京大学は見事ですが、彼らにとっては全くメリットがない試合です。

    クラブ王者の次の目標ステージを、ということであれば別の方式を考えるべきでしょう。大学選手権のグループ下部リーグチームや社会人下部リーグチームと、『日本選手権2』みたいな形でやるべきだと思います。

    今日のスクラムとか見てると、重大事故が起きかねない。

    投稿: とぅいがまらー | 2013年2月 2日 20:50

    神戸製鋼とトヨタはお互いアタック時のミスも多かったですが、両チーム共に気持ちの入ったラグビーをしていましたね。

    村上さんがジャックフーリーのディフェンスを絶賛していましたが、外のコースをスッと前に出て消されるので、
    トヨタもジャックフーリーがいるサイドは外のスペースを攻め切れないような感じがしました。

    ジャックフーリーのように、あそこまで外のコースをうまく消す日本人アウトサイドセンターは見当たりませんが、
    あのプレーはやっぱり難しいのでしょうか?

    サントリーのように、ループを効果的に使いながら外にスペースを作ってうまく攻めるチームに、
    万全の状態のフーリーのディフェンスが機能するのか見てみたいです。

    投稿: 30代イクメンパパ | 2013年2月 2日 20:43

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