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2013年12月8日 - 2013年12月14日

トップリーグ2ndステージ3節土曜の結果

土曜日は秩父宮ラグビー場にいた。プレーオフトーナメント進出を目指してしのぎを削るセカンドステージ・グループAの戦いである。第1試合は東芝対NEC。序盤は東芝の怒涛の攻めをNECが守る展開。互いにPGを決め合い、3-3で迎えた前半23分、NECは、CTBブリューのグラバーキックを、インゴールのタッチラインぎりぎり手前でWTB釜池が押さえてトライ。10-3とリードする。

ようやく東芝がトライをあげたのは、3分後。WTBブーナの出血による一時交替で投入されたカフイが縦突進し、そのラックサイドをSH小川が駆け抜けて、10-8。33分、今度は戻ったブーナがトライして、15-13と逆転する。後半に入っても両者一歩も譲らずに戦ったが、22-18と東芝4点リードで迎えた29分、NECのWTB釜池が右コーナーに飛び込もうとしたところ、東芝FLベイツが値千金のタックルでグラウンディングを許さず、タフな戦いを制した

第2試合は、サントリーとパナソニックの首位攻防戦。こちらは予想外の大差になった。サントリーのアタッキングラグビーをパナソニックが食い止め、サントリーのミスを誘い、あるいはターンオーバーからの攻めでトライを重ねる快勝だった。

パナソニックのSOベーリック・バーンズは、判断のいいキック、パス、自らのランによる突破など高いスキルでチームを引っ張った。「きょうはサントリーの攻撃をどう止めるかが焦点でした。我々のディフェンス次第でスコアは逆になっていたでしょう」(バーンズ)。

終了間際には、インゴールに走り込んだCTB霜村がWTB山田にボールを渡してトライ。この日、宮城県名取市閖上地区の仮設住宅で暮らす子供達を招待した山田への心憎いプレゼントだった。

パナソニックは過去2シーズンにわたってサントリーに勝てなかったこともあって、首脳陣、選手ともに笑顔がはじけた。「サントリーの9番シェイプ(SH周辺の攻め)のところで前に出さないこと。ブレイクダウンに人数をかけないことにフォーカスしました。よく我慢してくれました」と中嶋監督は満足げ。一方、サントリーの大久保監督は「完敗でした。これは一番言いたくないことですが、きょうはパナソニックのほうがすべてにハングリーでした」と、潔く完敗を認めていた。

◆TLセカンドステージ第3節、土曜の結果
東芝ブレイブルーパス○22-18●NECグリーンロケッツ(前半15-13)
サントリーサンゴリアス●13-42○パナソニック ワイルドナイツ(前半3-18)
ヤマハ発動機ジュビロ○23-19●キヤノンイーグルス(前半6-7)

お知らせ◎12月15日(日)、兵庫県のノエビアスタジアム神戸では、神戸製鋼対トヨタ自動車の試合が行われる。その前座試合として第1回 関西女子ラグビー・セブンズサーキットが実施される予定だ。関西の女子セブンズラグビーの普及・発展を目指す新しい試み、ぜひご観戦を!

12月15日(日)
ノエビアスタジアム神戸
10:30開門
11:10 エトワール vs スペランツァ
11:24 エトワール vs ソレイユ
11:38 スペランツァ vs ソレイユ
※メンバーなど、詳しくは関西協会ブログにて。
http://blog.goo.ne.jp/kansai_rugbyfootball_union/e/3f6ae204c85d81cdb82f152b1bca04c0

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山田章仁、閖上の子供達を招待

明日はトップリーグ・セカンドステージ第3節の注目3試合が行われる。秩父宮ラグビー場では、東芝対NEC、サントリー対パナソニック。ヤマハスタジアムでは、ヤマハ発動機とキヤノンだ。

首位攻防戦のサントリー対パナソニックは特に注目。メンバーを見渡すと、スーパーラグビーみたいだ。パナソニックは堀江翔太(レベルズ)、田中史朗(ハイランダーズ)、ベーリック・バーンズ(レッズ、ワラタス)、ダニエル・ヒーナン(レッズ、ブランビーズ)、リザーブのJP・ピーターセン(シャークス)。サントリーは、ジョージ・スミス(ブランビーズ)、フーリー・デュプレア(ブルズ)、ニコラスライアン(ハイランダーズ)。こう書いているだけで楽しみになってくる。

ところで、この試合は14時15分キックオフ。テニスコートが工事中のため、ウォーミングアップをグラウンドでするため。ポジティブに考えれば、お客さんはウォーミングアップがじっくり見られるということになるのだが。

この注目カードでは、パナソニックワイルドナイツの山田章仁選手が東日本大震災で被災した子供達を招待する。昨季の最多トライゲッターのときに、スポンサーが発売した記念Tシャツの売り上げを、全額、スーダンの医療活動や東日本大震災後の東北で支援活動を続けるNPO法人ロシナンテスに寄付。そのお金でロシナンテスは宮城県名取市閖上地区の子供達16人を含む24人を招待。今回はチケットも山田選手が用意し、みんなで試合を観戦するという。

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菊谷崇選手、英国サラセンズへ

トヨタ自動車ヴェルブリッツの菊谷崇選手(33歳)が、渡英し、イングランドの最高峰リーグ「プレミアシップ」のサラセンズ入りすることが明らかになった。退社はしないが、本人の希望による挑戦で、まずはサラセンズのトレーニングに参加し、実力が認められれば試合にも出場することになる。そのあたりは、今後の頑張り次第ということになりそうだ。したがって、渡英期間なども未定。

トヨタ自動車ヴェルブリッツは、チームコメントを発表。「これまでトヨタに多大なる貢献してくれた菊谷選手の更なる成長の機会として、今回の渡英の経験が、本人の成長につながる事を期待しています」。

サラセンズは、かつて岩渕健輔さんがプロ契約したチームで、来日したこともあり、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチが、ヘッドコーチを務めたこともある。現在は、日本代表のスポットコーチとして、サラセンズのLOであるイスティーブ・ボースウィックが参加するなど、日本ラグビーとのつながりは深い。菊谷選手がプレミアシップの選手たちとトレーニング、試合をすることで、さらに成長し、日本代表FWをレベルアップさせてくれればと思う。

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グラス☆ホッパー東京上映決定

大泉町と太田市を舞台にした町おこし映画「グラス☆ホッパー」については、このブログで以前にも書いたが、1月12日に東京で上映会が開かれることになった。僕も見せていただいたのだが、想像していたより、ずっとシンプルで好感を持った。もっと熱血モノかと思っていたから。

この映画は、ラグビーで成長していく少年少女を描いている。プロデューサーを務めたのは、元三洋電機監督の宮地克実さんの長男で、映画作りの費用を出資した「造園土木植清園」群馬営業所長の宮地克徳さん。ご自身も三洋電機で5年プレーした。実はこういう紹介のされ方が、ずっと嫌だったのだそうだ。「宮地監督の長男」。でも、今回のことで吹っ切れたという。「僕は僕だと思えるようになった」。これらのことは、読売新聞のWEBに詳しいインタビューがある。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1364836760916_02/news/20131209-OYT8T01418.htm

映画の内容はぜひ見ていただくとして、僕は、オーディションで選ばれた地元の子供達に感心させられた。子供達って、とてつもない可能性を持っているなって思う。

ちなみに、宮地さんの植清園が管理しているパナソニックワイルドナイツのグラウンドの環境保全が、第3回太田市景観賞を受賞したそうだ。年間を通じて広大なグラウンドの鮮やかな緑を維持していること、ラグビースクールやラグビー祭などで子供たち、地域の人たちに開放していること、そしてグラス☆ホッパーのロケ地として提供したことなどが認められたそうだ。

東京・渋谷での上映は、大学選手権の決勝戦が行われる1月12日、試合の前後にも行くことができそう。事前申込制。

【グラス☆ホッパー東京上映】
日時:平成26年1月12日(日)
場所:渋谷・光塾
http://hikarijuku.com/syokai/post_4.php#map
上映時間▽
1回目=10:30~
2回目=12:30~
3回目=15:30~
4回目=17:30~
5回目=19:30~
※全5回、各回定員35名 事前申し込み・入替制
★入場料(当日会場にてお支払いください)
大人1,200円 学生1,000円(学生証の提示) 中学生500円(学生証提示)小学生500円(ただし大人の同伴が必要)
<お申し込みはこちらのフォームから>
https://docs.google.com/forms/d/1pEDaLiF6bDV29oddE6MeeM0FrIp8MJXmWeKc6bHzGfg/viewform
■お問い合わせ
グラス☆ホッパー東京上映会事務局
cliprollconsulting@gmail.com

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大学選手権展望号

Daigaku

書くのが遅くなってしまったが、大学選手権展望号(ラグビーマガジン別冊新春号 定価1,000円)が発売になっている。表紙は、中村亮土(帝京大)、福岡堅樹(筑波大)、藤田慶和(早稲田大)という学生ラグビーのスター選手。準決勝進出の有力候補がこの三大学であり、彼らを苦しめ、打ち負かすチームは現れるのか、このあと2節の各プールの試合に期待したいところ。そして大混戦になりそうな、プールCは明治と慶應が1勝をあげた。次週、両大学の対決があり、これに勝利したチームが一歩リードすることになる。しかし、東海対立命館の勝者にも、最終節で可能性が残るかもしれない。

展望号は、慶應・FB児玉健太郎、明治・田村熙、中央・羽野一志、東海の小原、石井、近藤のバックスリーなど注目選手の人物モノが並ぶ。もちろん、表紙の3人はたっぷりと。「記憶の中のセンシュケン」というコーナーでは、水谷眞(法政OB)、松尾雄治(明治OB)、林敏之(同志社OB)など、かつてのスター選手の思い出が。僕が林さんと、関東学院OBの箕内拓郎さんに話を聞いた。それぞれが、「勝負だけではない、何か」を大学ラグビで得た。

「試合の話しはしないけど、会えばパッと昔に戻る。そんな大会が50年も続いているのはすごいことですよね。いろいろなやり方は変わったけど、出た人はみんなそれぞれの思い出を持っている。そういう大会だと思います」(水谷さん)

「あの試合のことだけは思い出そうとしてもセピア色のまま。他はカラーで思い出すのに。一度も見返したことがないんです。あの試合は」(本城さん)。

「先輩たちのふるまい。それをとりまく人たち。張り詰めた空気。このチームに残された日々はあと僅か。この日の練習を絶対に最後にしないという全員の思いがそこにはあった」(清宮さん)。

いろんな角度から大学選手権を楽しみたい、そう思う。

お知らせ◎12月13日(金曜日)夜、高田馬場ノーサイドクラブは、ラガールデー。女性はドリンク20%割引。予約不要。初心者歓迎。遊びに来てください。
http://www.nosideclub.jp/info/2013/2013_1213_ragirlday.html

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大学選手権2ndステージ開幕

12月8日、第50回を迎える全国大学選手権大会セカンドステージが開幕した。ふと自分が出たのは何回だろうと思って調べたら、22回と23回だった。半分に分ければ、前半の終盤に出たわけだ。

僕はJSPORTSで大阪の長居スタジアムの2試合を担当した。第1試合はプールBの同志社大学対筑波大学の対戦。筑波優位の下馬評通り、筑波が力の違いを見せつける内容だった。前半10分、同志社がSO長井のPGで先制したが、12分、筑波はSH内田がラックサイドをすり抜け、約40mを走りきって逆転。その後も、同志社の激しく前に出るディフェンスをやすやすとすり抜けてチャンスを作り、前半だけで4トライを奪った。

同志社もボールを保持して攻めるのだが、ブレイクダウンで圧力を受けてスピーディーなアタックが出来なかった。前半38分には、スクラムからのサインプレーでWTB松井がトライを返し、8-24として後半に望みをつないだが、後半開始早々にWTB福岡にトライを奪われ、突き放された。「タフさで負けた」と同志社・山神監督。同志社の縦突進を激しいタックルで押し戻す筑波の力強さが目立った。

第2試合は、関西王者の立命館大学と、関東対抗戦3位の慶應義塾大学が相対した。僅差勝負の予想通り、互いに粘りのディフェンスで耐える拮抗した展開が続いたが、集中力高く守り、少ないチャンスにトライをあげた慶應が競り勝った。

14-10と慶應リードで迎えた後半頭から怪我の影響でリザーブだった慶應キャプテン宮川が登場。立命館のキックオフのボールを確保して自陣から仕掛け、宮川が前に出ながらパスをつなぎ、最後はFB児玉が左タッチライン際を快走して差を広げた。その後は立命館が大半の時間ボールを保持して攻め続けたが、慶應はFW周辺の防御で堅実なタックルを繰り出し、立命館に隙を与えなかった。終盤は疲れもあってかディフェンスシステムが乱れ始め、立命館SH井之上に突破を許したが、26-22でなんとか逃げ切った。

「点差以上の完敗。強みを消された」と立命館の中林監督。ラインアウト、スクラムでも圧力をかけられず、攻めてはFW周辺にこだわりすぎたところもあり、慶應の術中にはまった感があった。慶應のゲームキャプテン濱田は、試合途中で「死んでも走るぞ!」と叫んだことを報道陣に問われ、「慶應は小さな選手が多いので、どこよりも走らないと勝てないチームなので」と話していた。

他会場の結果も含め、8日の結果は以下の通り。
東海●26 - 27○明治
帝京○102 - 5●朝日
早稲田○46 - 12●大阪体育
流通経済○43 - 7●日本
大東文化○45 - 24●関西学院
中央●28 - 29○京都産業
同志社●13 - 38○筑波
立命館●22 - 26○慶應義塾

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