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2014年12月21日 - 2014年12月27日

全国高校大会開幕&大学準決勝カード決定

27日の早朝、京都から東花園駅へ。第94回全国高校ラグビー大会の開幕である。JSPORTSは、この土曜、日曜で高校、大学、トップリーグ合わせて35試合を放送する。おそらく、過去最多である。

快晴の花園ラグビー場にやってくると、英田南自治連合会がトン汁を無料でふるまっていた。近鉄ライナーズ応援くらぶの武広さんに呼び止められてご馳走になる。一日限定1000食。27日、28日のみ行われるという。ラグビー場南側の東大阪市民美術センターでは、恒例の写真パネル展「青春スクラム・トライ 栄光のノーサイド」が行われている。入場無料(10:00~16:30)。

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開会式は、10時30分から行われた。バックスタンドでは、「ようこそ」「東大阪市へ」「花園から」「世界へ」の人文字が。選手宣誓は、北海道の中標津高校の竹崎僚太キャプテンが務めた。締めくくりは、「最後まで、あきらめず、走り続けることを誓います」。よどみなく、自分の言葉で最後まで。立派だった。

きょうは、1回戦8試合が行われ、東京、明和県央、高鍋、深谷、日本航空石川、鹿児島実業などが2回戦に勝ち進んだ。光泉(滋賀)対関商工(岐阜)、中標津(北北海道)対津山工業(岡山)は接戦になったが、光泉がモールからのトライでリードを奪い、中標津も終盤突き放して2回戦に進んだ。僕は日本航空石川の試合を解説したのだが、CTB満夏月(みつる・かつき)の正確なプレースキックと、その綺麗な名が印象に残った。

明日28日は2回戦の残り11試合が行われる。

大学選手権は、セカンドステージの最終節を終え、ベスト4が出そろった。勝ち点による順位は、1位帝京大学、2位東海大学、3位筑波大学、4位慶應義塾大学となり、準決勝の組み合わせは次の通りとなった。

◎準決勝(1月2日、秩父宮ラグビー場)
12:15
東海大学 対 筑波大学
14:00
帝京大学 対 慶應義塾大学

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視野を広くもて。エディーさんの伝言

きょうは、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチにインタビューした。来年の1月下旬に発行されるJRFUメンバーズクラブ会報誌に掲載されるものだ。

詳しくはそちらに書きたいが、エディーさんの熱いトークの中で特に印象に残ったのは、「視野もスキルです。訓練できるのです」というものだ。試合中にグラウンドを広く見渡し、情報を集めるスキルのことである。日本選手は視野が狭い選手が多い、そこで、視野を広くするために子供の時にどんなことが必要かとうかがったとき、エディーさんが、こんなエピソードを話し始めた。

「妻の群馬の家に行ったとき、8歳くらいの親戚の男の子が3人来ていました。外は良く晴れた日だったのに、子供達はずっと手もとのゲームをしていました。オーストラリアなら外で遊びます。これは日本の交通事情など環境もあると思いますが、道行く人もスマホをしながら歩いている。目の前のものしか見ていなければ、視野は狭くなります」

エディーさんは、試合では「体をゴールライン方向に真っすぐ向け、左右両方が見渡せる姿勢でいなくてはいけない」と言った。そして、普段の生活での訓練としては、道を歩くときは、「顔を上げ、視野を広く保ち、たくさんの情報を集めること」だと話していた。将来、より良いラグビー選手になりたければ、顔を上げて歩こう。いろんな情報を集めよう。そうすれば、きっと、グラウンドを広く見渡して、たくさんの選択肢を持てる選手になれるから。

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トヨタで豊山コーチ、遠藤選手に会う

22日の朝は、京都駅から名古屋駅へ。トヨタ自動車ヴェルブリッツのクラブハウスで、豊山昌彦コーチと、遠藤幸佑選手にインタビューしてきた。これは、ワールドカップの思い出を聞くもので、WEBで公開されるものだが、詳細は公開が決まってから改めてお知らせしたい。

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豊山選手と言えば、2003年ラグビーワールドカップ(RWC)に出場したプロップである。同世代の選手はよく言っていた。「豊山選手は身体が強い」と。本人も日本代表に参加するまでは、「ヒットで勝てばいいのだと思っていました」という。日本代表で長谷川慎さんや坂田正彰さんと組むうちスクラムワークを勉強していったそうだ。2003年大会は、スコットランド戦、フィジー戦、アメリカ戦に先発したが、スクラムについては、相手を強いとは思わず、問題なく組めていた。ただし、2000年にフランスに遠征したときの相手プロップには、とてつもない強さを感じたという。いま、日本代表がキメ細やかなスクラムのコーチを受けているのが、羨ましいとも話していた。豊山選手と言えば、実家は鶴橋の有名な焼肉屋さんである。お母さんもお元気で店を切り盛りされているとのこと。

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2007年、2011年RWCに出場した遠藤幸佑選手にも話を聞いた。昨季の神戸製鋼戦で右ひざに大けがを負ってリハビリ中である。怪我の詳しい内容はこれまで聞いていなかったのだが、「内側靭帯と血管だけが繋がっている状態でした。もし血管も切れていたら切断だったそうです」と、スポーツ選手にしては稀な重傷だったそうだ。運よく血管がつながっていたので、さまざまな手術をしたのち、現在はウォーターボーイを務めるまでに回復。しかし、神経も切れていたため、膝から下は感覚がない。足首の自由もきかないという。そんな状態でも遠藤選手は「今シーズン中の復帰を目指しています。選手である以上、2015年のRWCもあきらめていません」と前向きだ。たぶん、苦しい思いもたくさんしているはずだし、ラグビー選手がラグビーできないというのは、とても辛いことだと思う。その気持ちの強さに感銘を受けた。スタッフの方の話しでは、リハビリのリーダーとして、負傷者を激励しながらともにトレーニングに励んでいるという。一日も早い復帰を祈りたい。

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TLセカンドステージ第4節結果

12月21日は、ノエビアスタジアム神戸に行っていた。JSPORTSで神戸製鋼コベルコスティーラーズ対ヤマハ発動機ジュビロの解説をするためだった。この日は、ウルトラファミリーとのコラボで、ウルトラマン、怪獣ゴモラらもやってきた。選手紹介も科学特捜隊の写真の顔だけ選手に差し替えるもので、「隊長・キヨミヤカツユキ」は、あまりにハマっていて笑った。実況の大前さんが、やたらとウルトラマンに詳しかったのも可笑しかった。僕は「地球防衛軍」と思っていたのに、「いや、ウルトラマンは科学特捜隊なんです。ゴモラは万博公園で誰かが目覚めさせてしまった。番組にも2回にわたって登場する、なかなか強い怪獣です」などなど、感心させられた。

さて、試合の方は、そんなほのぼのした雰囲気と違って緊張感あるものになった。互いに意識するスクラムは、駆け引きで何度も組み直しになっていたが、それは勝敗を決定づけるようなものではなかった気がする。内容的には終始、神戸製鋼のディフェンスが素早く前に出てプレッシャーをかけ、エリアマネージメントでも常に相手陣で戦うことに成功していた。

ヤマハ発動機は常に圧力を受けながらの攻撃になって、持ち味のラインブレイク能力を生かせず、相手陣のいい位置でのラインアウトも獲得できなかった。前半は18-3で神戸製鋼リード。後半開始早々には、SO山中亮平がラックのこぼれ球を素早く拾って約70mを独走して23-3と突き放した。この加点は試合の流れの中で大きかった気がする。神戸製鋼はインサイドCTBに山本大介が入り、FB正面健司も含めてSO経験者が入れ替わりながらファーストレシーバーになり、山中が突破役になることも多かった。ボールの保持時間、エリアともに圧倒する快勝だった。

記者会見では、ヤマハ発動機の清宮監督が「久しぶりに、スッキリ負けました」と話し始めた。「一週間前の神戸とはまったく違うチーム。神戸が素晴らしすぎました。これほど、ディフェンスでゲインをとられたのは初めてです。ヤマハは力を出しきれなかったのですが、神戸が一週間で変われるのだから、ヤマハも変われると選手に話しました」

ディフェンスのゲインとは、神戸製鋼のディフェンスラインの上りが素早く、ヤマハは押し込まれた接点になっていたということだ。しかも、それを神戸製鋼は80分間続けた。「先週の悔しさがその要因」と神戸製鋼の橋本キャプテンは言っていたが、練習で地道にハードワークしてきたからこそのパフォーマンスだろう。ギャリー・ゴールドヘッドコーチは「強いヤマハに勝てたことは嬉しい。きょうはフィジカル面でチャレンジしなければいけなかった。ヤマハの強さを出させないインテリジェンスある勝利です」と試合を評価していた。

他会場の結果は以下の通り。来週からも、トップリーグは何が起こるか分からない。

■TLセカンドステージ第4節結果
◎12月20日
東京・秩父宮ラグビー場
リコーブラックラムズ●26-27○NTTドコモレッドハリケーンズ(前半14-10)
NTTコミュニケーションズシャイニングアークス●14-45○パナソニック ワイルドナイツ(前半7-28)
◎12月21日
愛知・名古屋市瑞穂公園ラグビー場
豊田自動織機シャトルズ○46-14●宗像サニックスブルース(前半24-0)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●29-44○東芝ブレイブルーパス(前半19-13)
宮崎・KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場
コカ・コーラレッドスパークス○31-24●近鉄ライナーズ(前半31-0)
山梨・山梨中銀スタジアム(旧:小瀬スポーツ公園陸上競技場)
サントリーサンゴリアス○47-28●キヤノンイーグルス(前半19-7)
千葉・フクダ電子アリーナ
クボタスピアーズ●20-22○NECグリーンロケッツ(前半8-10)
兵庫・ノエビアスタジアム神戸
神戸製鋼コベルコスティーラーズ○40-10●ヤマハ発動機ジュビロ(前半18-3)

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