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2013年7月21日 - 2013年7月27日

第34回みなとスポーツフォーラム

25日の夜は、東京都港区芝浦にて、「第34回みなとスポーツフォーラム」の進行役をした。このフォーラムは、2019年のラグビーワールドカップ日本大会に向け、ワールドカップのムーブメントの喚起だけではなく、スポーツの国際大会に関わった人たちを講師に招いて、「見るスポーツ」、「するスポーツ」、「支えるスポーツ」への参加機会の提供などを目指して、港区スポーツふれあい文化健康財団と、日本ラグビー協会が主催しているものだ。

その趣旨からすると、この夜は、とてもいいフォーラムだった気がする。ゲストは、ロンドンオリンピックのレスリング、グレコローマン60㎏級銅メダルの松本隆太郎選手、アテネ、北京、ロンドン・パラリンピックの射撃競技に出場した田口亜希選手。そして、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会の渡部徹事業部長も参加し、招致活動の現状などについて説明した。

まったくの偶然だが、3人ともラグビーとのつながりがあった。田口選手は小学生の甥が、大阪のラグビースクールでプレーし、松本選手は群馬県邑楽郡出身で、お父さんは三洋電機の社員。幼いころから三洋電機のラグビー部のことはよく聞いていたらしい。いまは山田章仁選手と親交があり、トップリーグもよく見ているという。「ソニー・ビル・ウィリアムズってすごいですね」。そして、渡部部長は元柔道家ながら大学卒業後、「ラグビーにハマりました」と、クラブラグビーを楽しんでいる。この話を聞いて、ラグビーファンの皆さんは和んだはず。とても楽しく、感動的なフォーラムになった。

内容はいずれ日本協会のホームページや、スポーツナビなどで紹介される予定だが、2人とも、ロンドン大会ではスポーツを観る上での観客の成熟度を感じだという。静かにするべきところと盛り上げるところを心得ているという感想だ。

田口選手が教えてくれた。「ロンドン大会では、ボランティアのことを、ゲームメーカーと呼んでいました。宿泊費も交通費も自己負担なのですが、主体的に大会に関わっていて、ボランティアというイメージとは違いました。ゲームメーカーの皆さんには本当に助けられました」。松本選手も、ゲームメーカーが、一生懸命日本語で話しかけてくれて、時には励ましたくれたという。「銅メダルをとって、最初に記念撮影したのは、その人たちでした」。

ロンドン大会は、7万人ものゲームメーカーが活躍した。「大会の作り手、盛り上げ役」としてアグレッシブに大会に関わる。もし、東京大会が実現したら、日本でもゲームメーカーになりたい人は多いだろう。

田口選手は25歳の時、病のために車いす生活になったのだが、当初は遠い未来を考えることができなかった。目の前の目標をクリアすることで精いっぱいだったという。それが、障害者スポーツとしての射撃のことを知り、いつのまにか、パラリンピックが目標になった。「あっ、私、2年後を目標にしている」と生きる力をもらったという。パラリンピックが東京に来たら、「バリアフリーが進むこと」に期待する。しばらく住んだことのあるロサンゼルスでは、レストランなど作るときに車いすでも入れるようにすることが法律で決められていて、どこに行くにも安心だった。それと比較すると、日本はまだまだだが、障害者用のトイレについては、日本は繊細な工夫がなされているという。そんな当事者にしか分からないことも聞かせてくれた。

松本選手は、「子供達の笑顔のために」オリンピックが東京に来てほしいと言い、なぜレスリングはオリンピックで金メダルをとてるのかなど一貫指導の効果などを語った。次の目標を聞いてみると、「死ぬ思いで練習した4年間をもう一度やるのかと思うと、簡単にリオでは金メダルを、とは言えない」と本音を明かしてくれた。松本選手は銅メダルを持参して、参加者のみなさんい触らせてくれ、田口選手は、射撃の的を持参して、信じられないくらい小さな的を皆さんに見せてくれた。2人の気さくな人柄にファンになった人が多かっただろう。

お客さんからの質問コーナーで、「スポーツをひとつの言葉で表してください」というお願いが。渡部さんは、「パワー」とスポーツの力を話し、松本選手は「全力」と常にベストを尽くすことの尊さを語った。そして、最初に答えた田口選手の「希望」。これにはいろんな意味があると思う。松本選手も田口選手も、スポーツによって夢を持ち、多くの人に希望を与え、自らも希望を抱いて生きている。活き活きと話す2人がまぶしかった。

20130725

写真は、右端が松本選手、中央は田口選手。


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愛好日記ライブ告知他

スーパーラグビーは、いよいよセミファイナル。チーフス対クルセイダーズ、ブルズ対ブランビーズで、7月27日に開催。勢いのあるクルセイダーズが、アウェイでチーフスとどんな試合を繰り広げるか。JSPORTSで両試合とも生中継されるのでお楽しみに。

スーパーラグビー選手の田中史朗選手が立ち上げたフェイスブックの「ラグビーファミリー」が、オリジナルTシャツを販売していたのだが、主催者の予想を上回る465枚が売れ、収益の一部が「JRFUラグビーファミリー支援金(日本ラグビーフットボール協会)」へ寄付された。ラグビーファンの絆、着実に強くなっていますね。
https://www.facebook.com/groups/138804542950503/

以下お知らせ。

明日(25日)、みなとスポーツフォーラムが開催されます。午後7時より、田町駅至近。レスリングの銅メダリスト松本隆太郎選手、パラリンピック射撃の田口亜希選手を迎え、 『アスリートから見る2020東京オリンピック・パラリンピック招致プラン』 を語ります。僕は司会進行。もちろん、ラグビーについても語ります。まだ、申し込みを受け付けていますので、ご参加ください。
http://www.rugby-japan.jp/news/2013/id20501.html


さて、8月23日、ラグビー愛好日記トークライブ、開催します!
詳細は以下の通り。

ラグビー愛好日記トークライブ2013葉月
~2019年に向けてわたしたちのできることvol.5~
「日米スポーツ比較論」
大学スポーツ、プロ・アマ比較から日本ラグビーの未来を語る

国内シーズン直前のラグビー談義は、スポーツジャーナリストの生島淳さんを迎えます。アメリカのプロ、大学スポーツ事情に精通し、駅伝など日本の大学スポーツでも豊富な取材経験を持つ生島さんと、日米スポーツ比較論から大学スポーツの現状まで幅広く語ります。大学スポーツの日米の違いって、面白いですよ。日本ラグビーの特徴を踏まえ、未来の方向性を探るトークライブに、ぜひご参加ください。

日時:2013年8月23日(金曜日)
19:00開演(18:30開場)
会場:Com.Cafe 音倉
http://www.otokura.jp/access/
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-26-23 EL NIU B1F
(NTTdocomoが1Fに入っているビルの地下)
℡03-6751-1311
京王線・小田急線 下北沢駅 北口・西口1 より徒歩2分

ホスト:村上晃一
ゲスト:生島淳(スポーツジャーナリスト)
参加費:3,000円
※ライブ中ご飲食自由です。音倉の美味しいお料理もおたのしみください。(飲食代別途)
受付開始:7月25日 18:00~

■申し込みは以下まで。
文鳥舎 佐藤
bunchou@jcom.home.ne.jp
042-421-0406
※定員70名です。定員になり次第締め切ります。

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ノーサイドC2周年&林敏之さんトーク

日曜日は、熊谷うちわ祭りでは、盛大のラグビーのパレードが行われた様子。皆さん、お疲れ様でした。僕はよくトークライブなど行っているノーサイドクラブ(高田馬場)のマスター竹内さんご夫妻の結婚披露パーティー&ノーサイドクラブ2周年大感謝祭で進行役をした。ノーサイドクラブで毎月イベントをしているスクラム釜石の石山次郎さんや、元日本代表の林敏之さん、パナの霜村選手や三宅選手もやってきた。この春の日本代表戦のバックスタンドで選手の名前など書いたボードで応援していたのはノーサイドクラブのお客さんを軸にした大応援団。その中心メンバーもお祝いにかけつけていた。開店2年でこの人脈を築いたことに感心した。

月曜日は、大阪・梅田のグランフロント大阪のナレッジキャピタルで行われた、THE世界一展、「熱狂!世界一スタジアム!!」に出演。林敏之さんと熱いラグビートークをした林さんの現役時代(高校、大学、社会人、日本代表)の映像を見て、その熱い想いを聞いた。林さんは、NPO法人ヒーローズを立ち上げ、今は会長の立場で、小学生のラグビー大会「ヒーローズカップ」を開催するなど、精力的に活動している。

多くの子供達に「湧き上がる体験」をしてほしいという想いからだ。高校日本代表でオーストラリア遠征した時、初めて試合前に泣いた。それはコーチだった山口良治さんから、日本代表の誇りを叩きこまれたからだ。そして、「みんな、いい報せを待っているぞ。お父さん、お母さん、学校の先生、ラグビー協会の人たち、みんな待ってるんだぞ」と言われたとき、涙がとめどなくあふれた。自分の中にそんな熱いものがあると初めて実感した瞬間だった。「湧き上がった瞬間に、まぎれもない自分がいて、そこに真実がある」。「乾いた時代に、湿り気や潤いが求められている」。そう思うから子供達にも、勝って泣き、負けて泣く体験をしてもらいたいのだ。

もちろん、ウェールズ戦勝利やオールブラックス来日の話しも。お客さんの中には、ラグビーに詳しくない人もいたので、もしオールブラックに勝ったら、それはどれほど凄いこと何かを説明した。すでに、「東京まで見に行くと決めた」という人もいた。僕の周辺でもチケットの発売を心待ちにしている人が多く、ラグビー人気を高めていく起爆剤になってくれればと思う。

林さんとのトークは、実は序盤に話がかみ合わなくて、2人で何度も顔を見合わせた。中盤からはスムーズになったけど、「やっぱり試合の入りは大事っていうことやなぁ」(林さん)と、2人して苦笑い。林さんの現役時代みたいな弾丸タックルのごとく、勢いよく入るべきだったなぁ。

世界一展は、夏休みに入ったこれからが本番。僕はゆっくり見ることが出来なかったのだが、ふと目に飛び込んだのは、「スーパーカブ」。自分が持っていなかったけど、先輩のものを借りたりして、大学時代、よく乗った。普通の原付バイクより乗り心地が好きだった。ちょっと乗ってみたくなったな。

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