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2014年1月12日 - 2014年1月18日

TL2ndステージ最終節・土曜の結果

土曜日は東大阪市の近鉄花園ラグビー場にいた。グループBの2試合が行われたのたのだが、ワイルドカードトーナメント進出、トップリーグ残留を巡る熾烈な戦いとなった。

第1試合では、勝ち点なしで負ければ自動降格が決まるNTTドコモが、豊田自動織機相手に今季のベストともいえるパフォーマンスを見せる。FBフィルヨーンのロングキックで相手陣に入り、ボールをキープして連続攻撃。豊田自動織機の反則によるPKからタッチに蹴りだし、マイボールのラインアウトを得る。ドコモの強みを生かす戦い方ができていた。

ドコモは、SO茂木のフラットなパスにフィルヨーンが走りこんで先制トライ。豊田自動織機もゴール前のPKからの速攻でFBハイレットペティがトライを返したが、ドコモは24分、モールからLO熊谷がトライして12-5とすると、前半にもう1トライを追加。後半4分には、茂木の高いキックパスをフィルヨーンが相手と競り合ってキャッチし、早々に4トライ目をあげた。最終スコアは、38-12。4トライ以上のボーナス点を獲得しながら勝って、勝ち点を14まで伸ばし、この時点で7位の九州電力の11点を抜き、6位のコカ・コーラウエストと並ぶ最高の結果を手に入れた。マンオブザマッチは、好判断でFWを牽引した箕内拓郎。この日がトップリーグ102試合目だった。

自動織機は相手陣になかなか入れず、NO8カンコウスキー、CTBヴァカジョセフがシンビンになるなど、気迫がカラまわりし、勝ち点をあげられず、総合23点にとどまった。同時刻に行われていた試合では、リコーがクボタを下し、勝ち点5をあげ、この時点で25点、自動織機を上回ってワイルドカード進出を決めた。

図らずも両監督から、「経験値」という話が出た。「崖っぷちでしたが、プレッシャーを感じすぎるといいプレーができないことを経験してきたので、今回はいい緊張感でできた」(ドコモ・下沖ヘッドコーチ)。一方、豊田自動織機の田村監督は「修羅場の経験の差はあったと思う。ドコモに気迫とプレーで上回られてしまった。素晴らしいゲームをしたドコモにかなわなかったです」と完敗を認めた。

花園の第2試合は、勝ち点22の近鉄と、20のNTTコミュニケーションズの戦い。NTTコムが先制したものの、その後は近鉄が地域的に押し気味に試合を進め、FLトンプソン、SO坂本らが次々にトライをあげ、FB高のプレースキックも好調で、後半2分までに28-7とリードを広げた。しかし、NTTコムも反撃。ゴール前に迫ったが、スクラムの反則でチャンスを生かせず。その後も再三攻め込みながら、近鉄の粘り強い防御にトライラインを越えることができなかった。23分、近鉄は途中出場のWTBギアがトライをあげて、35-7とし、28点差として安全圏に入った。コムもトライを返したが、近鉄もPGを追加し、38-14で快勝した。

この結果、近鉄は勝ち点を27とし、クボタ、リコー、豊田自動織機とともにワイルドカード進出を決めた。近鉄の前田監督に笑顔はなかった。「前半、もっと点がとれたはず。今季は攻めきれないことが多い。ワイルドカードで目指すラグビーを求めていきたい」とさらなるチーム力アップに力を込めた。NTTコミュニケーションズは、入替戦に進む。林雅人監督は「選手は頑張った。負けたのは指導力の至らなさ。入替戦には勝ってトップリーグに残り、来季につなげたい」と語り、意を決して攻撃的に戦った近鉄を称賛した。

他会場も含め土曜日の結果は以下の通り。この結果、明日の結果を待たず、東芝がプレーオフ進出を決めた。

■トップリーグ2ndステージ最終節結果(18日分)
リコーブラックラムズ○28-13●クボタスピアーズ(前半7-6)
サントリーサンゴリアス○22-19●ヤマハ発動機ジュビロ(前半13-0)
NTTドコモレッドハリケーンズ○38-12●豊田自動織機シャトルズ(前半19-5)
近鉄ライナーズ○38-14●NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(前半21-7)

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前川鐘平選手に会う&大阪トークライブ告知

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1月17日の金曜日は、神戸製鋼コベルコスティーラーズのクラブハウスに行き、前川鐘平選手のインタビューをした。今季はファーストステージの全試合にフル出場し、セカンドステージでも豊富な仕事量で活躍している。ウエートトレーニングに熱心に取り組み、写真の通り、神戸製鋼NO1のマッチョ。2012年度シーズンのトップリーグで行われた「ラグマッチョ総選挙」でも1位に輝いている。

神戸製鋼は前川選手の前の「マッチョ」は、大橋由和選手だったとか。前川選手は大学時代からベンチプレスで170㎏、ハイクリーン130㎏など、パワーでは定評があったが、「いまはもっと軽いのでやるようになってスピードアップしたと思います」と言っていた。トップリーグの中では、タックル数もタックル成功率も上位なのだが、本人は不満で、まだ課題が多いと感じているようだった。詳細は、今月発売のラグビーマガジンをお楽しみに。

さて、トップリーグはいよいよ最終節。プレーオフ進出のトップ4争いは、すでに進出を決めたパナソニック、サントリーに加え、3位東芝(勝ち点21)、4位神戸製鋼(19)、5位ヤマハ発動機(18)の3チームに絞られた。ヤマハは土曜日にサントリーと、日曜日には東芝と神戸製鋼の直接対決があり、予断を許さない。グループBの残留争いも熾烈で、現在最下位のNTTドコモは、土曜日の豊田自動織機戦で勝ち点をあげなければ、その時点で自動降格が決まる。まさに崖っぷちの試合になる。

以下はトークライブのお知らせ◎2月8日、土曜日、大阪・北浜ラグビー部マーラーにて開催。開始がいつもより早く、午後6時なのでお間違いなく。

MC矢野武さん、大阪でトークライブに登場
【あの実況がラグビー部マーラーで】

大阪・北浜のラグビー普及促進居酒屋「ラグビー部マーラー」では、小林深緑郎さん、藤島大さんと、ジャーナリストの皆さんを2回連続で招きましたが、今回はJSPORTSや民放各局の実況でおなじみの矢野武さんが登場。なんと、いつもは進行役の村上晃一がゲストにまわって、矢野さんが、あの声でトークを仕切ります。高校、大学の全国大会の話などもさまざまできるでしょう。当日、2人は花園ラグビー場で実況・解説の後、駆けつけます。果たして矢野さんはどんな話を引き出すのか。関西のラグビー愛好家の皆さん、ぜひご来場ください。

詳細、申し込み方法は以下の通り。
日時:2014年2月8日(土曜) 午後6時開演(午後5時30分開場)。
会費:3,500円(ドリンク、軽食込み)
場所:ラグビー部マーラー(大阪市中央区東高麗橋5-6南野ビルB1)
司会:矢野武
ゲスト:村上晃一

▼お申し込みは、メールにてアドレス kashima@oksystem.co.jp
ラグビー部マーラー、イベント受付担当加島まで。
お名前、メールアドレス、電話番号、お申込人数をお知らせください。受付中です。
※お申込人数が複数の場合は同伴の方の氏名も全てご記入願います。先着順に受け付けさせて頂き、担当者からメールで連絡させて頂きます。

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TLプレーオフ、ワイルドカード日時

トップリーグ・プレーオフトーナメント、ワイルドカードトーナメントの日程が発表になった。優勝争いのプレーオフには、すでにパナソニックワイルドナイツとサントリーサンゴリアスが進出を決め、残り2枠を、東芝ブレイブルーパス、神戸製鋼コベルコスティーラーズ、ヤマハ発動機ジュビロが争うことに。ヤマハはサントリーと、東芝と神戸製鋼は直接対決となる。

■プレーオフトーナメント 
セミファイナル(1)
2月1日(土) 14:00 秩父宮
グループA1位 vs グループA4位

セミファイナル(2)
2月2日(日) 14:00 秩父宮
グループA3位 vs グループA2位

▽ファイナル 2月9日(日)
14:00  秩父宮

日本選手権枠を争うワイルドカード進出については、グループAの5位~8位と、グループBの1位~4位となるが、グループBの順位争いは熾烈で、前節で進出を決めたのはクボタスピアーズのみ。2位豊田自動織機シャトルズ、3位近鉄ライナーズ、4位リコーブラックラムズ、5位NTTコミュニケーションズシャイニングアークスが4以内を争う。5位~7位は入替戦。8位は自動降格。

■ワイルドカードトーナメント
1回戦
2月1日(土)12:00/14:05 近鉄花園ラグビー場
2月2日(日)12:00/14:20 瑞穂公園ラグビー場

2回戦
2月8日(土)12:00/14:05 近鉄花園ラグビー場

※2回戦を勝ち抜いた2チームが第51回日本ラグビーフットボール選手権大会出場権を獲得する。

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大学選手権決勝結果

第50回全国大学ラグビー選手権大会の決勝は、1月12日、午後1時7分より、国立競技場で行われ、帝京大学が早稲田大学を破って5大会連続5度目の優勝を飾った。

力強い優勝だった。トスに勝ってボールを獲った帝京が蹴り込んだボールは、互いにうまくキャッチできなかったが、早稲田がボールを確保。すかさず、SO小倉からのパスを受けたFL布巻がディフェンスラインを突破し、左にサポートしたWTB荻野にパス。荻野はそのまま約40mを走りきって先制トライをあげる。挑戦者の早稲田が先取点をあげたことで、試合は俄然盛り上がった。

しかし、帝京は慌てない。7分時点でハンドリングエラーが4つとボールを失うことが多かったが、12分、ゴール前のラインアウトモールからの一連の攻撃でLO小瀧がトライを返した。自陣で反則、ミスを重ねる早稲田に対し、帝京は、スクラムで対等以上に組み、接点で激しく前に出てタックル後のボール争奪局面(ブレイクダウン)を優位に戦う。23分には、ゴール前の密集サイドで早稲田が低く構える上を超えてPR深村がトライをあげ、12-7と逆転。以降は一進一退の攻防となり、早稲田SO小倉がPGを決め、12-10で前半が終了した。

後半立ち上がりは帝京の時間帯。今季の帝京FWを引っ張るFL杉永が勝ち取ったターンオーバーからFLイラウアがボールを持ち出し、そこに走り込んだLO小瀧がゴールラインに迫る。最後はBKが深いラインで左オープンに展開してWTB磯田がインゴールに駆け込んだ。CTB中村のPGのあとのSO松田の連続トライは見事。自らのパスをサポートし、FB竹田から再びパスを受けて右コーナーに走り込み、15分には杉永のゲインから、松田がSOの位置から縦に抜けだし、早稲田FB藤田をかわして右コーナーに走り込んだ。「中村さんがマークされていたので、僕が勝負しようと思っていました。(藤田を前に)抜くしかないと思って勝負しました」(松田)。この時点でスコアは34-10。「あれで勝てると思ってしまった」(岩出監督)と、帝京のリズムが微妙に崩れる。

一方、早稲田は思いきりよく反撃を開始。18分にWTB荻野がトライをあげ、19分にはキックオフのリターンで攻め込み、FB藤田が左タッチライン際でかろうじて体を残して内側にパス、CTB坪郷が左コーナーぎりぎりに押さえた。これで34-22。流れは止まらず、27分には、荻野のこの日3本目のトライで34-29。早稲田勝利の可能性が膨らんだが、直後に自陣からの攻撃で早稲田がボールをこぼし、帝京FWの波状攻撃を受けてHO坂手にトライを奪われ、突き放された。

帝京は、接点で「一人目、二人目がしっかり立ってプレーしていく」(岩出監督)を意識。ボールキャリアーへの二人目、三人目の寄りの早さ、力強さは今季最高だった気がする。ブレイクダウンで優位に立ったことで、SH流は圧力を受けずにプレーできたし、「接点でプレッシャーをかけることで、ディフェンスも揃って出ることができた」(中村キャプテン)と、ディフェンス網も崩れることは少なかった。早稲田に追い上げられたときも、中村キャプテンは冷静だった。「みんな熱くなってブレイクダウンでファイトし過ぎていたので、冷静に判断して、こういう状況を楽しもうと言いました」。帝京のこの日のテーマは「最強の笑顔」だったという。どんな苦境に陥っても冷静にプレーを楽しみ、力を出し切るということだろう。岩出監督の「出来は80%、もっと反則を減らせるはず」との言葉にあるように課題も多かったが、終始、圧力をかけ続けた腰の据わった優勝だった。

早稲田にも勝機はあった。荻野、深津の両WTBの健闘は特筆したい。しかし、後藤監督が「20点に抑えないと勝てないと思っていた」という通り失点が多すぎた。自陣で長く戦ってしまったこと。チャンスにキックでボールを手放してしまったことなど反省点も多い。ただ、両チームとも力を出し切ったという意味では、いい試合だった気がする。

■決勝戦結果
帝京大学○41-34●早稲田大学(前半12-10)

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