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大学選手権2ndステージ開幕

12月8日、第50回を迎える全国大学選手権大会セカンドステージが開幕した。ふと自分が出たのは何回だろうと思って調べたら、22回と23回だった。半分に分ければ、前半の終盤に出たわけだ。

僕はJSPORTSで大阪の長居スタジアムの2試合を担当した。第1試合はプールBの同志社大学対筑波大学の対戦。筑波優位の下馬評通り、筑波が力の違いを見せつける内容だった。前半10分、同志社がSO長井のPGで先制したが、12分、筑波はSH内田がラックサイドをすり抜け、約40mを走りきって逆転。その後も、同志社の激しく前に出るディフェンスをやすやすとすり抜けてチャンスを作り、前半だけで4トライを奪った。

同志社もボールを保持して攻めるのだが、ブレイクダウンで圧力を受けてスピーディーなアタックが出来なかった。前半38分には、スクラムからのサインプレーでWTB松井がトライを返し、8-24として後半に望みをつないだが、後半開始早々にWTB福岡にトライを奪われ、突き放された。「タフさで負けた」と同志社・山神監督。同志社の縦突進を激しいタックルで押し戻す筑波の力強さが目立った。

第2試合は、関西王者の立命館大学と、関東対抗戦3位の慶應義塾大学が相対した。僅差勝負の予想通り、互いに粘りのディフェンスで耐える拮抗した展開が続いたが、集中力高く守り、少ないチャンスにトライをあげた慶應が競り勝った。

14-10と慶應リードで迎えた後半頭から怪我の影響でリザーブだった慶應キャプテン宮川が登場。立命館のキックオフのボールを確保して自陣から仕掛け、宮川が前に出ながらパスをつなぎ、最後はFB児玉が左タッチライン際を快走して差を広げた。その後は立命館が大半の時間ボールを保持して攻め続けたが、慶應はFW周辺の防御で堅実なタックルを繰り出し、立命館に隙を与えなかった。終盤は疲れもあってかディフェンスシステムが乱れ始め、立命館SH井之上に突破を許したが、26-22でなんとか逃げ切った。

「点差以上の完敗。強みを消された」と立命館の中林監督。ラインアウト、スクラムでも圧力をかけられず、攻めてはFW周辺にこだわりすぎたところもあり、慶應の術中にはまった感があった。慶應のゲームキャプテン濱田は、試合途中で「死んでも走るぞ!」と叫んだことを報道陣に問われ、「慶應は小さな選手が多いので、どこよりも走らないと勝てないチームなので」と話していた。

他会場の結果も含め、8日の結果は以下の通り。
東海●26 - 27○明治
帝京○102 - 5●朝日
早稲田○46 - 12●大阪体育
流通経済○43 - 7●日本
大東文化○45 - 24●関西学院
中央●28 - 29○京都産業
同志社●13 - 38○筑波
立命館●22 - 26○慶應義塾

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    「試合レポート」カテゴリの記事




    コメント

    駒沢陸上観戦でしたが、土曜開催だったら日曜日の秩父宮と合わせて、4試合生で見られたのですが。
    駒沢ですが、傾斜があって味スタよりはまだ見易いし、スタンド裏の通路もそれなりの幅がありました。ただ、キャパが思ってたより少なく、来期の準決勝以降は味スタになるのでしょうか?運営面では、飲食店がまさかのゼロ。スタンドがガラガラなのに、大会パンフレットが完売。バックスタンドにいると、掲示板に陽が当たってデシタル時計が読めない。(秩父宮も同様。ランニングタイムでも良いので、アナログ時計も動かして欲しい。)第二試合になると、なぜか音量が小さくなって、アナウンスが良く聞き取れない。途中からワンサイドゲームになって面倒臭くなったのか、トライした選手の名前をコールしなくなる。校歌を流さない。写真付きの選手紹介をしない等。知らぬ間に、自由席前売200円当日500円値上げの割に、お粗末の限りでした。

    投稿: 坂石町分 | 2013年12月13日 06:27

    先週土日は、ラグビー三昧でした。
    土曜日はトップチャレンジとトップリーグ。この日は瑞穂ラグビー場電光掲示板が新調されて初日とのこと、とてもうれしかったです。
    日曜日は大学。二試合ともに好ゲームでした。特に、第二試合は、前半・後半で様相が変化し、面白みがありました。京産大のノーサイドと同時の劇的勝利に、元木さんもガッツポーズでした。トヨタの広瀬監督さんもお見えのようでしたよ。(私の人違いでなければ)
    関西の大学チームのスタンドに座ったのは初めてでしたが、なんとも文化の違いを感じてしまい、たじたじでした。今週も来週もきっと熱戦ですね。
    スコアボードの話ですが、電光掲示板ももちろん良いのですが、オールドファン再開拓のために、たまには、昔やっていた手書き(墨書だったんですよね、たぶん)メンバーボードを並べてみてもよいのでは。懐かしいです。

    投稿: 玉井千歳 | 2013年12月12日 22:23

    立命は残り東海、明治と対戦が残っているが東海、明治が僅差の試合を見る限り勝てる可能性は厳しい状況。関西リーグを制したチームが2ndステージ1勝もできないとはお粗末である。FW・BKともに関東のチームを圧倒する力不足は否めない。
    関西の覇者としての意地を見せてもらいたい。

    投稿: TK | 2013年12月 9日 22:25

    あ~立命館残念!!私の懸念通り井本選手不在は厳しいが
    的中しました。(泣)先週の天理戦も強力でない相手FWを
    圧倒していた訳ではないので、(もちろんラックから庭井、宇佐美のライン
    攻撃は研究されているので)FWに固執した戦法は理解出来ません。
    (小柄な慶応FW押し切れると思ったのでしょうか?)・・・
    そのための同志社との合同練習だったのではないの??
    これから先の対戦は慶応より重く強力なFW有しているチームなので、戦術考えないと!!
    関西リーグと同じような戦い方なら大差がつくかも知れません。
    味方FWが押されて勝機を得るのはBKの決定力ですから・・・ん・・・・出来るかな??
    関西リーグでもモールトライ多かったですからね!
    あ~心配、心配!!

    投稿: カズ | 2013年12月 9日 14:16

    トンガリキッズさんへ

    慶応の最近の惨敗続きには関西贔屓の私も心を痛めておりました。と同時に、それでもなお油断してはならないチームと思っていました。

    昨日の慶応の気迫はすごかった。立命館に勝って、心の底から喜んでましたね。それ自体は立命館を応援していた私も嬉しかったし、大学選手権を今の形式でやってる意義も見えて良かったと思いました。

    立命館はスタンドの気合いは乗ってたが、選手達は、そんなでもなかったかな…。そこが残念。

    投稿: テルキー | 2013年12月 9日 09:17

    今日は私は母校慶応の勝利は嬉しかったです。ただ本当のところ、先週の立命館対天理戦をNHKで見ていて、「こ、これは……。立命館、強い……」と焦っていたのですが、井本選手が負傷退場して、今週の慶応は、彼がリザスタートでそれでなんとか勝てたのではないかという思いもあります。村上さんのおっしゃるFWにこだわりすぎたというお話、BKにも上手い球回しをする正SOの不在が影響していたのかも知れません。

    一番最後の大外での立命館のトライとか、確認はしていませんが、後半31分にINした極めて優秀なSO井本選手が早い球回しをしたのではないかと。このあと東海戦や明治戦に出れたら出て、最後もう一度「立命館に井本あり」という輝きを見せてほしい光る選手だったように思います。でもやはり慶応の超ボロ負け2試合からの復活が、嬉しかったのであります。

    投稿: トンガリキッズ | 2013年12月 8日 23:28

    関西勢は唯一京都産業大学が関東リーグ二位の中央を見事な逆転で勝利。
    次回は他の関西勢にも頑張ってほしい!

    投稿: 小田原より | 2013年12月 8日 23:15

    長居に行ってきました。
    予想はしていたものの、レベルの高い対抗戦には敵いませんでした(>_<)
    特に、得点機をしっかりモノにする勝負強さに感心させられました。
    関西勢は攻撃で手詰まりになった時のために、もっと引き出しを増やさないといけませんね。

    ところで、リーグ戦では必ず試合前に行われる校歌斉唱が、今日はありませんでした。
    去年秩父宮で見た選手権では歌ったので、会場によって違うのかな?
    あれがないと、気持ちが盛り上がってこないんだけどなぁ…。

    投稿: もりモリ | 2013年12月 8日 22:45

    やはり今年の大学ラグビーも東高西低で、今日勝ったのは京産大だけ。関西の高校生が関東へ流れるのをどこかで断ち切らないと、今後も大学選手権は関東主体で続いてします。関西の大学がスカウティングでもっともっと頑張らないと関西人しては面白くないものになってしまう。

    投稿: TK | 2013年12月 8日 21:42

    同志社はスクラムに強みがあり、バックスのディフェンスに弱点がある。一方、筑波はバックス中心に才能豊かな選手が何人かいるという強みがある反面、特に目立った弱点はない。

    同志社が勝つには、スクラムでリズムを作り、バックス勝負にしない、ということが必要かと思い、観戦。

    そういう意味で、二回もらったスクラムでのアングルの反則は痛かった。たくさん反則は取ってもらったけど、肝心なところは上記アングルではなかったか。

    立命館は、大学としての経験値の少なさが露呈した感。いつもならターンオーバーを狙ってたはずのラックを傍観したり、明らかに物足りないデキ。残念な試合をしてしまった。

    二試合見て気になったのは、関西のチームのプレーヤーは、相手とぶつかる直前に自らスピードをゆるめているということ。

    気合いで負けてる試合は見たくない。奮起してほしい。

    投稿: テルキー | 2013年12月 8日 19:23

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