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第37回みなとスポーツフォーラム

21日の夜は、麻布区民ホールで、「みなとスポーツフォーラム」の進行役をした。2019年ラグビーワールドカップのアンバサダー3名(増保輝則、松田努、田沼広之)が集い、ワールドカップの魅力や、ラグビー精神のことなど、さまざまに話しをしてもらった。

ワールドカップに実際に出場した体験については、増保さんは、1999年大会について、「その前のパシフィックリム(環太平洋大会)でサモアに勝って優勝したのに、本大会のサモアはまったく違うチームだった」と、各チームがワールドカップに照準を絞って鍛え上げてくることを痛感した。松田さんも印象に残るのはやはり1999年大会初戦のサモア戦。「パスしたあとに肘にタックルされたら、肩が外れました」と強烈なタックルで怪我をした。サモアの気迫の違いを感じた。松田さんは、1991年のワールドカップから4回連続で参加しているのだが、「ワールドカップは4年に一度なので、有名な選手でも出られないことがある。僕は4回も行かせてもらったのですが、91年は試合に出られなくて、出たくて、出たくて。元木由記雄も出られなかったんですけど、その悔しさがあったから2人とも4回も行けたんだと思います」と話し、選手として4年に一度の世界大会の舞台に立つことの貴重さを語った。

2人はワールドカップでのアフターマッチファンクションについても話してくれたのだが、1991年大会では、試合後にテーブルに着席してのディナーがあり、お酒も飲んで両チームで大いに盛り上がったのだが、プロ化以降は簡略化されているとのこと。選手のコンディションもあるが、日本大会ではアフターマッチファンクションは簡易的でも必ずやるようにしてほしいと感じた。ワールドカップとは関係ないのだが、松田選手はアジア大会のアフターマッチファンクションで友達になったマレーシアの選手から月に一回くらい手紙が来ていたそうだ。そうやって世界の選手とつながっていく。ラグビー独特の文化である慣習は守ってほしいと思う。

田沼さんはチーム事情で遅れて登場したのだが、いきなり背中に「2019」と大書された日本代表ジャージを着用して登場。なぜジャージを着ているのか問うと、1999年のウェールズのワールドカップに参加した際、ウェールズ代表の試合の日に街がウェールズ代表ジャージで真っ赤に染まっていたシーンを紹介した。「それを見て、僕、感動して、こんな国の代表になりたいって思ったんです。日本代表選手にもそう感じてもらいたい。だから、日本代表の試合の日は、多くの方にジャパンのジャージを着てもらいたい。テレビの前でも着てください。それは必ず選手に見えるんです」

アンバサダーはワークショップで多くのファンの方々と交流してきた。「そういうファンの皆さんと直接話をしていくことが大事なのだと思いましたね」と増保さん。ファンの皆さんとの距離を縮めてみんなで一緒にワールドカップを盛り上げていこうと訴えていた。

最後の質問コーナーでは、11月2日のオールブラックス戦の話しも出たのだが、当然、話題は入院中のエディー・ジョーンズヘッドコーチの話になった。田沼さんは「選手としてはショックなことではありますけど、逆に気合が入ると思います。エディーさんは、試合中、一番声を出していますよね。選手はそれに頼っているところがあったかもしれない。でも、エディーさんがいないことで、自分達で声を出していこうとなると思います。自立できるチャンスだととらえたほうがいいと思います」。増保さんも、「チームが一段階上に行けるのではないですか。廣瀬キャプテンは素晴らしいリーダーシップを持っていますしね」と、皆、チームがレベルアップできるチャンスだと前向きに語った。

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    コメント

    フォーラム初参加しました。

    空調が故障したり田沼さんが遅れたりで波乱の中でしたが、2019年W杯に対するアンバサダーの方々や村上さんの熱い想いを聞かせてもらいました。

    私はプレー経験は無いのですが、中学2年生で堀越ー吉田の早明戦に魅せられて以来、23年来のファンです。ちなみにその試合には一年生の増保さんが出てましたね(^_^)

    さて、来たるW杯に向けて少しでもラグビーファンを増やそうと、会社帰りに秩父宮のナイターに職場の後輩を連れていったりしています。

    しかしながら、ラグビー初心者の人達にいつも言われるのが、「ルールや反則が分かりにくい」という点です。これは永遠のテーマなのかもしれませんが、必ずしもルールを理解していなくてもラグビーの魅力は伝わるはず、私はそう思っています。実際のところ一度観戦したくらいではルールを理解出来るはずはないので、何かしらの感動やなんとなくでも興味や関心を抱き、「もう一回観たい」そう思わせたいと思いながら連れて行ってます。ただ現実はなかなか…

    そんな中、昨日の話の中にヒントがあったような気がしました。それは、相手に対するリスペクトや、アフターマッチファンクションなど、ラグビーに根付いた精神や文化を、このスポーツの大きな魅力として伝えたら、より一層興味を持ってもらえるのではないかということです。激しいぶつかり合いの裏に相手を敬う精神があると知ったら、より多くの人達の心を掴むのではないでしょうか。

    いずれにしても、日本代表が強い存在として認知され、一人でも多くのファンを増やしてラグビー界を盛り上げていく、それが2019ラグビーW杯を成功させる最大の要因だと思います。

    そのためにも是非、11月2日のオールブラックス戦では日本代表の強さを感じたいです。秩父宮で精一杯応援します。

    投稿: ヤン | 2013年10月22日 23:03

    昨日は参加出来ず残念。
    アフターマッチの件、ぜひ2019では毎試合行われることを期待します。私達も試合の後、多くのラグビーファミリーでアフターをしたいと思っています。

    田沼さん。流石です。11月2日は多くの方が自宅から秩父宮ラグビー場までJAPANのジャージで来ることでしょう。

    昨日の詳細は後日アップされるであろう「みなとスポーツフォーラム」で確認させて頂きます。

    村上さん:司会進行ご苦労様です。

    投稿: のんきな監督 | 2013年10月22日 10:14

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