カテゴリ:

試合レポート

男女日本代表戦9日の結果

5月9日は、福岡のレベルファイブスタジアムでJSPORTSの解説だった。放送されたのは午後2時からの日本代表対韓国代表戦だが、午前11時からの女子日本代表(サクラフィフティーン)対女子カザフスタン代表戦が、まずは観客席を盛り上げた。

この日のサクラフィフティーンは、ボールを確保しながら連続アタックを仕掛け、SO山本実のキックで地域を進め、ディフェンスでは激しく前に出てプレッシャーをかけた。前半22分、FB田坂藍キャプテンのPGで先制、26分に田坂がPGを追加すると、34分、SH井上愛美のパスを受けたWTB谷口令子がトライするなど前半を16-0とリードした。後半は一時追い上げられたが、WTB本間美月のトライで突き放し、最終的には27-12で競り勝った。

「ゲームプラン通り80分間やってくれた」と有水ヘッドコーチ。田坂キャプテンは、「先輩方が一度も勝てなかったカザフスタンに勝つことができて嬉しい気持ちでいっぱいです。選手一人一人の共通認識が浸透していたのでプラン通りにできたと思います。もっと上に行けるんじゃないかという自信につながりました」と手ごたえをつかんだ様子。女子日本代表が女子カザフスタン代表に勝ったのは史上初めて。2017年の15人制女子ラグビーワールドカップ出場に向けて弾みをつけた。FB田坂キャプテンが、抜け出したカザフスタンの選手を一発のタックルで仕留めたシーンは見事。全体に日本ラグビーが世界に勝つために必要な要素がちりばめられた戦いぶりだった。

午後2時からは、男子の日本代表対韓国代表戦が行われた。4月のアウェイの対戦では、30失点と韓国代表BKに走られた日本代表だが、きょうは立ち上がりからボールをキープして攻め続け、前半1分、CTB田村優のキックパスを受けたWTB福岡堅樹が先制トライ。地元出身選手の活躍で観客席は大いに盛り上がった。11分には、不用意なパスをインターセプトされて韓国にトライを許したが、WTB藤田の突破からSO立川がトライし、24分には、CTBカーン・ヘスケスが3人、4人とタックラーをかわしてトライし、前半を31-7でリード。後半、やや動きが鈍ったが優位に立つスクラムを起点に前進し、最後は福岡がこの日3トライ目をあげ、前後半合わせて10トライをあげて66-10で快勝した。

「前半は良いプレー、良い判断がありました。初キャップのLO宇佐美、FL村田ら若手の動きもよく、福岡の復帰も喜ばしい。ただし、福岡はまだディフェンスについて学ばなくてはいけません」とエディー・ジョーンズヘッドコーチ。「きょうは選手の態度を重視していました。コンディションとしては、これまででもっとも疲労のたまった状態でした。その中ではよく戦ってくれたと思います。リザーブのメンバーもよくペースを上げてくれました」。どの選手に聞いても疲労はピークで、「これまでで一番きつかった試合」とコメントした選手もいたほどだった。日本代表は、22日、アウェイで香港代表とアジアラグビーチャンピオンシップの最終戦を行う。

■アジアラグビーチャンピオンシップ2015

日本代表○66-10●韓国代表(前半31-7)
女子日本代表○27-12●女子カザフスタン代表(前半16-0)

| | コメント (9) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関東代表、NZUに勝利

5月2日は、快晴の秩父宮ラグビー場で、関東代表対ニュージーランド学生代表(NZU)、日本代表対香港代表の2試合が行われた。午前11時から行われた試合は、関東代表の選手達が「日本代表の前座ではなく、自分達の試合をしよう」(和田拓キャプテン)と、激しいプレーの中にも冷静に試合を運んだ。前半は、7人制NZ代表の経験もあるCTBマット・フェデスらにトライを奪われ、早々に14-0とリードされたが、SO森田洋介(NEC)のPGで差を詰め、もう1トライを追加されたものの、21-6と食らいついた。

後半は暑さのためかやや動きの鈍ったNZUに対して、関東代表がテンポアップ。後半3分にFL山下弘資(NTTコム)のトライで、21-11と迫る。NZUの俊足WTBギャビン・スタークにトライを奪われたが、途中出場のSH西橋勇人(NTTコム)を軸に速攻を仕掛け、優位に立つモール、スクラムで圧力をかけた。33分には、NO8大和田立(NEC)のトライと森田のゴールで、32-28と逆転。そのまま勝利した。関東代表がNZUを破ったのは、2009年4月29日(三ツ沢、31-30)以来のこと(※当初、2008年としていました。お詫びして訂正いたします)。

試合後、関東代表の永友洋司監督は「集まった3日間で選手がよくまとまって頑張ってくれた。この試合は、テストマッチの感覚が大事だと話しました。今後、彼らが日本代表に入っていくためにも、自信になったと思います」と、アグレッシブながら、冷静な判断で戦った選手達を称えた。

和田拓キャプテンは日本代表とのつながりについて、「きょう、香港代表戦に村田毅が出場します。彼は昨年、関東代表として一緒にNZ遠征した選手です。関東代表のみんなが、村田のようになってくれたら嬉しいです」と語った。

NZUのブレンダン・ティミンズヘッドコーチは、「関東代表の皆さん、おめでとうございます。今日の教訓は、規律とプレーの精度の大切さです」と反則、ミスが多かった試合を振り返った。そして、「関東の選手達はエネルギッシュで、プレーの精度も高かった。特に、近い距離でのパス、サポートがレベルアップしていると感じました」と、日本選手のレベルアップにも言及した。NZUは、キャプテンのオリバーほか、来日して以降負傷者が多く、この日もBKの要のCTBリアム・スティールが負傷退場するなど、不運が続いているが、ラグビー王国のプライドに賭けて、最終戦に勝ち越しを目指す。

NZU来日第3戦(最終戦)は、5月5日、秩父宮ラグビー場にて。
この日は、12:00から、関東大学春季大会A  流通経済大学 対 早稲田大学戦があり、NZUと関東学生代表の試合は、14:10から。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本代表対韓国代表戦結果

ワールドカップイヤーの日本代表の初陣は、56-30という大味なゲームになった。内容的には、韓国代表の力強いタックルが目立ち、その圧力の中で日本代表はハンドリングエラーを連発した。キックオフ直後は、素早いパスをつなぎつつ着実に前進できたが、自分たちのミス、反則から韓国に切り返されると反応も悪く、踏み込んだタックルもできていなかった。

PKからの速攻でトライを許し、前半14分には、インターセプトからの失トライで、3-17とリードされる。ドライビングモールを軸に、なんとか前半のうちに逆転(22-20)したが後半20分を過ぎても負の連鎖が続いて37-30と突き放せず、31分、FLホップグッドのトライでようやく42-30とするもどかしい展開だった。SO立川の飛ばしパスから初キャップのWTB松井がインゴールに走り込むなど、いいトライもあったが、全体的に残念な内容だった。

5月2日、秩父宮ラグビー場での香港代表戦、5月9日、博多での韓国代表戦と、国内での試合で日本のファンをスッキリさせてもらいたい。

◎エディー・ジョーンズ ヘッドコーチ
「チームも選手もシャープではなかった。最初の30分間の韓国代表の方が良いプレーをしていた。今日一番残念に思ったのは、選手の姿勢。攻められている時にどうするかを見たかったが、見るものはなかった。ハーフタイムで試合に向かう姿勢の部分で負けていると伝えて、自分たちで解決するように伝えた。ただ、これはチームの成長の過程。ラグビーワールドカップ(RWC)へ向けての準備としてはとてもいい試合だった」

◎畠山健介キャプテン
「課題の多く残る試合だった。最初の入りのプレーは悪くなかった。後半も失点はあったが、アタックは良くなった。チームの中でもよく言っているが、日本代表はスロースタートの悪い癖がある。もう一つの悪い癖は流れが良くない、悪くなった時にパニックになってしまう。ただ、要所要所ではコントロールできたと思う」

◎村田毅選手
「キャップ獲得を達成したというよりは、ようやく皆と同じスタートラインに立てたという感じ。キャップがないと、RWCも現実味が正直なかったが、少しほっとした。ホップグッドとの出血一時交替の出場ではキャップを獲得できないと思っていたので、(自分が入替で出場するためにも)試合に出ているメンバーに早くトライをとってリードを広げてほしいと思いながら待っていた」

◎宇佐美和彦選手
「出場時間は短かったが、試合に出してもらって感謝している。皆が入替出場のため呼ばれて行く中で、もう出場はないかとも思ったが、出たら自分ができることをやろうと思っていた。ハードワーク!と声をかけられてグラウンドに出て行ったので、それを心がけた。今度はもっと長い時間出場できるように努力していきたい」

◎松井千士選手
「チームとしてはあまり良くない試合だったかもしれないが、初キャップで初トライをとることができて良かった。ジョーンズヘッドコーチからは3トライと言われていたが、1トライしかできず、終わった後にボールタッチの回数のことを指摘されたので、もっと自分からボールを要求すれば良かった。トライを取ったところは、立川さんが良く見てくれていて1つ飛ばしてパスをくれたので取れた。普段はあまり緊張しないが、今回はとても緊張していて、トライを取れば落ち着くと思っていたので早くトライを取りたかった。トライを取った後、後半は少し余裕ができたと思う」


■アジアラグビーチャンピオンシップ2015
第1戦 韓国・南洞アジアード・ラグビー競技場
韓国代表●30-56○日本代表(前半20-22)

| | コメント (15) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国選抜大会・決勝戦結果

4月7日は、埼玉県の熊谷ラグビー場に行っていた。第16回全国高等学校選抜ラグビー大会決勝戦の取材だった。3月30日に開幕した同大会で決勝に勝ち残ったのは、大阪の東海大仰星と大阪桐蔭。あいにくの雨となったが、正午のキックオフから両チームが激しい気迫でぶつかりあった。

前半7分、仰星はモールで攻め込み、最後は密集サイドをSH西久保がついて先制トライ。SO岸岡が難しいゴールを決めて、7-0とする。20分、大阪桐蔭はようやく仰星陣22mライン内に攻め込んだが、左中間のスクラムからの右オープン攻撃で、パスをインターセプトされてしまう。パスをキャッチした仰星WTB滝本は約60mを駆け抜け、サポートの選手につないで、最後はWTB中がトライし、14-0と突き放す。勝敗の分岐点ともいえるシーンだった。

後半10分、大阪桐蔭はFWの波状攻撃で仰星ゴールに迫ったが、仰星は粘り強いディフェンスで約3分にわたる猛攻をしのぎ、トライを許さなかった。28分、仰星がトライを追加し、21-0で完封勝ち。第7回大会以来、選抜では2度目の優勝を飾った。

201504071

「よくディフェンスしました。しつこさ、意地、たんぱくにならずにプレーしてくれました。一年生の頃から、大阪桐蔭や常翔学園など戦力が充実しているチームに対して、自分達はほんとうにできるのかと、自信のない学年でした。それが今年の近畿大会あたりから、やろうとしていることがピタっとはまる感覚を覚えて自信をつけた。(大阪の上位校の中では)小さな選手が勝ってくれたのは嬉しいです」。湯浅大智監督は、心から嬉しそうな表情を浮かべていた。湯浅監督の言葉通り、仰星は強豪校の中ではサイズは小さい。「しつこさを磨いていきたい。それしかありませんから」と、冬を見据えた。

実は大阪桐蔭もそう大きくはない。今大会を最初から見ている取材者、関係者の話を総合しても、今年の高校ラグビーは本命不在の混戦模様だ。大阪桐蔭・綾部監督は「正直、疲れがありました。身体が動いていなかったです」と、ふともらした。仰星ももちろん疲れているのだが、大阪桐蔭は予選リーグでは石見智翠館、國學院久我山、長崎北陽台と戦い、決勝トーナメントでも東福岡、流経大柏という強豪との激闘を勝ち抜いてきた。準優勝に終わったが、立派な戦いだったといえるだろう。

どうやら、今年の高校ラグビーは昨季の東福岡のような存在はいない。各チームがこれからどこまで成長するか、その競争が始まったわけだ。

■決勝戦結果
東海大仰星○21-0●大阪桐蔭(前半14-0)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本選手権決勝結果

2月28日、秩父宮ラグビー場で行われた日本選手権決勝は、ヤマハ発動機ジュビロが15-3でサントリーサンゴリアスを破り、初の頂点に立った。いったんは強化を縮小したクラブを再建するため、清宮克幸監督を呼び寄せ、4年目のシーズンでの快挙である。

トップリーグのプレーオフ決勝では力を出しきれずに敗れたヤマハだが、きょうは違った。立ち上がりから力強いタックルでサントリーの攻撃を食い止め、7分にCTBマレ・サウのトライで先制。13分には、直線距離で50mはあるPGをFB五郎丸歩が決めて、10-0とした。その後もスクラムで圧力をかけ、ブレイクダウン(ボール争奪戦)でも優位に立ったヤマハは、26分、五郎丸のパスを受けたWTB中園真司が左コーナーに飛び込んで15-3とし、後半も反応のいいディフェンスでサントリーをノートライに抑えた。最後もスクラムを押し込み、ペナルティーを誘っての快勝だった。

「ありがとうございました! ヤマハラグビー32年、みんなの想いが体現できました。一仕事終えたと、ほっとしています」と清宮監督。「決勝戦というのに、(選手達は)なんともアグレッシブに行ってくれた。強気、強気で前半を終えたのが今日の勝因。後半は体を張り続けてくれた。今シーズンのベストゲームです」。バックスタンドのファンを見ながら、「あのスタンドのあの姿が見たくて、僕はこの仕事をやっているので、嬉しいです」と語り、表彰式の後は選手達をバックスタンドに急がせていた。

苦しい時代をくぐりぬけた選手、そして応援し続けたファンには、至福の時間だったろう。トップリーグでは唯一レスリングコーチを置き、フランスにスクラムだけの強化のために合宿に行くなど、独自の強化が実を結んだ。今季は、トップリーグでサントリーに負け、神戸製鋼に完敗、プレーオフ決勝ではパナソニックに敗れた。負けて学んだシーズンでもあった。

敗れた大久保直弥監督は、「残念です。ヤマハは80分、素晴らしいディフェンスをしていた。フィジカルでブレイクダウンのスピードを殺されました」と、相手を称えた。

■第52回日本選手権・決勝結果
東京・秩父宮ラグビー場
ヤマハ発動機ジュビロ○15-3●サントリーサンゴリアス(前半15-3)

| | コメント (12) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本選手権2回戦結果

2月15日の日曜日は、秩父宮ラグビー場で日本選手権2回戦の2試合が行われ、サントリーが神戸製鋼を、東芝が帝京大学を下し、準決勝進出を決めた。

第1試合は拮抗した展開になった。今季サントリーに2勝している神戸製鋼だが、サントリーは、その2試合とも世界屈指のプレーメーカーであるSHフーリー・デュプレアが怪我で欠場していた。今年に入ってデュプレアが復帰してからは負け知らずのサントリーは、この日も、デュプレアを軸にボールを右に左に動かし、3分、デュプレア自らが抜いて出て先制トライをあげる。神戸製鋼もラインアウトからのモールでトライを返し、25分にはSH佐藤の防御背後へのキックをCTB大橋がキャッチし、最後は、SO山中亮平がトライして、」10-7とする。前半を終えて、10-10。風下だったサントリーにすれば、ハーフタイムで同点は悪くない数字だった。

サントリーは後半4分、神戸製鋼SO山中のキックをSOピシがチャージし、そのボールをピシが拾って素早くサポートのツイにパス。15-10とするトライを奪った。その後は神戸製鋼の波状攻撃を粘り強く耐え、CTB松島の大幅ゲインでピンチを脱出。27分には、交代出場のPR垣永真之介がタックルをかわしながら、22-10となる決勝トライをあげた。チャンスに確実に得点したサントリーの快勝だった。

「サントリーはトップリーグの対戦時とは違うチームになっていました。デュプレア、ピシもマークしきれませんでした」と神戸製鋼の橋本大輝キャプテン。勝ったサントリーの真壁伸弥キャプテンは、「この一週間、みんなが勝ちたいという気持ちを出し続けてくれた。みんなに、ありがとうと言いたいです」とチームメイトに感謝した。これでシーズンを終えた神戸製鋼の橋本キャプテンは、「今年はいろんなハプニングがありましたが、チーム一丸となって乗り越えてきました。チームとして成長できました」と淡々と語った。

第2試合は、立ち上がりこそ東芝がスコアを重ねたが、21-0となった前半の終盤からは帝京大が反撃し、37分、CTB濱野がタックルを弾きながらトライを返す(前半を終えて21-5)。後半も何度か突き放されそうになったが、あきらめることなく、トップリーグ3位の東芝を追いかけた。15分、1年生WTB尾崎がタッチライン沿いを駆け抜けてトライ。27分からは、SO松田力也の突破などでチャンスを作り、トライゲッターの磯田が2トライをあげ、観客席を沸かせた。ブレイクダウン(ボール争奪戦)で堂々と戦い、個人技でトップリーガーをかわす大学生を、東芝の冨岡鉄平ヘッドコーチは「今すぐトップリーグのレギュラーになりそうな選手が12、3人いる」と高く評価した。

最終スコアは、38-24。冨岡ヘッドコーチは、「試合後の帝京の選手達の表情を見ていて、(勝つ)可能性を感じさせてしまったと思いました。トップリーグの力を見せつけることができなかったことに責任を感じます。帝京大は近年まれに見る強いチームです」と語った。帝京大の岩出雅之監督は、「自分達の力を信じ、余裕を持って戦えば必ず勝てると言っていたのですが、確信が持てずに、迷いがあった。学生は頑張りました。指導者の力不足です」と、ここで勝つ準備を仕切れなかったことを敗北の一因とした。流大(ながれ・ゆたか)キャプテンは、記者会見の冒頭、きっぱりとした口調でコメントした。「もう一度日本選手権を戦えたことを誇りに思います。最後までファイトしてくれた東芝の皆さんにも感謝申し上げます。今の気持ちとしては、悔しいです。しかし、この試合は帝京大学の財産になると思います。3年生以下が来年さらに進化したチームを作ってくれるでしょう。今後とも、帝京大学をよろしくお願い申し上げます」

■第52回日本選手権大会2回戦結果
東京・秩父宮ラグビー場
サントリーサンゴリアス○22-10●神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半10-10)
東京ブレイブルーパス○38-24●帝京大学(前半21-5)

| | コメント (15) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

日本選手権1回戦結果

2月8日は、第52回を迎えた日本選手権の1回戦4試合が開催された。僕はJSPORTSの解説があって、名古屋の瑞穂公園ラグビー場に行っていた。第1試合の神戸製鋼対慶應義塾大学の試合を担当したのだが、冷たい雨と風で体感気温はかなり低かった。観客の皆さんにとっても厳しい観戦だっただろう。第2試合には晴れ間ものぞき、いくぶん暖かくなった。

神戸製鋼は、慶應義塾から12トライを奪って快勝。LOアンドリース・ベッカー、伊藤鐘史らを温存し、安井龍太、谷口到というFW第三列の選手がLOを務め、後半には公式戦初出場の西林宏祐、2試合目になるトニシオ・バイフらを投入。「ハングリーな選手を投入した」(ニコラス・ホルテンヘッドコーチ代行)と、出場機会の少ない選手を起用することで、チーム全体のモチベーションを高めていた。慶應大学もゴール前のラインアウトからのサインプレーでトライを奪い、好タックルを連発するなど、見せ場は作った。「前半は横に攻めすぎていた、後半アグレッシブに前に出たのがスコアボードの数字に表れたのでしょう」(ホルテンHC代行)

第2試合は、立ち上がりから東芝が激しく前に出たが、東海大もタックル後のボールに激しく働きかけて、何度も東芝の反則を誘い、ピンチをしのいだ。攻めても、後半、FL橋本皓、交代出場の村松佑一朗がトライをあげた。

秩父宮ラグビー場の2試合も含めて結果は以下の通り。大学選手権6連覇の帝京大学がNECを破っている。大学チームが、トップリーグに勝ったのは、2006年の同選手権で大学王者の早稲田大学がトップリーグ4位のトヨタ自動車に勝って以来のこと。

■日本選手権1回戦結果
筑波大学●7-62○サントリーサンゴリアス(前半0-29)
帝京大学○31-25●NECグリーンロケッツ(前半17-17)
慶應義塾大学●7-76○神戸製鋼コベルコスティーラーズ(前半7-28)
東芝ブレイブルーパス○59-12●東海大学(前半28-0)

| | コメント (8) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

トップリーグプレーオフ決勝結果

2月1日は、秩父宮ラグビー場でトップリーグ・プレーオフ・ファイナルが行われた。快晴だったが、午後2時のキックオフ前、ピッチ上の気温は7.5度。試合の立ち上がりは、パナソニックのハイパントをヤマハがノックオン、そのスクラムで、ヤマハがコラプシングの反則。そして、パナソニックSOバーンズがPGを決めるという、挑戦者のヤマハにとってはけっしていい入りではなかった。

それでも、ヤマハは相手陣で得たPKを二度ともPGを狙わず、ラインアウトから攻め、モールから逆転のトライを奪う。11分、今度はパナソニックがバーンズのキックパスをCTB霜村がキャッチし、WTB北川につないでトライ。8-7とする。ここからはパナソニックが決定力を見せつけ、バーンズ、山田章仁が連続トライで、20-7と突き放す。山田のラインブレイクからのトライは見事だった。ヤマハもWTB中園がトライを返して、前半を23-12で折り返す。

「14点差までと思っていたので、11点差は上出来」(清宮監督)。その言葉通り、ヤマハは風上に立った後半に攻勢に出たが、ハンドリングエラーも多く攻めきれなかった。「用意したプランはほとんどできなかった」と、清宮監督。「それがファイナルなのでしょう」とも。

最後は、パナソニックが交代出場のJPピーターセンからパスを受けた北川がトライして勝負を決めた。これもヤマハが自陣から攻める中でボールがこぼれたものだった。「2つの強いチームがぶつかりあった価値のある決勝戦です。我々も23人をすべて使い切らないといけない厳しい戦いでした。選手を誇りに思います」(パナソニック、ロビー・ディーンズ監督)。粘り強い防御、個々の的確な判断とスキルが光る連覇だった。プレーオフMVPには、パナソニックの山田章仁が選ばれた。

■トップリーグ・プレーオフ・ファイナル結果
パナソニックワイルドナイツ○30-12●ヤマハ発動機ジュビロ(前半23-12)

2015020113190000

追記◎きょうの解説は、4K対応放送の特別版を、僕と小林深緑郎さん、実況の矢野武さんで収録した。3月から開局される「Ch.596 スカパー!4K総合」で、3月1日以降に見られるようです。


| | コメント (9) | トラックバック (1)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ワイルドカード2回戦結果

1月31日は、東大阪市の近鉄花園ラグビー場だった。

きょうは日本選手権出場権をかけたワイルドカードトーナメント2回戦の2試合が行われた。第1試合は、NECグリーンロケッツとNTTドコモレッドハリケーンズが対戦。NECがFLニリ・ラトゥーを筆頭にFWで圧力をかけ、試合を優位に進めた。前半を21-3とリードしたNECは、後半は風下でドコモの攻勢に苦しんだが、28分、SO田村がディフェンスラインを突破して追加点。NTTドコモの反撃をFL川田の1トライに抑え、終了間際にさらに1トライを追加して逃げ切った。

第2試合は、サントリーサンゴリアスとリコーブラックラムズの対戦。セカンドステージのグループB・1位の勢いが、サントリーにどこまで通じるのか注目されたが、逆にサントリーが「今シーズン一番というくらい、サントリーらしいプレーができた」と、大久保直弥監督がいうほどのパフォーマンスで立ち上がりから攻勢に出た。

特にSHフーリー・デュプレア、SOトゥシ・ピシの動きは出色。デュプレアは前半の風上を利用して巧みなキックで陣地を稼いだほか、ディフェンスの薄いスペースに判断良くボールを動かし、ピシも高いランニングスキルで何度もディフェンスを突破するなど、この日、3トライをあげて勝利の立役者となった。真壁キャプテンは「FWがフーリーの動きに合わせるのではなく、FWの動きにフーリーが合わしてくれるので、僕らはシェイプに集中できました」と語り、FWの動きの良さの一因であったと説明した。

この日でシーズンを終えることになったリコーの神鳥監督は、「サントリーに勝てるようなチームを作って帰ってきたい」と捲土重来を誓った。

この日の結果、NECは日本選手権1回戦(2月8日)で帝京大学と、サントリーは筑波大学とそれぞれ対戦することになった。

■ワールドカード2回戦結果
NTTドコモレッドハリケーンズ●10-33○NECグリーンロケッツ(前半3-21)
サントリーサンゴリアス○41-14●リコーブラックラムズ(前半28-0)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

25日のワイルドカード結果ほか

1月25日は、近鉄花園ラグビー場にいた。JSPORTSでワイルドカードトーナメントの第2試合の解説だった。日本選手権出場枠を巡る同トーナメントは、2009年度シーズンから行われている。今年はトップリーグのトップ4の常連であるサントリーが入ったことで注目度も高まった。1回戦は、セカンドステージのグループA下位とグループB上位ということで、B上位で勢いのあるチームが、A下位を苦しめる試合が続いた。

昨日はサントリー(A5位)とリコー(B1位)が勝利。そして、花園の第1試合も白熱した。A7位のキヤノンに対し、B2位のNECが気迫あふれるプレーで襲い掛かった。キヤノンのSOカラム・ブルースの突進を、NECのCTB田村優が力強いタックルで弾き返したシーンがあったのだが、そのプレーに象徴されるようにNECは接点の激しさで圧力をかけた。終盤はキヤノンも攻勢に出たのだが、ハンドリングエラーが多く、逆転のトライを獲りきれなかった。NECがHO臼井のトライと、田村の3PGで競り勝った。

第2試合は、序盤からNTTドコモのワイド攻撃が効果的に決まって、トヨタの防御網を揺さぶる展開に。CTBパエアの先制トライでリードしたNTTドコモは、7分、トヨタに大きく攻め込まれそうになるところで、WTB茂野が値千金のインターセプトでトライを追加し、14-0とリードを広げる。振り返ると、このトライが大きかった。トヨタもFL安藤のトライで14-10まで迫ったのだが、スクラム、ラインアウトの安定を軸に、ミスなく攻めるドコモが次第に点差を広げた。

終わって見れば、36-27の快勝。初のワイルドカードトーナメント出場での勝利に、下沖監督は「しっかり相手陣に入り、攻める意識を持つことを重視しました。次もいい準備をして勝ちたい」と語り、ここ数日、非常にいい練習ができたと説明していた。選手たちの溌剌とした動きは印象に残った。

一方、これでシーズンを終えることになったトヨタ自動車の廣瀬佳司監督は、「ドコモは勢いのあるチームであり、危機感を持って臨んだが、前半の失点が大きすぎました。来季、立て直したい」と再起を誓った。トヨタはこの日も、SO文字隆也を怪我で欠いていたほか試合中も負傷者が出て、グループAの闘いで疲れもあったのか、動きも悪かった。

この結果、1月31日(近鉄花園ラグビー場)、日本選手権出場枠「2」をかけた2回戦は、「NECグリーンロケッツ 対 NTTドコモレッドハリケーンズ」、「サントリーサンゴリアス 対 リコーブラックラムズ」というカードになった。

■ワイルドカードトーナメント1回戦結果(25日)
大阪・近鉄花園ラグビー場
キヤノンイーグルス●10-14○NECグリーンロケッツ(前半0-11)
トヨタ自動車ヴェルブリッツ●27-36○NTTドコモレッドハリケーンズ(前半10-26)

◎トップリーグのプレーオフトーナメント・セミファイナルは、パナソニックが立ち上がりから判断良くボールを動かし、ブレイクダウンでも激しくファイトとして快勝した。これで、2月1日の決勝戦(秩父宮ラグビー場)は、パナソニックとヤマハ発動機の対戦となった。

■プレーオフトーナメント LIXIL CUP 2015 セミファイナル結果(25日)
東京・秩父宮ラグビー場
東芝ブレイブルーパス●15-50○パナソニック ワイルドナイツ(前半3-37)

◎25日に行われたトップチャレンジリーグの結果、Honda HEATの自動昇格が決まり、2月14日の入替戦は、以下の組み合わせとなった。

■トップリーグ入替戦
◇対戦カード&試合会場
2月14日(土)13:00
クボタスピアーズ 対 釜石シーウェイブスRFC 熊谷
コカ・コーラレッドスパークス 対 九州電力キューデンヴォルテクス レベスタ
豊田自動織機シャトルズ 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ 瑞穂

| | コメント (11) | トラックバック (0)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

お答えします。 | お薦めマッチ | ちょっと気になる | ポジションについて | ルール&防御 | 人物紹介 | 愛好速報 | 日記 | 試合レポート