« ラグマガ12月号&グラス☆ホッパーDVD発売 | トップページ | 日本代表、マオリ代表メンバー変更&京都トークライブ告知 »

関西大学Aリーグ第3節、花園の結果

26日の日曜日は、近鉄花園ラグビーに行っていた。関西大学Aリーグ第節の取材のためだ。第1試合は、卓越した攻撃力を発揮して2連勝する関西学院大と、1勝1敗ながら、前節、立命館大学に快勝した天理大という注目カードだった。

前半は関西学大が自陣からも徹底してボールをキープする戦い方で、8割方ボールを支配して攻め続けた。18分、CTB勝川周がトライ。天理もPGを返したが、36分、ゴール前のスクラムからの連続アタックで、SH徳田健太がトライ。前半を14-3のリードで折り返した。

後半の立ち上がりも関西学大が攻勢に出たが、3分、22mライン内でボールを奪い返した天理が攻め、最後はWTB永松哲平が約50mを走りきって14-10とする。その後も連続攻撃を仕掛けた天理だが、勝負どころのラインアウトのミスがあり、逆に11分、関西学大は、安定したラインアウトからの攻撃で、SH徳田がトライし、21-10と突き放した。終盤は天理が猛反撃を見せ、2トライを奪ったが、ゴールが2本とも決まらず、21-20。関西学大が、1点差で逃げ切った。

「選手は最後までよくやってくれました。前半、天理にほとんどボールを持たせなかったのが、ひとつの勝因でしょう」。関西学大の野中孝介監督は、ほっとした表情で語った。関西学大は天理に勝つのは、2009年以来のことだという。「接戦しても勝てないのが若かな」と天理大の小松節を監督。度重なったラインアウトのミス、インゴールノックオンなど、勝てるチャンスが十分にあったけに、残念そうに試合を振り返っていた。

第2試合は、連勝スタートの同志社大と、連敗スタートの近畿大の対戦。同大優位の下馬評の中で、前半20分の時点で12-12の同点と近畿大が健闘し、客席を大いに沸かせた。前半を終えて25-12で同大がリードした時点では、同大ファンにも安心感があったと思うが、後半に入っても近大の攻勢はやまず、きょうは出足の鈍い同大ディフェンスとすれ違うように、タイミングよく背後から選手が走り込んで何度も抜け出した。

後半20分の時点で、スコアは、32-24の8点差。トライは4本ずつである。ここで同大はようやく粘り強い連続攻撃からWTB松井千士が右コーナーにトライ。SO垣内悠輔が難しいゴールも決めて、39-24と突き放した。しかし、近大もあきらめずにボールをテンポよく動かし、WTB山崎圭介が再び10点差に迫るトライをあげ、CTB小林広人がゴールも決めて8点差とする。

インゴールで円陣を組む同大フィフティーン。しかし、流れは変わらず近大の猛攻に花園ラグビー場は沸いた。ようやく、同大が勝利を確信できたのは、後半32分だった。22mライン内に攻め込んだラインアウトからのドライビングモールによるトライである。垣内のゴールも決まって、46-31とし、ほぼ勝敗は決した。しかし、近大は最後まで思いきりのいい攻撃を続けた。正確なパスに対して、次々にランナーが走り込んでくるアタックは魅力があった。39分にも、FB小中将がスピーディーなライン参加から走りきってトライし、再び8点差。観客席がどよめき続ける試合だった。

「きょうは、出来が悪かったですねぇ」と、苦笑いの同大・山神孝志監督。「入りが良すぎて、軽くなったしまった。チームとしてまだ幼いということでしょうね。近大には春に快勝しているし、自分達が強くなっていることへの自信も出てきている。それが悪い方に出た。やはりきょうはメンタルの問題。自分達の問題として向き合ってほしいです。しかし、近大は良いチームですよ、楽には勝たせてくれません」

この結果、関西学院と同志社、そして宝ヶ池で大体大を下した京都産業大が3連勝で優勝戦線に踏みとどまっている。

201410261

きょうの試合については、明日のラグビーリパブリックWESTにも書きたい。

■関西大学Aリーグ第3節
近鉄花園ラグビー場
天理大学●20-21○関西学院大学(前半3-14)
同志社大学○46-38●近畿大学(前半25-12)

|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « ラグマガ12月号&グラス☆ホッパーDVD発売 | トップページ | 日本代表、マオリ代表メンバー変更&京都トークライブ告知 »

    「試合レポート」カテゴリの記事




    コメント

    9月下旬か10月上旬みたいな暑さの中の取材、お疲れさまでした。
    近大は前節、相手のペースに合わせてしまい力を出しきれずに敗れた感じでしたが、今日は自分たちのペースで仕掛け続けることができたのが善戦の要因でしょう。しかし2年前には、フィジカルの強さを前面に出して打倒同志社を果たしたチームが、極端に小型化してパワーダウンしていることに驚いています。2年前も身体は大きかったですが、小気味良いライン攻撃も目立っていました。サイズはともかく、フィジカルの強化には取り組み続けられなかったのでしょうか?
    同大は勝って反省できることが何よりでしょう。ディフェンスがガタガタでしたが、CTBの続けざまの負傷退場でライン統制が難しかったかもしれません。反省は必要ですが、あまりネガティブにならずに、いい勉強が出来たと捉えてポジティブに修正していってほしいです。
    第1試合では、関学大は前半をうまく闘い、終盤はよく粘りましたが、ラックで寝込む選手、倒れてから起き上がるのが遅い選手が多い印象が強かったです。タックルの精度が落ちた時間帯と寝込む選手が増えた時間帯がいずれも後半半ばくらいからだったので、暑さにスタミナを奪われたのかもしれませんが、先を考えると修正が必要でしょう。
    天理大はラインアウトに象徴されるように勝負所でミスが出たことが響きましたね。4年生がスタメンに少ないチームの若さが悪い方に出た感じもあります。ラグビー自体はいいと思うので、苦い経験を糧に伸びていってほしいです。14番の1年生の井関選手は面白い存在ですね。タックルされてもなかなか倒れません。ディフェンスでは思いきりのよいツメを再三していて、CTBで育てたらリコーの山藤選手や九州電力の黒木選手みたいなハードヒッターになれそうな予感がします。

    投稿: 大阪のラグビーファン | 2014年10月26日 21:57

    相手をナメて戦っても、二軍を出して戦っても楽勝できるチームになってもらわないと。
    まあ、今までなら負けてただろうから、少しは前進、勝って反省、贅沢なスタンスとも言えますね。

    投稿: テルキー | 2014年10月26日 17:26

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/60547358

    この記事へのトラックバック一覧です: 関西大学Aリーグ第3節、花園の結果:

    « ラグマガ12月号&グラス☆ホッパーDVD発売 | トップページ | 日本代表、マオリ代表メンバー変更&京都トークライブ告知 »