« 2014年5月25日 - 2014年5月31日 | トップページ | 2014年6月8日 - 2014年6月14日 »

2014年6月1日 - 2014年6月7日

福知山市にて

土曜日は、ラグビーマガジンの巻末インタビューの取材で、福知山市(京都府)へ行って来た。実は、僕の祖母は福知山出身で、祖父は綾部の人。親戚も多くて、幼い頃、よくこのあたりに連れて来てもらっていた。記憶は断片的だが懐かしい空気に浸った。

京都市内から車を運転して2時間弱である。意外に近い。高速道路も整備され、神戸や大阪にも出やすくなったようだ。けっこう便利なところである。そこで、J・福知山ラグビースクール代表の外賀誠さんに会った。京都教育大学出身で、現在は、宮津高校伊根分校に勤務されているが、福知山高校で教鞭をとられていた頃にラグビー部を創部された。

その後も、「ラグビー不毛の地」という印象のある京都府北部でのラグビー普及に尽力されている。ラグビースクール、社会人のクラブ「福知山・Σ(シグマ)」と、次々に設立され、小学校へタグラグビーの指導に行くことも。自費でオーストラリアに出向いて、オーストラリア協会公認レベル2の資格を取得するなど、とにかくエネルギッシュだ。その原動力となる、ラグビーへの想いなどをうかがった。詳細は今月末発売のラグビーマガジンにて書きたいが、6月1日には、福知山ラグビー祭を開催するなど、着々と実績を積み上げている。

201406071

福知山高校ラグビー部の練習にもお邪魔した。外賀先生の息子さんも在学中で、もちろんラグビー部。部員は20名ほどだが、単独高校として府の大会に出場している。「合同チームにしようとすると、一番近くても亀岡市のチームになるので、単独チームでいるしかないんです」(外賀先生)。僕も部員の皆さんの前で話す機会をもらったので、「このグラウンドは世界とつながっています」というような話をさせてもらった。志高く、頑張ろう。

社会人クラブのほうは、約50名が選手登録して試合を楽しんでいるという。京都の北部にもラグビーをプレーしたい人がたくさんいるのだ。福知山シグマには、190㎝、125㎏で、運動能力の高い選手もいるそうだ。ラグビーの専用グラウンドもなく、ゴールポストを立てられるグラウンドも一つしかないという環境で、奮闘する人たちがいる。話を聞いていて嬉しくなった。

帰り道、カーナビの「距離優先」で帰ろうとしたら、車一台通るのがやっとの細い山道に入った。ハンドルを切り損ねたら谷底に落ちそうなところを恐々運転していたら、鹿に遭遇。ちょっと得した気分になった。近いうちに福知山を再訪しよう。そう心に決めて、京都縦貫自動車道で帰路についた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

京都トークライブ(60万回のトライ編)

5日の夜は、京都・烏丸松原「パーカーハウスロール」で、映画『60万回のトライ』の朴思柔(ぱく・さゆ)、朴敦史(ぱく・とんさ)両監督、そして藤島大さんと、約2時間。映画のこと、大阪朝高のこと、ラグビーの魅力など、大いに語った。

201406051

まずは、「60万回のトライ」について、藤島大さんに感想を聞いた。藤島さんは映画好きでドキュメンタリーも数えられないくらい見ている人だ。「面白かった、というのが一番。いろんな問題を教えてくれるけれど、純粋に青春物語として楽しめる。観終わったあとに、余韻が残る」。藤島さんが印象に残ったのは、黄尚玄(ふぁん・さんひょん)という、控えのプロップだった選手がキャプテンの怪我によって3番を任され、まったく組めなかったシーンと、大阪府の予選決勝では、見事な組み方をするところが見えたところだった。「具体的に成長していた。スポーツドキュメンタリーとして感動するし、高校生が確実に進歩している。あのスクラムの組み方も渋い」。

その後は、撮影の裏話や、在日コリアンの人々が置かれている現状など、さまざまな話をした。ハーフタイムを挟んで、なぜ、今回、この3人のゲストが揃ったのかという話をしたのだが、共同監督の朴敦史さんは、藤島さんの文章のファンになったきっかけとして、2010年の高校選抜大会の決勝戦(東福岡対大阪朝高)の試合後に書かれた、ラグビーマガジンのコラムを紹介した。「大阪朝高のみんなが奪い合うようにしてラグビーマガジンを読んでいました。それを読ませてもらったんです」。そこには、大阪朝高のタ低いタックルについての記述があった。「僕がこの記述が好きなんです。≪大阪朝鮮のタックルは、いつだって「瞬間」だった。光速と書きたくなる高速の線が横なぐりに走り「点」と化す。背番号9、梁正秋のタックルは絶対に折れぬ柄の先だ…≫。僕はラグビーの初心者で、タックルの事もよく分かっていなかったのですが、ああ、低いタックルは槍で、タックルは勇敢さがなくてはできないのだと、イメージに刻まれました」

そこからは、取材現場で藤島さんをずっと見つめる敦史さんの話に大笑い。ちなみに、朴思柔監督は、僕のことは、JSPORTSの解説で声だけ聞いてくれていた。「私、アナウンサーの方かと思っていました。はじめて、村上さんの顔を観たのは、吉本ラグビー新喜劇です。遠くから見ると、すごくかっこよく見えました」。なぜか、会場爆笑。このあたりは、大さんを持ち上げて終わった感じ(苦笑)。

両監督が映画の製作を通して、どんどんラグビーにはまっていったことも話してくれた。思柔さんにいたっては、「私、顔を見ると、この人はラグビーをしていた人だと分かるようになったんです。それは、顔が綺麗だからです。見た目ではなく、心が綺麗なんです」と、ラグビー関係者には嬉しいコメント。お2人が、東日本大震災の時に東北に取材に入り、全国の同胞から支援が届いた話や、「小さな声、低い視線」をモットーに、「コマ プレス」を結成した思いなどを聞いた。「この世の中の小さな声を、ひとつひとつ拾って、プレス、つまりプレッシャーをかけたい、そういう思いなのです」。

在日の歴史などで興味深い話がたくさんあったのだが、それはまた別の機会に書きたい。

この映画を見て改めて感じたこととして、藤島さんはこう話した。「人間の心を深く揺さぶるのは、思想、政治の体制、経済の成功、道徳ではなく、一篇の詩なんですね。ラグビーのあの姿を見ると、今まで見てこなかったことが心に刻まれるわけです」。我々は大阪朝高のラグビー部の存在をしってはいても、学校の中で何が行われているのか、彼らがどんな生活を送っているのか、知らなかった。それをこの映画は、頭で考えた映像ではなく、ありのままを見せてくれる。そこがいい、という話だった。

映画の中で、大阪朝高ラグビー部の呉英吉監督が生徒たちに「スポーツには社会を変える」と話す場面がある。この件についても、藤島さんが解説してくれた。長くなるので、僕がその時紹介した藤島さんの文章の一説を書いておきたい。≪なぜスポーツは社会を変える力を得るのか。スポーツに打ち込むとき、人は本当によい人でありうるからだ。よい人とは自由は人のことだ。自分が自由であるから他者への寛容を保てる。その人らしさを認められる…≫(JSPORTSのWEBコラムより)

楽しくて、勉強になるトークライブだった気がする。企画してくださった黒田先生、ありがとうございます。

201406062

『60万回のトライ』は、この夏から、韓国でも公開される。日本でも仙台、福岡、尾道など全国各地で上映される。まだ、見ていない方は、ぜひ見てみてください。
上映場所の情報などは以下をご確認ください。
http://www.komapress.net/

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東芝、新加入選手発表

トップリーグの東芝ブレイブルーパスから、新加入選手の発表があった。先日のサントリーのスカルク・バーガーと並ぶ大物選手である。

ニュージーランドからやってくるラティマーは、同国屈指のFW第三列。7人制ニュージーランド代表、そしてオールブラックスでも5キャップを持ち、チーフスでのスーパーラグビー出場試合は100を超えている。そして、南アフリカ代表の大型BKフランソワ・ステイン。2006年に19歳で代表デビューし、2007年のワールドカップ優勝に貢献。代表キャップは53。スーパーラグビーでは、現在首位のシャークスでSOとして活躍する。SO、CTB、FBなんでもこなし、ロングキッカーでもある。

◎新加入選手
タネラウ・ラティマー(TANERAU LATIMER)28歳
ポジション:FL、身長:186cm、体重:101kg、現所属チーム:チーフス
<本人コメント>東芝ブレイブルーパスに加入できることをとても楽しみにしています。東芝は日本で最も強いチームの一つですので、それを更に強くできるように全力を尽くします。このような機会に恵まれたことをとても嬉しく思います。

フランソワ・ステイン(FRANCOIS STEYN)27歳
ポジション:SO、CTB、FB、身長:191cm、体重:108kg、現所属チーム:シャークス
<本人コメント>東芝ブレイブルーパスでプレーできることになり、大変光栄に思います。日本の文化や言葉を勉強したいと思っていますし、何よりも東芝ブレイブルーパスの一員として優勝することを望んでいます。新しいチームの選手たちとプレーできる日を心待ちにしています。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

カナダ戦、日本代表メンバー

6月7日(土)にカナダ・バーナビーで行われるカナダ代表に日本代表メンバー23名が明らかになった。スーパーラグビー組が合流したほか、負傷で調整が続いていた廣瀬俊朗が23番を背負ってリザーブ入りする。

◎カナダ戦の日本代表メンバー
1三上正貴、2堀江翔太、3畠山健介、4大野均、5トンプソン ルーク、6ジャスティン・アイブス、7リーチ マイケル◎、8ホラニ龍コリニアシ、9田中史朗、10立川理道、11山田章仁、12田村優、13マレ・サウ、14藤田慶和、15五郎丸歩/16平島久照、17木津武士、18山下裕史、19伊藤鐘史、20真壁伸弥、21ヘンドリック・ツイ、22日和佐篤、23廣瀬 俊朗

■エディー・ジョーンズヘッドコーチ
「スーパーラグビーから戻った3選手はコンディションも良いので、先発に選んだ。全員日本代表としてプレーするのを楽しみにしている。カナダ代表戦は今季一番厳しい試合になるだろう。アウェーでのカナダ代表戦では過去6度の対戦で1勝と良い成績を収めていない。フィジカルなチャレンジにもなる。フォワードにはトンプソン ルークとジャスティン・アイブスを再び入れて、ラインアウトを強化した。ボールを動かして相手を疲れさせることも必要なので、田中のプレーもキーになる」

■リーチマイケルキャプテン
「カナダに到着して、チームは時差に慣れるまで時間がかかったが、今は慣れて良い環境の中で準備ができている。カナダ代表はホームの試合で、昨年対戦したときよりもかなり手強くなるはず。(合流した田中)フミもチームに良い影響をもたらしていて、スーパーラグビー組の(堀江)翔太とフミのおかげで木津と日和佐もいい刺激を受けている」

■堀江翔太バイスキャプテン
「セットプレーからしっかりプレッシャーをかけてフォワード陣が前に出れるようにしていきたい。個人的にはアタックとディフェンスともに、目立つ活躍ができるように心がけたい。カナダ代表戦に特別な思いはないが、去年の(勝利した)試合より良い試合ができるようにしたい」

■田中史朗選手
「スーパーラグビーで学んできたことをチームに還元したい。これからの3試合が日本代表にとっては特に重要な試合になってくるので、すべて勝って来年のラグビーワールドカップにつなげたい。自分自身は今季日本代表初戦になるので、結果を出して周りの選手たちの信頼を得たい。コミュニケーションやディフェンスの部分はもっとレベルアップできるはず。カナダ代表戦ではミスをなくしたい」

■廣瀬俊朗選手
「ようやく23人の中に入れてうれしい。ここまで復帰するには、いろいろな人の支えがあったからこそなので、それを糧にカナダ代表戦を戦いたい。自分自身は新しいポジションでのチャレンジを楽しみたい」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

呉英吉監督とのトークライブ

20140604

昨夜(6月4日)は、大阪・北浜の「ラグビー部マーラー」で、トークライブだった。大阪朝鮮高級学校ラグビー部の呉英吉(オ・ヨンギル)監督をゲストに、映画「60万回のトライ」にまつわる裏話や、指導哲学などについて聞いた。呉英吉さんは、朝鮮大学を卒業後、1988年に体育の教員として大阪朝鮮高級学校に赴任し、ラグビー部のコーチを務め、2007年からは監督となり、全国大会で2度のベスト4を含む実績を積み上げてきた。

大阪朝高ラグビー部が全国大会予選に出場できるようになったのは、1992年からだ。それまでは、日本の公式戦出場が認められず、同校OBである呉監督が高校生の頃も、全国大会出場は考えらないことだった。「僕らにとっては、大阪城公園などでの練習試合が公式戦でした」。大阪の高校ラグビー部の指導者には、大阪朝高と積極的に交流してくれるところも多かった。そうした関係者の協力もあって扉は開かれた。呉監督はそのことに感謝する。

現在、大阪朝高ラグビー部のコーチを務める岩下さんとは、千里馬(チョンリマ)クラブと名古屋クラブの対戦時に出会ったそうだ。「早稲田の有名人だから僕は彼を知っていました。彼が大阪に転勤になったとき、一緒にクラブでやらないかと誘いました。それまでは在日だけのクラブだったから同じ民族でと抵抗する声もありましたが、それをしてしまったら、僕らも同じことをすることになる」。ともにプレーし、以降は日本人選手も入ってくるようになった。

「60万回のトライ」の監督・朴思柔(パク・サユ)さんが、大阪朝高のグラウンドを訪れた時、感動したのは選手やコーチが練習後にグラウンドに向かって丁寧にお辞儀をすることだった。呉監督は、グラウンドへの感謝を口にした。当時、東大阪市の区画整理にともない、大阪朝高のグラウンドが大きく削られる可能性があった。東大阪市民などの署名活動もあって和解するのだが、みんなで守ったグラウンド、そしてOBが私費で整地してくれたグラウンドに対する「感謝の気持ち」なのだ。

映画の中で、呉監督が生徒に「スポーツは社会を変える。日本人が私たちをどう見ているのか、大阪朝高をどう見ているのか、その印象をスポーツを通じて変える。それが我々の使命だ」と話す場面がある。「あえて、背負わせています」という言葉に納得した。

大阪朝高も変化している。北朝鮮、韓国、両方の考えを学ぶこともできるし、日本の高校と変わらない授業で卒業生が一流大学に進学し、指定校推薦も増えた。卒業生が各大学で頑張っているからだ。スポーツ推薦で進学する生徒も多い。「ラグビー部の卒業生がまだ行っていないのは、東大と慶應くらい。ラグビー部以外では東大にも合格していますよ」。

呉監督が選手によく言うのは、「身体を張れ」ということ。練習中、選手に語りかける。「いま、お前のお父さんもお母さんも必死で働いているぞ。お前がタックル行かないでどうする」。朝鮮大学でラグビーを学んだ恩師・全源治(チョン・ウォンチ)さんは、今年の2月に亡くなった。映画の中で全先生が選手達に語りかけるシーンは印象的だ。「慢心」を戒める内容だった。呉監督は言う。「慢心が一番怖い。教育者として心がけるのは、生徒に何度も同じことを言うことです。そうしないと、生徒はすぐに忘れてしまう」。全源治さんは、死期を悟ったとき、教え子達を呼んで伝えた。「民族も国も超えて、思いやりのある人材を育ててほしい。これからも、日本の大会に出て、日本の学校と仲良く」。「あの世代で、こういうことを言える人はなかなかいません。教えてもらえて良かったです」(呉監督)

在日コリアンの人たちの境遇も語ってもらい、いろんな意味で刺激的なトークライブだった。呉先生、ありがとうございました。

昨夜、普通のお客さんとして映画の共同監督・朴思柔さん、朴敦史さんが参加してくれた。このお2人と藤島大さんとのトークライブは、今夜、京都にて。(6月5日、午後7時より)。まだ席がありますので、ご興味のある方は、ぜひ、どうぞ。詳細はコチラ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

松島離脱ほか

北米遠征中の日本代表だが、松島幸太朗(サントリーサンゴリアス)が負傷のため、離脱することが明らかになった。代わって、CTB林泰基(パナソニック ワイルドナイツ)が追加招集される。カナダ代表、アメリカ代表と続けて対戦するが、アメリカとは、来年のワールドカップで同じ組になる。今一度、2015年のワールドカップの組分けと、日本が入るプールBの試合日程をまとめておこう。

◇プール分け

オーストラリア、イングランド、ウエールズ、オセアニア地区1位、プレーオフ勝者


南アフリカ、サモア、スコットランド、日本、アメリカ


ニュージーランド、アルゼンチン、トンガ、グルジア、アフリカ地区1位


フランス、アイルランド、イタリア、カナダ、ルーマニア

◎プールBスケジュール
9月19日=南アフリカ 対 日本
9月20日=サモア 対 アメリカ
9月23日=スコットランド 対 日本
9月26日=南アフリカ 対 サモア
9月27日=スコットランド 対 アメリカ
10月3日=サモア 対 日本
10月3日=南アフリカ 対 スコットランド
10月7日=南アフリカ 対 アメリカ
10月10日=サモア 対 スコットランド
10月11日=アメリカ 対 日本

お知らせ◎6月5日(木)、午後7時より、京都でトークライブをやります。まだ席がありますので、ぜひご来場ください!

◎6月5日(木曜)=京都・烏丸松原「パーカーハウスロール」
午後7時より。『60万回のトライ』京都上映会打ち上げ記念として、スポーツジャーナリストの藤島大さんをゲストに、この映画について語ります。朴思柔、朴敦史両監督も来場予定です。
会費:1,500円(ワンドリンク付き)
場所:パーカーハウスロール(京都市下京区烏丸通松原下る東側五条烏丸町397)
進行:村上晃一
ゲスト:藤島大、朴思柔、朴敦史
▼お申し込みは、メールにて、gk51@mac.com まで。お名前、メールアドレス、電話番号、お申込人数をお知らせください。※お申込人数が複数の場合は同伴の方の氏名も全てご記入願います。先着順に受け付けさせて頂き、担当者からメールで連絡させて頂きます。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

サントリー新加入選手

サントリーサンゴリアスから、新加入選手の発表があった。南アフリカ代表で68キャップを持つ、スカルク・バーガーである。髪を振り乱しての激しいプレーが印象的なフランカーだが、ジョージ・スミスの次はスカルク・バーガーとは、なんとも贅沢である。チームへの合流は8月になる予定。もう一人のジャスティン・ダウニーは、6月に合流とのこと。

【新加入選手】
Schalk Burger (スカルク・バーガー)31歳
身長・体重 193cm・114kg
現所属チーム SUPER RUGBY「Stormers(ストマーズ)」(南アフリカ)
経歴 2003年 IRB U-21世界選手権 南アフリカ代表主将
2003年 南アフリカ代表「スプリングボクス」に選出され初キャップを獲得
2004年 南半球トップリーグ「スーパー12」ベスト4
トライネイションズ 優勝
IRB最優秀選手受賞、南アフリカ年間最優秀選手受賞
2007年 第6回ラグビーワールドカップ フランス大会 優勝
2009年 トライネイションズ 優勝
2010年 南半球トップリーグ「スーパー14」準優勝
代表キャップ数 68(2014年5月28日現在)

◆本人コメント
「今回、サントリーサンゴリアスでプレーできることをとても楽しみにしています。フーリーデュプレア選手や多くの選手が活躍しているすばらしいチームでプレー出来ること、また、2019年にワールドカップを控え、ラグビー熱が高まっている日本という国でプレーできるということを、とても光栄に思っています。チームに貢献できるように、頑張りたいと思います。」


【新加入選手】
Justin Downey (ジャスティン・ダウニー)27歳
身長・体重 193cm・105kg
ポジション FL、NO8
現所属チーム 「Natal Sharks(ナタール・シャークス)」(南アフリカ)
経歴 2007年 「Sharks」U-21所属
2008年 「Natal Sharks」所属
2011年 「Griquas(グリクアス)」所属
2012年 SUPER RUGBY「Cheetahs(チーターズ)」所属
2013年 「Natal Sharks」所属
カリーカップ 優勝
代表キャップ なし(2014年5月28日現在)
※また、チームへの合流は、6月中旬を予定しています。

◆本人コメント
「サントリーサンゴリアスという素晴らしいチームに加入できることは名誉であり、幸運だと感じています。チームの更なる成功のため、貢献できるよう頑張ります。新しいチームメイトや彼らを支えるファンの皆様とお会いできるのをとても楽しみにしています」

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東大阪ラグビートーク

6月1日は、東大阪市の「クレアホール・ふせ」で、ラグビートークショーの進行役をした。テーマは、「2019年のラグビーワールドカップの成功に向けて、5年後をイメージしよう」ということだったのだが、ゲストが、まあ濃いメンバーだったので、ずっと笑っていた気がする。冒頭には、映画グラス☆ホッパーのプロデューサー宮地克徳さん、麻里役の伏島伽耶さんが来てくれて、映画の魅力を語ってくれた。小学6年生とは思えない、伽耶さんの明確で語彙豊富な話しっぷりに、お客さんがだんだん笑顔になっていくのが面白かった。

201406011

そして、トークショー。第1回ワールドカップ(1987年)の日本代表監督である宮地克実さん(同志社大)、そのW杯の日本代表メンバーであり、三洋電機を日本一に導いた宮本勝文さん(同志社大)、高校日本代表、学生日本代表の監督などを歴任した川村幸治さん(天理大)、同志社大学V3のSH児玉耕樹さん(同志社大)、元日本代表の名WTB大畑大介さん(京都産業大)、そして進行は僕(大阪体育大)ということで、みんな関西の大学で、僕(京都)と児玉さん(宮崎)以外はみんな大阪出身。川村先生は、地元・布施工業高校で26年も教鞭をとっていた。コテコテトークになるのは当然だった。

201406012

川村先生が途中でトイレに行ったり、宮地さんが居眠りしたり(本人は否定)、自由すぎる雰囲気の中、ゲスト同士の関係性や花園ラグビー場の思い出などであっという間に前半は終了。川村先生は、宮本さんが高校日本代表の頃のコーチ。「あのとき、宮本以外にいい選手がたくさんいたんですよ」(川村)、「どういった選手ですか」(村上)、「えっ、ああ、なあ、宮本」、「覚えてないじゃないですか!(笑)」、「山川載人、永田隆憲とかね」(宮本)

川村先生は、大畑大介さんが、学生日本代表に初めて選出されたときの監督でもあった。「あの時、川村先生が選んでくれなかったら、今の僕はありません」(大畑)。「大畑は京産大ではCTBやったから、大西健さんに電話して、こっちではWTBやらせますからって了承とってね」(川村)。「大畑さんは、そのあと10人制代表にも選ばれますが、自分でコーチに電話したんですよね? 選んでくれって。そういうアピールする選手って少ないのでは?」(村上)、「けっこう、おりますよ。ただねぇ、身のほど知らずが多い(笑)」(川村)

花園ラグビー場には、それぞれいろんな思い出があったが、昔の花園ラグビー場にはお風呂がひとつしかなく、たくさんの裸の付き合いも。宮本さんは、1987年来日のオールブラックスと一緒にお風呂に入ったこともあるらしく、「その時、オールブラックスの選手の背中がスパイクされた傷あとだらけで、うわ~、これは勝てんわって思ったんですよね」。それだけニュージーランド国内のラグビーが激しく、タフなものだったということだ。

花園ラグビー場でワールドカップをやってほしいという気持ちは皆持っているのだが、「人気チームに来てもらいたい」という意見がある一方で、大畑大介さんは、「僕は東大阪市だからこそ、強豪国ではないチームの試合をしてほしい。それでお客さんがいっぱい入って、ああ、日本にもこんなにラグビーが好きな人たちがいるんだって、そういうことを世界にアピールしてほしいと思うんです」と話した。なるほど、その通り。

花園ラグビー場をどんな風に改修してほしいか、という質問もしてみた。僕は古風な感じのスタジアムにしてほしいと話した。大畑さんが、「昔の花園みたいに、選手と観客が近くあるようなスタジアムにしてほしい」と言えば、「土手作って、植込みとか作ったらどうや」と宮地さん。「それ、自分とこの会社でやろうと思ってるんちゃいますか(笑)」(村上)

お客さんからの質問コーナーもあって、「6万人の観客が入る時代から、どうして人気がなくなったのか」という質問に対して、ゲストそれぞれに答えていたが、宮本さんが、「僕はあれがブームだったんだと思います。ブームではダメで、ニュージーランドやイングランドのように文化にしていかなくてはいけない」と話し、皆、納得の表情。最後は、2019年には、どう関わっていたいかを尋ねると、「生きてるかなぁ」と宮地さん。最後は川村先生が、「ええ加減なおっさんになって、ああでもない、こうでもないと、文句をつけていたい」と締めた。たしかに、それが、一番幸せかも。

トークショーのほんのサワリをご紹介しました。このトークショーだけでなく、日本代表戦のパブリックビューイングなど、ラグビーの盛り上げ企画に奔走した、大阪ラグビーファミリー代表の森山さんはじめ、運営にあたった皆さん、お疲れ様です。僕が一番楽しんでいたかもしれません。ありがとうございました。写真をいつも提供してくださる佐久間さんもありがとうございます。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

« 2014年5月25日 - 2014年5月31日 | トップページ | 2014年6月8日 - 2014年6月14日 »