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日本代表、アメリカ代表戦結果

このところ、雨が続いていたが、23日の秩父宮ラグビー場の空は晴れ渡っていた。まずは、フィジーとトンガがド迫力の優勝決定戦で、観客席を沸かせる。フィジー代表の個人技が何度も大幅ゲインを勝ち取り、34-21で勝利。初優勝を飾った。

続いて登場した日本代表は、ウェールズ戦勝利からカナダ戦まで中3日だったのに続いて、今回も中3日でアメリカと対戦。疲労のたまった肉体を気持ちで前に出して戦った。前半は、WTB藤田のトライで先制したものの、持ち込んだボールを失うミスが多く、アメリカ代表のシンプルな縦突破にタックルミスも出て、20分までに2トライを奪われ、7-12とリードを許した。

24分、CTBサウがディフェンダー3人のタックルをかわしながらトライして、12-12に追いつくと、37分、HO堀江の突進をサポートしたFLツイがトライしてようやくリードを奪う。後半は、ラインアウトからのサインプレーで、WTB廣瀬が右コーナーにトライ。ゴール前のPGチャンスもスクラムを選択し、押し込んでぺナルティートライを奪うなど、FWの自信につながるプレーもあった。

この判断について、エディー・ジョーンズヘッドコーチは、笑顔でこう言った。「私なら3点をとりにいくが、選手が自信を持ってスクラムを選んだのであれば、その自信に対して、おめでとうと言いたい。大野均選手と話したのですが、テストマッチを重ねてきた彼も、アジアの試合以外でこんな経験はないと言っていました。スクラムの時、ふと振り返ると、あるフランス人(スクラムのスポットコーチのダルマゾ氏)が、スクラム、スクラム、と叫んでいたそうです」

後半21分には、密集サイドを田中が駆け抜けてトライし、38-15。スクラム、ラインアウトの安定していた日本にとって、勝つには十分な点差が開いた。最後は、アメリカ代表WTBヒュームにトライを奪われたが、最後まで攻める姿勢を貫いて、テストマッチ3連勝を飾った。ハンドリングエラーは相変わらず多かったが、キックオフのレシーブは改善されていた。「100点満点の試合ではありませんが、タイトなスケジュールで3連勝できたことは素直に嬉しいです」と、廣瀬キャプテンも笑顔だった。

エディー・ジョーンズヘッドコーチは、記者会見で選手の更なる努力を求めるコメントをした。「これから選手達は各社会人、大学チームに帰ります。しかし、次の日本代表の相手はオールブラックスです(11月初旬予定)。目標はあくまでオールブラックス。それを念頭に置いてトレーニングしてほしい。そうすれば、大学やトップリーグでも活躍できるはずです」

日本代表は7月にも合宿し、9月、10月にもミニキャンプを予定。11月のオールブラックス戦、欧州遠征に備える。

◎PNC最終日結果
トンガ代表●21-34○フィジー代表(前半14-14)
日本代表○38-20●アメリカ代表(前半19-15)

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

     秩父宮でのJAPAN大金星に感涙しました。前週の花園での結果を受けて期待高まる一戦で、われらが桜ジャージやってくれましたね。後半、ウェールズのゴールライン間近からのボール奪取・トライが重要なキープレーだったと思いました。ゴロさんもさすがです。しびれました。大野さんがピッチ脇で泣いていたと後で知り、長く代表を支えている彼の心情をおもんばかり、また涙でした。
     瑞穂は近場なのですが、カナダ戦は仕事で観戦できず残念でした。この先とても輝かしい未来が待っている気がしました。大雨の中で選手の皆さんもエディさんもスタッフの方々も応援の皆さんも本当にお疲れ様でした。感動をありがとうございました。
     私、ド素人ではありますが、36年来のラグビーファンです。明治大学・北島監督が、瀬下・窪田・砂村・橋爪の4人の一年生を大抜擢した年からのファンです。当時は今よりもテレビ中継が多かった気がしますが、それでも冬季限定の数少ない国内の試合をよく見ていました。
     初めて国際試合を目にしたのは2011W杯でした。各国それぞれの戦術やプレースタイルがあるのは理解していましたが「あれ?ラグビーってこういう競技だったんだ」と、違う競技にさえ見えました。JAPANのスタイルがどうというより以前に、フィジカル面や迫力の点でも驚愕でした。これは野球やサッカーでもいえることで、自国の特技・特長を生かすことは当然なのですが、ラグビーの場合、あまりにも別の世界のように感じたのです。サントリーのニコラス選手が体勢を崩されていないのにずるずると何メートルも押し返されているシーンは私にとってショックでした。国内では無敵のサントリーのあの強いニコラスが!!と。
     前任のJKもハードなトレーニングで体を大きくすることを重視されていたようですし、エディさんはそれにJAPANにあった強化を加えてくださっているようです。今回の春の一連のJAPANの成果を見ると、着実に進化しているように思います。とはいえ、まだまだ世界は遠い。私たちは全力で日本のラグビーを後押しします。みんなでもっともっと夢をみましょうよ。そして、それが「夢」でなく「現実」になるように頑張りましょうよ。
     秩父宮でのウェールズ戦後、JAPANのバスのお見送りをしました。選手の皆さんはお疲れでしょうに、一人一人に丁寧に応対されていました。木津さんの笑顔はすてきでしたよ。藤田選手はたくさんの人から声を掛けられ、ひとつひとつに礼儀正しく「はい」と答えていました。この若者はJAPANの未来を背負っている、私たちの夢をかなえてくれる、そう思いました。
     秩父宮初めてでしたが名古屋から意外と簡単に行けたので、また何度でも行ってみたいと思います。2015、2019を楽しみにしています。

    投稿: たまいちとせ | 2013年6月27日 10:37

    >フジモンさん
    >苦言というか疑問。マレサウは自分で勝負に行ってウィングに渡さないプレーが
    数度見られた。藤田や福岡を信用していないのか、そういう指示なのか知りたい。

    これは、僕も全く同じ印象を受けました。

    ただ、厳しい見方をすると、藤田、福岡両選手は、信頼できるだけのプレイをしていないと思います。
    個人的には、フィジカルやディフェンスが弱すぎる印象があります。

    大畑さんも豪州修行の際は、なかなか球を渡してもらえず、DFで頑張るなどしてチームの信頼を得て、渡してもらえるようになったとか。
    また、畑は違いますが、NBAのマジック・ジョンソンも、チームメイトが仕事できるようになるまでは、絶対に仲間として認めず、ほとんど無視し続けてたとか。

    今、藤田君や福岡君には、正にDFやフィジカルの強さを発揮してチームメイトの信頼を勝ち取ることが求められているのでしょう。
    その意味で、マレ・サウの姿勢は、厳しくて素晴らしいものと言えると思います。

    投稿: かもめのJONA | 2013年6月26日 00:32

    しばらくジャパンの試合を観られないのかと思うと、何だか居ても立ってもいられず、昨日は秩父宮へ足を運びました。後半に勝利を確信してからは、誰もケガなく無事に試合が終わりますように…とまるで親?の様な心境で、違う意味でハラハラしながら観戦していました。
    終盤、立川選手は足を引きずりながらのプレイでしたが大丈夫だったのでしょうか。

    海外遠征も含めタフな試合日程を終えられた選手の皆さん、お疲れさまでした。そして嬉しい大きな価値のある勝利おめでとうございます。秋には更に進化したジャパンの姿を期待しています。
    本当に勝利をありがと〜‼

    投稿: アンドリュー | 2013年6月24日 23:42

    トンガ、フィジー戦は「どうしちゃったの?」って思いましたが、堀江、田中、廣瀬と役者がそろうと熱い試合を見せてくれました。昨年のPNCでは一戦ごとに進化していきましたが、今年のPNCもエディー・ジャパンの進化のスピードに驚かされました。秋にヨーロッパであれだけやられたスクラムが格段に安定してました。それに廣瀬や菊谷の体のゴツイこと。外国人に全然負けてないもんね。どんなトレーニングしてるんでしょうか。どんどん進化していくエディー・ジャパンにワクワクします。アメリカ戦ですが、敵ながらいいラグビーしてて面白かった。個人的にはペナルティーのスクラム選択には疑問です。松尾雄治さんがよく解説で言われているように、点を取れるときに取っとかないと。テストマッチは勝ちにこだわるべきだと思います。

    投稿: 岡山スポーツファン | 2013年6月24日 22:50

    このシリーズはほんとにはらはらドキドキそして晴々で終えられた。
    これまでの歴史的敗北の流れを止めてくれたのが嬉しい!
    こんなに気合を入れて見たのは久しぶりだしちょっと疲れました。

    苦言というか疑問。マレサウは自分で勝負に行ってウィングに渡さないプレーが
    数度見られた。藤田や福岡を信用していないのか、そういう指示なのか知りたい。
    大畑も解説でそういうコメントをしていたよね。
    ライイン沿いをギリギリ駆け抜けるそのチャンスを繋げてほしいよね。
    俺がウィングなら「渡さんかい!」と怒鳴るぜ。なんてね。

    投稿: フジモン | 2013年6月24日 18:34

    ウェールズにぼろ負けしたら日本のラグビーも終わりかと思ってました。カナダ、アメリカともいい試合をしました。でもここからです、ここから再出発です。まずは若手を鍛えてください。五郎丸が大学時代に今のような気を入れたプレーをしてくれたらと、つくづく思います。藤田も大学のレベルに合わせるのではなく、常にジャパンのプレーを目指してください(あんなディフェンスではまったくだめです)。高校のレベルアップは確実に果たされてます。大学年齢の充実を期待します。

    投稿: 山本 昭 | 2013年6月24日 10:20

    よしっ!期待通りの快勝!!(ちょっとお客さんの入りが寂しかったかな)
    スクラム(ナイスペナルティトライ!)&ラインアウトが安定してて、なんだか途中から安心してゲームを観ていられました(^^)

    このチームは朝5時半からの練習に始まり相当な練習量を積んでいるらしいですね。その姿勢もすごく好感がもてるし、練習は嘘をつかないってことでしょう!

    自分は今、約10年ぶりに再びラグビーを見始めています。この代表の春シーズンを通して完全にラグビー熱が復活しましたし改めてラグビーは面白い!と再実感しています(^^)
    今、国内で特定の応援するチームがないので、代表のように熱くなれるかは分かりませんが、せっかく復活したラグビー熱が醒めないように、大学・トップリーグにも興味をもって観ていけたらなと思っています。

    ひとまず、代表の春シーズンお疲れ様でした!そしてラグビー熱を復活させてくれてありがとう!


    投稿: 亮 | 2013年6月24日 08:44

    今日のアメリカ戦、色んな点でジャパンの進化を実感しましたが、特にスクラムのすばらしさには目を奪われました。

    オールブラックスの来日も確定したようですね。秋のテストマッチシーズンが今から本当に楽しみです。

    オールブラックス戦、西日本でも開催してもらえたらなぁ。日本で2試合もしてもらうのは、やはり日程的に無理でしょうか。

    投稿: 奈良の近鉄ファン | 2013年6月24日 01:38

    ようやく今年初の生観戦。春シーズンの最終戦、3連勝を期待して家族で秩父宮へ。

    藤田のトライで先制するも、ちょっとしたハンドリングミスや連続攻撃で崩されたり、ペースを掴めない前半。
    マレ・サウの同点トライのあと日本陣内でPGを与え、また嫌な雰囲気になりかけたその瞬間、右サイドから厳しい顔で大きな声を出し、手を叩きながら中央に歩み寄る廣瀬選手の姿が。「もっと声出して」。
    これがキャプテン廣瀬が必要とされる所以かと、納得しました。

    その後にツイのトライで前半リードで折り返し、後半はスクラムでトライを取るなど危なげない試合展開に。
    FW・BKともに個々のレベルアップと、勝利と練習から来る自信が感じられました。

    試合後に真壁選手と話ができ、カナダ戦のケガは大丈夫ですかと聞いたら、
    「いやぁ、もう今日で試合も練習もしばらくないですから」と、長い合宿期間をしみじみ振り返るような表情が印象的でした。

    秋が楽しみです。

    それまでにトップリーグのナイター観戦で周りにファンを一人でも多く増やそうと思ってます(^_^)

    投稿: こうじ | 2013年6月24日 00:05

    後半に突き放す、という勝ち方に価値があるのかどうか。
    フィットネス強化が実りつつあるのか、日本の気候に外国勢が対応できていないからか。前者であると願いたい。
    サッカーは後半息切れが定番化してきたけど、ラグビーはそこからの脱却を定番化させてほしい。

    投稿: テルキー | 2013年6月23日 23:00

    わしらの代表がぶち素敵なチームに醸されたんが、ただ、ひたすら、ほんとにほんとに嬉しい!

    今日、スーパーで野菜買ぉた時
    包み用に置いちゃった古新聞が
    なんと!前回WCのNZ戦の翌日のんじゃった、、、、

    投稿: 尾中哲夫 | 2013年6月23日 21:45

    村上さんいつも分かりやすい解説並びにディープなRファンも納得の解説、情報提供ありがとうございます。

    JAPANの皆さん、ヘッドコーチ、および関係者の皆さま、本日のアメリカ戦勝利おめでとうございます(●^o^●)、そしてありがとうございます!(^^)!

    前半は少しもう少し差をつけれただろう展開にやきもきもしましたが、後半は「勝つんだ!」「こんなところで負けてはいられない!!」というぐらいの勝利への探求心、粘りで、あの長年痛み目にあわされてきたアメリカに完勝してくれて、本当に溜飲が下がる思いでいっぱいになりましたscissors

    あの後半の相手ゴール前でのスクラム選択(結果的にペナルティートライになりましたが、一瞬強気過ぎるのではeyeと心配しましたが)廣瀬主将の前に田中史選手が選択してしまったシーン、主将には申し訳ないのですが、今思い返せば「素晴らしい」選択だったなと、それだけあのJAPANcherryblossomFWが「ここは絶対にFWでいってやる!」という気持ちが見えたシーンが一番印象に残りました。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

    本当にこの1ヶ月あまり、30年来ラグビーファンをしてますが、楽しかったし応援のし甲斐がありました。瑞穂ではずぶぬれになりながら声を枯らして五郎丸選手のPGが入ることを祈ったり・・・。

    これからのJAPAN WAYの進化におおいに期待を寄せています!
    関係者・ファン・協会の皆さん一体となって、この誇らしい我々の日本代表JAPANをサポートしていきましょう!!

    ROAD TO 2015・2019sign03まだまだ長旅は続きますfuji
    まだまだこれからも村上さんお付き合い宜しくお願い致します。


    投稿: タックル三昧 | 2013年6月23日 21:20

     今の代表選手の頑張りだけでは限界があると思います。他の選手が代表でやりたいと努力してどれだけトップリーグのレベルの上げてくれるかが大事だと思いますけどね~。

     ところでニュージーランド戦て決定したのですか~?

    投稿: トリック | 2013年6月23日 20:36

    まだ録画を見ていませんが、「エディーJAPAN」勝って良かった。

    次は男女7人制代表の番だね(^-^)/

    投稿: nick | 2013年6月23日 20:10

    対ABs

    涙が出ます。

    クソ生意気で申し訳ないですが
    ジャパンはラグビーになってきたと感じます。

    試合運び次第ではスコットランドは完全に射程圏内かと。

    田中 真壁 サウ ゴロー

    いや 全員(笑)

    ABsとやれば負けると思うが 泣かしてくれと思います。

    勝ったらボクの人生が終わりでもいいですわ(笑)


    投稿: けんじ | 2013年6月23日 19:44

    テレビで見ました。

    選手たちの名前をプラカードで掲げる試み、すごい好印象でした。
    選手が報われる瞬間の1つだったと思います。
    現地で応援された方、ありがとうございました。

    投稿: かもめのJONA | 2013年6月23日 18:11

    米国戦、勝利おめでとうございます。
    強くなりましたね。
    ただ、後半、特にノーサイド直前の10分間は、フラストレーションがたまる内容になりました。
    もう1トライとってほしかった。

    ここまで、ウェールズ、カナダ、アメリカと3連勝です。
    課題はたくさんあると思いますが、勝ち方の分析も徹底して欲しいと思います。

    御承知のことだと思いますが、
    自分のたちの強み、勝ち方を再度認識し、ゲーム中苦しいときにどのようにすれば自分たちのかたに持っていけるのか、
    是非とも、研究し、完全に自分たちのものにして欲しい。
    そして、さらに自信につなげて欲しいと思います。

    2015年にはトップ10、
    2019年には、決勝ラウンドで活躍できるようさらに進化することを願っています。

    春の大会、感動をありがとうございました。

    投稿: ラグビーファン | 2013年6月23日 17:27

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    昨日はラグビー日本代表を応援するために、秩父宮へ出撃。 第一試合の外国勢対決が終わる頃、スタンドは見る見るうちに埋まってきました。 そんないい盛り上がりの中、対アメリカ戦キックオフ。試合開始直後にファーストトライを挙げたのは日本。 非常によい立ち上がりでしたが、アメリカも足がよく動いていて、「ここはチャンスだ」と思ったところでもジャパンのジャッカルは不発。フェーズを重ねられて、失トライ。ジャパンのほうが押し気味でしたが、前半は19-15の僅差リードで折り返し。ただ、後半に入るとジャパンのセットプレー... [続きを読む]

    受信: 2013年6月26日 21:45

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