« 2013年4月7日 - 2013年4月13日 | トップページ | 2013年4月21日 - 2013年4月27日 »

2013年4月14日 - 2013年4月20日

日本対フィリピン戦結果&お知らせ

土曜日の博多は朝から雨が降りしきっていた。午後にはさらに強くなり、レベルファイブスタジアムも芝生に水が浮くほどになっていた。そんな悪コンディションのなか、日本代表のアジア五カ国対抗2013初戦は、ミスの多い立ち上がりになったが、廣瀬キャプテンは「思ったよりボールが滑ったので、一人一人の間隔を狭くし、サポートも深くした」と試合の中で修正して大量得点につなげた。

日本、オーストラリアなど海外でプレーする選手が軸のフィリピン代表は、個々には力強い選手が多かったが、組織的な完成度は低く、運動量が落ちた前半30分過ぎからは日本の独壇場。後半9分、地元・福岡高校出身のWTB福岡堅樹が登場すると、スタジアムの空気が一気にヒートアップ。その期待に応えて、13分、福岡は自陣深くからの展開でラインブレイクしたCTBマレ・サウからボールをかっさらうように受けると、スピードに乗って大きくゲインし、タックラーを瞬時のコースチェンジでかわして左タッチライン際を快走、約60メートルを走り切った。トライの仕方も躍動感があり、トライラッシュに拍車をかけた。

初キャップのマレ・サウと立川理道のCTBコンビは、自らも再三突破し、素早いパスでもトライを演出。さらにコンビネーションが高まれば日本の看板コンビに成長しそうだ。きょうは、フロントローのトライも目立った。テストマッチデビューの三上正貴は脚力の強さで、浅原拓真はWTB福岡を絶妙の位置でサポートするスピードで、畠山健介はラックからの得意のピック&ゴーでと、それぞれが持ち味を生かして次々にトライをあげた。大量得点の中でも試合が楽しめたのは、トライの内容が客席を沸かせるものが多かったからだろう。

エディー・ジョーンズヘッドコーチも、「石鹸のように滑るボールで、120点はよくやったと思います。いまフィジカルの強化をしているのでその成果は出ていました。感銘を受けたのは、選手のディシプリンです。自分達が取り組むラグビーを悪いコンディションの中で規律正しくやろうとしていた。立ち上がりは難しい試合になりましたが、後半はショートとワイドの攻撃をミックスして上手く戦ってくれました。福岡は小野澤が膝をひねったので早い時間での投入となり、30分という時間が与えられました。スピードはブライアン・ハバナ(南アフリカ代表WTB)のようです。シニアプレーヤーから吸収し、向上心を持ち続ければ、本当の良いプレーヤーになるでしょう」。また、海外の報道陣から立川に対して質問があったときは、「彼はランとパスが両方高いレベルでできる。こういう選手はインターナショナルレベルでも見つかりません」と絶賛。マレ・サウについては、「きょうはチームメイトに対して寛容すぎた。あと2トライはしてほしかった」とアグレッシブなプレーを要求していた。


■試合結果
日本代表○121-0●フィリピン代表(前半43-0)

お知らせ◎4月25日に開催される「みなとスポーツフォーラム」は、僕と小林深緑郎さんで、「ジャパン対ウェールズの歴史・見どころ」をテーマに話すことになっていたのだが、特別ゲストとして、サントリーサンゴリアス監督の大久保直弥さんも参加することになった。大久保さんは日本代表としてウェールズ代表と戦っているほか、サントリーサンゴリアスの選手として来日したウェールズ代表に勝利した貴重な経験を持つ。興味深い話が聞けそうだ。

◇開催日時:2013年4月25日(木)19時~20時30分(開場18時30分)
◇開催場所:麻布区民センター ホール(港区六本木5-16-45) 
◇定員:200名(先着順)
◇参加費:無料(港区在住・在勤・在学者)
1,000円(JRFUメンバーズクラブ会員・港区以外の学生)
2,000円(一般)

お申し込みは、コチラの申し込みフォームよりどうぞ。
http://minato-jrfu.d2.r-cms.jp/

| | コメント (5) | トラックバック (2)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表前日練習

金曜日の午前中は、福岡のレベルファイブスタジアムで日本代表の前日練習が行われた。報道陣に公開されたのは最初の15分だけだが、2チームに分かれての実戦的な練習で攻撃パターンを確認していた。フィリピンとは初めての対戦になるが、ヤマハ発動機のパトリス・オリビエや、NTTコミュニケーションズのマット・サンダースもメンバー入りし、バックスは大型選手も多い。

立ち上がりの時間帯は激しいコンタクト合戦になるだろう。前日練習後のエディー・ジョーンズヘッドコーチは、「フィリピンは、フィジカルな選手が揃っているので、最初のテストマッチとしてはいい相手です。日本代表は今年の1試合目ということで、粗削りなところが出るかもしれないが、安定感ある試合ができると思う。メンバーは現在のベストプレーヤーを選びました」と話した。

4月1日のスタートから体づくりを軸にしてきたため、肉体的な疲労はあるようだが、廣瀬キャプテンは「日本らしさを(お客さんにも)共感してもらえるような試合がしたい」とコメント。「福岡ですか? 20歳とは思えない落ち着きがある。足は僕よりはるかに速いですねぇ」と話し、新たなWTBの競争相手に刺激を受けているようだった。

20130419

試合は、4月20日(土)、14:00キックオフ。レベルファイブスタジアム(福岡)の芝生は素晴らしい仕上がり。ランニングラグビーには最適な気がした。明日は天気だけが心配。お客さん、たくさん来てほしいなぁ。

当日のチケットは、10時30分より発売
中央席3,500円、自由席一般2,000円・小中高500円
11:00 開場 (※10:45 JRFUメンバーズクラブ先行入場)
11:45 Kick Off: 福岡県高校東西対抗試合 

◎アジア五カ国対抗2013 第1戦
対フィリピン代表 日本代表登録メンバー
1.三上正貴、2.湯原祐希、3.山下裕史、4.大野均、5.真壁伸弥、6.菊谷崇、7.マイケル・ブロードハースト、8.ホラニ 龍コリニアシ、9.日和佐篤、10.小野晃征、11.小野澤宏時、12.立川理道、13.マレ・サウ、14.廣瀬俊朗、15.五郎丸歩、16.青木佑輔、17.浅原拓真、18.畠山健介、19.伊藤鐘史、20.ジャスティン・アイブス、21.ヘンドリック・ツイ、22.田村優、23.福岡堅樹

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

映画グラス☆ホッパー、キャスト追加

本ブログでも何度かご紹介している。まち映画「グラス☆ホッパー」の製作実行委員会から、キャストの追加発表があった。大畑大介さん(神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー)と、山田章仁選手(パナソニックワイルドナイツ)である。このほか、田中史朗選手(パナソニックワイルドナイツ、ハイランダーズ)も調整中とのこと。

この映画は、「群馬発、日本全国へそして世界へ発信!ラグビー映画で『笑顔と元気』!」というキャッチフレーズで、群馬県内でのオーディションで選ばれた小中学生をメインにした成長物語。実行委員長は、元三洋電機ラグビー部監督の宮地克実さんのご子息である宮地克徳さん。監督は藤橋誠さん。4月27日クランクイン、11月公開予定だ。地域活性化はもちろんのこと、2016年リオデジャネイロ夏季五輪にて導入される7人制ラグビー、そして2019年に開催される日本でのラグビーワールドカップを盛り上げるために何かできればという想いで製作に踏み切り、先日4月6日には製作発表。その際にキャスト紹介、主題歌発表などが行われたが、キャスト追加となった。

宮地さんは、以下のように思いを綴っている。

「このグラス☆ホッパーは、私が、この群馬で多くの地域映画、まち映画を制作している映画監督、藤橋さんと昨年2月にひょんなことから出会ったことから始まりました。数日後お会いすることとなり、当初映画製作などみじんも思いもしませんでしたが、藤橋監督のまち映画という手法、キャストとして地元の素人の子どもをオーディションして、地域を巻き込み作り上げるという手法に、今まで映画などありえなかった自分でも映画を作れるのではないかと思いました。
 その後もお話しをしていて、じゃあこの大泉や太田だったらどんな映画にしたらいいだろうと、今までの地域映画のような観光やお祭り、その地域の産業などをテーマにしても面白くない、なにがいいだろうと考えていたところ、パナソニックワイルドナイツというラグビーの強豪チームがいるのだから、ラグビー映画がいいのではと思い、それならばせっかくなので、2016年リオデジャネイロ五輪で導入されるラグビー7人制、また2019年日本で行われるラグビーワールドカップに向けてお役に立てればと思い、そのことによって地域が盛り上がるのではないかと思い、製作を決意いたしました。
 その後も藤橋監督と何度かお会いし、アイディアを膨らませていきました。そして6月に製作実行員会を立ち上げ、9月に一度製作発表を行ったときには委員会4名、会場に来てくれたメディアや聴衆はたった5名でした。その後、3度のオーディションを経て12月にキャストが決定、1月から3月までは演技練習にラグビー練習をこなしてきました。先週末には1泊2日の合宿もこなし、この映画がなかったら出会わなかった子どもたちが、大人たちが交流を深めることができました。
 9月10月で募集をして、初めて子どもたちにオーディションで出会った11月から約5カ月が経ちます。その間に子どもたちの背はきっと2,3cm伸びていて、なにより心の大きな成長を感じています。それは保護者のみなさんも感じておられるかもしれません。そして子どもの成長を通じ、大人たちも成長していければいいなと思っております」

フェイスブックページ:https://www.facebook.com/grasshopper.14allall41

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

元木由記雄氏、京産大BKコーチ就任

20130417

4月17日、午後3時半、京都産業大学・神山球技場のミーティングルームで記者会見が行われ、元木由記雄さん(41歳、大阪工大高→明治大学→神戸製鋼)のバックスコーチ就任が発表された。ここまで、ごくわずかな関係者にしか情報は伝わっておらず、選手達に知らされたのも記者会見後の練習中だった。さっそく、グラウンドで指導にあたった元木コーチは実に楽しそうだった。

201304171

「現場に立ちたいと思っていたときに、大西健総監督から声がかかりました。京都産業大学はいい選手がたくさんいます。映像で試合も見ましたが誰も手を抜いていない。それはすごいと思います。関西リーグ優勝が最初のターゲット。少しでも力になれたらと思います」

大西健総監督は「帝京大に勝つチームをもう一度作りたい。元木さんの経験、熱意、厳しさに期待しています。FWは鍛えられますが、BKはなかなか鍛えられないので。契約年数は具体的には決まっていません。将来はチームを引っ張る立場に育ってくれれば」と期待感を語った。

声がかったのは3月中旬。神戸製鋼コベルコスティーラーズの平尾誠二GMも承諾し、話はトントン拍子に進んだようだ。スティーラーズのアドバイザーという肩書は残り、退社もしないが、京都産業大学のフルタイムの専任コーチとなる。すでに京都市内に引っ越しを済ませ、京産大伝統の早朝練習から付きっきりで指導にあたるという。「メンタル的にも肉体的にもタフに、そして自分たちで考えるチーム作りをしていきたい」と抱負を述べた。神戸製鋼でプレーした京産大OBたちにもまだ言ってないそうで、「みんなびっくりすると思います」と話していた。

201304172

この一年は、神戸製鋼のアドバイザーという立場で現場指導からは離れていた。やはり、元木由記雄はラグビー場がよく似合う。日本代表最多キャップ(79)保持者の大学コーチ就任。昨年のアンドリュー・マコーミックさん(関西学院大学ラグビー部ヘッドコーチ)に続き、関西の大学ラグビーの活性化にも一役買いそうだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

NEC新体制&女子セブンズシニアアカデミーほか

トップリーグのNECグリーンロケッツから、新体制の発表。ヘッドコーチのグレッグ・クーパー氏は留任。新任のコーチとして、辻高志、宮尾正彦の両氏が名を連ねた。また、浅野良太キャプテンを補佐するバイスキャプテンには、臼井陽亮(HO)、権丈太郎(FL)、櫻井朋広(SH)、釜池真道(CTB)という次世代のNECを担う選4選手が新しく就任。また、元コカ・コーラウエストのウェブ将武選手が、加入することも併せて発表された。

2013年度第1回セブンズシニアアカデミーのスケジュール及び参加メンバーが発表になっている。「セブンズシニアアカデミー」は日本代表選手や同候補選手だけでなく、2016年リオデジャネイロオリンピックにつながる将来有望な選手の発掘や、同オリンピックでのメダル獲得に向けた継続的な育成と強化、女子7人制ラグビー選手の全体の底上げを進めるための取り組み。

4月17日(水)から21日(日)まで、立正大学で開催される。

FW:藤崎朱里(Rugirl-7)、竹内亜弥(世田谷レディース)、中村知春(PHOENIX)、片嶋佑果(Rugirl-7)、桑井亜乃(立正大学ラグビー部)、冨田真紀子(世田谷レディース)、鈴木実沙紀(関東学院大学ラグビー部)、横尾千里(世田谷レディース)、三樹加奈(立正大学ラグビー部)、BK:兼松由香(名古屋レディース)、伊藤絵美(名古屋レディース)、加藤慶子(世田谷レディース)、鈴木彩香(立正大学ラグビー部)、山口真理恵(Rugirl-7)、神村英理(世田谷レディース)、井上愛美(RKUラグビー龍ヶ崎)、谷口令子(世田谷レディース/東京学芸大学ラグビー部)、鈴木陽子(立正大学ラグビー部)、大黒田裕芽(立正大学ラグビー部)。※4月15日時点

SCIXからのお知らせ◎スポーツ界の幅広いジャンルから知見豊かな方々を招き、その指導論やリーダー論から人材育成のポイントを学ぶ「SCIXスポーツ・インテリジェンス講座」の第7弾のお知らせ。旧来型の体罰式指導法が社会問題化、指導者のコーチング能力が問われるなかで、私たちはどのように指導力を養いながら、子供たち(選手)と向き合えばいいのか。「スポーツの価値とは何か」の原点に立ち返りながら、「コーチング」を語り合います。

第1回 4月20日(土)19:00~20:30
『コーチングとは何か ~指導者は「本気で怒り、褒める力」を持っているか~』
講師:平尾誠二氏 スポーツNPO SCIX理事長/神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督

第2回 5月18日(土)19:00~20:30
『なでしこの育て方 ~サッカーへたくそ少女が世界と戦うまで~』
講師:池田浩美氏 サッカー元女子日本代表キャプテン/京都文教中学高等学校 女子サッカー部コーチ

他、講演の予定、詳細、申し込みは、スポーツNPO SCIXホームページにて。
http://www.scix.org/

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

4月25日、フォーラム開催のこと

昨日は、4月25日の夜に開催される「みなとスポーツフォーラム」の打合せだった。今回は、日本代表対ウェールズ代表の歴史・見どころを話していくのだが、小林深緑郎さんと、久しぶりにこうしたイベントに出演するので、すごく楽しみ。

深緑郎さんが、「そういえば、40周年なんだなぁ」とポツリ。そう、ウェールズ協会から日本が初めてフルインビテーションで招かれたのは、1973年のことだった。その遠征の様子、日本がウェールズから奪った素晴らしいトライのことなど説明するだけで、深緑郎さんなら1時間いける。

日本が大健闘した1983年の試合、ワールドカップで日本が奪った素晴らしいトライのこと。ウェールズのラグビー文化、歌、そんなこと話していたら、時間が足りない。
「時間足りませんね」(僕)。「話すこと、絞らないとダメだなぁ」(深緑郎さん)

僕の仕事は、深緑郎さんの暴走を止める事だな。

お申し込みは以下をご覧ください。
http://www.rugby-japan.jp/news/2013/id18754.html

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ノーサイドライブ20130414

今朝、ホテルの14階で窓のカーテンを開け、パソコンのキーボードをたたき始めたら、窓の外に人が現れて、めちゃくちゃびっくりした。しかも、完全に正対している。その人は、黙々と窓を拭いて、次は隣の窓、そしてロープでするすると下の階に降りて行った。たぶんチェックインの時に説明されたのだけど、聞いてなかったな、僕は。

昨夜は、高田馬場のノーサイドクラブでタレントの山田雅人さんとサントリーサンゴリアスの池谷陽輔選手とのトークライブだった。池谷選手のお父さんが、プロ野球の広島東洋カープのエースだった池谷公二郎さんだったこともあって、野球の話しもたくさん出て楽しいトークになった。2時間で終わるはずが、あっという間に3時間だった。

山田さんは、一人で野球選手のエピソードなどを語る「かたり」で独自の世界を創っているのだが、元広島の投手で亡くなった津田恒美さんのかたりもあり、それを演じるときは、いつも、当時の投手コーチだった池谷公二郎さんがトークコーナーのゲストなのだそうだ。その関係などを聞き、「今まで知らなかったです」と陽輔選手。「え~、ほな、あなたのお兄さんの結婚式に来てた人ってことしか、認識してなかったってこと」、「はい、なんで芸能人が来ているんだろうと思ってました(笑)」

山田さんも最近はラグビーに興味を持って勉強されている。野球好きの山田さんがなぜラグビーに興味を持ったのかと伺うと…、「野球でも犠牲フライとか、犠牲バントってあるでしょう? そういうのと同じものを感じました。それと、14人の手あかがついたボールを持ってトライするっていうのが、いいなって思う。トライした人があんまり派手にガッツポーズしないでしょう」。山田さん、かなりラグビー向きの性格である。

池谷選手は、「年を重ねるごとに、サポートしてくださる方への感謝の気持ちが強くなってきました。苦しいときは、ファンのみなさんや職場の方、営業に回っているお店の人たちの顔が浮かびます」と、サポーターへの感謝を何度も口にした。安定したスクラムでサントリーの優勝に貢献した池谷選手、新シーズンも自分の役割に徹して頑張ると話していた。

ゲストの皆さん、ご参加の皆さん、ありがとうございました。写真の両サイドが、山田雅人さんと池谷陽輔選手。

201304141


| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バリアフリー上映会&坂田先生勇退記念

201301142

土曜日の昼間は、ハートピア京都で行われた映画「インビクタス」のバリアフリー上映会に参加した。基調講演では、僕の書いた「仲間を信じて」(岩波ジュニア新書)の奇跡の弱視ラガーマンの話と、インビクタスを見るために知っておいたほうがいい、ラグビーのルールや、当時の南アフリカ共和国のことを20分ほど話した。

視覚障害、聴覚障害、健常者の皆さんが、どうやって一緒に映画を楽しむのかと思っていたのだが、素晴らしい上映会だった。僕の講演は、手話と字幕でサポートしてもらい、映画は、日本語吹き替え、日本語字幕、これに、出演者の表情や、映像描写の音声ガイドが入る。このガイドが見事。セリフを邪魔せず、明快な描写で、イメージが広がる。映像が見えていても、なるほど、このポイントを押さえればわかりやすいと納得の内容。まったく淀みなく、聞きやすい声。信じられなくて後方を見たのだが、映像を見ながら女性が生でしゃべっていた。

約2時間、パーフェクト。 感銘を受けた。急ぐ用があって、すぐに会場を後にしたのだが、握手したかったくらいだ。いや~、凄い人がいるものだ。この映画を見るのは、5回目だったのだが、新鮮に見ることができたし、またもや深く感動した。

主催の「京都ロイヤルライオンズクラブ」の皆さん、バリアフリー上映会を頻繁に開催している「京都リップル」の皆さん、字幕や手話通訳の皆さん、ありがとうございました!

その夜は、大阪に移動して、大阪体育大学ラグビー部OB会主催の坂田好弘監督勇退記念パーティーで司会をした。坂田監督をサポートし続けてきた学校時代の友人や、協会関係者、OBなどでなごやかな会になったが、コカ・コーラウエストレッドスパークスの向井昭吾さん、キヤノンイーグルスの永友洋司さんなど、トップリーグや関西大学リーグの首脳陣が多数詰めかけ、36年間の労をねぎらった。

坂田先生と長年のライバルだった京都産業大学ラグビー部総監督の大西健さんからもねぎらいの言葉があったのだが、「ライバルとして競い合い、ずっと言葉も交わさず、挨拶もしない時代があった。いつしか仲良くなって…、これが悪かった。新しい中谷監督とはしゃべりません」など、大西さんらしく、おっとりとした口調ながら、大いに会場を盛り上げてくれた。

坂田先生は、普段はなかなか会うことのできない遠方のOBもいて、感激の面持ちだった。「本当にたくさんの人にお世話になりました。感謝しています」。今後は、関西ラグビーフットボール協会の会長として、ラグビーへの恩返しに専心する覚悟だという。

201204141


| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2013年4月7日 - 2013年4月13日 | トップページ | 2013年4月21日 - 2013年4月27日 »