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2014年4月27日 - 2014年5月3日

日本代表、フィリピン戦結果

5 月3 日(土)にフィリピンで行われた日本代表のアジア五カ国対抗(A5N)2014(兼ラグビーワールドカップ2015 アジア地区最終予選)第1 戦 対フィリピン代表の結果は以下の通り。

■試合結果
フィリピン代表●10-99○日本代表(前半10-45)

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ
「勝点6(勝利+4 トライ以上のボーナス点)を取れたのでいいスタートだった。更衣室もなく暑い中での試合で、芝生も日本選手が慣れていないタイプだったが、そういうところでやれたのも良かった。我々の目標はあくまでもワールドカップに行くことなので、99点という得点は特に関係ない。けが人もなく、アジア・パシフィックドラゴンズ戦より良くなった。課題だったリスタートには、まだ改善の余地がある。また、若い選手たちが対応できなかったところがあった」

リーチ マイケル キャプテン
「99点という得点はあまり関係ない。自分たちのやりたいプレーができるかということだけで、今日は自分たちのやりたいプレーが前半はできたと思う。キャプテンでの初めてのテストマッチだったが、アジアで勝つのは当たり前。フィジーやサモアに勝った時に喜びたい。1 試合1 試合レベルアップしていくことができればと思う。A5N の1 試合目にしては悪くなかった」

村田大志
「緊張せずにできた。貴重な1 試合という意味で嬉しかった。試合の入りは前の試合よりコミュニケーションが取れて良かったが、時間が経つにつれて落ちてしまった。BK はもっとコミュニケーションを取る必要があり、次に向けていい課題だと思う」

堀江恭佑
「ずっと待ち望んでいた初キャップで、日本代表のジャージーを着られたことが何よりうれしかった。前半を見ていてしんどそうだと思ったので、自分が入って盛り上げたいという気持ちで入った。初トライと初キャップ、どっちも嬉しい。出場を継続するのは厳しいポジションだが、チャレンジしていきたい」

松島幸太朗
「前半は暑さにやられて思い通りに動けなかった。後半は、自分の持ち味であるスペースを見つけてそこをうまく切り抜けて行くというところを出せた。トライをとってアピールできたと思う。初キャップが取れてほっとした。けがなくやれたのは自分にとってプラスだった。これからも、もっと意識を高くしてやっていきたい」

林泰基
「いかに安定してプレーできるかということを心がけた。少しでも認めてもらえたかなと思った。今日は自分の中ではベストのプレーができたと思う。結果としても良かった。このままキープアップしていけば、また出場のチャンスもつかめると思う」

ヘイデン・ホップグッド
「リードされた時は、予定通りにボールをキープしてフェイズを重ねることを考えた。初キャップは楽しめた。日本代表としてプレーすることが、日本に来た時の一番の目標だった]

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フィリピン戦日本代表ほか

5月3日の博多は快晴。サニックスワールドユース大会はお休みだが、博多は、どんたくで盛り上がっている。

本日、フィリピンで行われる5月3日(土)日本代表のアジア五カ国対抗2014(兼ラグビーワールドカップ2015アジア地区最終予選)第1戦のメンバー23名は以下の通り。

◎対フィリピン代表、日本代表メンバー
1三上正貴、2湯原祐希、3畠山健介、4ジャスティン・アイブス、5伊藤鐘史、6ヘンドリック・ツイ、7リーチ マイケル、8ヘイデン・ホップグッド、9日和佐篤、10田村優、11松島幸太朗、12中村亮土、13村田大志、14藤田慶和、15五郎丸歩/16長江有祐、17木津武士、18山下裕史、19大野均、20堀江恭佑、21内田啓介、22林泰基、23廣瀬俊朗

エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ
「私たちの一番の目的は来年のワールドカップの出場権を獲得することだ。その初戦となるこの試合に向け、現時点でのベストメンバーを選んだ。初キャップとなるホップグッド、松島、村田、堀江、林の5選手は努力を積み重ね、チームに順応している。今週のフィリピン代表戦でのパフォーマンスが非常に重要な経験となるはずだ。先発15選手の総キャップ数が250と若いチームではあるが、日本代表らしいプレーを楽しみにしている」

5月3日、4日、HSBC セブンズワールドシリーズ 2013-2014 第8 戦・スコットランド大会「グラスゴーセブンズ」に出場する男子セブンズ日本代表の大会登録メンバーは、以下の通り。

■男子セブンズ日本代表 グラスゴーセブンズ登録メンバー
1.桑水流裕策、2.橋野皓介、3.ロテ・トゥキリ、4. ジョセファ・リリダム、5. 細田佳也、6.坂井克行◎、7.小澤大、8.合谷和弘、9.大島佐利、10.渡邊昌紀、11.小原政佑、12.小川高廣

追記◎コメント欄にスーパーラグビーが2016年より拡大されることに関するご質問ありましたが、僕は、日本代表スコッドで編成したチームが、スーパーラグビーに参戦してほしいと願っていますし、そのために国内シーズンは1月いっぱいで終え、2月からは各種代表の活動期間にあてるべきだという考えです。スーパーラグビー参戦については、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチも「日本代表は参戦すべき」と記者会見などで明言していますし、岩渕健輔ヘッドコーチもラグビーマガジン誌上で「参加を模索中」と発言しています。動きはあるし、日本協会としてはっきり意思表示してほしいと思いますが、選手が個人のプロ選手として活動していない日本では、所属チームとの調整が一番難しいところです。いずれにしても、オールジャパンとして一致団結し、2019年ワールドカップまでの強化としても積極的に参加の方向で調整してほしいと思っています。

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サニックスワールドユース5月2日

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5月2日の早朝、新大阪から博多、そして福岡県宗像市へ。サニックスワールドラグビーユース交流大会2014の取材である。この模様は、JSPORTSでダイジェストにて放送される。ご覧のような快晴。例年より、花が多い。花でそれぞれの国旗を作ったのも初めて見た気がする。

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きょうは、各順位決定トーナメントの1回戦が行われた。11:00から行われた1位~8位決定戦の第一試合では、春の選抜王者・東福岡がニュージーランドのハミルトン・ボーイズハイスクールに挑戦。相手の圧力にミスを連発し、攻守に圧倒されて10-62で敗れた。「一対一であれだけ差しこまれると勝負にならない。コンタクトスポーツですから」と、藤田監督も完敗を認めていたが、「成長できる、いい大会です」と日本では感じない圧力を受けて、選手がまたレベルアップできると前向きだった。ハミルトンボーイズは、3年ぶりの優勝に向けて視界良好。試合後は、写真の通り、互いに健闘をたたえ合っていた。

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第二試合は、東海大仰星と慶應義塾が対戦。仰星優位と思われていたが、慶應が素早いテンポで攻めて盛り返し、前半を終えて19-12と7点差で仰星がリード。後半、突き放されたが、慶應の健闘が光った(最終スコアは、33-17)。就任4年目となる稲葉潤監督は、サラリーマンで週末しか指導ができない。普段は選手主体の練習が行われているという。それでも、食事管理などで体づくりはかなり完全されたようだ。「仰星のスピードについていけませんでしたが、コンタクトはなんとかなっていましたね」と手応えを感じていた。次の相手は、東福岡。「仰星、東福岡と試合ができる機会はそうないので、その強さを体感したい」と対戦を楽しみにしていた。

第三試合は、南アフリカのパールボーイズハイスクールと、オーストラリアのセントエドモンズカレッジキャンベラの対戦。この試合は終始、パールボーイズが圧倒。ハミルトンボーイズに対抗できる実力に見えた。校長先生に聞いたところでは、14歳以下から19歳以下までのチームがあり、全部で450名ほどの選手がいて、ほぼ毎日練習しているという。

そして第四試合は、ウルグアイのブリティッシュスクールズと、フランスのリセルイドゥフォワが対戦。ブリティッシュスクールズは地力あるチームだったが、前半早々にスピアータックルで一人がレッドカードを受け、ほとんどの時間、14人で戦うことになった。それでも個々に力強い選手が多く、終盤までリードしたが、リセルイドゥフォワが逆転勝ちを収めた(最終スコアは、22-20)。

フランスのチームは単独の高校チームとしては活動していない。それぞれがクラブチームに所属して、バラバラに活動している。キャプテンのヨン・ビダル選手に少し話を聞いたら、彼は、村田亙さんが在籍していたバイヨンヌ・クラブの一員だった。左胸には、バイヨンヌの文字と「日本2014」を組み合わせたデザインが。「僕のお父さんは、ムラタ・ワタルをコーチしたんだ」。ほんと?僕、バイヨンヌに取材に行ったことあるよ、ってな会話で盛り上がった。フランスの選手は取材をしていると、みんな寄ってくる。面白い。

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5月25日のイベント情報ほか

8月22日から開幕するトップリーグの日程が発表になっている。金曜日は、東京と大阪で一試合ずつ行われる。

8月22日(金)
19:30パナソニック ワイルドナイツ 対 東芝ブレイブルーパス(東京・秩父宮)
19:30NTTドコモレッドハリケーンズ 対 近鉄ライナーズ(大阪・金鳥スタジアム)

5月25日に国立競技場で行われるラグビーワールドカップ2015アジア地区最終予選を兼ねた「アジア五カ国対抗(A5N)2014日本代表対香港代表戦」で実施するイベントが発表になった。ファン参加型のものが3つある。皆さんも、最後の国立を楽しんでみてはどうだろう。主催者側からの発表は以下の通り。

◎「夢・笑顔・感動スマイルメッセージ」
国立競技場のピッチから2019人で作った「人文字」でメッセージを発信しよう!2019年にアジアで初めて日本で開催される「ラグビーワールドカップ2019」を「2019」の人文字でアピールします!
○参加資格:小学生から高校生まで
○募集人数:2019名
○募集方法:当日受付(当日観戦チケットをお持ちの方) ※先着順
○受付時間:12時30分(14時過ぎ終了予定)

◎「ラストチャンス!国立競技場ピッチサイド記念撮影会」
現在の国立競技場で行われる最後のスポーツ公式戦のピッチサイドで記念撮影をしよう!
○募集人数:2019名
○募集方法:当日受付(当日観戦チケットをお持ちの方) ※先着順
○受付時間:12時45分~15時(撮影は16時まで可)
○受付場所:国立競技場・千駄ヶ谷門 受付
○注意事項
※カメラは参加者各自がご準備をお願いします(携帯電話でのカメラ撮影可)
※撮影はスタッフが行わせていただきます
※できる限り多くの方に撮影していただくため、1グループ1枚のみの撮影でお願いします
※靴底の尖った靴(ヒールなど)でのご参加はお断りさせていただきます

◎「SAYONARA国立ラストスタジアムツアー」
試合前に最後の国立競技場スタジアムツアーを特別に実施します!ぜひご参加下さい!
○主催:国立競技場
○受付時間:12時~12時30分
○受付場所:国立競技場・代々木門 受付
○料金:1000円(税込) ※ツアーのみの参加も可能です
○実施時間:12時30分~13時45分(終了予定)

◎「聖火点灯セレモニー参加者募集!」
試合前のセレモニーで聖火台に火を灯す聖火ランナーを募集します!
○募集人数:5名(年齢制限はありません)
○募集方法:以下の専用サイトよりお申込み下さい
http://kokucheese.com/event/index/169193/
○募集期間:5月5日(月)10時~5月16日(金)17時

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サニックスブルース名称変更&大阪トークライブ告知

トップリーグの「福岡サニックスブルース」が、4月29日より、「宗像(むなかた)サニックスブルース」として活動することを発表した。より地域に密着したチーム作りとなる。

◎宗像サニックスブルース、藤井雄一郎 部長兼監督 コメント
「チームにとって長年の念願だった宗像サニックスブルースへの名称変更を宗像市と、株式会社サニックスのバックアップにより、この度、実現できたことを監督として嬉しく思います。これまで、福岡サニックスブルースを応援してくださった皆様に、この場を借りて、心から感謝いたします。ありがとうございました。私たちは、本日から、宗像サニックスブルースとして、新たに、全力で、再スタートしていきます。今後とも、ご指導、ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願いいたします」

◎大阪トークライブのお知らせ
【ラグビー部マーラー・トークライブ2014水無月】
大阪・熱血ラグビートークが実現

恒例のマーラー・トークライブ、今回のゲストは大阪朝鮮高級学校ラグビー部監督の呉英吉(お・よんぎる)監督です。4月26日の夜、大阪・十三「第七藝術劇場」での映画『60万回のトライ』のアフタートークは大いに盛り上がったのですが1時間は短かすぎました。そこで、ラグビー部マーラーで2時間たっぷりお話を聞こうというわけです。公式戦の出場資格さえなかった時代から花園の全国大会でベスト4になるまでの過程をじっくりと。呉監督の指導哲学、選手達の素顔から呉監督の学生時代のエピソードまで。熱血ラグビートークを、ぜひ聞きに来てください。

日時▼
6月4日(水曜日)=午後7時開演(午後6時30分より開場)
会費:3,500円(ドリンク、軽食込み)
場所:ラグビー部マーラー(大阪市中央区東高麗橋5-6南野ビルB1)
進行:村上晃一
ゲスト:呉英吉(大阪朝鮮高級学校ラグビー部監督)

▼お申し込みは、メールにてアドレスkashima@oksystem.co.jpのラグビー部マーラー、イベント受付担当加島まで。お名前、メールアドレス、電話番号、お申込人数をお知らせください。※お申込人数が複数の場合は同伴の方の氏名も全てご記入願います。先着順に受け付けさせて頂き、担当者からメールで連絡させて頂きます。受付中。

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大量新入部員&ラグマガ6月号ほか

大学の後輩から連絡をもらったのだが、滋賀県大津市の瀬田北中学ラグビー部の新入部員が24人もいたという。地域の小学校の先生や、父兄が小学校からラグビーに興味を持つように努力してきた成果だ。地域には、大津市のスポーツ少年団所属の大津ラグビースクールがある。法政、サントリーで活躍した坂田正彰さん、東芝ブレイブルーパスの仙波智裕選手、筑波大からパナソニックに進んだ内田啓介選手らが所属していた。

このラグビースクールのコーチ陣が、中学でもラグビーを続けてもらえるように親子に話をしているのだそうだ。スクールの卒業生の9割方が中学でラグビー部に入るという。また瀬田東小学校は、授業やクラブ活動にタグラグビーを積極的に取り入れており、昨年度はサントリーカップの滋賀県大会で優勝するなど盛ん。女子児童への普及も積極的で女子のクラブでも練習をしているのだとか。僕の後輩も、その大人たちの奮闘に感銘を受けている。嬉しい話を聞いたので、ご紹介しました。同校のサイともあります。

瀬田北中学ラグビー部
http://2nd.geocities.yahoo.co.jp/gl/nsetarfc2009

Cover_201406

さて、すでに発売になっているラグビーマガジン6月号は、男子セブンズ代表の面々が表紙。香港セブンズの現地レポートもたっぷりある。もちろん、15人制日本代表の合宿レポートや、菊谷崇選手のインタビュー、アジア・パシフィックドラゴンズ戦でも活躍した村田大志選手の紹介記事も。解体心書は、リコーブラックラムズ入りした牧田亘選手。今号は、各カテゴリーの日本代表写真名鑑付き。

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同時発売のラグビークリニックの特集は「見つめよ基本。」。スクラムマスターのマイク・クロンさんの指導哲学や、早大ラグビーのこだわりと生命線、などなど、興味深い誌面が続く。「賢者たちの金言集。」には、9人の言葉が掲載されている。元オールブラックスの監督であるジョン・ハート氏は次ように言っている。

「ラグビーという競技の本質を理解することが必要です。セレクションやゲームプランの策定において、原理原則を正しく貫かなくてはなりません。コーチは現有戦力で戦うしかないのですから、選手に達成できない理想のゲームプランではなく、選手に適した現実的なゲームプランを考える必要があります。選手に対しては基本技術習得の重要性を強調してください。コーチと選手双方にとって大切なことは、『練習でできないことは試合でもできない』、『すべての練習は試合のためにある』ということです」(抜粋)

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宮本勝文さん、呉英吉監督トークライブ&お知らせ

日曜日は近鉄花園ラグビー場で第8回関西ラグビーまつりの取材をする予定だったのだが、体調不良で動けず。残念ながら休養をとった。天理高校と大分舞鶴高校のOB戦は、41-22で大分舞鶴が勝ち、大学同士の対戦は、早稲田大学が同志社大学を32-24で下した。

書くのが遅くなってしまったが、金曜日の夜は、大阪・北浜のラグビー部マーラーで、元三洋電機ラグビー部監督で、同志社大学ラグビー部のコーチングディレクターを務める宮本勝文さんをゲストにトークライブだった。三洋電機ワイルドナイツを悲願の日本選手権優勝に導いた宮本さんは、ビジネスの分野でも活躍し、現在は、三洋電機の執行役員としてパナソニックに出向し多忙な毎日を送っている。

大阪工大高(現・常翔学園)、同志社大学、三洋電機時代のエピソードから、話は多岐に渡ったが、チーム作りの話しは興味深かった。今季より、ワイルドナイツのヘッドコーチとなるロビー・ディーンズ氏は、宮本さんが監督時代に深い交流を持つようになった。社会人2年目でニュージーランドに留学し、カンタベリー地区のラグビー人との人脈が監督時代に役に立った。ディーンズ氏から学んだラグビー哲学は、「チャンスは相手がくれるもの」。一時はクルセイダーズとまったく同じサインで動いていたワイルドナイツだが、「練習は同じなのに、試合になると動きがまるで違う。クルセイダーズは相手の動きに対応して攻めるからです」と、選手の判断でスペースをつく戦い方を語った。

面白かったのは、ワイルドナイツの監督になったときのこと。チームを離れて9年が経過し、一緒にプレーした選手もおらず、誰も自分の言うことは聞いてくれない。そこで、「まずは体を張ろうと思ってトレーニングした」そうで、測定時にベンチプレス150㎏をあげて選手を驚かせた。ただ者ではないと思わせて心をつかんだということだ。また、「ラグビーは将棋ではなくて、麻雀」と混沌としたラグビーを説明するなど、たとえ話も面白かった。ビジネスで学んだのは、「過去の経験は何の役にも立たない」ということだという。つまりは、常に現状打破を考えないと生き残れないということ。このあたりも面白かった。

話ながら、ずっと気になっていて、つい、脈絡なく「猪木に似てますよね」と言ったら、瞬時に、「元気ですか――っ!」ときた。そのリアクションのスピードにも驚かされた。

土曜の日本代表強化試合の夜は、大阪・十三に移動し、第七藝術劇場で上映中の映画「60万回のトライ」のアフタートークに臨んだ。ゲストは、大阪朝鮮高級学校ラグビー部の呉英吉(オ・ヨンギル)監督。トークの時間は60分だったのだが、それでは足りないくらい面白い話が続いた。映画に出てくる高校生たちの普段のことや、呉監督自身のラグビーとの出会い、指導哲学など、もっともっと聞きたい話ばかり。

20140426

呉監督は、大阪朝高からラグビーを始めたのだが、主にスタンドオフとしてプレーし、朝鮮大学校で、在日ラグビーの父・全源治さんの薫陶を受けた。映画の中には、全さんが、夏合宿で大分舞鶴に快勝した大阪朝高ラグビー部のメンバーを、「慢心するな」と諭す場面があるのだが、そこを見ると呉監督も泣いてしまうようだ。全さんは、今年の2月に亡くなった。2月上旬、呉監督は全さんに呼ばれて言われたそうだ。「民族も国も越えて、思いやりのある人材を育ててほしい。日本の学校と仲良くやってくれ」と。呉監督の指導も、礼儀や規律を重んじる。

今回、僕はこの映画を見るのは4回目だったのだが、呉監督も同じで、隣で一緒に見ていて、同じところで泣くこともあった。呉監督は言っていた。「生徒の顔がどんどん変わっていく。今はもっと変わっていますよ。それを見ていると涙出ますね」。どんどん逞しくなっている生徒たちが愛おしいのだろう。呉監督とは話し足りないので、また、別の場所でトークライブをやろうと思っている。

この映画、広島、名古屋、仙台、京都、千葉でも上映が予定されるなど、全国各地に広がっている。韓国の全州映画祭では、5月1日~10日まで上映されることになっているのだが、チケットが販売5分で完売したほど注目が集まっているだとか。韓国の人にはどんなふうに感じるのかなぁ。

追記◎4月29日、第七芸術劇場に映画に登場する大阪朝高ラグビー部のOBが集ってアフタートークをします。
帝京大で活躍中の権裕人さんも登場します。

「ナナゲイでラグビーを語ろう!」Part.2
映画に出演してくれた大阪朝高の選手のみなさんが、映画上映後トークに出演! その当時のこと、現在、そしてこれからのこと…。ラグビーにかける日々を語りあいます。
出演:金寛泰(キム ガンテ)さん、権裕人(コン ユイン)さん、高陽日(コウ ヤンイル)さん、金尚浩(キム サンホ)さん(予定)。
日時:2014年4月29日(火・祝)第七藝術劇場にてトーク付19:00~本編(106分)上映後、約1時間程度
場所:シアターセブン イベントスペースBOX1(第七藝術劇場一階下)
532-0024 大阪市淀川区十三本町1-7-27 サンポードシティ5階
定員 100名程度
*【誰でもラガー割!】ラガーシャツ着用、もしくはラグビーボール持参のお客様どなたでも=当日1000円!
*【ラガー割 特盛!】2014 年4月26日、近鉄花園ラグビー場で行われる日本代表(JAPAN XV) 対 アジア・パシフィックドラゴンズ戦(14:00~)の観戦チケットを、第七藝術劇場での上映期間中、劇場窓口にてご提示でラガー割1000円にてご鑑賞いただけます(前売り券、試合後の半券可)
www.nanagei.com/movie/data/813.html
www.komapress.net

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