« 関西大学A最終戦&TL結果 | トップページ | エディー・ジョーンズHC総括会見 »

早明戦結果&TLセカンドステージ結果ほか

20141207

12月7日は、1972年以来の早明戦開催となった秩父宮ラグビー場にいた。写真の通り、キックオフの1時間ほど前から、正面入り口は人の波ができていた。観衆は、満員札止めの、21,602人。昨年まで国立競技場で開催されていたのだから、当然の前売り券完売だった。

試合はキックオフ直後は早稲田にミスが目立って明治が攻勢に出る。SO田村煕のPGで先制すると、5分、1年生CTB梶村祐介がハンドオフで2人のタックラーを弾き飛ばして抜けだし、自らインゴールに蹴ったパントを押さえてトライ。10-0とする。しかし、前半のなかばからは早稲田のリアクションが良くなり、CTB小倉順平のPG、トライで逆転し、38分には、小倉の突破からWTB荻野岳志がトライして、18-10と逆転した。早稲田はSO横山陽介、FB藤田慶和が入ったことで攻撃オプションが増え、藤田のカウンターアタックからのトライなど多彩な攻撃を披露した。

しかし、勝因はやはりスクラムだろう。後半は明治が相手陣に入って攻め続ける場面があったのだが、23-17と明治が6点差に迫り、ゴール前のPKでスクラムを選択した後半25分、そのスクラムを押し返してピンチを脱した。終盤は明治の運動量が落ち、早稲田に突き放された。

「明治は今季、一番ダメな試合でした。マインドも含めてそうなってしまったのは私の責任です」と丹羽政彦監督。勝木来幸キャプテンは「ファンの皆さんに申し訳ない。絶対勝とうと臨んだのですが、相手のやりたいラグビーをさせてしまいました」と肩を落とした。

勝った早稲田の後藤禎和監督は、次のようにコメント。「スクラムで押し負けないこと、明治のキーマンを走らせないことを念頭に戦いましたが、最初は梶村選手に走られてしまいました。前半のなかばからは、いい流れになったと思います」。選手権に向けては、「もっと、賢さを持ってプレーしてほしい」と、自ら苦しいシーンを作った場面を振り返って課題も口にしていた。

この日行われた対抗戦3試合の結果は以下の通り。この結果、大学選手権のプール分けが確定した。

■関東大学対抗戦A最終節結果
明治大学●24-37○早稲田大学(前半10-18)
筑波大学○55-0青山学院大学(前半22-0)
明治学院大学●24-27○立教大学(前半7-13)

■大学選手権セカンドステージ・プール分け
プールA=帝京大学、法政大学、天理大学、朝日大学
プールB=流通経済大学、京都産業大学、慶應義塾大学、中央大学
プールC=関西学院大学、大東文化大学、明治大学、筑波大学
プールD=早稲田大学、東海大学、同志社大学、立命館大学

■トップリーグ・セカンドステージ第2節、日曜の結果
長野・長野運動公園総合運動場陸上競技場
NECグリーンロケッツ○34-17●サニックスブルース(前半13-10)
滋賀・皇子山総合運動公園陸上競技場
NTTドコモレッドハリケーンズ○41-5●コカ・コーラレッドスパークス(前半27-5)
愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場
クボタスピアーズ○17-6●豊田自動織機シャトルズ(前半7-6)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ○37-15●NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(前半20-7)
大阪・近鉄花園ラグビー場
近鉄ライナーズ●8-34○リコーブラックラムズ(前半3-20)
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○20-10●サントリーサンゴリアス(前半6-3)

|

  • このエントリーをはてなブックマークに追加


  • « 関西大学A最終戦&TL結果 | トップページ | エディー・ジョーンズHC総括会見 »

    「試合レポート」カテゴリの記事




    コメント

    JONAさん、兎にも角にも、今年は4強に残れる実力は十分に備わってると思うので、最後の最後まで、応援していきましょう。

    とか言うと、ヤマハとかキャノンとかトヨタにポロッと負けちゃうんだけど。。。

    投稿: テルキー | 2014年12月18日 10:37

     亮さまへ。

     私も、人間性の伴なわない選手は、選んで欲しくありません。

     情熱は必要でしょうけど。

     でも、情熱=ラフプレーなんて、簡単に割り切れる物でもないですし。

     まあ、レフリーも、人間性と技術のある人にやって頂きたいですね。

     

    投稿: 曽根崎あかね | 2014年12月15日 07:48

    テルキーさん

    さすがに感がスバラシイですね(笑)
    今回の偏りの有無はともかく、神戸としてはギリギリのプレイは回避せざるをえないと思うんですね。経験的に。

    ただ、おっしゃる通り、印象付けの面で下手さはあると思います。谷口君のラフプレイも、映像で見た感じでは、相手選手にほとんどダメージは与えてなくて(殴ったようには見えませんでした)、引き剥がそうとするプロセスでたまたま頭に手がかかってしまったと見ています(なので、谷口君も「何で?」と自覚のない様子でした)。
    でも、そこを回避しつつ引き剥がすことは十分可能なんですよね。

    レフェリーも人間。印象づけで大きく左右されるのは、世界のシーンでも同様ですよね。谷口君もだいぶ大人になったと思いますが、まだ足りないですね。
    逆に、そこを克服できたときの伸びしろもあるので、楽しみでもあります。

    投稿: かもめのJONA | 2014年12月15日 00:24

    谷口(あえて呼び捨て)の出場停止は、何が原因か、はっきりさせとかないといけない。

    カード2枚だからではなく、2枚目のプレーに問題があったからだと思う。

    一枚目のハイタックルはやむを得ない面があったと思うし。

    そう思うと、2枚目はレッドにして、レッドだから、出場停止、とした方がいいと思う。

    ラグビーはボクシングじゃないので、人を殴ってはいけないはず。街で殴れば、日常生活からシンビンを受けるわけで、猛省が必要。

    投稿: テルキー | 2014年12月13日 09:05

    ははは、JONAさんのおっしゃりたいことがわかりました。

    でも、そこまでの偏りがあったかなあ。ドロップアウトでオフサイド取られたシーンでも、見返したら、誰1人飛び出してなかったし。

    同志社とか京産が国立に行ってた時代は、毎度、あの手この手で痛い目にあってましたけど、それに比べれば。そもそも勝ったし。

    国立でやられるときは、だいたい、前半に強力なアゲンストが吹いて、後半、試合の大勢が決したところで少し追い風が吹くというのがパターンでした。で、最後の反撃部分をNHKの某解説者が誉めるんですね、真面目に。それが癪に触るわけです。ホント1月2日は天理以外、いい思い出が全くない。

    投稿: テルキー | 2014年12月13日 08:59

    熱い気持ちは絶対必要だけど、オフザボールの争いは醜いだけですね。
    よく見かけるのが笛がなった後、ペナルティを犯した方がなかなかボールを離さず、それを奪おうとして起こるいざこざ。(まぁお互いの気持ち分からないでもないけど・笑)
    いくら良い選手でも、人間性が伴ってなければ、代表には選んでほしくありません。

    投稿: 亮 | 2014年12月12日 22:05

    テルキーさんありがとうございました。
    谷口選手は2試合出場停止になってしまったんですね…。
    この大事な時に…。

    投稿: ねこぷ~ | 2014年12月12日 08:12

    テルキーさん

    私がうまく伝えられていないんですが。すみません。コメント投稿を受け付けてもらえない恐れがあるため、相当婉曲に書かせて頂きました。

    んー。どう伝えればいいか。
    神戸が同じことをやれば、吹かれると予想できるわけです。あのゲームでは。

    投稿: かもめのJONA | 2014年12月11日 19:39

    JONAさんの仰っていることは事実なんでしょうね。少なくとも、サントリーは神戸製鋼のモールをガッチリ受け止めて跳ね返してはいませんでしたし、実際に反則の場面もあった中、もっと反則を取るべきシーンがあったかもしれないです。

    でもですよ、取られなかったわけです、取られた回数以上には。で、トライも2つだけで、モールでは直接いかれなかった。

    そこがポイントで、レフリーが笛を吹きそうかどうかの空気を呼んだり、今日の笛の傾向とか、したたかに読んでるんじゃないか、と思えるんですよね。ここは関東のチームが非常に巧みな印象がある。

    お気づきのように、私は関西のチーム贔屓ですが、これまで、肝心なときに、レフリングに疑問符がつくめに遭うことが何回もありました(大学の話が多いのかもしれませんが)。

    ところが、文句言ったところで結果が変わるわけではないので、今後は、レフリー周りもうまく立ち回るよう、レベルアップしてほしいと望んでいるということですね。

    そういう意味では、テニスのチャレンジみたいな制度の導入とかも考えられたらいいですが、グラウンドが広いぶん難しいですね。

    投稿: テルキー | 2014年12月11日 09:10

    テルキーさん

    私の場合、また少し違った意見もありまして。
    ポイントは「レフェリーが優しい」というところ。
    神戸は自粛せざるをえないゲームだったというのが、私の論評です。

    モールサイドは比較的よく勉強したつもりですが、サントリー側にあからさまなオフサイドがよく見られたのは、私の贔屓目のせいなのかもしれません。。。

    投稿: かもめのJONA | 2014年12月10日 23:50

    ねこさん。

    Jスポの中継の中ではレッドの表示になってました。サラッと実況でも触れられてました。

    ただ、2枚目は何か淋しいプレーでしたね。サッカーだったら一発レッドなプレーだから、ラグビーでも一発レッドでいいと思った。

    一方で、シンビンになるケースでよく見るのは、ハイタックルと、チームとしての反則の繰り返し。

    後者はあまり好きになれない。誰が退場になるかわかったもんじゃないから。

    投稿: テルキー | 2014年12月10日 18:46

    神戸製鋼に対するコメント、どれもごもっともで、私も同じ感想です(9番は前節よりは格段に良かったと思いますが。前節は敗因だと思いましたが)。

    ただ、サントリーのモールへのディフェンスについては、ちょっと違う意見で、あれは、関東のチームらしい、ずる賢いプレーと映るんですね。あの手のプレーは早稲田もうまい。

    神戸製鋼がサントリーのモールから一発でやられたように、関西のチームは、素直というか、ずる賢くないというか。

    スポーツマンシップとしてどうか、という議論はあるのでしょうけど、モール周りという、甚だルールも不明確な世界で、何かトライを防ぐ、こういう逞しさを関西のチームにも身につけて欲しいなあとも思うんですよね。

    投稿: テルキー | 2014年12月 9日 20:45

    神鋼vsサントリーを観て基本的な質問です。
    ラグビーもイエロー2枚でレッドになるのでしょうか?
    終了間際だったので、よくわかりませんでした…。

    投稿: ねこぷ~ | 2014年12月 9日 11:10

    私も、神戸-サントリーの話題を。

    両チームともディフェンスが優れてたというのは間違いないですね。ただ、味方との間に敵が入り込んでるのに、フワっとしたオフロードパスをして敵に渡す場面。両チームとも多すぎました。

    サントリーのモール・ディフェンスは酷過ぎた。オフサイド・プレーヤが楔になってたり、相手の足を抱えてたり・・・レフェリングが優しかったので試合の体はなしましたが、実質もっと点差が開いておかしくなかったと思いますね。

    総じて面白くない試合でした。

    投稿: かもめのJONA | 2014年12月 8日 20:17

    せっかく久々に村上さんが対抗戦の解説をしてくださったのに、明治の悪いところばかりが出てしまい残念です。逆に早稲田は今までと違い、一番良い形でしたね。
    それにしても村上さん、中瀬さんの解説を聞きながら観るラグビーは本当に勉強になります。
    藤田もそうでうすが、荻野はやはりすごい。トップリーグに行かないなんてもったいなさすぎます。
    セカンドステージ、明治は今年も死のプール(涙)。
    勝ち進んで、早稲田、帝京にリベンジを!!
    しかし、やっぱり満員のスタンドっていいですね。

    投稿: ねこぷ~ | 2014年12月 8日 06:49

    神戸勝ちました。
    嬉しいですがすっきりしないですね。
    点の取り方を知らないのではと思ったりします。

    それと、ラフプレーですね。
    昨年もそうでしたが、谷口・山下選手が多かった記憶が有ります。
    今年は、無いと思っていたら谷口選手がやりました。
    2回のカードも珍しいのでは。
    血の気が多いのでしょうか?
    今年はよくやっていると思ってましたが、又、逆戻りですね。

    ウィングのトライで決まりましたが、何か内容は押しているにも拘らず
    危ういですね。
    10番は、山中を使った方が良いのではと、もう少しキックを安定
    させて欲しいですが。
    9番はもう諦めました。

    あとは、やはりフーリーが精彩が無いですね。
    フレーザーを使って欲しい。
    次は、パナ戦ですね。
    頑張って欲しいですね!

    投稿: ぽんた | 2014年12月 8日 06:29

    明治、負ける?信じらんない。明治も勝ちに慣れてないんだろうな。

    さておき、神戸対サントリーをJスポで。

    明治とは違い、勝った。スクラムも押せた。スクラムで15mくらい押したケースもあった。だけど、全くスッキリしない。
    そこがサントリーの巧みなところと言えばそれまでだが、敵陣深くでアドバンテージもらったら、イチかバチかのキックを使うとか、戦い方に工夫がないと。

    あと、全くラインブレイクできなかった点は何とかしないと。

    あと、ベッカーはさすがのプレーぶりだけど、フーリーの調子が一向に上がってこない点も気がかり。山中君のキックは入らないし。

    パナソニックには勝てないだろうけど、いい試合を!

    投稿: テルキー | 2014年12月 7日 22:47

     瑞穂へ行くか、早明戦をテレビ観戦するか、うーん、迷いましたが、寒さに負けて炬燵でテレビとなりました。トヨタの皆さん・織機の皆さんごめんなさい。
     報徳学園出身梶村選手、随所に光りましたね。これからぐんぐん伸びることでしょう。楽しみです。久々登場の藤田選手、スピードだけでなく、走りのうまさと体の強さで突破力抜群でした。後半、明治が崩れてしまったのが少し残念でしたが、最後の最後にトライを決めたのは良かったです。意義があったと思います。
     平林主審のわかりやすいレフェリングもよかったですね。そして、満員のスタンドに感動しました。ステイタス、プライド、それぞれの誇りを持って戦った、さすが伝統の一戦です。
     皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました。銀杏並木の色もずいぶん濃くなりました。さぁ、大学選手権ですね。熱く熱く応援しましょう。

    投稿: ちとせ | 2014年12月 7日 21:55

    Jスポーツで神戸対サントリーを観戦。どちらのファンにもフラストレーションがたまる試合でしたね。神戸はスクラム、モール、ラインアウトであれだけ圧倒しながらわずか2T。うち1Tはインターセプトの1T。防御はかなり昨シーズンまでより良くなっているのでもう少し攻撃に創意工夫を見たい。サントリーはもっと悲惨。特に攻め込まれ時の姑息な(あえてそう書きます)反則はもういい加減にしてほしいです。モールやスクラムでのコラプシングもレフリーによってはペナルティートライですよ。実況の方が「大久保監督はまだ松島の生かし方がわからないとおっしゃってました」と言ってましたが、どう考えてもFBで使うべきでしょう。勿論代表でもです。CTB松島、FB有賀はたいして怖くない。どう考えてもCTB有賀、FB松島の方が他チームからしたら怖いです。

    投稿: ふくやん | 2014年12月 7日 20:19

    コメントを書く



    (ウェブ上には掲載しません)


    コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



    トラックバック

    この記事のトラックバックURL:
    http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/86642/60774735

    この記事へのトラックバック一覧です: 早明戦結果&TLセカンドステージ結果ほか:

    « 関西大学A最終戦&TL結果 | トップページ | エディー・ジョーンズHC総括会見 »