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大学選手権・準決勝結果

1月2日は、秩父宮ラグビー場にいた。第1試合の前半は、東海大が固いディフェンスで筑波大の攻撃を封じ、FB野口竜司のドロップゴール、そしてドロップゴールを蹴るモーションからパスに切り替えてのWTB近藤英人のトライで13-0とリードした。後半も野口のドロップゴールで16-3とリードして、後半33分を迎えたのだが、残り7分に劇的な展開が待っていた。筑波大は、NO8山本浩輝のトライで、16-10に迫ると、36分、PR橋本大吾がポスト下にトライ。FB山下一のゴールも決まって、17-16と逆転に成功したのだ。秩父宮は沸きに沸いた。

僕はJSPORTSで2試合目の解説だったため、残り7分の時点で放送席裏に移動を始めた。すると大歓声。「おつ、筑波トライした」。そして、再びの大歓声。「えつ?逆転?マジで」というわけで、2本のトライとも見逃してしまった。あとでニュース見よう。

第2試合は、帝京大に慶應義塾大がチャレンジ。スクラムで圧力をかけ、FL廣川翔也を筆頭に低いタックルで健闘したが、FL木原健裕キャプテンで頭部を打って退場するなど不運もあって、次第に点差を広げられた。帝京大は、スクラムでは劣勢になったが、相手キックをキャッチしてのクイックスローイングなどからチャンスを作り、SO松田力也、WTB尾崎晟也らがボールをつなぎ、トライを重ねた。ハンドリングのミスが多く、満足できる内容ではないはずだが、懐の深さを見せつける勝利だった。

「まずは決勝に出られることを喜びたい。前半は、優しい、怖さのないプレーをしているように感じた」と岩出雅之監督。スクラムを押されたことについては、「PR陣には目を覚ましてもらう、いい経験になった」と余裕のコメントだった。流大(ながれ・ゆたか)キャプテンは、「きょうは慶應に学ばせてもらった。決勝は慶應の分もしっかり戦いたいです」と決勝戦を見据えた。

負傷退場となった木原キャプテンは、医務室から戻って後半を観戦していた。試合後の円陣では涙ながらにチームメイトに感謝の言葉を述べた。「俺は、本当にみんなに助けられてきた。最後まで体を張ってくれてありがとう」

■大学選手権・準決勝結果
筑波大学○17-16●東海大学 (前半0-13)
帝京大学○53-10●慶應義塾大学 (前半26-10)

■決勝カード
1月10日(土)、14:30キックオフ
味の素スタジアム
帝京大学 対 筑波大学

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    コメント

    岡山スポーツファンさんに全く同意です。
    慶応に関しては、早慶戦でも同様のシーンがありました。
    一方、マオリ・オールブラックス戦では、早々に(当たり前ですが)認定トライの判定。

    2015、2019に向け、レフェリングも世界基準に合わせる必要性を感じました。

    投稿: 石川県でラグビーを盛んにするぞ!! | 2015年1月 4日 19:13

    村上さん今年も執筆に解説に忙しい1年になるかと思いますが、とても頼りにしていますので頑張ってください。
    選手権準決勝はNHKとJSPORTS両方見たのですが、やはりJSPORTSの方がカメラワークがいいですね。マオリ戦の時も感じました。
    帝京vs慶應ではTMOがないのにリプレイが会場に映し出されるのはレフリーも大変だな、と思いました。慶應はいいタックル、いいスクラムをしていただけにトライが認められず残念。
    筑波vs東海では福岡選手のディフェンスのすごさに今更ながら感動しました。
    決勝も楽しみですね-。


    投稿: ねこぷ~ | 2015年1月 4日 18:01

    試合内容を見て(2年前の準決勝も同じ展開で筑波勝利)
    東海大に決勝進出して欲しかったです。
    筑波は本番までにスクラム修正出来るかな?
    あの状態だとFW戦は一方的な展開になりそうだし・・・
    FW戦を持ちこたえても、帝京大の10、12、14番の
    ヨコ展開止めるのは厳しいでしょうね!FWのサポートも
    素早いし、脚力あるから、帝京大の優位は揺るぎないでしょう。
    勝敗はともかく、最後の一番。良い試合であることを期待します。

    投稿: カズ | 2015年1月 4日 17:40

    「岡山スポーツファン」さんが書かれているシーンは認定トライとさらに、繰り返しのシンビンが同時適用されてもおかしくなかったのでは? 前半反則の繰り返しで慶応にシンビンが与えられたのと同程度だったのでは。前半はシンビンの間にモールなど2トライを慶応は取られていて、試合を決めたシンビンだったと思います。

    また上記のスクラムシーンの前に、リプレイでは廣川君がトライをしているのをすぐそばで見ていた副審が認めなかったシーンがあったことは、協会や村上さんの認めていただけないところでしょうか? なるべく審判部では厳格な審判の(監査的な)レフリング審査を試合ごとに行い、思い切ってそれをいつも公表するくらいのことがないと、ラグビーが高速化する中で、ファンが納得できかねる試合がますます増加するようにも思います。

    つまり誰も審判のやましい誤審などは疑っていないが、大きな誤審・大きなシンビン判断や認定トライ判断の(結果的な)試合内でのぶれ、各試合でのぶれなどは、起きているように感じられ、そうした種のものは必死に公平化・安定化をしていかなければならない義務が、審判部には急務的にあると思われてならない。のであります。

    投稿: ・・・ | 2015年1月 3日 07:21

    レフリングについて一言云わせて下さい。
    帝京対慶應戦の後半23分、
    スクラムトライをねらった慶應に帝京がコラプシング。
    ここは認定トライにするべきだったのではないでしょうか。
    以前ラグマガのレフリングのコーナーで読んだことがあります。
    認定トライはペナルティの回数に関係なく、
    それがなければトライになったと思われる場合に認める、と。
    その後すぐに帝京がプロップを入れ替え、慶應はトライを獲れず、
    接戦がワンサイドになったのは残念でした。

    投稿: 岡山スポーツファン | 2015年1月 2日 21:29

     NHKの「東海対筑波」、ゲスト解説(?)、中竹さんでした。
     北海道新聞、そこまで載っていなかった。
     本当は、早稲田に優勝して欲しかったのですが。

     あ、でも、早稲田が優勝していたら、中竹さんのゲスト解説なかったか。

     う~ん、複雑。

    投稿: 曽根崎あかね | 2015年1月 2日 20:12

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