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日本協会、スーパーラグビー参加意思表明へ

5月26日、日本ラグビー協会の理事会が開催され、スーパーラグビー(南半球スーパークラブ選手権)参加の件が議題になり、正式に参加意思を表明することが決まった。スーパーラグビーは、現在、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカから5チームずつが参加して行われているが、2016年からは18チームに拡大される。内訳は、ニュージーランドとオーストラリアは、現行通りの5チームずつ。南アフリカが1チーム増えて6チームとなり、アルゼンチンから1チームの参加が決定。そして、もう一つ、参加チームを募っていた。

参加希望チームは、スーパーラグビーを運営するSANZARに対して、6月初旬に参加の意思表明をする必要があったため、このタイミングになった。今後、詳細を詰めて、8月15日頃までに正式な申請書を出し、9月には参加チームが決定される。日本が参加する場合は、南アフリカ・カンファレンスに入るので移動などが難しいが、日本協会の矢部達三専務理事は、「日本代表強化が一番の目的なので、選手は日本代表選手が軸になるし、本拠地も日本に置きたい」と話し、現時点では、日本から離れた場所に本拠地を置く考えはないようだ。

日本代表の岩渕健輔GMは、「今以上の強化をしようとすれば、レギュラーの大会に参加するしかない。2015年にワールドカップのベスト8を目指すチームなのだから、スーパーラグビーに入ってもやれるはず」と、代表強化の加速にはスーパーラグビー参戦が必要だという考えを改めて示した。

2月から8月にかけて行われるリーグに参加し、その間にテストマッチもこなすとなると、選手にかかる負担は大きくなるが、それくらいタフにならなければ、2019年のワールドカップで日本のファンを喜ばせるような戦いはできない、ということだろう。

矢部専務理事は、「もし参加が決まれば、日本選手権の形態も変更せざるを得なくなるでしょう」と、国内の試合日程の調整についても語ったが、事業として採算がとれるかどうか、ここが一番の問題になりそうだ。「資金面のことも含めて、検討して無理があると判断したら、あきらめるしかありません」。

課題は多そうだが、世界のラグビー三強国が軸になったプロリーグに参戦が決まれば、日本の選手が世界トップレベルの選手と戦う機会が飛躍的に増えるし、日本でスーパーラグビーが数試合は開催されることになり、強化と普及の両面でメリットは大きい。ぜひ、実現させてもらいたい。

追記◎日本代表のテクニカルアドバイザーだったスコット・ワイズマンテル氏が退任し、日本代表のスコットコーチとしてラインアウトの向上に貢献してきた、スティーブ・ボーズウィック氏が新たにFWコーチに就任することが明らかになった。

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    「日記」カテゴリの記事




    コメント

    まずは協会が「このままではマズイ!代表強化の為に本気で何かをやらなければ!」という本気の姿勢を見せてくれたことは評価できると思います。(今まで奥手のイメージでしたからね)

    もし代表級のチームが参加できることになったら、こんな楽しみなことはありませんが、それ相応な試合をしないといけませんね。もし大敗が続くようではスーパーラグビーのステータスを下げることになっちゃいますし、逆に出てってくれと言われかねない…(スポンサー面だけで貢献してもしょうがない!)

    まぁ諸々課題はあるとは思いますが、まずは行動を起こすこと!参入できるよう祈ってます!

    投稿: 亮 | 2014年5月28日 10:19

    W杯開催が決まっても尚、ティア1の正代表とのテストマッチがほとんど組めない厳しい現状。(`12年は0試合。`13のウェールズとNZは実質A代表で1。`14イタリアをティア1に数えなければ現状0。`15南アとスコッドランドで2。`16スコットランドと2。`17ライオンズ抜きのウェールズ(アイルランド?)来日で0。`18イタリア来日で0。7年間でたったの5試合。その間強国はティア1と70試合前後。)
    今春、ティア2とのPNCはサモア・トンガ・フィジーより格下の、カナダ・アメリカと対戦。(只でさえPNCで5連勝中だったトンガに、W杯本番で惨敗。A5NやPNCでの「大幅な」代表強化は期待薄)
    豪州A・Jr.オールブラックス(ないしNZマオリ)が参加していた頃より大幅にスケールダウン。(資金難により瓦解したパシフィックリム選手権の二の舞か?)
    最早スーパーラグビー参戦は、代表強化の唯一にして最大の手段とも思える。
    絶望的としか思えない2019年の決勝トーナメント進出(改めて確認するが、日本はW杯通算1勝2分21敗の超弱小国なのである)を諦めないのなら、是が非でも資金を確保して、参加を実現貰いたい。

    投稿: 坂石町分 | 2014年5月28日 04:04

    南アカンファレンス、最初に聞いたときはビックリしました。現状その選択肢しかないので「まずは参戦すること」。これは大事だと思います。
    SRは3~4年に1回位フォーマットが変化しているので、活動する中でオーストラリアカンファレンスへの編入や、成績次第では2チーム目やラグビーチャンピオンシップへの道も見えてくるのではないでしょうか。日本開催W杯以降にもつながる重要な決断をされたと思います。
    スポンサー獲得という面だけを見れば、三か国の中で南アは一番魅力的だと思います。BRICKS(死語?)ですからね!トヨタなど興味を持つ企業は多いでしょうし、協会も南アにおけるラグビーの価値を十分アピールしてスポンサーを獲得し、選手をしっかりバックアップして欲しいです。

    投稿: ハットリくん | 2014年5月27日 22:42

    今更、香港戦にコメントする気も
    ありません。ただ本件は最重要!!
    何回か意見は述べていますが、
    協会がその気になったことは凄いことですね!!
    ここでの日本選手の健闘が2019WCだけでなく
    日本ラグビーの将来を決めると言っても過言ではありません。
    問題の資金面は森前首相にお願いしましょう!!
    森さん長生きしてください~

    投稿: カズ | 2014年5月27日 08:29

    代表のスーパーラグビー参戦、喜びの意見が多いですが、私はかなり疑問に思っております。
    以下の理由です。

    ①日本協会は大口スポンサーの獲得など、資金捻出の目処が付いているのでしょうか?
    資金捻出のために子供からクラブラグビー選手まで、協会登録費がグンと上がるなんてことにならないことを願います。
    ②南アフリカカンファレンスでの参戦は、地理的にあまりにも無理がないか?
    ③選手の負担は相当なものになる。実質、トップ選手はオフが全く無い。辞退者続出で代表チームが組めないなどどいう本末転倒な結果にならないか?
    ④なにより、堀江、田中など実力でスーパーラグビー参戦を実現している選手、将来的にスーパーラグビー参戦を夢見る若い選手たち(代表での参戦ではなく本場のチームに認められたいと願う選手)を、強制的に代表チームに招集しなければチームが成り立たないでしょう。彼らの夢を日本協会が奪う形になってはいないか?

    参戦⇒代表の強化、に結びつけば私も嬉しいです。
    ただ、南アフリカカンファレンスでの代表参戦は、あまりにリスクが大きい気がします。
    代表選手以外にも在日外国人選手などを加えたチームが理想だと思いますが、在日外国人選手の多くは家族との時間を作りたくて日本でプレーしていますからどうでしょう・・・。

    投稿: とぅいがまらー | 2014年5月27日 05:28

    何としても実現してほしいですね。ファンにできることは何でしょうか?

    投稿: タマモクロス | 2014年5月26日 20:46

    ついにスーパーラグビー参戦の意思表明までこぎ着けたんですね! すばらしい。
    「ということは、資金のメドもついたのか」と一瞬思ったんですが、その(たぶん最大の)ハードルはまだクリアできてないんですね…。
    「いったん手を上げたけど、やっぱりお金が足りないからやめときます」となる可能性があるとは、うーん。
    スーパーラグビーに参戦する場合、年間約20億円、5年で訳100億円の資金が必要との海外報道も目にしました。
    大口の企業スポンサーが見つかれば何よりですが、南アではラグビー人気が下降気味と聞きますし、いったいどうなりますやら。
    香港セブンズでは、イングランド協会関係の人脈をフルに生かして潤沢な資金を調達しているそうですね。日本協会のみなさんには、そのへんのノウハウも学んでいただきたいところです。
    われわれファンとしても、寄付等で少しでもお役に立てればと思います。
    ぜひ参戦実現を!

    投稿: 奈良の近鉄ファン | 2014年5月26日 18:20

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