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2014年2月23日 - 2014年3月1日

DVD花園の記録&SCIXセミナー

インフォーメーションを2つご紹介。

まずは、昨年も販売された「花園の記録」の2013年度版は発売中です。東海大仰星の優勝で幕を閉じた第93回全国高等学校ラグビーフットボール大会の全50試合は収録され。決勝戦はノーカット収録。JSPORTSで放送されなかったシーンも出てきます。決勝戦後の仰星の選手達の声もあり。3枚組で、本編は633分というボリューム。永久保存版ですね。

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JSPORTSのオンラインショップや、Amazonなどで購入可能です。

2つめは、:スポーツNPO SCIX(スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構)からのお知らせ。恒例になった、フットボール・コーチンセミナーが3月16日に開催されます。

【フットボール・コーチングセミナー22】
日時:2014年3月16日(日)12:30~16:30
場所:御崎公園芝生広場・ノエビアスタジアム神戸研修室(参加無料)
あらゆるスポーツを競技する小学生や指導者の皆様のため、セミナーを開催いたします。当日は第1部に小学生高学4~6年生向けに「走る!」という運動能力を測定しトレーニングをする「第2回キッズアスリート大会」、第2部に「トップコーチスポーツフォーラム」をご用意いたしました。どなたでも参加できますので、ぜひお申し込みください。
(※各イベントには事前申し込みが必要です)

主催:神戸ウイングスタジアム株式会社
主管:スポーツNPO SCIX(スポーツ・コミュニティ・アンド・インテリジェンス機構)
後援予定:神戸市教育委員会、神戸市スポーツ教育協会、兵庫県サッカー協会、兵庫県ラグビー協会、関西学生アメリカンフットボール連盟

■第1部(芝生広場/小雨決行)
「第2回SCIXキッズアスリート大会」12:30~14:30
~走る~もっと早く、もっと強く!
対象:指導者(特に資格は要りません)/小学生4~6年
小学生4~6年生に「走る」をいろいろな面から測定してもらい、プロのトレーナーが基礎から「走る」を改善します。走るのが苦手な子にも、スポーツを極めたい子にも、基本を身につけることによって今まで気付かなかった自分の可能性を発見してもらいます。学年ごとにメダルを授与。参加賞も用意しています。
●指導者:特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会
理事 油谷 浩之 氏
(株)プロフェッショナルトレーナーズチーム

■第2部:トップコーチスポーツフォーラム(研修室)15:00~16:30
テーマ:『新人監督からみたコーチング』
~「やらせる」から「考えさせる」へ。自主性のサッカーをどう育てたか~
対象:指導者(特に資格は要りません)
指導者にとって理想とする「選手自身が考えてプレーする」スタイルを、監督就任一年目でチームに浸透させ、昨夏の高校総体と1月の高校女子サッカー選手権の2冠を達成した日ノ本学園高校女子サッカー部監督・田邊友恵氏(33歳)。「前任の上嶋監督がいい人材を集めておいてくれた結果」と謙遜するが、時には叱り、時には突き放し、ベテラン指導者並みの距離感でチームを率いる手腕は見事だ。「強豪チームを引き継いだプレシャーは大きい」とも笑うが、日々の苦労話も交えながら、トップコーチ3人と共に話を展開します。

●パネリスト
田邊友恵氏(日ノ本学園高校女子サッカー部監督)
平尾誠二氏(神戸製鋼コベルコスティーラーズGM兼総監督)
菊地彰人氏(ヴィッセル神戸アカデミーダイレクター)
鳥内秀晃氏(関西学院大学アメリカンフットボール部監督)
美齊津二郎氏(司会 SCIX理事) 
※当日、やむを得ない事情によりスケジュールの変更がある場合があります。あらかじめご了承ください。

☆申し込み方法は、SCIXのホームページにあります。
http://www.scix.org/info_index.html

【問合せ先】
SCIX事務局(TEL:078-261-4046)
武藤規夫メールアドレス:muto.norio@kobelco.com

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ジュニア・ジャパン第1戦結果

従来の日本A代表にあたるシニア代表チーム(Next Senior National Representative Team)として、「ジュニア・ジャパン」が出場しているIRBパシフィックラグビーカップ2014(PRC)第1戦、フォースA戦の試合結果が入った。

■ジュニア・ジャパン PRC第1戦 フォースA戦結果
3月1日(土)16:40キックオフ
ジュニア・ジャパン●6-61○フォースA(前半6-21)

【ジュニア・ジャパンメンバー】
FW 1.須藤元樹、2.中村駿太、3.具智元、4.牧野内翔馬、5.金嶺志、6. 亀井亮依、7.李智栄、8.上田宥人
BK 9.大越元気、10.山沢拓也、11.成田秀平、12. 梶村祐介、13.岡田優輝、14.松井千士、15.野口竜司
リザーブ 16.塚原巧巳、17.堀越康介、18.渡邉隆之、19.桑野詠真、20.桶谷宗汰、21.米村龍二、22.浜岸峻輝、23.尾崎晟也
【ジュニア・ジャパン入替】
後半5 分(4.牧野内→19.桑野、3.具→18.渡邉)
後半15 分(2.中村→17.堀越、1.須藤→16.塚原、15.野口→23.尾崎)
後半21 分(7.李→20.桶谷、9.大越→21.米村)

◎ヘッドコーチ 沢木敬介
「選手にとっては今まで経験したことがないプレッシャーの中でのプレーだった。前半は我慢ができていたが、正確な判断とスキルの精度は、まだまだレベルが低い。負けたことで泣いている選手もいたように、この経験を通じて向上心を持てたと思う。スクラムはかなり良く、(マルク・)ダルマゾコーチの指導の成果が明確に出ている。ターンオーバーされることは一度もなく、こちらがコントロールできていた。バックスは相手の一人ひとりのスピードが(ジュニア・ジャパンとは)違っていた。バックスも要所要所では良いプレーがあった。チャンスの時に相手プレッシャーに負けてミスをしていたので、トレーニングからプレーの正確さにこだわって精度に上げていく」

◎ゲームキャプテン 中村駿太
「前半20 分まではセットプレーが安定し、ブレイクダウンから良い球出しができていたので、スピーディーでテンポの速い日本のラグビーをすることができ、自分たちのペースだった。しかし、その後は相手のフィジカルの強さにやられるようになった。ブレイクダウンで差し込まれたり1対1でずらされたりして、プレッシャーをかけられなくなり、ずるずるといってしまった。この試合では日本国内では感じられないプレッシャーを実感できて良い経験になった。PRC でこれからこのレベルのチームに勝つためには、ボールを持っている時間を長くし、自分たちのテンポで戦うことが必要。そのためには、ミスを少なくしなくてはならない。今日は、アタックでもディフェンスでもフェーズが重なった時にミスをしてしまっていた」

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愛好日記10年目&日本選手権準決勝結果

本日、ラグビー愛好日記は10年目に突入。ほぼ日記で3日以上は間隔をあけないようにしてきたが、よく続いたなぁ。きょうで、3、231回目の更新。今後もできるかぎり、ほぼ日記でラグビー情報を書いていきたい。ただ、これは個人の日記なので、原則として自分の目で見たことを書き、見ていない試合や大会は触れないか結果のみ、噂話は書かない、というスタンスは続けたいと思う。イベント告知は変わらず続けます。

さて、3月1日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場にいた。日本選手権準決勝のサントリーサンゴリアス対東芝ブレイブルーパスは激闘になった。前半から東芝がスクラムでは圧力をかけていたのだが、チャンスでトライを獲りきれず、サントリーはスクラムからのサインプレーなどで2トライ(FB有賀、FLツイ)を奪い、前半を終えて17-6とサントリーがリード。風下の東芝にとっては、ぎりぎり許容範囲の点差だった。

後半開始早々にも、サントリーは再三の好判断でチームを引っ張っていたSHデュプレアのトライで24-6とリードを広げた。しかし、ここから流れは東芝に。13分、サントリーはLO真壁キャプテンが負傷退場。もともと負傷欠場の篠塚に続いて、本来のLO2人がいなくなったのは東芝とのタフなFW戦に影響したと思う。

その直後、東芝はSH小川の好タッチキックで相手陣深く入ると、モールからFLベイツがトライ。21分には、ゴール前のスクラムを押し込み、サントリーがスクラムを崩したとして東芝にペナルティートライが与えられる。このあたりからは接点で東芝が前に出るシーンが目立ち、サントリーも後半投入されたジョージ・スミスが再三ボールに絡むなど対抗したが、「このレベルの試合では、一度失った流れを取り戻すのは難しい」(サントリー大久保監督)という言葉通り、25分にも東芝がモールを押し込んでトライを奪い、25-24と逆転。そのまま東芝が逃げ切った。

最後にサントリーがPGチャンスを得たが、タッチライン際の難しい位置だったこともあり、サントリーCTBニコラスのキックはゴールをそれた。トップリーグで1月に対戦した時は、最後に東芝SH小川の50mのロングPGがわずかに届かず、30-29でサントリーが勝利した。裏返しのような結末だった。

「非常に残念です。無冠に終わったことを真摯に受け止め、次につなげたい」と大久保監督。勝った和田監督は、「サントリーにずっと負けていたので素直に嬉しいです。前半はトライを獲り急いでいたが、FW戦は支配していると感じていました。試合の中で、こうやってトライを獲るんだという意識が統一されていったように思います」と選手達が自ら勝利への道筋を見つけたことを称えていた。

これで、3月9日の決勝戦は、パナソニックワイルドナイツ対東芝ブレイブルーパスということになった。

■日本選手権・準決勝結果
神戸製鋼コベルコスティーラーズ●5-46○パナソニック ワイルドナイツ(前半5-13)
サントリーサンゴリアス●24-25○東芝ブレイブルーパス(前半17-6)

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さあ、日本選手権・準決勝&NTTコム退団選手スタッフ

3月1日(土)、日本選手権の準決勝が行われる。すでにメンバーが発表になっている。近鉄花園ラグビー場でのサントリーサンゴリアス 対 東芝ブレイブルーパスは、メンバー編成を注目していたのだが、東芝は2回戦で途中出場だった大野均、ステーブン・ベイツ、デイビッド・ヒルをすべて先発させる。廣瀬俊朗はWTBで先発だ。

サントリーは、FLで突破力あるヘンドリック・ツイが先発。フランス2部リーグのリヨンとの契約が明らかになったジョージ・スミスはリザーブ席からのスタート。2回戦の東芝のように、途中出場でベテランの味を出すのか。東芝もインパクトプレーヤーとして、リチャード・カフイがリザーブスタート。果たして、どんな展開になるのだろう。

東京の駒沢陸上競技場では、神戸製鋼コベルコスティーラーズ 対パナソニックワイルドナイツ戦がある。パナソニックは、スーパーラグビーに参加するHO堀江翔太の代わりに設楽哲也が、SH田中史朗に代わってイーリニコラスが先発する。その他は、トップリーグの優勝に貢献したメンバーが並ぶ。神戸製鋼は、2回戦のヤマハ発動機戦から先発で2名の交替。FL橋本大輝に代えて安井龍太、WTB今村雄太に代えて中濱寛造が先発する。このあたり、どうでるか。

トップリーグのNTTコミュニケーションズから、2013 年度退団選手、退任スタッフが発表になった。

【2013 退団選手】
木曽一(35歳)、栗原徹(35歳)、山下大悟(33歳)、君島 良夫(30歳)、笠原歩(30歳)、濱田宇功(28歳)、森山健(28歳)、冨沢智也(25歳)、マーフィー・ダレン(32歳)、ジェイソン・イートン(32歳)、アレサナ・ツイランギ(33歳)
【2013 退任スタッフ】
林雅人監督、金沢篤BKコーチ

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ラグマガ2014・4月号

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2月25日は、ラグビーマガジン4月号の発売日。今号は、開幕したばかりのスーパーラグビー2014の観戦ガイド付き。本誌の表紙はトップリーグMVPのベリック・バーンズ(パナソニックワイルドナイツ)。巻頭のインタビューはパナソニックのキャプテン堀江翔太。決勝戦に勝利後、4時間後には成田空港からオーストラリアに向かったが、その寸暇をぬっての話しは面白い。「バンジー(バーンズ)が、デュプレアのキックチャージでムキになって…」、「相手が疲れていることがわかったので、僕らのやっていることは間違っていない…」、「ホンマは応援団にもありがとう、と伝えたかったし、みんなと飲みたかった…」。レベルズでの活躍を祈ろう。

人物往来は、吉田義人(サムライセブン代表)、吉上耕平(九州電力、引退)、板井良太(関東学院大学ラグビー部新監督)。おお、板井さん、久しぶり。ぱらぱらとページをめくって最後まで行ったら、巻末インタビューに高田馬場ノーサイドクラブの竹内マスターが。おお、内容、かっこいい。

連載では小林深緑郎さんの「トライライン」が興味深い。南アフリカ共和国の大学ラグビーの先進的な取り組み。新しいルールの実験の場になっている。日本もこうありたい。大学ラグビーは選手強化だけではなく、ラグビーをより深く学び、研究する場でもあるはずだ。新しいルールの提案、新しい理論の開発、大いに真似てもらいたい。

「解体心書」は、稲垣啓太。トップリーグ新人賞に輝いた期待のプロップだ。そうそう、トップリーグ年間表彰式のスピーチで、「一生に一度しかもらえない賞なので嬉しいです」と言いながら、緊張して最後に「来年ももらえるように頑張ります」と言ってしまったんだった。いい味出している。稲垣選手には僕も別の取材でインタビューしたのだが、レギュラーシーズンのサントリー戦で、60分の出場でなんと30回以上タックルした。2分に1回タックルしていたのだ。FW第三列以上だ。それなのに、ずっとプロップ一筋。愛着を持っている。面白い。

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サクラセブンズ、初の7位に

サクラセブンズ(女子7人制日本代表)が参加するIRB女子セブンズワールドシリーズブラジル大会第2日の試合結果が入った。日本代表は7位/8位決定戦でオランダに勝ち、7位で大会を終えた。これは男女日本代表を通じて、IRB主催のワールドカップ・セブンズやセブンズワールドシリーズでの最高成績となる。

◇試合結果(2月22日)
■カップ準々決勝
日本代表 0-27 オーストラリア(前半0-17)
■プレート準決勝
日本代表 5-10 ロシア(前半5-5)
■7位/8位決定戦 
日本代表 13-5 オランダ(前半5-0)


◎浅見敬子ヘッドコーチのコメント
「ブラジル大会は最後の最後までジャパンらしく走り切ることができたので嬉しく思います。ただ、世界の壁は厚く、特にオーストラリア戦では集中していてもミスが出てしまったり、オーストラリアに対して縮こまってしまうところがありました。その後のロシア戦は思い切り挽回し、勝てるゲームでしたが、勝てませんでした。そこに一枚壁があると痛感しました。
このチームは負けを知ったからこそ強くなれるチームなので、最後のオランダ戦は選手、スタッフ全員、勝とうという気持ちで1つになって戦えました。ただ、2人目のサポートの寄りの遅さや一人ひとりの強さにはまだまだ課題があります。ラグビーの上手さではなく、フィジカル面やスピード面が、今回も非常に世界との差を痛感させられた点です。しかし、私たちは運動量や反応の速さで勝ってきました。これを自信に思って、今年の9月又は10月に行われる『IRB女子セブンズワールドシリーズ2014-2015』のコアチーム昇格決定大会を勝ち抜き、来シーズンはシリーズ制覇を目指したいと思います」

◎中村知春キャプテンのコメント
「オーストラリア戦は圧倒的な差で負けてしまいましたが、ロシア戦はクロスゲームに持ち込むことができました。結果的に負けてしまいましたが内容としては悪くない試合だったと思います。敗因は、しんどいところでもう一歩の我慢ができなかったところです。オランダ戦は接戦を勝ちきることができました。シンビンも出ましたが、落ち着いてアタックできたところが勝因だと思います。
一段一段ですが大会7位まで上がることができて、チームとしての成長を感じます。これまで本当に多くの負けを知っている分、私たちは強くなれていると思います。9月又は10月に行われる『IRB女子セブンズワールドシリーズ2014-2015』のコアチーム昇格決定大会に向けて、まだまだ強くなる可能性があるチームです。アタックの幅を増やして、しっかり粘り強い日本のラグビーを体現していきたいと思います。皆様からの応援、ありがとうございました」

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日本選手権2回戦結果

スーパーラグビー、シックスネーションズと海外でも熱い試合が続いている。田中史朗選手のハイランダーズ、やったね。

2月23日は、日本選手権2回戦が秩父宮ラグビー場で行われた。第1試合は、東芝ブレイブルーパス対トヨタ自動車ヴェルブリッツの戦い。戦前の大方の予想通り、拮抗した試合になった。激しいコンタクト合戦とボール争奪戦での執拗なプレッシャーの連続。前半28分までは東芝SH小川、トヨタSO文字がPGを決め合って、6-6。36分に東芝がPGを追加したあと、トヨタのトライが生まれる。東芝陣中央のラックから右に動かすと見せて、文字が左へ切り返し、WTB水野が東芝のリーチ、カフイを引き付けるランでCTBタウモエピアウが抜け出し、FLホップグッドがインゴールまで走りきった。前半は13-9と、トヨタリードで折り返した。

後半は、メンバー変更が明暗を分けた。東芝は、突破役を増やすためにFLベイツを投入し、トヨタは、PR中村、HO上野キャプテンが負傷のため、HO彦坂、PR佐藤を入れ替えざるを得なくなった。スクラムに関してトヨタは苦しくなり、東芝が前に出始める。加えて、ベイツのアグレッシブな突進は東芝の勢いを引き出した。東芝はHO湯原のトライで16-13と逆転。トヨタも文字の内返しのパスでチャンスを作って、タウモエピアウがトライして再び逆転るすが流れは東芝に傾いていた。19分、トヨタのFLホップグッドがラックで手を使ったとしてシンビン(10分間の一時退場)。25分には、交代出場のFL吉田光治郎が一つ目のタックルで肩を痛めて退場する。文字のPGで21-16としたが、東芝はWTB大島のトライで同点(小川のゴールは外れる)。最後は交代出場のSOヒルが決勝ドロップゴールを決めた。ベイツ、大野、ヒルと34歳以上のベテランを投入して流れを引き寄せた東芝のメンバー交代の巧みさが光った。

「見ての通りの辛勝。トヨタの圧力を受けてまっていた」と東芝の和田監督。リーチキャプテンは、「トヨタは予想通りブレイクダウンにプレッシャーをかけてきた。勝てて嬉しい」と目を腫らした痛々しい顔でコメントした。負けてシーズン終了となったトヨタの上野キャプテンは、「チャレンジャーとしてみんなよく力を出した。トヨタのラグビーをやり切ることはできたが、悔しい」と自身が負傷退場してしまったこともあって言葉少なだった。

第2試合は、神戸製鋼コベルコスティーラーズ対ヤマハ発動機ジュビロ。セカンドステージでは、27-12でヤマハが勝っているが、その後、神戸製鋼は正面をSOにするなど、より攻撃的なチームに変身した。注目の戦いは前半から拮抗した。序盤は神戸製鋼が攻め込んだところでヤマハが反則を犯し、神戸製鋼SOウィングが2PGを決めてリード。その後PGを決め合って、9-3となった36分、ヤマハはハーフウェイライン付近から五郎丸が天高く舞い上がるハイパントを蹴り上げ、22mライン付近へ。これをヤマハのWTB徐、田中がしっかり追いかけて競り合い、こぼれたボールを田中がパスアウトし、サポートしたPR山本がゴールラインを駆け抜けた。前半は10-9とヤマハの1点リードで終わった。ヤマハ各選手の的確な動きが目立つ前半40分だった。

ハーフタイム。天皇皇后両陛下の御着時は、観客の皆さんが拍手で迎えた。

後半1分、先にチャンスを迎えたのはヤマハだった。FB五郎丸がハーフウェイライン付近右中間よりPGを狙う。これはショート。しかし、5分には五郎丸がPGを決め、13-9とリードを広げる。その後も、ヤマハが相手陣で攻めるが神戸がFL前川のタックルでボールを奪い返し、交代出場のFL安井の突進から相手陣へ。12分にはFB濱島がラインブレイクして、WTB今村につなぎ、14-13と神戸が逆転。しかし、流れはそのまま神戸に行かなかった。自陣22mライン付近のスクラムからタッチにうまく出すことができずに、ピンチを招くと、ヤマハはFLトゥイアリイがトライし、五郎丸のゴールも決まって、20-14とし、23分には五郎丸のPGで23-14とする。

ヤマハのディフェンスラインは後半20分をすぎてもよく前に出た。そして、試合を決めきる好機があった。26分である。交代出場のSO曽我部がゴールライン上にキックパス。これを追ったWTB徐が俊足を飛ばして追いつき手を伸ばしたが、わずかにタイミングが合わずにノックオン。もしキャッチしていればそのままインゴールに飛び込めるシーンだった。直後の29分、神戸製鋼は自陣ゴールラインを背負った位置から交代出場のフレイザーアンダーソンが前進し、ボールをつなぎながら、最後は、FB濱島がトライ。簡単にグラウンディングせず、左中間までボールを運んだことで、ゴールも決まり、21-23と2点差に迫った。

ヤマハも五郎丸が45mのPGを決めて、引き離したが、37分、神戸製鋼がゴール前のPKからモールを組み、LO伊藤がトライ。正面のゴールも決まって28-26と逆転。接戦をものにした。「ヤマハはいいスクラムと、いいラインアウトからモールを持っています。そこによく対応できました。48人が45週間努力してきた結果の勝利です」と神戸製鋼の苑田ヘッドコーチ。「きょうは勝利にひたります。明日は休んで火曜日からパナソニック戦に備えたい」と話していた。

敗れたヤマハは、試合後のグラウンド上の円陣で清宮監督が言葉を失っていた。簡単にかける言葉が見つからない。それくらい、いい準備をして、選手達が力を出し切った試合だったということだろう。170㎝、80㎏のCTB宮澤は、何度も低いタックルで刺さり、208㎝、121㎏のアンドリース・ベッカーを一発で倒すなど感動的に奮闘した。記者会見で清宮監督は「ヤマハのプレースタイル、プライドは出せた」と話した。

■日本選手権2回戦結果
東芝ブレイブルーパス○24-21●トヨタ自動車ヴェルブリッツ(前半9-13)
ヤマハ発動機ジュビロ●26-28○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半10-9)

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