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2014年1月26日 - 2014年2月1日

TLセミファイナル土曜の結果

2月1日は、秩父宮ラグビー場だった。JSPORTSでトップリーグ・プレーオフセミファイナルのパナソニック対東芝の解説である。東芝の元監督の薫田さんと一緒だったので、その反応が興味深かった。結果から先に書けば、パナソニックの快勝だった。激しいコンタクトプレーで相手に圧力をかけていく東芝の強さは、この日は見られず、一対一のコンタクトでもパナソニックが勝っているシーンが多々あった。

開始3分、右に左に大きくボールを動かしたパナソニックが、SOベーリック・バーンズの素早いロングパスからNO8ホラニ龍コリニアシのトライで先制。14分には、SH田中史朗がラックサイドをついてトライを奪った。キックの応酬ではバーンズが的確にキックを使い、相手陣でセットプレーを得ては仕掛ける。約15間の攻防で、パナソニックの優位は明らかになった。これは薫田さんが何度も指摘していたが、パナソニックの選手はブレイクダウン(ボール争奪戦)での見極めが的確で規律があり、無駄な動きをしなかった。

前半を終えて、22-8。後半の立ち上がりに東芝に反撃のチャンスがあったのだが、ゴール前のラインアウトからのモールを押し込めず。逆に10分、パナソニックは交代出場のWTB三宅敬のインターセプトからCTB霜村誠一がトライし、30-8と突き放した。最終的には、パナソニックが8トライを奪う大勝だった。

東芝のゲームキャプテン望月雄太は「ブレイクダウンでのパナソニックの判断はよく、危機管理能力も高かった」と相手を称えた。勝ったパナソニックの中嶋則文監督は「23人がやるべきことをしてくれた結果です。泥臭く、ボールに対して貪欲に80分間プレーしてくれました」とコメント。堀江翔太キャプテンも、各選手の成長を褒めた上で、「決勝戦はベストのコンディションの選手を出したい。サントリーだろうが、神戸製鋼だろうが勝ちたい」とファイナルを見据えた。

ラグビーでは、10番の選手を「キング」と呼ぶことがあるが、きょうはまさに「キング・バーンズ」。的確なキック、パス、堅実なタックルでグラウンドを支配し、右に左に移動しながら防御を翻弄していた。18歳で13人制のラグビーリーグでプロになり、21歳でユニオン(15人制)のオーストラリア代表デビュー。競泳、クリケットでも実績を残すなど、抜群の運動能力がこの日もいかんなく発揮されていた。決勝戦でも間違いなくキーマンである。

■プレーオフセミファイナル結果(2月1日
パナソニック ワイルドナイツ○55-15●東芝ブレイブルーパス(前半22-8)

■ワイルドカード1回戦結果(2月1日)
NECグリーンロケッツ○47-10●クボタスピアーズ(前半20-3)
ヤマハ発動機ジュビロ○46-0●豊田自動織機シャトルズ(前半18-0)

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TLセミファイナル&シックスネーションズ開幕

トップリーグのプレーオフが2月1日、2日、秩父宮ラグビー場で行われる。すでに4チームのメンバーが発表になっているが、セカンドステージで他3チームにすべて勝っているパナソニックのメンバーは充実している。レギュラーシーズンの最終節から2週間空いたこともあって、負傷者もほぼ戻った。ハードタックラーのNO8ホラニ龍コリニアシ、チームメイトの信頼の厚いCTB霜村誠一が戻ったのは心強い。

東芝では、12月のトヨタ自動車戦の負傷からようやく復帰した廣瀬俊朗がSOに入るのが興味深いところ。東芝はボールのスペースへの動かし方に課題があった。トライのとれるスペースにボールを動かすために廣瀬の戦術眼が生きるかどうか。廣瀬のトヨタ自動車戦の怪我は、相手のキックを無理してでもノーバウンドでキャッチしようとして足を痛めたものだった。「インターナショナルレベルではあそこはノーバウンドで獲らないと」と、その意識の高さが印象に残っている。明日の試合でもキーマンだろう。パナソニックのSOベーリック・バーンズも戦術眼では世界超一流である。ここだけ見ても面白い試合になる。

神戸製鋼とサントリーもほぼベストの布陣になった。神戸製鋼の看板トリオ正面健司、クレイグ・ウイング、ジャック・フーリーと、サントリーの小野晃征、ニコラス・ライアン、平浩二のフロントスリー対決は楽しみのひとつ。サントリーの大久保監督がプレーオフの記者会見で「対策を練らないと」と話していた、神戸製鋼の長身LOアンドリース・ベッカーにどう対処するか。神戸製鋼のFLジョシュ・ブラッキー、WTBフレイザー・アンダーソン、サントリーの、NO8ヘンドリック・ツイ、SOトゥシ・ピシといったインパクトプレーヤーをどのタイミングで投入するかも興味深い。

2月1日の夜は、シックスネーションズも開幕する。大会史上初の三連覇を狙うウェールズは、ホームでイタリアと対戦。シックスネーションズとライオンズツアーの最優秀選手となったFBリー・ハーフペニー、決定力抜群の両WTBノースとカスバートなど今が旬の選手が並んでいる。同日、パリではフランスがイングランドを迎え撃つ。フランスはSOに、テストマッチデビューとなるジュール・プリソンを起用。イングランドも、CTBルーサー・バレルとWTBジャック・ノウェルの初キャップコンビが出場する。JSPORTSは、これら全試合を生中継する。

■トップリーグ13/14 プレーオフ セミファイナル
2/ 1(土)午後 1:50~ パナソニック vs. 東芝 J SPORTS 1【生中継】
2/ 2(日)午後 1:50~ 神戸製鋼 vs. サントリー J SPORTS 1【生中継】
■シックスネーションズ2014
2/ 1(土)午後11:20~ ウェールズ vs. イタリア J SPORTS 1【生中継】
2/ 1(土)深夜 1:50~ フランス vs. イングランド J SPORTS 1【生中継】
2/ 2(日)午後11:50~ アイルランド vs. スコットランド J SPORTS 1【生中継】

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第2回全日本高校生タッチラグビー大会概要他

昨年の3月27日に初開催された「全日本高校生タッチラグビー選手権大会」の第2回大会が3月28日に行われる。昨年は、ラグビーの高校王者である常翔学園の1、2年生のチームがタッチラグビーにも適応して初代王者となった。主催は一般財団法人ジャパンタッチ協会。その趣旨には、「多くの高校生に楕円球に触れる機会を設けるとともに、2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップにおいて、主力となって活躍が期待される世代の育成・強化の一助に繋がる事を期待」とある。

タッチラグビーの経験は問われないので、高校時代の最後の思い出として、あるいは、友達を楕円球の世界に誘うなど、そんな機会に活用して見てはどうだろう。

以下、主催者からの実施要項と申し込み方法。詳細は、ジャパンタッチ協会のホームページにて。

◇大会日時:3月28日(金)10:00-16:00
※時間が変更する可能性がある。
◇場所:追手門学院大学グラウンド(大阪府茨木市西安威2丁目1番15号)
◇参加資格:高校生(タッチラグビーの経験は問いません)
※他の学校のとの合同チームでの参加も可能です。
※同一高校で複数チーム参加したい場合は事前にご連絡ください。
◇チーム構成人数:1チーム6名以上10名以下
※タッチラグビーは6名でプレーを行い、競技中の交代は自由に何度でも行うことができます。
◇大会形式:トーナメント形式
※参加チーム 最大40チームまで
◇参加費用と申し込み方法
参加費用
1チーム 5,000円
申込方法:簡易エントリー=ジャパンタッチ協会HPに記載されている「第1回 全国高等学校タッチラグビー大会」ページの申込フォームより簡易エントリーをしてください。「ジャパンタッチ協会」で検索してください。http://www.japantouch.jp/
正式エントリー:簡易エントリーフォーム入力後、自動返信される本エントリーフォームへの入力をお願いします。

お知らせ◎複数企業が支援する女子7人制ラグビーチーム「Rugirl-7」が今年度初のトライアウトを実施します。選手対象年齢は中学生~30歳までとなっています。

詳しくは、以下をご参考にしてください。関東は2月15日、関西は3月2日です。
東京:http://rugirl7.com/?p=3024
関西:http://rugirl7.com/?cat=29

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世界と戦う野武士日記他

今週末は、トップリーグのプレーオフ・セミファイナルがある。土曜日は、秩父宮ラグビー場で、パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパス、そして日曜日は、サントリーサンゴリアス対神戸製鋼コベルコスティーラーズである。

2月1日には、日本選手権の出場権をかけたワイルドカードトーナメントの2試合(NECグリーンロケッツ対クボタスピアーズ、ヤマハ発動機ジュビロ対豊田自動織機シャトルズ)が近鉄花園ラグビー場で、2日は、キヤノンイーグルス対近鉄ライナーズ、トヨタ自動車ヴェルブリッツ対リコーブラックラムズが、瑞穂公園ラグビー場で行われる。東京、大阪、名古屋で注目カードがあるので、それぞれの地域の皆さん、ぜひ会場へ。

ところで、2月1日からは、北半球最高峰の国代表選手権であるシックスネーションズが開幕する。ウェールズ対イタリア、フランス対イングランドは、JSPORTSで中継されるのでこちらもぜひご覧ください。

そのJSPORTSから、これから始まるシックスネーションズ、スーパーラグビーのみどころなどを網羅したページを公開した。僕も注目選手など書かせてもらった。こんなところから、世界のラグビーにも関心を持っていただけると嬉しいなぁ。
http://www.jsports.co.jp/rugby/world/

また、特別企画として、スーパーラグビーに出場する田中史朗、堀江翔太両選手が毎週連載日記を投稿することになった。毎週水曜日に更新予定。

「世界で戦う野武士日記」 入口
http://www.jsports.co.jp/rugby/index.html#rugbyColumn
田中史朗編 ~みんなで変えよう日本ラグビー!~
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2014012914451303.html
堀江翔太編 ~どんとこいメルボルン!~
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2014012914413103.html

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ラスベガスのセブンズ大会

1月23日25日にアメリカ・ラスベガスで開催された7人制ラグビーの招待大会に出場した女子セブンズの日本選抜Aは「女子Elite」で3位、日本選抜Bは「女子Open」で準優勝を果たした。

また、日本代表は出場していないが、男子7人制ラグビーの「HSBC セブンズ ワールドシリーズ 2013-2014」の第4ラウンドが1月24日から26日にかけてラスベガスで開催され、南アフリカが2大会連続でニュージーランドを破り優勝した。総合ランキングでトップに立った。第5ラウンドは、2月7日からNZウェリントンで開催される。その次の第6ラウンドが東京大会(東京セブンズ2014=3月22日、23日)である。

◎女子セブンズ 日本選抜A 浅見敬子ヘッドコーチ
「今回の遠征まで強化してきたブレイクダウンでは、ボール確保の面で一定の手応えを感じた。走力とスピードはまだ世界と差があるので、我々の持っている運動量でカバーできるところを修正していきたい。怪我もほとんどなく、『Elite』の部で昨年の4位から今回3位になったことは、選手スタッフ共にある程度満足している。しかし、我々が戦う相手は世界なので、この後のカナダ合宿で今大会のレビューをしっかり行い、カナダ代表との練習試合での勝利を目指して、これからも頑張りたい」

◎女子セブンズ 日本選抜A中村知春選手
「ラスベガス招待大会では国内にはないフィジカルの強さを体験でき、いい経験を得ることができた。フィジカルの強い相手に負けないよう、大会を通じて速い展開のラグビーをやってきた。ボールを動かして我慢強く攻め続けられるところもあったが、ラックからクリーンにボールが出ないなどフィジカルの差で勝ち切ることができない試合もあった。緊張感のある状況は、若い選手がたくさんいるこのチームにはいい経験になった。この遠征を通じ、大きい相手やフィジカルの強い相手との戦い方を磨いて日本に持ち帰れるようにしたい 」

◎女子セブンズ Openの部 日本選抜B小出深冬選手
「1試合目、2試合目では内、内のプレーが多くて、コンタクトの数が多くなり、ブレイクダウンで負けてしまい、外に全然ボールを振れていなかった。3試合目は負けてしまったが、試合前にアタックのラインを深くして、もっとディープで攻めようと言っていたので、それについては1試合目より3試合目のほうが良くなっていたので、試合を重ねるごとに修正できたと思う。個人としては、今回の遠征の目標である『しっかり大きな相手に肩を当てにいって、ブレイクダウンで負けないこと、タックルもしっかりと倒し切ること』が目標だったが、本日の試合では相手の力に負けて、何回もめくられてしまいタックルも外されてしまった。逆に、アタックの時にしっかり自分がしかけるところはしかけて、味方にしっかりパスを出せたところは良くできた。明日は自分の強みを出し切って、チームのためになるようなプレーがしたい 」

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トップチャレンジ結果

26日の日曜日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場に行っていた。東花園駅に着くと、すこし雨がパラついていたが、すぐにあがった。ただし、風は強く、試合も影響を受けそうだ。

第1試合は三菱重工相模原対横河武蔵野戦。前半は横河が激しく前に出るディフェンス、攻めてはディフェンスラインに思いきりよく走り込んでのフラットなパスで健闘した。しかし、前半を終えて、22-5と三菱がリード。圧巻だったのは後半開始からの三菱WTBシェーン・ウィリアムズの3連続トライ。巧みなコースチェンジでタックラーを次々にかわし、タックルされても倒れず体をスピンさせながら前に出て、いかにも簡単そうにトライラインを越えていた。スコアもあっという間に、42-5。後半26分、ウィリアムズがこの日5本目のトライをとったのだが、このときのタッチライン際での瞬時の加速は観客席を沸かせた。

最終スコアは、63-10。この結果、トップリーグとの入替戦では、横河がNTTコミュニケーションズと(2月15日、13:00、熊谷ラグビー場)、三菱重工相模原がコカ・コーラウエストと対戦する(2月8日、13:00、博多レベルファイブ)。きょうは出ていなかったが、三菱にはLOアンソニー・ボーリッチ、SOスティーブン・ドナルドと、オールブラックス経験者もおり、興味深い戦いになる。

第2試合はHondaと福岡サニックス。勝った方がトップリーグに昇格する注目カードである。前半は風下のサニックスが自陣から懸命にボールをつないで攻めるも、スコアはSO田代のPGと、HO永下のトライのみ。HondaもPGを返して、前半30分過まで10-3と拮抗した展開に。ここでサニックスのPRメイがブレイクダウンで危険なチャージをしてシンビン(10分間の一時退場)処分となる。34分、サニックスSO田代がPGを決めて、13-3。一進一退の攻防が続いたが、HondaもSO古屋がPGを決めて前半終了。スコアは、13-6。

後半、両チームが選手を入れ替える。Hondaは、FLブラウンに替えてトマシ・ソンゲタを、サニックスはベン・メイを下げてベテランの松薗、そして、CTB名富に替えてカーン・へスケスと、インパクトプレーヤーを投入する。そのヘスケスがいきなり魅せた。開始1分、タックラーを軽く外してラインブレイクすると、左タッチライン際のWTB屋宜にパス。屋宜はそのままインゴールまで駆け抜けて、20-6とリードを広げる。しかし、HondaもPGを返すと、12分には、ゴール前のスクラムを押し込み、WTB生方が密集サイドを持ち出してポスト左にトライ。ゴールも決まって、20-16に迫った。

このあたりは、両チームの関係者にとっては胃の痛くなるような時間だったろう。その後は再び風上のサニックスが相手陣で試合を進める。そして、33分、ラインアウトのモールで前進し、ゴール前のラックから交代出場のLOエリソンがトライ。田代のゴールも決まって、30-16。ほぼ勝敗を決した。後半はスクラムで圧力をかけたHondaだったが、トライをとる決定力ではサニックスが勝っていたように見えた。

「序盤から動きがかたく、もうひとつトライできれば、という時間が続きました。これまでは体が小さくて走る方に特化した強化をしていましたが、この一年はフィジカルもやり込んできました。FWでトライがとれたのは、それが生きたと思います。あと半年、しっかり準備してトップリーグに備えたい」。藤井監督はすでに来季のトップリーグを見据えていた。

試合後の記者会見では、永下キャプテンに報道陣から、勝った直後、思ったほどはしゃがなかったことについて質問があった。「僕らの中ではけっこう喜んでいたんですけど…。みんなあんまりはじけるタイプではないので…」。ちょっと面白いやり取りだった。

敗れたHondaの藤本ヘッドコーチは、「まだ終わったわけではない。3週間、しっかり準備して入替戦に臨みたい」と次戦を見据えた。相手は、NTTドコモレッドハリケーンズだ(2月15日、13:00、近鉄花園ラグビー場)。

◇トップチャレンジ1試合結果(1月26日開催)
三菱重工相模原○63-10●横河武蔵野(前半21-5)
HondaHEAT●16-30○福岡サニックスブルース(前半6-13)

お知らせ◎関西ローカルで放送されたNHKの「花園オールドボーイズ」の再放送(全国放送)が決まりました。2月11日、午後1時5分から1時48分(NHK総合)。

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