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仙台にて、ラグビーW杯シンポジウム

2月21日(土)は、仙台に行っていた。仙台駅至近の「TKP仙台カンファレンスセンター」にて、宮城県ラグビー協会主催「ラグビーワールドカップ2019シンポジウム」でコーディネーターを務めた。

20150221

「仙台市でラグビーワールドカップを開催する意義」をテーマにしたシンポジウムのパネリストは、元日本代表監督の向井昭吾さん(コカ・コーラレッドスパークスGM)、元日本代表キャプテンのアンドリュー・マコーミックさん(関西学院大学ラグビー部ヘッドコーチ)、気仙沼出身のスポーツライター大友信彦さん、仙台ニュージーランド協会副会長のショーン・ダイアさん(東北大学卒)、仙台高専名取ラグビー部選手の母である菅原友紀さんという顔ぶれ。さまざまな立場から、たくさんの建設的意見が出た。

マコーミックさんは、釜石シーウェイブスでプレーしたこともあり、東日本大震災の被災地の映像を見た世界各地の友人から、「日本人は素晴らしい」とメッセージが届いたと明かした。被災しながら規律を守る姿への称賛だという。そして、多くのラグビー関係者が被災地を支援したと語り、「ラグビーは周囲を助けるスポーツです。ラグビーには、そういった力がある」とも語った。ダイアさんは1984年にニュージーランドから来日し、30年以上日本に住んでいる。2011年、母国で行われたワールドカップの決勝戦も「帰りてぇ」と思いながらテレビで見たそうだ。また、1980年代は日本のラグビーブームで「ラグビー関係のパブがたくさんあった」とも残念そうに話した。

ラグビーをいかに広めるか、という議論では、向井さんから「芝生のグラウンドを作ること」という話が出て、マコーミックさん、ダイアさんも、日本に来て土のグラウンドに驚いたという話題で盛り上がった。芝生だと思い切ってプレーできるし、タックルも楽しくなる。つまりは、汚い、危険、きついというラグビーのイメージを、綺麗でかっこいいものに変えなくてはいけないということだ。

菅原さんは震災のときに世界中から支援をうけたことに触れ、「みんな、被災した人が元気になってほしいと思って支援してくれたと思います。復興に向かう姿を世界の人に見てほしい。だから仙台で試合をしてほしい」と話した。菅原さんは、息子さんがラグビーによって成長し、母親としての勇気をもらったと言い、「ラグビーは、しっかり練習して準備しないとできないスポーツですね。誠心誠意のスポーツだと思います」とその魅力を語ってくれた。コーディネーターをしながら、この言葉には感銘を受けた。定員を超える満員の会場からも感嘆の拍手が送られた。

大友さんは、東北出身の日本代表選手達(大野均、畠山健介、真壁伸弥)のことや過去の名選手の名をあげて解説。高専大会で仙台高専名取が12度目の優勝を果たしたことや、船岡自衛隊が自衛隊大会で13連覇していることなども紹介し、改めて東北ラグビーの底力を感じさせる話で締めくくってくれた。僕は懇親会途中で帰らなくてはいけなかったのだが、仙台のラグビー関係者のみなさんとも交流できて、清々しい気持ちで会場を後にした。みなさん、お世話になりました。

さあ、明日は近鉄花園ラグビー場に行こう。日本選手権準決勝である。

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    コメント

     豪華な顔ぶれの熱いトークでしたね。

     芝生のグラウンドは確かに必須ですね。ランやタックルといった花形プレーが思いっきりできることは必要と思います。怪我や故障への配慮も必要です。昭和54年ころの瑞穂ラグビー場は土でした。当時は大学の東西対抗戦があり、選手の皆さん泥だらけで熱いプレーを見せてくれました。現帝京大学監督の岩出さんは東軍の代表選手でした。楽しかったです。つい先日、たまたま古いアルバムを見ていたのですが、メインスタンド上方の小さな掘立小屋(?)風のもの!!それが関係者の席でした。中継もなかったので放送席でもなかったと思います。バックスタンドは数段の石段でした。現在の瑞穂は当時を思うと隔世の感がしますが、老朽化もあり、観客席・選手使用エリアともに整備・改修が急務だと思います。
    ※名古屋市のホームページに投稿しておきました(笑)

     サッカー場は、Jリーグ発足とともにかなり整備・増設されたと思うのですが、ラグビーのほうはまだまだだです。2019を目指す今、大いに充実することを期待します。
     先頃、若い女性を対象に「冬場のデート場所で本当は嫌な場所」というアンケート調査があり「スポーツ観戦は最悪」との回答が上位にありました。それに対して男性からも「確かに彼女を連れて行こうとは思わない場所」との同調意見があったようです。まぁ、ラグビーは冬のスポーツですから致し方ありませんが、向井さんや村上さんがおっしゃるように「綺麗でかっこいい」イメージは必要かもしれません。私は寒かろうが雨だろうが、土だろうが一向に構いませんが。
     

    投稿: ちとせ | 2015年2月25日 10:38

    テルキーさん有難うございます。

    頑張ります・・・と力を込めて言いたいところですが
    現実問題として厳しい部分多いですね・・
    KIDクラスは現在生徒が15名程度ですが小学生になっても
    続けると返事を頂いているのは3名程度。昨日も述べたように
    芝生の上を思い存分走り回れるというのが子供達にとって
    一番の魅力のようです。それ以上に父兄達のラグビーは危険という
    既成概念を払拭することが非常に難しいのが現状です。
    何を隠そう私の息子もこのKIDクラスにいますが、
    来年以降の継続に家内が難色示していますから・・・
    (親馬鹿で恐縮ですが、小学生低学年相手にも当たり負けしないフィジカル
    の強さあるから・・・このまま継続すれば楽しみなんですが・・・)

    今年はWCイヤー、私も従来のように評論家みたいなこと言ってる
    場合やないです。今回JAPAN。結果の内容によっては私の死活問題になります。
    競技人口増加には予選突破が最低ラインですよ。
    改めてホンマにハードル高いですね。

    投稿: カズ | 2015年2月24日 08:15

    いずれにせよ、頑張ってください、カズさん!

    投稿: テルキー | 2015年2月23日 20:18

    前回コメント。京都F工高校で指導と言いましたが、
    高校生は指導しておりません。KID~小学校低学年が私の担当
    となります。彼らにラグビーを続けて貰えるかは全て私の責任
    となりますので、正直なところ重責です。
    メニューの基本はフィジカルトレーニングですが(柔軟体操、走り込み、
    サーキットトレーニング、短時間の練習試合も行います。)
    子供達が飽きないよう工夫しています。
    小学生までは芝生のグランドで練習しますし、その環境下での基礎トレーニング
    は父兄から好評判です。しかし、隣の高校生のグランドは土です。
    向井氏が言われるように、競技人口が増えるためには「芝生のグランド」は
    必須ですね。関西は小学生での競技人口も多いのにその後プレーする子達が
    少ないのはほとんどの中学校にラグビー部がないという別の事情もある訳です。
    私と村上さんは同世代なので、70年代~80年代のラグビーの盛り上がりは
    今と比較出来ないこと良く知っています。サッカーの人気がまるでなかった時代ですからね・・・
    市や国がもっとバックアップして欲しいです。2019年にはWCもあることですから。

    投稿: カズ | 2015年2月23日 10:52

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