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30日の花園

30日も近鉄花園ラグビー場に行っていた。全国高校大会2回戦は、シード校も登場するとあってたくさんのラグビーファン、学校関係者で賑わっていた。途中、風の強くなる時間帯もあったが、例年の30日よりは暖かかった気がする。

朝一番、東のAシード國學院栃木が敗れる波乱の幕開け。大分舞鶴の小気味のいい攻守が光った。シード校の初戦というのは難しいと言われるが、その通り、国学院栃木は力を出しきれなかった。Bシードの大阪桐蔭は実力者・深谷(埼玉)と戦ったが、綾部監督が「30日の難しさはよく分かっています」と話していた通り、前半は陣地を獲得しながら丁寧に試合を運び、風下の後半は、持ち前の攻撃力を発揮する試合運びで快勝した。

感銘を受けたのは、Aシードの東海大仰星に対する東京高校のチャレンジである。勢いよく前に出る「シャローディフェンス」が東京の武器。仰星もそれは分かっていたはずだが、やはり圧力を受けてミスを犯す場面が続出。僅差勝負となり、後半19分には、東京がモールを押し込んでトライをあげ、19-12と一時、1トライ1ゴールの7点差にまで迫った。

しかし、仰星は慌てなかった。前に出てくるディフェンスラインに対して、力強く突進し、出足を止めて、スペースにパスを動かし、FB山口のトライで突き放した。最後のパスをしたWTB小原の動きは、まるでトップリーグのベテラン選手のよう。突進力のある小原にディフェンダーが引き付けられたところで、ふわりと柔らかいパスを放った。

東京の森秀胤(もり・ひでつぐ)監督は「個人で来てくれたら止められたのですけど、パスをつながれたのが誤算でした」と話した。前に出るディフェンスに対して個人技で勝負してくれれば、東京ペースになったはずだが、仰星は硬軟織り交ぜてパスをつないだ。また、勝負所でのラインアウトのミスも響いた。しかし、立派な戦いだった。ノーサイド後、キャプテンとしてチームを引っ張ったSH森大地を森監督が迎えた。師弟としてともに花園での飛躍を期した親子の抱擁には胸を打たれるものがあった。「奥歯をかみました」(森監督)。胸に飛び込んできた息子を抱きかかえ、涙をこらえる父の姿が印象に残った。

2015年1月1日は、3回戦(ベスト16)の8試合が行われる。

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    コメント

    仰星対東京、生観戦しました。
    東京の逆転あるかと思いましたが、仰星の底力が素晴らしかったです。
    東京の鋭いプレッシャーに対して、針の穴を通すような仰星のパスとラン。
    トップリーグでもなかなか見られない技術の高さでした。
    東京は出し切りましたね。選手のひたむきさに感動。
    花園に出られなかった全国の高校生たちが観戦してました。
    花園を目指す高校生たちには、是非生観戦して欲しいですね。
    鍛えられた体の大きさがよく分かるので。
    朝から5試合程見ましたが、
    レフリングの向上や応援の仕方のルールなども必要ではないかと
    (高校野球では攻撃のときだけという決まりがあるとか)。

    投稿: 岡山スポーツファン | 2014年12月31日 21:23

    少し遅めのお昼休みなう〜(笑)。

    もし地元校が勝っていたら仕事終了後空港行ってそのまま大阪に向かうつもりでした(笑)。

    4年ぶりの花園だったのに残念。


    ただ地元校の女子マネージャーが勝負が決まった後半28分に笑顔で残り2分のボードを掲げていたのを見て安心しました。

    彼女はまだ2年生。

    彼女のような部員がいるかぎり来シーズンも地元校は大丈夫だ。


    来月から新人戦。

    頑張ろうぜ(^o^)/

    投稿: nick | 2014年12月31日 14:46

     ああ、予感はしていたけど、117対7って何ですか?相手が御所実業とはいえ。あれだけ、タックルができないとは。するする抜けられるとは。中標津高校の皆、お疲れ様でした。胸を張って、中標津に帰って来て下さいね。落ち着かない日々を、どうも有難うございました。4月からの新チームが今よりもっと、成長した・・・、素晴らしいチームになりますように。あ、釧路市のチームには、ひとつ、お手柔らかに。

    投稿: 曽根崎あかね | 2014年12月31日 10:26

    熱戦繰り広げられる花園で少し目に付いたのは、ラインアウトから退避している、という反則。要はラインアウトモールを嫌って、モールに入らないときに、ラインアウトのラインから下がってる、と反則を取ってるのですが、初めて見ました。で、なんじゃそれ?とも思った。

    nickさんの応援している学校のキャプテンが、じゃあ、どうすればいいんですか?と質問していましたが、全くもって同感。

    モールに入らないのは反則じゃないが、相手モールはにょろにょろ近づいてくるわけで、下がらざるを得ない。で、下がったら反則。ちょっとひどい、というか、お粗末なルールじゃないかな。
    審判が即座にユーズイットのコールをしなきゃいかんのだけど、それも物理的にムリだし、結局、ガチンコでモールに入らないといけない。モールに入らないという選択肢はあるのかないのか、審判次第。こういうのは高校生の一発勝負の世界からは排除してほしい。

    ちなみに、このキャプテンの質問に対するレフリーの回答は、それはチームで考えて。

    不意な質問に対する回答としてはなかなか立派ではあるけど、新しい対策は考えられないよなあ。

    投稿: テルキー | 2014年12月30日 22:57

    地元校完敗。

    やはりシード校の壁は高かった。

    でも後半は戦えてた。

    スクラム押したし。

    前半の失点が痛かったな。
    打倒シードは来年に持ち越しだね。


    選手とマネージャーの皆さん。お疲れ様でした。

    素晴らしい試合を本当にありがと〜(^-^)b

    投稿: nick | 2014年12月30日 22:41

    地元校は予想通りの大敗でしたが、花園で一つ勝てたことは大きな歴史。
    これを機に県内のラグビー界が盛り上がればいいなと思います。(ラグマガに特集載ってて嬉しかったです!)
    他には早速100点ゲームがちらほらあったみたいですね。残念です…

    さて今日もJスポさん、3ch駆使して全試合生中継、頭が下がります。
    普段お目にかからない実況アナ、解説者を見れるのも楽しみの一つ(^^)
    人繰り大変だろうな~といらぬ心配(笑)

    投稿: 亮 | 2014年12月30日 19:17

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