関西大学Aリーグ結果&TL7節・日曜の結果
2013年10月27日
日曜日は大阪市の鶴見緑地公園球技場だった。JSPORTSで京都産業大学と立命館大学の試合を解説するためだ。恥ずかしながら鶴見緑地には生まれて初めて行った。こんなに広いとはまったく認識していなかったなぁ。球技場は、3700人ほど収容できるメインスタンドがあるだけだが、コンパクトで観客席からは見やすい作りになっていた。この日の観客はほぼキャパシティーいっぱいの3,481人という発表だった。
第1試合では関西学院が気迫あふれるタックルで健闘したが、決定力は同志社がやや勝り、1年生WTB松井千士の得意のインターセプトからのトライなどで競り勝った。関西学院は再三攻め込みながら、ゴール直前でのノックオンが多く、勝機を逃していた。
第2試合は、3勝同士の全勝対決で注目されたのだが、前半から立命館が堅い防御からのターンオーバーを連発。攻めてもSH井之上明の素早いパスワークでリズムを作り、1回、2回と縦を突いたところで、すぐにワイドに展開し、スピードに乗ったラインアタックで防御を崩した。このあたりは、狙い通りのアタックだったようだ。後半は京産大も反撃し、FB山下楽平がトライをあげたが、得点はそれのみ。スクラムでも圧力を受け、内容的には完敗だった。
勝った立命館の中林監督だが、「前半は良かったですけど、畳み掛けられない弱さがあります。もっと点を取りたかった」と不満げな表情を見せた。ただ、ボールを持った選手へのダブルタックルや、判断のいいジャッカルなどはよく鍛えられており、今後の成長に期待を抱かせる内容だった。一方、京産大の大西監督は、「この負けがどっちに出るか」と、敗北をどう受け止めるか次第だと話し、選手の奮起に期待を寄せた。
■関西大学Aリーグ(10月27日)結果
同志社大学○25-12●関西学院大学(前半11-7)
京都産業大学●5-31○立命館大学(前半0-24)
大阪体育大学○19-14●近畿大学(前半12-7)
関西大学●7-55○天理大学(前半0-22)
■トップリーグ第7節・日曜の結果
東芝○22-19●近鉄(前半19-12)
九州電力●19-54○豊田自動織機(前半7-33)
神戸製鋼○33-11●NTTコミュニケーションズ(前半11-3)
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コメント
現地で観戦しました。
ちょっと通路が狭いけど、手頃なサイズで良いスタジアムですね。
客席がいっぱいになったため、控え部員たちがバックスタンド側の石垣に座って応援してました。
松井選手のインターセプトは本当にセンスの塊ですね。
狙い通りに奪って、そのままトライへ持っていけるのが凄いです。
1回生ながら「彼のこのプレーが見たい」、と思わせる選手の一人ですね。
第2試合は初先発の立命SO大城選手に注目。
レギュラーのケガで回ってきた出番ですが、ソツなく試合を作りましたね。
キックも全て成功し、安定していました。
彼もまだ2回生、どこまで伸びるか楽しみです。
投稿: もりモリ | 2013年10月28日 22:18
東芝対近鉄戦見てきました。廣瀬キャプテンはじめ、東芝はプレッシャーがあったのか動きが硬い気がしました。試合後にウォークライでエールを送るつもりだったのですが、観客の少なさと、一列に並んだ屈強な選手たちに圧倒されてできませんでした。この場をお借りして激励させて下さい。
”歴史を創るぞエディージャパン!””オールアウトだエディージャパン!”
グリーティングタイムは、リチャードカフイ、マイケルリーチという豪華な顔ぶれでした。これもオールブラックス戦に向けたファンサービスでしょう。東芝は彼らが控えているのですから、Bグループに行くわけにはいきませんよね。セカンドステージが楽しみです。
ラグビーファンならたまらない一戦、今週は土曜までワクワクしますね。
投稿: 岡山スポーツファン | 2013年10月28日 20:58
同志社対関学をテレビ観戦。同志社は、スクラムでは優勢に立つものの、ブレイクダウンはたいてい後手に回るという、よくわからない力関係。
風上の前半はキックで前に出ることができたが、風下の後半は、前に出る術を完全に失って、自陣に釘付け。
後半の大半はガマンの時間だったが、何とか耐えきって、最後のワンチャンスをトライにまで結びつけたのは、今後に向けて、いい経験が積めたのではないかと思う。
一年生をたくさん起用することには賛成。彼らは既に、メンバーに入っていて違和感のない水準にあるけど、目指す高さは、はるかに高いところに置くべき人材。来年、再来年と、どんどん伸び続けてほしい。
あと、バックスはかなり心許ないので、対応を考えないといけない。
投稿: テルキー | 2013年10月27日 18:02