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2014年7月13日 - 2014年7月19日

世界のセブンズシーンと日本の現在地

17日の夜は、港区の麻生区民ホールで「第46回みなとスポーツフォーラム・世界のセブンズシーンと日本の現在地」が開催された。日本代表GMの岩渕健輔さん、女子7人制日本代表(サクラセブンズ)の浅見敬子ヘッドコーチを招き、僕が進行役をさせてもらった。

まずは、今年の国際セブンズ大会のスケジュールを確認したのだが、8月にブラジルで世界大学選手権を皮切りに、中国・南京でのユースオリンピック、男女のアジアセブンズシリーズと、11月を除いて毎月複数の大会がある。男子の日本代表は、10月から始まるセブンズワールドシリーズ9大会にすべて参加するため、9名のコアメンバーを決め、年間150日間の活動を発表したが、女子は、なんと週5日集まってトレーニングしており、チームとしての活動期間は250日を超える現状なども語られた。

男女セブンズ代表ともに、2016年のオリンピック出場、そしてメダル獲得を目標に強化している。ただ、岩渕GMによれば、「世界のトップ6の壁が厚い」という。トップ6とは、昨季のシリーズ6位までのチーム(ニュージーランド、南アフリカ、フィジー、イングランド、オーストラリア、カナダ)だ。この次にケニア、サモアと続くのだが、このあたりとは日本も勝つ可能性が出てきているし、実際に今年の東京セブンズではサモアに勝っている。

女子のほうは、世界のトップ3(ニュージーランド、オーストラリア、カナダ)が強力で、これにイングランド、ロシア、スペイン、アメリカと続く。ただ、今年初めのアメリカ、ブラジルでの大会でサクラセブンズは8位、7位と躍進しており、世界との差を着実に詰めている。この日はサクラセブンズのことを軸に話を聞いたのだが、浅見ヘッドコーチによると、世界と一番差があるのは「スピード」らしい。フィットネスについては加藤慶子選手がオーストラリアで一番フィットネスがある選手よりも数値で上回るほどレベルが高いが、スピードに関しては日本の一番速い選手の40m走のタイムが、オーストラリアの平均値ほどだという。現在は、フィットネス、ストレングスの強化とともに、スピードを高めるトレーニングに取り組んでいるという。

サクラセブンズは、9月12、13日、香港で行われるセブンズワールドシリーズ昇格大会に出場する。ここで4位以内に入れば昇格できる(来季はコアチームが11となる)。昇格大会への出場チームは、フランス、オランダ、ポルトガル、南アフリカ、ケニア、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、フィジー、日本、中国、香港。浅見ヘッドコーチの話では、フィジー、オランダあたりに実力があるという。

客席からは、15人制と7人制の棲み分けについて多数の質問があった。「15人制の選手を7人制に適応させるには、3か月のトレーニングが必要と言われています。両方高いレベルでできる選手はそう多くありません」と岩渕GM。今後は、オリンピック予選など大事な試合に、福岡堅樹、藤田慶和、リーチ マイケル、山田章仁ら7人制にも適応できる選手を、いかに出場させるかが課題になりそうだ。つまり、15人制の試合のあと、大事な大会までに彼らをいかに7人制にフィットさせられるか、ということになる。

逆に女子の方は、いまのところ7人制に主眼が置かれており、世界の壁が凄まじく高いことを感じながらも、そこに着実に近づくサクラセブンズの現状が感じられるフォーラムだった。

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洛北高校を取材&天王寺高校は英国へ

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16日は、京都府立洛北高校のラグビー部の練習を見てきた。全国高校7人制大会の京都代表で出場するからである。この大会は、JSPORTSでハイライト放送される。僕は京都府立鴨沂高校ラグビー部だったので、高校時代は洛北には練習試合でよく来た。懐かしい。きょうは、ラグビー部のみならず、サッカー部の生徒まで礼儀正しく挨拶してくれるので恐縮した。

洛北高校は、京都予選の決勝で同志社高校を下して出場を決めた。2012年に全国選抜大会に推薦枠で出場したことはあるが、予選を勝ち抜いて全国大会に出場するのは、1958年から4年連続で冬の全国高校大会に出場して以来である。洛北高校は明治3年日本最古の中学として設立された京都府中学校をルーツに持つ。卒業生には、湯川秀樹氏、朝永振一郎氏といったノーベル賞受賞者がいるほか、ラグビー部の創部は1912年(明治45年)で、香山蕃氏、川越藤一郎氏という日本ラグビー協会会長を2人出している。IRBラグビー殿堂入りした坂田好弘氏も洛北高校出身。歴史をひもとくと、卒業生の功績は書き切れないほど。とにかく歴史ある高校である。

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文武両道を目指し、ハンドボール、サッカー、ラグビーなどが盛んに活動。学業も優秀で、現在は文科省のスーパーサイエンスハイスクールにも指定されている。ラグビー部は京都の中でベスト4までは行くのだが、京都成章や伏見工業などの壁に阻まれて花園出場は果たせないままでいた。監督は、同校ラグビー部OBの井上善貴さん(43)。「2012年の選抜大会出場が大きかった」と語る。東福岡などと対戦できたことで選手のモチベーションが大幅に上がったのだ。現在部員は48名。中学やラグビースクールの経験者も多く、個性を生かす指導で着々と強化を進めてきた。7人制の全国大会には、OB会などの協力もあり、部員全員で行くそうだ。「物怖じしないような経験をしたいし、それを15人制にもつなげたいです」と話していた。全国大会のプールマッチでは、東京の本郷高校、山口の大津緑洋高校と同組になる。どんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。

スーパーサイエンスハイスクールつながりで、大阪の伝統校、大阪府立天王寺高校の話題も書いておきたい。OB会の方に情報をいただいたのだが、部員減少で部の存続も危惧されていたところから、関係者の努力により、現在26名の部員となり、春の大会では4回戦まで進むことができたという。また、ラグビー部員がラグビーを通じて真のジェントルマンになるための扉を開く一助となることを願い、英国遠征を企画した。7月27日から8月3日までの短期間だが、英国ケンブリッジ大学で勉強とラグビーの研修を行う。昨年の全国大会には埼玉県の浦和高校や、京都府の桂高校など公立高校が出場して話題になった。全国の県立、府立など公立高校にとってはなによりの励みだった。どんな環境にいても、あきらめずに努力と工夫を重ねる。それが大切だし、ラグビー精神なのだと思う。

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スーパーラグビー、トップ6出揃う

スーパーラグビーは、レギュラーシーズンの19節を終了し、プレーオフ進出の6チームが以下のように決まった。首位はワラタス。クルセイダーズは、ハイランダーズとのNZ対決を、34-8で制して2位。南アフリカのシャークスも、凄まじい肉弾戦の末、同じ南アのストーマーズを破って3位の座を守った。以下、オーストラリアのブランビーズが4位、三連覇を狙うチーフスもブルーズを11-8という僅差で下して、5位に食い込んだ。ハイランダーズも6位に踏みとどまっている。

個人のトライ記録では、ワラタスのイズラエル・フォラウが12トライをあげ、これに続いて、ネマニ・ナドロが10トライで2位なのが嬉しい。プレーオフでさらにトライを追加してほしいけど、そのパフォーマンスをそのままトップリーグ(NEC)でも披露してほしいと思うばかり。得点ランキングで6位(148点)のフランソワ・ステインが東芝入りするのも楽しみだ。

◎最終順位
1.ワラタス 58(勝点)
2.クルセイダーズ 51
3.シャークス 50
4.ブランビーズ 45
5.チーフス 44
6.ハイランダーズ 42

プレーオフの組み合わせは以下の通り。

7月19日 ブランビーズ 対 チーフス(キャンベラ)
7月19日 シャークス 対 ハイランダーズ(ダーバン)

7月26日 クルセイダーズ 対 勝ち残った中で順位が上のチーム(クライストチャーチ)
7月26日 ワラタス 対 勝ち残った中で順位が下のチーム(シドニー)

8月2日 ファイナル

お知らせ◎大阪朝鮮高級学校ラグビー部のドキュメンタリー映画「60万回のトライ」が、全国に支持を広げて、各地で上映中です。詳細は、ホームページより。
http://www.komapress.net/

■劇場公開
<横浜>再上映
シネマ・ジャック&ベティ
2014年7月12日(土) ~ 2週間
「60万回のトライ」
7/12(土)~18(金) 連日16:35~ (1回上映)
7/19(土)~25(金) 連日18:15~ (1回上映)
*7/20(日)、7/21(月・祝)両監督舞台挨拶決定
一般 ¥1500
大学生・専門 ¥1200
高校生以下、シニア ¥1000
*オーディトリウム渋谷での特別鑑賞券を使用して頂くことができます。
*【ラガー割!】ラガーシャツ着用、もしくはラグビーボール持参のお客様=当日1000円!
整理番号制/自由席
/
<新潟>
新潟・市民会館 シネ・ウインド
7/ 5(土)~7/18(金)
7/5~7/11 12:20 / 17:05
7/12~7/18 10:30 /19:35
*【ラガー割!】ラガーシャツ着用、もしくはラグビーボール持参のお客様=当日1000円!

<千葉>
千葉劇場
2014年8月2日(土)~
1週間もしくは2週間の公開予定
8/2~8/8 10:00 / 18:20
当日料金 一般1800円 学生1500円
高校生以下とシニア 1000円
幼児 900円
*【ラガー割!】ラガーシャツ着用、もしくはラグビーボール持参のお客様=当日1000円!

<宝塚>
シネ・ピピア
2014年8月9日(土)~8月15日(金)
10:00 / 16:35
一般 1500円
学生 1200円
高・中・小・幼(3歳以上) 900円
シニア割(60歳以上) 900円
会員 900円
※3歳未満のお子様の入場は不可

<富山>フォルツァ総曲輪(そうがわ)8月16日~8月22日 時間未定、<尾道>シネマ尾道 9月上映予定、<浜松>シネマe-ra 9月20日(土)~9月26日(金) 時間未定

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