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2013年7月28日 - 2013年8月3日

網走ラグビーフェスティバル2013

8月3日は、恒例の「網走ラグビーフェスティバル」が開催された。スポーツトレーニングフィールドの7面中4面を使って、トップリーグ各チームが激突。メイングラウンド第二試合は、東芝対トヨタ自動車だったが、その横では、パナソニック対神戸製鋼、そのまた横ではサントリー対ヤマハ発動機、そして、少し離れたグラウンドでは、リコーとNECが同時に戦うという豪華版。この他、コカ・コーラウエスト対NTTコムも対戦。笛を吹くのは、トップリーグを担当するトップレフリー。その様子を、ロビー・ディーンズさんが見ている。なんて場所だ、ここは。

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曇り空で寒い時間が長かったが、午後はとき折り晴れ間ものぞいた。僕は場内実況があったので、東芝対トヨタ自動車をしっかり見たのだが、激しい肉弾戦の中で、トヨタがFL荒木達也のトライで先制し、後半の頭にも荒木がラインアウトから抜け出してトライをあげ、常にリードしながら戦った。東芝もスクラムでは優位に立ち、ペナルティトライをあげるなど追い上げたが届かなかった。東芝BKでキーマンになっているCTB増田慶介の力強いトライ、トヨタのジェローム・カイノのタックルからの素早いジャッカルなど、見る者をうならせるプレーも多かった。最終スコアは、28-19。いつも通り、勝利者賞は、網走の特産品である鮭20匹、じゃがいも100キロ。敗れたチームには、敢闘賞として鮭10匹、じゃがいも50キロが贈られた。

パナソニックも神戸製鋼は点の取り合いになり、最後は神戸製鋼が、42-40と逆転勝利。前半、パナソニックのダニエル・ヒーナンは4トライをあげる活躍で、堀江翔太も質の高いプレーでチームを牽引したが、後半メンバーが代わってやや勢いが落ちたようだ。ヤマハ発動機は、サントリーを、33-19と下した。観戦していたスタッフによれば、ヤマハのディフェンスが粘り強かったとのこと。サントリーは、キャプテンの真壁伸弥、フーリー・デュプレア、平浩二らの主力も出ており、ヤマハもモセ・トゥイアリイ、マレ・サウ、五郎丸歩が出場。ガチンコ対決での勝利だった。NEC対リコーは、24-19で、NECが勝った。

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写真は、サントリーとヤマハのBチーム同士の戦い。スクラムについては、今季からルールが変わって、「クラウチ、タッチ、セット」だったものが、「クラウチ、バインド、セット」で組む。バインドでPR同士がジャージをつかみあって、安全性を高め、反則を減らす狙いがある。たしかに、ヒットのスピードは軽減されるし、崩れるときもゆっくりなので安全性は高まるが、互いの駆け引きがあり、特に日本のスクラムは低く組もうとするので意外によく落ちていた。選手、レフリーとも、慣れるまでは難しい局面が増えそうだ。

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写真は、トヨタ自動車の麻田一平選手と、NECグリーンロケッツの藤戸恭平選手。「数少ない同期」(麻田)。高校、大学とも違うが仲がいい様子。試合後はどのグラウンドでも、チームの垣根を越えた交流が行われていた。


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これで今回の取材は終了。メルヘンの丘、そして、ひまわり畑で、網走日記エンディングです。

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2日の網走も寒いです。

8月2日の網走も曇り空。午前中の気温は19度。パナソニックワイルドナイツの練習を見学すると、新加入のベーリック・バーンズの姿が。8月17日から開幕するザ・ラグビーチャンピオンシップ(ニュージーランド、南アフリカ、オーストラリア、アルゼンチン)のオーストラリア代表入りするかどうか、まだ分からないが、パナソニックのトレーニングでは俊敏な動きを見せていた。報道陣に囲まれると、質問を理解していたり、少し日本語で話したりと、日本語を勉強してきた様子が伝わった。4週間、家庭教師について集中的に勉強してきたようで、これは、チームに溶け込むのも早そうだ。

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JSPORTSの一言インタビューの取材も受けてくれたのだが、めちゃくちゃ感じのいい好青年という印象だった。「パナソニックの選手は向上心が強いし、経験豊富な選手も多い。雰囲気もいいですね」。2007年からオーストラリア代表で活躍してきた経験、俊敏なパスワーク、正確なキックと、パナソニックのレベルを引き上げるだろう。そういえば、髭も剃っていた。

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こちら、ミヤッキーこと三宅敬選手。JSPORTSの一言インタビューを受けて、元気に抱負を語った。いつも明るくて、会う人を元気にしてくれるラグビー伝道師である。バーンズ選手について、一緒に練習した感想を聞いてみると、「彼は、本物です!ラインスピードが半端じゃない。パスも速い。相手に接近してぎりぎりまで待ってパスを出せるので、受けるほうが早く慣れないといけないですね」、写真を獲ろうとしたら、なぜか力こぶ。

グラウンドには、スポットコーチで来ているロビー・ディーンズ氏(前オーストラリア代表監督)の姿もあった。南アフリカ代表JPピーターセンもまもなく合流するようだ。

こうして、南半球のラグビー関係者を見ていると、気になってくるのはスーパーラグビーの決勝戦である。チーフス対ブランビーズ戦は、明日(土曜日)行われる。

JSPORTSでの放送は、8月3日(土)、16:30~19:00。

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8月1日の網走

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8月1日の朝も、網走スポーツトレーニングフィールドへ。これは、じゃがいも畑みたい。一面に花が咲いている。きょうは気温が低く、小雨もあって、気温は20度を下回っていた。

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午前中は東芝の練習を主に見学。写真は、冨岡鉄平BKコーチが熱血指導中のもの。SO森田佳寿らに熱くアドバイス。新加入のクーパー・ブナ、日本代表の廣瀬俊朗キャプテンらも元気に走りまわていた。和田賢一監督は、「今年はタイトルを取り返す」と意気込みを語る。持ち前のスタンディング・ラグビーに、トライの獲れる攻撃の確立がタイトルを引き寄せることにつながるだろう。

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写真は、「アイスバス」。どのチームでも見られるが、練習後に冷水につかることで疲労回復を早める。網走は、冷たい地下水をくみ上げている。左から、浅原拓真、デイヴィッド・ヒル、ナタニエラ・オトの三選手。オト選手は、フランカーにポジションチェンジして練習している。体型は、フッカーみたいだけど。

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フィールド奥で、子供達がタグラグビーに興じていた。網走市と厚木市が友好都市ということで、ここ数年、夏には厚木の小学生たちが網走を訪れている。今年は、70名がやってきた。この日は、普段は陸上競技や野球の少年団に所属する網走の子供達47名も集い、互いに交流しながら「タグラグビー体験」をした。コカ・コーラウエストと神戸製鋼の選手、スタッフが協力。日本代表の伊藤鐘史選手(神戸製鋼)らが参加し、子供達を楽しませていた。

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1日の午後、網走で行われた練習試合は、神戸製鋼対コカ・コーラウエストの一試合のみだった。前後半で大きくメンバーを入れ替えながらの試合だったが、コカ・コーラウエストがワイドな展開でトライを奪うと、神戸製鋼がドライビングモールで2トライを返し、互いにチャンスとピンチが順番に訪れる面白いゲームとなった。最終的には、神戸製鋼がFB井口剛志のトライなどで、40-19で勝利した。

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東京から谷口広明さんもやってきて、JSPORTSのハイライト番組(8月24日放送)の収録もした。写真の散水機は、自動でグラウンドを行ったり来たり。今夏は雨が少ないのだが、一晩中、地下水をくみ上げてはグラウンドにまき、この青々とした芝生が保たれているという。芝生管理のきめ細やかさには頭が下がる。

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網走にて取材開始

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31日の早朝、羽田空港から女満別空港へ向かった。複数のラグビー関係者と一緒になった。空港の気温は22度。さっそく、網走は呼人(よびと)のスポーツトレーニングフィールドへ。神戸製鋼の練習が始まるところだった。22度より、少し暑い気がした。午後には快晴となり、素晴らしい仕上がりの芝生が輝いていた。

朝は、平尾誠二GMと言葉をかわしたあと、コカ・コーラウエストの練習を取材。山口智史監督、豊田将万キャプテンらに話を聞く。今回の出張は、JSPORTS、8月24日に放送予定のトップリーグのチーム紹介番組の収録が主な仕事だ。「泥臭いけど、面白い、オリジナルのラグビーをやりたいです」と豊田キャプテン。スリムになった肉体が走り込みを物語っていた。サモア代表のエリオタ・サポルが、日本語で景気づけの声をあげてくれたので、このあたりは番組にて。

午後は、トヨタ自動車対NTTドコモの試合を取材。ドコモは、新戦力のフィジー代表WTBシレリ・ボンボが初出場。異次元のスピードでさっそくトライをあげていた。ドコモがディフェンス面でも健闘したのだが、トヨタの攻撃力が勝って、イエーツのトライなどで40-14の快勝。前後半で大きくメンバーを変えながら、層の厚さも見せていた。写真は、一言インタビューに答える、NTTドコモのボンボ。37歳ながら、5年前から、「酒、タバコや、体に悪いものはすべて断っている」そうで、節制のおかげてスピードは衰えていない。

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隣のグラウンドでは、近鉄がサントリーに、59-21の快勝。近鉄は前後半で大きくメンバーを入れ替えながら、レギュラークラスが多かったのに対して、サントリーは、真壁、佐々木、日和佐、平らの主力組以外は若手が多く、近鉄のリコ・ギア、重光らに次々に抜け出され、一方的に攻められる時間も長かった。長いシーズンを戦い切るために、若手の成長は欠かせないところ。逆に近鉄は接点で当たり勝ち、春から一対一を重視してきた練習の成果が出始めているようだった。

網走を軸にした北海道には、トップリーグの16チーム中15チームが合宿を行っている。練習試合も活発に行われており、シーズンを占うにはいい取材ができてありがたい。

きょうの最後の仕事は、神戸製鋼に加入したトップリーグ史上最長身のアンドリース・ベッカー選手を、トップリーグで最も小さな秦一平選手(NTTドコモ)が訪ねるという企画。どんな画になったかは、8月24日の番組をお楽しみに。

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ラグマガ9月号&クリニック(スクール指導者必読)

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書くのが遅くなってしまったけど、「ラグビーマガジン9月号」と「ラグビークリニック」発売中。ラグマガの表紙は、日本代表キャプテン廣瀬俊朗選手(東芝ブレイブルーパス)。

巻頭は菅平高原での日本代表強化合宿。エディー・ジョーンズヘッドコーチのインタビューもある。「去年はアタッキングベースを構築しました。今年はストレングスとセットピースを強化した。でもまだディフェスとブレイクダウンには手を付けていない。これからそのエリアにフォーカスする」。

廣瀬キャプテンのインタビューには、「代表は自分たちの判断で、やりきらなければ勝てない」という見出しが。「エディーさんにも、最後は選手の判断でやってほしい、と言われました。自分たちの判断でやりきることが最後のゴール。そのベースとしてシェイプがあることをみんなが理解してやっていけたら、いいチームになる」と、頼もしい。

アジア地域でのラグビーの広がりなど、興味深い記事もある。ルール講座では、スクラムの新しい試験的ルールの解説も。解体心書は、ヘンドリック・ツイ。別冊付録の「わかりやすいラグビー2013」は、クボタスピアーズの選手が実演している。これを持って試合を見たら、かなり分かるはず。

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ラグビークリニックの特集は「タックルから始まる。」。日本代表のブレイクダウンの解説や、ディフェンスコーチとして世界的に名高いショーン・エドワーズのインタビューもある。

7月14日、菅平高原で、ラグビースクールの指導者の皆さんに行った日本代表のラグビークリニックの様子のレポートもある。エディー・ジョーンズヘッドコーチ、スコット・ワイズマンテルコーチと、菊谷崇、大野均、小野晃征、五郎丸歩らの日本代表選手も参加している贅沢なもの(P.29~)。

エディー・ジョーンズヘッドコーチが、スクールのコーチに何度も言ったという。「子供がプレーするときは、判断をさせるようにしてください。幼いころからくり返し考えることが大切です。そういうトレーニングをくり返すことで、スキルがあり、賢く、状況判断のできる選手になれますから」。ラグビースクールの指導者は必読だろう。

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スーパーラグビー準決勝・結果

27日の土曜日は、スーパーラグビー2013年の準決勝だった。まずは、ディフェンディング・チャンピオンのチーフスと、過去7度優勝のクルセイダーズが対戦。前半はハンドリングエラーの多かったチーフスが、チャンスを生かせず、クルセーダーズがSOダン・カーターのPGでリードしたが、後半はチーフスの激しく前に出るディフェンスが機能し、SOアーロン・クルーデンがインターセプトからトライ。20-9と突き放した。

その直後の、クルセイダーズのFBイズラエル・ダグの個人技からのトライは、実況が谷口さんだったら「スーパー!」と叫ぶもの。最終的には、チーフスが、20-19で逃げ切ったのだが、最後まで目の離せない好試合だった。結果を知ってからでも見る価値十分。これで、総合1位でレギュラーシーズンを終えたチーフスは、ホームでの決勝戦が決まった。

もう一つの準決勝は、南アフリカのプレトリアで、ブルズがブランビーズを迎え撃った。前半は、ブランビーズがPRアレグサンダーを軸にスクラムで圧力をかけ、FBジェシー・モグのトライなどでリードしたが、後半に入ると、ブルズがパワフルな縦突破を軸に盛り返し逆転、ところが、その後、3度訪れたPGチャンスを狙わずに、タッチからトライを狙うという疑問の判断が続き、トライを奪えず終い。4度目のPGは狙ったが、正確無比なプレースキッカーであるSOモルネ・ステインを擁しながら、理解できない試合運びだった。

そして試合終了間際、ブランビーズのCTBテヴィタ・クリンドラニが逆転のトライ。アウェイで劇的勝利をものにした。ブランビーズのFLジョージ・スミスの働きは目を見張るものがあった。後半の立ち上がりにトライを防いだタックルは、インゴールに入った相手のボールを両手を膝を巧みに使いながらブロックする名人芸。そのほかも、ブレイクダウンで相手ボールを奪う動きを何度も見せた。これらのプレーは必見。

決勝戦は、8月3日、ニュージーランド・ハミルトンで行われる。


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