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2013年10月27日 - 2013年11月2日

日本代表対オールブラックス結果

オールブラックスへの渾身の挑戦は、6-54というスコアで終わった。ノーサイド直前、日本代表WTB福岡が左コーナーに飛び込んだかに見えたが、ルアトゥア、マコウが凄まじいタックルで福岡をタッチに押し出していた。TMO(ビデオレフリー)にかかるギリギリの攻防だったが、オールブラックスの強さが凝縮されている気がした。ふと、1987年の対戦時、日本のトライに対して怒りまくったジョン・カーワンのことを思い出した。

日本代表は開始2分の相手ボール・スクラムを押し込んで奪い取り、ラインアウトも連続して確保。セットプレーでは安定感ある戦いを見せ、ディフェンスでも粘り強かった。しかし、9分に相手のハイパントをキャッチスミスし、そのボールを拾われてトライを奪われる。オールブラックスはハイパントで相手を崩してトライを獲るのが得意のチームだ。こんなシーンは何度も見てきたが、日本もミスのあと対応できず失点。その後、五郎丸が2本のPGを返し、21分の時点で7-6と拮抗したスコアになったが、26分にもミスからトライされ、28分には、またしてもハイパントがキャッチできずにそのまま走られた。31分、ピンチのゴール前スクラムでプッシュしたものの、マコウにすれ違うようにトライをとられ、28-6と引き離されてしまう。

後半は、オールブラックスが得意のターンオーバーからの素早い展開でトライを重ねた。特に、防御背後へのキックの使い方、追い方は見事で、日本の防御は翻弄された。ディフェンスも全員が骨惜しみなく走る。試合後の記者会見で、最後のトライセービングタックルについて質問されたマコウは、「少しでもスキを見せれば、いつトライを獲られてもおかしくない状況だった。とにかく、日本代表にトライを与えないこと、危ないスペースを埋める事だけを考えていた」と語った。

日本代表の記者会見には、スコット・ワイズマンテル代行ヘッドコーチ、廣瀬俊朗キャプテン、岩渕健輔GMが出席。「最初の20分は非常に良かった。次はあの戦いを50分続けてプレッシャーをかけていきたい。きょうは、チープなトライを与えてしまった」とワイズマンテルHC。敗因については、「スクラムは劇的に向上しているが、敗因の一つはブレイクダウン。ボールキャリアの姿勢が高く、2人目のサポートも遅かった。次のスコットランド戦に向けて、修正していきたい」と続けた。

廣瀬俊朗キャプテンは、「アタックの中で相手のスペースが見つかり、チャンスが作れたのにトライが獲れなかった。ミスでトライを奪われ残念です。小さいことを積み重ねていくしかないと、改めて感じました」とコメント。「苦しんでいるエディーさんを勇気づけたいと思ってプレーしましたが」と唇をかんだ。岩渕健輔GMはこう言った。「いまの日本代表は歴代の中でももっとも厳しい日程でプレーしていると思います。我々協会としては、こういう厳しい環境を作ってやっていくしかない。この試合をきっかけに、ニュージーランドが憧れではなく、倒さなければならない相手ととらえていきたいと思います」

次の相手は、スコットランド代表。11月9日、エジンバラでの戦いになる。立川の負傷退場は痛めていた膝ではなく、肩の負傷だったが、遠征には参加できる見込みだという。
※記者会見の時は、遠征参加の見込みという話でしたが、その後、負傷者のため、戦線離脱が発表されました。

■試合結果
日本代表●6-54○ニュージーランド代表(前半6-28)

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元木由記雄さんに会う他

31日は、朝、オールブラックスのメンバー発表会見に出て、すぐに京都へ。午後から、京都産業大学のグラウンドに行き、元木由記雄BKコーチのインタビューをした。これは、12月の早明戦の試合の記念プログラム(ぴあ制作)に掲載されるもの。今年は、現在の国立競技場で行われる最後の早明戦ということで、両大学が集客に力を入れている。

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1990年前後は空前の早明戦ブームで、観客席も異様な盛り上がりを見せていた。「6万人の大観衆の前でプレーできて幸せでした。人生観が変わりました」と元木さん。早明戦の歴史の中で活躍したOB数名のインタビューも掲載される。元木さんの言葉は相変わらず、シンプルで力があった。ちなみに、元木さんは、4年間で早明戦、3勝1分けで、負けていない。あの頃も明治は最強だったかも。

取材が終わると、話は日本代表対オールブラックス戦のことに。「どんな試合になるのか、すごく楽しみですね」。メンバーを眺めながら、ほんとに試合内容を楽しみにしているようだった。それだけ、現在の日本代表が期待しがいのあるチームだということだろう。その元木さん、毎朝5時半に起きて、早朝練習を指導し、夜も8時までグラウンドにいる生活だとか。「他に何もできないですね。指導者が選手の5倍は頑張らないといけないという言葉を聞いたことがありますが、本当ですね」

話しは少し変わるが、11月2日、3日、4日の秩父宮ラグビー場では、3日連続で試合がある。2日は日本代表対オールブラックス戦、3日は、明治対慶應、帝京対早稲田、そして、4日は、トップイーストのセコム対ヤクルトである。セコムも集客に力を入れている。3日で、4万人、行くかな?

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日本代表、NZ戦メンバー

11月2日のオールブラックス戦に臨む日本代表メンバーも発表されている。現状のベストメンバーの編成で、立川、ウィングが怪我から復帰間もない間ことから、小野晃征と田村優でSH、SO、CTBをカバーするリザーブ陣となっている。会見では、廣瀬俊朗キャプテンから、「勝つことを強く信じ、ジャパンウェイを貫いて、日本のお客さんとともに戦いたい」という力強いコメントが。

◎日本代表メンバー
1三上正貴、2堀江翔太、3畠山健介、4伊藤鐘史、5大野均、6ヘンドリック・ツイ、7マイケル・ブロードハースト、8ホラニ龍コリニアシ、9田中史朗、10立川理道、11福岡堅樹、12クレイグ・ウィング、13マレ・サウ、C14廣瀬俊朗、15五郎丸歩/16青木佑輔、17長江有祐、18山下裕史、19トンプソンルーク、20菊谷崇、21小野晃征、22田村優、23藤田慶和

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オールブラックスの日本戦メンバー

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10月31日早朝、11月2日のオールブラックスの先発メンバーが発表になった。キャプテンのリッチー・マコウはNO8で先発。ダン・カーターも10番をつける。LOバードとWTBハライがオールブラックスでのデビュー戦。17番のトゥーマガ-アレンと、20番のルーク・ホワイトロックも出場すれば初キャップ獲得。

◎対日本代表戦メンバー

1ワイアット・クロケット
2デイン・コールズ
3ベン・フランクス
4ジェレミー・スラッシュ
5ドミニク・バード
6スティーブン・ルアトゥア
7サム・ケイン
8リッチー・マコウ
9タウェラ・カーバーロー
10ダン・カーター
11フランク・ハライ
12フランシス・サイリ
13ベン・スミス
14チャールズ・ピウタウ
15ボーデン・バリット

16アンドリュー・ホア
17ジェフリー・トゥーマガ-アレン
18チャーリー・ファウムイナ
19ブロディー・レタリック
20ルーク・ホワイトロック
21アーロン・スミス
22トム・タイラー
23ライアン・クロッティ

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日本代表情報(佐藤真海さん講演)

29日の午前中は日本代表の練習を見学してきた。公開は最初の15分だけ。あとは、練習後の取材だった。トップリーグの試合で怪我があった立川理道選手ら数名は別メニュー。回復具合は気になるところだが、オールブラックス戦のあとはヨーロッパ遠征もあり、コンディションを慎重に見極めていくことになるだろう。

廣瀬俊朗キャプテンは、「きのうより、きょうはいい練習ができた。ちょっと、ほっとしています。エディーさんはいませんが、9月、10月の2回の合宿をしていて良かったです。方向性は決まっているので、あとは選手がやるだけです」と落ち着いた表情で話していた。

昨夜(28日)、東京オリンピック・パラリンピックの招致プレゼンテーションで、さわやかで感動的なスピーチをした佐藤真海さんが、日本代表の宿舎を訪れ、約30分、映像を交えながら自身の体験談を話したという。

「エディーさんから話があった時は、私でいいんだろうかという気持ちがありました。光栄でした。ラグビー日本代表を応援したい、一緒に夢見たいというのが一番です。こんなに大きな選手たちと至近距離で話したのは初めてだったので緊張しました。自分の状況と、ラグビーが世界に近づいて行っているというところがリンクしています」

講演を聞いた霜村誠一選手に感想を聞いてみると、「熱くなりましたよ。現状に満足せずに、挑戦を続けて、記録を伸ばし続けている。僕なんて、もう年だしなって思ってしまうところがあるけど、もっと頑張らないとって思いました。素敵な人でしたね」と、いい刺激を受けたようだ。霜村選手も、まだまだ老け込む年じゃない。

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©JRFU, 2013

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アジアパシフィック女子セブンズ結果

女子7人制日本代表(サクラセブンズ)の、アジアパシフィック女子セブンズ2013第2日(10月27日)の試合結果が入った。日本代表は、カップトーナメント決勝で中国に敗れ、準優勝で大会を終えた。

■予選第5戦
日本●12-29○オーストラリア(前半12-12)
■カップ準決勝
日本○29-14●オーストラリア(前半7-14)
■カップ決勝
日本●10-29○中国(前半5-5)

◎女子7人制日本代表(サクラセブンズ)首脳陣コメント
浅見敬子ヘッドコーチ
「先月(ARFUアジア女子セブンズシリーズ2013 第1戦「タイセブンズ」)も中国に敗れ準優勝に終わっていて、今回も準優勝で残念な結果だ。しかし前向きに決勝の中国戦の反省点を洗い直して、次の試合に向けてしっかりやっていきたい。取り組んでいるアタックは選手も自信を持ってやれている。インドセブンズ(ARFUアジア女子セブンズシリーズ2013 第2戦)に向けてディフェンスも精度を上げ、優勝を目指したい」

中村知春キャプテン
「オーストラリアに対してはチャレンジャーの気持ちで向かっていくことができたが、決勝の中国戦は受け身になってしまった。この大会を通じて若い選手がのびのびプレーできたことは、今後に活きてくると思う。うまくベテラン選手が引っ張っていきたい。これから次の大会に気持ちを切り替えて頑張っていきたい」

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オールブラックス来日メンバー発表

ニュージーランド代表オールブラックスの来日予定メンバー(27名)が、発表になった。リッチー・マコウも、ダン・カーターも入っている。番号はポジションではありません。

◎来日メンバー
1ワイアット・クロケット、2チャーリー・ファウムイナ、3 ベン・フランクス、4オーウェン・フランクス、5ジェフリー・トゥーマガ-アレン、6デイン・コールズ、7 アンドリュー・ホア、8ケビン・メアラム、9 ドミニク・バード、10ブロディー・レタリック、11ジェレミー・スラッシュ、12サム・ケイン、13 スティーブン・ルアトゥア、14リッチー・マコウ(C)、15ルーク・ホワイトロック、16タウェラ・カーバーロー、17TJ・ペレナラ、18 アーロン・スミス、19ボーデン・バリット、20 ダン・カーター、21 トム・タイラー 、22ライアン・クロッティ、23マア・ノヌー、24 フランシス・サイリ、25フランク・ハライ、26チャールズ・ピウタウ、27ベン・スミス

http://sakura.rugby-japan.jp/japan/2013/id22331.html

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関西大学Aリーグ結果&TL7節・日曜の結果

日曜日は大阪市の鶴見緑地公園球技場だった。JSPORTSで京都産業大学と立命館大学の試合を解説するためだ。恥ずかしながら鶴見緑地には生まれて初めて行った。こんなに広いとはまったく認識していなかったなぁ。球技場は、3700人ほど収容できるメインスタンドがあるだけだが、コンパクトで観客席からは見やすい作りになっていた。この日の観客はほぼキャパシティーいっぱいの3,481人という発表だった。

第1試合では関西学院が気迫あふれるタックルで健闘したが、決定力は同志社がやや勝り、1年生WTB松井千士の得意のインターセプトからのトライなどで競り勝った。関西学院は再三攻め込みながら、ゴール直前でのノックオンが多く、勝機を逃していた。

第2試合は、3勝同士の全勝対決で注目されたのだが、前半から立命館が堅い防御からのターンオーバーを連発。攻めてもSH井之上明の素早いパスワークでリズムを作り、1回、2回と縦を突いたところで、すぐにワイドに展開し、スピードに乗ったラインアタックで防御を崩した。このあたりは、狙い通りのアタックだったようだ。後半は京産大も反撃し、FB山下楽平がトライをあげたが、得点はそれのみ。スクラムでも圧力を受け、内容的には完敗だった。

勝った立命館の中林監督だが、「前半は良かったですけど、畳み掛けられない弱さがあります。もっと点を取りたかった」と不満げな表情を見せた。ただ、ボールを持った選手へのダブルタックルや、判断のいいジャッカルなどはよく鍛えられており、今後の成長に期待を抱かせる内容だった。一方、京産大の大西監督は、「この負けがどっちに出るか」と、敗北をどう受け止めるか次第だと話し、選手の奮起に期待を寄せた。

■関西大学Aリーグ(10月27日)結果
同志社大学○25-12●関西学院大学(前半11-7)
京都産業大学●5-31○立命館大学(前半0-24)
大阪体育大学○19-14●近畿大学(前半12-7)
関西大学●7-55○天理大学(前半0-22)

■トップリーグ第7節・日曜の結果
東芝○22-19●近鉄(前半19-12)
九州電力●19-54○豊田自動織機(前半7-33)
神戸製鋼○33-11●NTTコミュニケーションズ(前半11-3)

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