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2013年12月29日 - 2014年1月4日

トップリーグ2ndステージ第5節結果(4日開催分)

1月4日は、トップリーグ・セカンドステージの第5節の3試合が行われた。秩父宮ラグビー場へは行けずにテレビ観戦。パナソニックとキヤノンは前半こそ拮抗したが、キヤノンの2人のシンビンもあって、最終的には53-3という大差になった。キヤノンもディフェンスでよく粘っていたが、パナソニックはスクラムで圧力をかけ、タックルも的確だった。SOベーリック・バーンズの動きは見るたびに感心させられる。卓越した判断力を支える、パス、キック、ランのスキルレベルが高い。素早いロングパスだけでディフェンスを切り裂くし、スペースがなければ自ら走って防御をかく乱する。基礎スキルの大切さを毎度思い知らされる。

秩父宮ラグビー場の第2試合、NECと神戸製鋼の試合も前半は拮抗。後半は開いたのだが、神戸製鋼はSHからの一つのパスで、ランナーが次々に走りこんでゲインラインを突破しようとした。この仕掛けは効いていたし、このチームが得意とするオフロードパスも相変わらず精度が高かった。SO正面の個人技も見事。特に、後半24分、自ら前に出ながら内側へのパスで生み出したCTBジャック・フーリーのトライは、思わずフーリーも称賛する高度なパスだった。両手両足を自在に使える正面選手ならではのプレーだ。

グループBの1試合は、クボタがNTTドコモを下している。なお、この試合で、ドコモの箕内拓郎選手がトップリーグ29人目となるリーグ戦通算100試合出場を達成した。最初の試合は、2003-2004シーズン第1節(秩父宮ラグビー場、2003年9月14日、NEC対リコー戦)だった。現在の出場試合数トップ(1月4日現在)は、東芝・大野均の128試合。2位は、大西将太郎(豊田自動織機)の127。

■トップリーグ・セカンドステージ第5節結果(1月4日開催分)
キヤノンイーグルス●3-53○パナソニック ワイルドナイツ(前半3-13)
NECグリーンロケッツ●17-33○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半10-12)
NTTドコモレッドハリケーンズ●12-28○クボタスピアーズ(前半0-21)

お知らせ◎日本代表の分析スタッフが、トップリーグ公式アプリを用いて、新たなラグビーの見方を案内するコラム、「日本代表分析スタッフが紐解く『ラグビー因数分解』」がトップリーグTL公式サイトで掲載されています。1月5日に味スタで行われる東芝対サントリーのみどころも、分析スタッフならではの視点で解説されているので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
http://www.top-league.jp/news/news23512.html

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花園準々決勝結果&準決勝組み合わせ

201401031

1月3日の近鉄花園ラグビー場は予想に違わぬ大観衆が集い、メインもバックもスタンドからは人があふれそうだった。試合に影響するような風もなく、快晴。素晴らしい条件の中で、第1試合から好勝負が続いた。

東福岡と大阪朝鮮は、東福岡がSO松尾、WTB東川らの個人技でディフェンスを破れば、大阪朝鮮はドライビングモールで応戦する白熱の展開となった。最後は、東福岡がSH中島のトライで突き放したが、大阪朝鮮もCTBキム・スニョンのハイパントキャッチなどで観客を沸かせた。「朝高のFWは強かった。よく我慢してくれました」と、藤田監督も安堵の表情だった。

第2試合も大接戦。桐蔭学園はSO横山キャプテンのトライで先制したが、天理もFB井関の再三のラインブレイクなどで応戦し、ディフェンスでも懸命に粘った。しかし、桐蔭学園は接点で当たり勝ち、タックルされた選手へのサポートも速く、ブレイクダウンを支配。何度もターンオーバーして天理のチャンスの芽を摘んだ。桐蔭学園の藤原監督は「天理のディフェンスが良かったです。うちは残り20分をどう使うかが中途半端でした」と、ゲーム運びを課題にあげていた。

この日、もっとも観客が多かったのが地元大阪の東海大仰星と兵庫県の報徳学園の試合だった。立ち上がりはチャレンジャーの報徳学園がFB藤井の2トライで12点を先取し手会場を沸かせたが、その後は東海大仰星が地力を発揮。FL野中、CTB山田らが防御を破り、次々にトライを重ね、終わってみれば、66-17の大勝だった。最初に失点したことについて、湯浅監督は「ベスト8に来ればこういうこともある。悲観はしていない」と話し、試合中の修正が必要になった試合内容をポジティブにとらえていた。ここまで、怪我などでメンバーから外れていた野中キャプテンは「幸せを感じました」と笑顔だった。

そして第4試合は、春の王者・大阪桐蔭と秋田工業の対戦。前半は秋田工業が健闘したが、攻めても攻めても得点につながらない。後半なかばからは徐々に差がつき、FB岡田の個人技によるトライで勝負を決めた大阪桐蔭が突き放した。NO8吉田のパワー、凄まじい。

■準々決勝・結果

東福岡○30-24●大阪朝鮮(前半12-7)
天理●14-26○桐蔭学園(前半7-12)
報徳学園●17-66○東海大仰星(前半17-33)
大阪桐蔭○41-3●秋田工業(前半17-3)

全試合終了後、準決勝の組み合わせ抽選会があり、以下のように決まった。

◇準決勝(1月5日)
13:00 東福岡 対 東海大仰星
14:25 大阪桐蔭 対 桐蔭学園

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大学選手権準決勝結果

201301021

1月2日は、国立競技場にいた。大学選手権準決勝が今の国立競技場で行われるのはこれが最後。まあ、決勝もあるし、日本選手権もあるから、見納めではないのだが、1月2日の準決勝は正月ラグビーの華だったから、少し寂しい気もした。朝11時くらいに国立入りしたのだが、あまりに天気が良かったので、まだお客さんがまばらなスタジアムを撮っておいた。この日の観客は、23,455人の発表だった。

大接戦が予想された第1試合の早稲田対筑波は、立ち上がり、筑波がブレイクダウン(ボール争奪局面)で激しくボールを乗り越えて早稲田の反則を誘い、SO山沢のPGで先制。早稲田が自陣からのカウンターアタックでミスをすると、そのボールを切り返して、FB山下がトライし、8-0とリードした。しかし、早稲田は前半20分、CTB坪郷の力強い縦突進でゴールに迫ると、FB藤田がトライ。26分のSO小倉のPGで、10-8と逆転に成功する。スクラムは前半から早稲田が圧力をかけており、この優位性が後半にも生きた。

後半は、筑波が密集周辺を次々に縦突進し、少しずつ前進を始める。後半20分過ぎにも波状攻撃で早稲田ゴールに迫り、まさにトライかと思われたが、ボールがこぼれ、これを早稲田が一気の切り返し。筑波もなんとかカバーディフェンスで食い止めたが、ゴールラインを背負う筑波ボールのスクラムとなる。ここで早稲田が猛プッシュ。押し込みながらSH岡田がボールをインゴールで押さえて15-8と突き放した。最後は筑波FWの足が止まって、早稲田が2トライを追加して決勝進出。「判断のミスはあったが、よく我慢してくれた」と後藤監督も安堵の表情を見せた。

第2試合は、関東大学対抗戦で75-0と帝京が圧倒していたこともあって、帝京有利がもっぱらの下馬評だったが、慶應義塾の奮闘が際立つ試合となった。まずは、帝京大が磯田、森谷という両WTBのトライで10-0とリードしたが、慶應はFW陣が密集サイドを執拗について、トライ。10-7とする。帝京はボール争奪戦での倒れ込み、オフサイドの反則を再三取られてリズムを崩した。ハンドリングエラー、ダイレクトタッチのミスも多かったが、これは第1試合の両チーム、慶應にもあって、強い風の影響もあったかもしれない。

後半は、帝京が1年生SO松田、2年生HO坂手のトライで24-7とリードを広げたが、慶應も、タックルポイントを少しずらし短いパスをつなぐなど工夫した攻撃でゲインし、何度も帝京防御の裏に出た。結局は帝京が地力を発揮したが、慶應の健闘が試合を引き締めた。FWの平均体重で10キロ劣る中での頑張りは立派だった。

しかし、帝京の選手達の自信は揺るぎない。中村キャプテンは「慶應の気持ちを、タックルで見せつけられました。反省点の多い試合でしたが、ステップアップできる試合を経験できて良かったです」と淡々と試合を振り返った。

※追記=コメント欄でご質問ありました早稲田のスクラムを押し込んでのトライですが、「スクラムはボールがゴールラインを越えた時点で終了する」というルールがあり、攻撃側はトライすることができます。

この結果、1月12日、国立競技場での決勝戦は帝京大学対早稲田大学というカードになった。キックオフは、午後1時。

■大学選手権準決勝結果
早稲田大学○29-11●筑波大学(前半10-8)
帝京大学○45-14●慶應義塾大学(前半10-7)

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花園大会・3回戦&準々決勝組み合わせ

皆さま、明けましておめでとうございます。今年も、ラグビー愛好日記をこれまで通り続けていくつもりですので、皆さんもラグビーライフを大いに楽しんでください。

1月1日は、もちろん、東大阪市の近鉄花園ラグビー場で全国高校大会を取材し、JSPORTSで解説した。この日は、第1グラウンドと第3グラウンドを使って、8試合が行われたが、いずれ劣らぬ好試合だった。第1グラウンドで大接戦となったのは、天理対流通経済大柏の戦い。12-10と、天理リードで迎えた試合終了間際、流経大柏が天理ゴール前のラインアウトから猛攻をしかけ、最後はインゴールまでボールを持ち込んだのだが、天理が3人、4人とそのボールを働きかけてダウンボールを許さず。すでにインジュリータイムに入っていたため、そこで試合終了となった。

第2グラウンドでは、報徳学園対石見智翠館が白熱の僅差勝負となり、最後は20-20の同点となり、トライ数の多かった報徳学園が準々決勝の進出権を得た。僕は大阪朝鮮と目黒学院、桐蔭学園対春日丘の解説をした。大阪朝鮮は強力FWを前面に出し、モールを軸に防御を崩した。また、ゴール前では決定力のある目黒学院をできるだけ22メートルライン内に入れないように戦って、目黒学院を1トライに抑えた。呉監督は「うちの選手は相手の強いところ、強いところに仕掛けていく。気が強いと思いました。きょうは大阪の代表として東京の代表に負けたくなかった」と気迫の勝利を振り返った。

桐蔭学園は強かった。特に個々の接点での身のこなし、タックルのあと一気にボールを乗り越えてターンオーバーする力強さに目をみはった。春日丘もスピーディーに展開できる好チームで、1年生、2年生も出場しており、宮地監督は「来年はさらに強いチームを作ってきます」と気合を入れていた。楽しみだ。

終わってみれば、ほぼ順当にシード校がベスト8に残った。全試合終了後、ベスト8のキャプテンによる組み合わせ抽選会が行われ、以下のように組み合わせが決まった。どの試合も面白くなりそうだ。

◇1月3日 準々決勝
近鉄花園・第1G
10:30 東福岡 対 大阪朝鮮
11:50 天理 対 桐蔭学園
13:10 報徳学園 対 東海大仰星
14:30 大阪桐蔭 対 秋田工業

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花園大会・2回戦

12月30日の全国高校大会は、シード13校が登場しての2回戦16試合が行われた。東海大仰星(大阪第一)、桐蔭学園(神奈川)、東福岡(福岡)はじめシード校が順当に勝ち進んだのだが、Aシードの大阪桐蔭(大阪第二)は國學院栃木(栃木)に苦戦し、20-15で辛くも3回戦に進出。Bシードの茗溪学園(茨城)は石見智翠館(島根)に、12-21で敗れた。

僕は、シード校の試合では、大阪朝鮮(大阪第三)対三島(愛媛)、東福岡対尾道(広島)の解説を担当したのだが、大阪朝鮮のタックルシチュエーションでのショートパス、オフロードパスの上手さ、東福岡のランニングスキルの高さには感心させられた。大阪朝鮮の192㎝のFL孫昇志(ソン・スンギ)の器用なプレーにも驚かされた。本来はLOのようだが、将来楽しみな選手だ。東福岡はみんな上手いのだが、FB市橋誠はセンスあるなぁ。

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東京と天理(奈良)の試合も白熱した。前半は東京の激しく前に出るシャローディフェンスが完全にはまって、天理のアタックを封じ込んだが、後半は、天理がハイパントを多用して、シャローディフェンスを機能させなかった。このあたりの駆け引きも面白い試合だった。東京高校の森監督は、「最大限にできる限りのことをしました」と選手を労い、天理の強さを認めた。

1月1日は、ベスト16が激突する。


お知らせ1◎
新年1月3日19時からBSフジ「岡村隆史のスポーツ応援するぞ!」という番組で、ラグビー女子7人制日本代表(サクラセブンズ)の中村知春キャプテン、桑井亜乃、大黒田裕芽の3選手と岡村隆史さんが50分ほどトークするようです。番組は、19時から20時55分で、前半は体操の田中理恵さんと、後半に3選手とラグビー協会の会議室でトークしているようです。

お知らせ2◎<関西ラグビーファン新年会2014のお知らせ>以下、主催者の沼田さんより。
大学選手権、高校大会、TLも終盤に入り、「ウォーっラグビーの話したいぃ」そんな皆さんに朗報です! 1月11日(土)トップリーグ第6節の花園帰りに、鶴橋で「ラグビーファン新年会」を開催します。参加条件は「ラグビーが大好きな人」プレーヤー、関係者はもちろん、どこのチームのファンでも問題なし。W杯日本開催までいよいよあと5年となった新年、ラグビーの話をしながら大いに飲もうというイベントです。お友達同士はもちろん、お一人様も大歓迎!これまで数回行った「ラグビー飲み会」では初対面同士、ラグビーの話でメチャ盛り上がっていただいています。
日時:2014年1月11日(土)17:00スタート
会場:鶴橋周辺(申込者にご連絡します)
会費:4000円(料理+飲み放題つき)
参加ご希望の方はメールの本文に…1:名前 2:参加人数 3:携帯電話番号 をご記入の上、rugbylove15@yahoo.co.jp までメールでお申し込みください。なお定員に達し次第締め切らせていただきますので、ご了承ください。

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